詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "アロエ"
608件中 1-20の結果を表示しています
  • *平 修, 鹿野 仁美, 相良 凛, 奥園 純一
    日本食品科学工学会大会講演要旨集
    2024年 71 巻
    発行日: 2024年
    公開日: 2025/08/15
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】

    アロエ
    (Aloe)は多肉植物で、観賞用、食用、薬用と知られるキダチ
    アロエと主に食用として用いられるアロエ
    ・ベラがある。葉の中にあるゼリー状の組織から抽出される粘液には、切り傷、火傷などに効果があるとされている。また、外用だけでなく、食すことで健胃効果があるとされるアロイン(アンスロン配糖体)や
    アロエ
    エモジンなども含有しており、
    アロエ
    は古来より「医者いらず」と言われている。今回、キダチ
    アロエ
    に含まれる、
    アロエ
    エモジン、
    アロエ
    ニン、アロインを標的にイメージング質量分析(IMS)を用いて局在解析を行った。【方法】標準品(
    アロエ
    エモジン、
    アロエ
    ニン、アロイン)の検出を行なった。これらの物質は質量が500以下のため、既存MALDI法ではノイズが高く測定が困難であるため、低分子領域のイオン化に適したナノ微粒子支援型(Nano-PALDI法)を採用した。 キダチ
    アロエ
    (東京
    アロエ
    伊豆農園)を凍結し、クライオミクロトームで厚さ10um切片を作成した。イオン化支援剤としてナノ微粒子を切片上に噴霧した。MALDI-Q-TOF質量分析装置(timsTOF fleX) を用いて空間分解能100umでイメージングMS測定を行い、目的成分群の局在解析を行った。【結果】 
    アロエ
    エモジンはプロトン付加体とNa付加体で検出され、どちらも果皮と果実の境界に局在していた。アロインはNa付加体でのみ検出され、果皮と果実の境界に局在していた。
    アロエ
    ニンは果皮に局在していた。古来より経験的に果皮と果実の間に多く含まれていると言われていたが、今回IMSで視覚的に局在を明らかにしたことで、基礎科学的なデータの裏付け以外に、今後、加工現場などで効率的な
    アロエ
    成分の抽出法の一助になると考えている。

  • 東 禹彦, 久米 昭廣, 上田 清隆
    皮膚
    1996年 38 巻 6 号 576-580
    発行日: 1996年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    キダチ
    アロエ
    粒摂取により生じた汎発性湿疹の症例を報告した。患者は57歳, 女性で10年間にわたってキダチ
    アロエ
    粒を毎日3粒内服していた。6年前から全身に痒みを伴って紅斑を散在性に生じ, 各種医治を受けるも治癒しなかった。キダチ
    アロエ
    粒を中止し, 発疹は軽快した。キダチ
    アロエ
    粒を再摂取させたところ発疹が誘発され, キダチ
    アロエ
    による発疹と確定した。発疹の原因の検索が重要であることを示す例と考え報告した。
  • 「間宮」
    アロエ
    軟膏臨床評価研究班
    西日本皮膚科
    1987年 49 巻 5 号 919-926
    発行日: 1987/10/01
    公開日: 2012/03/10
    ジャーナル 認証あり
    5施設が協力して, 熱傷49例, 凍瘡67例, 小規模の創傷11例, 皸裂や乾皮症を中心とした湿疹·皮膚炎群110例, 白癬の足の皸裂など皮膚感染症11例, 合計248例の皮膚疾患に, 2.5%「間宮」
    アロエ
    軟膏(以下
    アロエ
    軟膏と略す)を1日1回貼付して, その効果, 有用率, 副作用を検討した。その結果, I∼III度, 面積10%以下の熱傷において有効率95.9%, 有用率98.0%, 凍瘡においては有効率86.8%, 有用率92.5%と満足すべき成果をえた。とくに熱傷では平均日数11.7日できれいな創のなおり方を示し, よい適応と考えられた。凍瘡の治療にはより長い日数を要したが, 白色ワセリンとの優劣比較で13対0ですぐれ(同等は31例), t検定で有意差があつた。創傷と皮膚感染症の群では, 有効率それぞれ72.8%と81.8%, 有用率は両者とも90.9%と同じ値を示し, 十分に有用であると考えられた。これら4疾患群の全症例138例において,
    アロエ
    軟膏外用の副作用は1例もみられなかつた。これに対して, 湿疹·皮膚炎群の皸裂や乾皮症に用いた場合は, 効果は比較的低かつたが, それでも有効率55.5%, 有用率77.3%で, 不適合による副作用(皮膚炎)は3例にみられた。
    アロエ
    軟膏はパラベン, 抗生物質, ステロイドを含まないが, 有効率, 有用率の高い点は大きなメリットと思われる。
  • ファルマシア
    2019年 55 巻 2 号 102-103
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/02/01
    ジャーナル フリー
    電子付録
    ミニ特集:AMR対策の現状と問題点を考える
    ミニ特集にあたって:抗菌薬は現代の医療において重要な役割を果たしており,感染症の治癒,患者の予後の改善に大きく寄与してきた.一方,抗菌薬には,その使用に伴う有害事象や副作用が存在することから,抗菌薬を適切な場面で適切に使用することが求められている.近年,不適正な抗菌薬使用に伴う有害事象として,薬剤耐性菌とそれに伴う感染症の増加が国際社会でも大きな課題の1つに挙げられている.そのようなことを回避するため,2017年に抗微生物薬適正使用の手引き(第一版)が厚生労働省にて作成された.本ミニ特集では,抗菌薬適正使用について各分野の専門の先生方に執筆していただくことにより薬剤耐性(AMR)対策の現状と,その問題点について考えてみたい.
