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クエリ検索: "アブアブ赤札堂"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • 森川 洋
    経済地理学年報
    1993年 39 巻 2 号 116-135
    発行日: 1993/05/31
    公開日: 2017/05/19
    ジャーナル フリー
    高度経済成長期以来わが国大企業の支店・営業所の設置によって, 国家的都市システムの階層的結合関係は著しく強化された. しかし, 大型小売店の立地展開の場合には, こうした一般的な都市間の経済的結合関係とは別の非階層的連結構造が認められる. スーパー企業本社は, その企業の店舗網の中の最大都市には必ずしも設置されていないし, 店舗網は中心都市の経済圏や地域的都市システムとも一致しない. その立地展開が都市階層の順に行われることもなく,拡散理論における階層効果の原理にも従わない. スーパー企業にとっては, 大量に仕入れて直営店舗に配分したり, 各店舗をよく管理することが重要である. 百貨店はある一定規模以上の大きい都市に立地するが, 10以上の店舗をもつのは大都市圏にある若干の百貨店だけである. これらの百貨店の立地展開においても, 非大都市圏の百貨店やスーパーとの競合によって影響されるため, 階層効果の原理と完全には一致しない. わが国の都市システムにおける都市間の階層的・非階層的結合関係が, 将来経済活動の発展の中でどのように変化するかは, 都市システム研究にとって重要な課題である.
  • 「アメ横」商店街の事例研究
    畢 滔滔
    流通研究
    2002年 5 巻 1 号 1-26
    発行日: 2002年
    公開日: 2011/05/20
    ジャーナル フリー
    本論文では, 広域型商店街に立地する大型店舗は商店街全体の集客力にどのような影響を与えるか, また, 商店街内部の大型店舗と中小小売商の共存共栄の関係はいかにして形成されるか, という問題を, 東京都台東区の「アメ横」商店街の事例研究を通じて明らかにした.
    広域型商店街内には, 買回り品を中心的に取扱う大型店舗が立地するため, これらの大型店舗はより広い地域の消費者を引き付けることができる.しかし, 大型店舗に引き付けられる顧客は, 商店街の中小小売商の店舗までにも商品を探しに行く保証がなく, 広域型商店街において大型店舗と中小小売商が自然に共存共栄の関係にはなりえない.商店街内部の中小小売商は, 大型店舗と共存共栄の関係を形成するために, 大型店舗によって引き付けられた消費者の欲求を注意深く観察し, その欲求を満たすことができるように業種と品揃えを調整すべきである.これによって, 商店街内部の小売店舗の競争は激化するが, この競争活動の存在こそが, 商店街全体の集客力が向上し, 商店街の小売店舗間の共存共栄の関係が形成される最も重要な要素である.
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