    表紙の説明:四季を楽しむ薬用植物 
    アロエ
     伊豆半島の外海に面した崖を覗いてみると,真っ赤な花がいっぱい自生していた.「
    アロエ
    だ!」思い出した.子供の頃,火傷をすると,母が鉢植えの
    アロエ
    をちぎって皮をむき,火傷をした指をおおってくれた.どこの家庭にも
    アロエ
    の鉢植えがあった.昭和40年代頃まで,
    アロエ
    は「医者いらず」の民間薬として重宝されていた.医療と薬局の発展とともに
    アロエ
    の鉢植えはいつしか家庭からなくなっていった.すっかり忘れかけていた
    アロエ
    が,こんな所で逞しく生き抜いている姿に感動した.
  • 岸 國平, 古川 聡子, 青木 孝之
    日本植物病理学会報
    1999年 65 巻 6 号 576-587
    発行日: 1999/12/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    1993年10月愛知県渥美郡田原町(渥美半島)において,野外で栽培中のキダチ
    アロエ
    (Aloe arborescens Mill.)に,紫色の斑点を多数生ずる病害の発生を認めた.病斑部からはFusarium属菌が容易に分離され,これらはキダチ
    アロエ
    に対し,有傷および無傷接種でいずれも強い病原性を示した。培養的性質ならびに形態から本菌をFusarium phyllophilum Nirenberg et O'Donnellと同定した。1994年から1997年までの調査の結果,渥美半島のほか,房総,三浦,紀伊,大隅,薩摩等の各半島においても本病は野外で栽培中のキダチ
    アロエ
    に広く発生が認められた。1998年10月,三浦半島城ヶ島において多量に分生子を形成する病斑を見いだし,それらから菌を分離して新たに4菌株を得たが,これらもすべてF. phyllophilumと同定された。以上より本病を新病害と認め,
    アロエ
    紫斑病(purple spot of Aloe)と呼称することを提案する.
  • 長島 正治, 塩原 哲夫, 永島 敬士, 亀山 省司, 林 達男
    皮膚
    1987年 29 巻 6 号 989-994
    発行日: 1987年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    キダチ
    アロエ
    から抽出精製したエキス (以下ECWと称す) の肌荒れに対する有効性を評価するために, ECWクリーム (ECW1%, 酢酸dl-α-トコフェロール0.2%, γ-オリザノール0.1%を含む親水性クリーム) を用い2週間の臨床評価試験を実施した.
    この結果ECWクリーム群は皮膚所見において対照クリーム群に比べより高い肌荒れ改善効果を有することが認められた.副作用は全症例において認められなかった.有用性の判定では有用率がEWCクリーム群で71%と対照クリーム群の58%に比べ有意 (P<0.05) に優れていた.上記成績からECWクリームは肌荒れに対して非常に有用性が高いことが確認された.
  • アロエベラを食べるとお肌は?
    田中 美順
    化学と生物
    2020年 58 巻 6 号 343-347
    発行日: 2020/06/01
    公開日: 2021/06/01
    ジャーナル フリー

    アロエ
    は,サボテンのように見えるがユリ科の植物で,その種類は数百種類以上とも言われている.日本では,キダチ
    アロエ
    が観賞用として多く使用されており,その特徴である茎が木のように立ち上がる形状から,キダチは,木立を意味している.一方,
    アロエ
    ベラは,アラビア半島南部,北アフリカ地中海沿岸やアフリカ南部諸島を原産地とし,その特徴として親株を中心に巨大な肉厚の葉が放射状に育つ.その葉は,大きいものでは1枚2~3 kgになることもあり,葉肉は食品の原料として用いられる.今回,われわれが行った研究を中心に,
    アロエベラ葉肉に含まれるアロエ
    ステロールの機能性について報告させていただく.

  • 安田 和男, 堂ケ崎 知格, 西島 基弘
    日本食品保蔵科学会誌
    1999年 25 巻 5 号 201-207
    発行日: 1999/10/25
    公開日: 2011/05/20
    ジャーナル フリー
    キダチ
    アロエ
    ,
    アロエベラおよびアロエ
    アフリカーナの葉皮部および葉肉部の熱水およびアルカリ抽出画分について, 糖含量の測定およびマイトジェン活性試験を行いその活性物質の検索を行った。また, 抗腫瘍活性についても調査した。
    (1) 熱水0.1M NaOHおよび0.5M NaOH溶液により抽出した画分のうち, 6画分がマイトジェン活性を示した。
    (2) これら活性を示した6画分を除タンパクしたもののうち, キダチ
    アロエ
    葉皮の熱水抽出非透析性画分 (KS-F2) および
    アロエ
    アフリカーナ葉皮の熱水抽出非透析性画分 (AS-F2) に強いマイトジェン活性が認められた。このことからこれらの活性は多糖部分にあることが示唆された。
    (3) 糖含量は中性糖が最も多く, 次に酸性糖が多かった。タンパク質含量から, 活性画分は糖とタンパク質の複合体であることが示唆された.
    (4) sarcoma180固型腫瘍に対する抗腫瘍活性は, 特に認められなかった。
  • 磯 朝枝, 杉本 直樹, 佐藤 恭子, 山崎 壮, 石橋 邦子, 潮見 重毅, 棚元 憲一
    日本食品化学学会誌
    2005年 12 巻 1 号 23-27
    発行日: 2005/04/29
    公開日: 2017/12/01
    ジャーナル フリー
    Aloe extract product is an extract from the leaves of Aloe arborescens Mill., which is used as a natural thickening stabilizer in Japan. In order to establish the identification method of aloe extract product, we investigated the characteristic low molecular constituents such as anthrone, chromone and phenyl pyrone derivatives by LC/MS and TLC. We confirmed that aloe extract was different in the constituents from JP grade aloe and reagent grade aloin. Aloenin was detected only in aloe extract from A. arborescens. The detection of aloenin made it possible to distinguish aloe extract from JP grade aloe and reagent grade aloin. The amounts of aloenin, barbaloin, and isobarbaloin in the aloe extract were determined by using the absolute calibration method, and their contents were 2.0%, 0.8%, and 0.7%, respectively. The correction factor (CF) was derived from the calibration curves of barbaloin and aloenin, and it was confirmed that the content of aloenin was also calculated from the calibration curve of barbaloin and the correction factor (CF) even if aloenin standard could not be found in reagent markets.
  • 本橋 慶一, 青木 孝之, 小林 享夫
    日本植物病理学会報
    2007年 73 巻 4 号 304-308
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/12/06
    ジャーナル フリー
    In November 1994, a foot rot disease of Aloe spp. was observed in Okinawa, Japan. Lesions on the lower part of the stem were brown to purplish black, gradually caved in. Finally, the plants withered and died. A fungus belonging to the genus Fusarium was isolated from the lesions. Foot rot symptoms, the same as under natural conditions, appeared within 7 days after inoculation with the Fusarium isolate. A similar Fusarium was reisolated from the diseased plants and was identified as F. dimerum based on morphological and cultural characteristics. This is the first record of this fungal species causing a plant disease.
  • 山本 政利, 石川 雅章, 増井 俊夫, 中澤 裕之, 藤田 昌彦, 中込 和哉
    食品衛生学雑誌
    1985年 26 巻 6 号 600-604_1
    発行日: 1985/12/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    キャンデーに用いられた
    アロエ素材の判別をキダチアロエ
    の生物活性成分を指標にTLC-デンシトメトリーにより検討した. 粉砕したキャンデーを水抽出した後C18カートリッジで前処理し試験溶液を得る. これをシリカゲルプレートで薄層クロマトグラフィーした後UV検出器付デンシトメーターで測定する. 市販キャンデーに用いられた
    アロエ
    素材は2つのパターンに分類され, それらはキダチ
    アロエ及びアロエ
    末 (局方) (又はアロイン) と推定された.
  • (平成30年度日本栄養・食糧学会技術賞受賞)
    三澤 江里子, 田中 美順, 阿部 文明, 山内 恒治, 齊藤 万里江, 鍋島 かずみ
    日本栄養・食糧学会誌
    2019年 72 巻 4 号 141-145
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/08/22
    ジャーナル フリー

    アロエ
    ベラ葉肉から機能性成分として同定した植物ステロール類 (以下,
    アロエ
    ステロール) について, 生体の恒常性維持に重要な役割を果たす皮膚機能に着目し, 経口摂取による効果を検討した。ヒト皮膚由来線維芽細胞を
    アロエ
    ステロール存在下で培養する in vitro 試験により, コラーゲンとヒアルロン酸の合成と産生が促進されることを明らかにした。また, in vivo での検討において, 紫外線による皮膚の水分量や弾力の低下が予防され, コラーゲン量の低下とマトリックスメタロプロテアーゼ (MMP) 過剰産生が抑制されたことから, ヒトでの効果を検証するため無作為化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験を行った。その結果,
    アロエ
    ステロール含有食品の12週間摂取が, 皮膚の保湿力を高めて肌の潤いを保つとともに, 真皮コラーゲンを増やして皮膚弾力性を維持することを確認した。細胞からヒトまでの試験結果から,
    アロエ
    ステロールが皮膚の健康の維持, 増進に役立つ機能性食品素材として有用であることが明らかとなった。

  • 久保 容二郎, 野中 薫雄, 吉田 彦太郎
    皮膚
    1987年 29 巻 2 号 209-212
    発行日: 1987年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    アロエ
    による刺激性接触皮膚炎の1例を報告した。本症例と健常者10名にキダチ
    アロエの針状結晶をそのまま含むアロエ
    ・ジュースと針状結晶を除去したジュース濾過液のパッチテストを施行した。本症例と健常者6名は針状結晶を含む
    アロエ
    ・ジュースに陽性が認められた。しかし, 針状結晶を除いた検体に対して明らかな陽性を示した者は皆無であった。その結果より,
    アロエ
    の外用は針状結晶による刺激性接触皮膚炎をきたす可能性があることが示唆された。
    上記パッチテストの陽性反応は浮腫と丘疹または小水疱で表現され, アレルギー反応を思わせる所見であった。すなわち, 針状結晶は偽陽性反応の原因となることも示唆された。
  • 湯浅 勲, 湯浅(小島) 明子
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2002年 54 巻
    発行日: 2002/06/01
    公開日: 2003/07/29
    会議録・要旨集 フリー
    アロエ
    の肝臓におよぼす影響を調べるために、培養肝細胞傷害モデルを用いて
    アロエ
    粉末の抽出物およびクロロホルム、酢酸エチル、ブタノールの各抽出分画の肝傷害保護効果について検討した。
    アロエ
    抽出物は1,4-ナフトキノン(NQ)による肝細胞傷害を濃度依存的に抑制した。その抑制効果は酢酸エチル抽出分画において最も顕著であった。NQによる細胞傷害に先立ち細胞内グルタチオンおよびタンパク-SH量の低下が認められたが、それらの低下は
    アロエ
    抽出物の添加により濃度依存的に抑制された。その際ジエチルマレートにより細胞内グルタチオン量を低下させたところ、肝細胞傷害の抑制効果およびタンパク-SH量はほとんど影響されなかったことから、肝傷害抑制効果にはタンパク-SH量が関与することが示唆された。
  • *湯浅 勲, 湯浅(小島) 明子
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2003年 55 巻
    発行日: 2003年
    公開日: 2004/05/25
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】
    アロエ
    は種々の生理作用を有し、機能性食品として注目を浴びている。我々は、昨年度の本大会において
    アロエ
    抽出物の肝傷害保護作用について報告したが、本研究では
    アロエ
    の抗ガン作用に着目し、その作用メカニズムについて検討した。【方法】エールリッヒ腹水ガン細胞は10%FCSを含むMEM培地で3~4日間培養した後、実験に供した。
    アロエ
    Aloe Africana Miller/ Aloe ferox Miller/ Aloe spicata Baker混合種)は乾燥粉末を有機溶媒(エタノール、クロロホルム、酢酸エチル、ブタノール)を用いて分離、抽出した後、凍結乾燥したものを用いた。細胞生存率はTrypan-blue法により、DNA合成能は細胞内の3H-thymidine量により測定した。細胞周期はPI染色後、Laser scanning cytometerを用いて解析した。【結果】
    アロエ
    の各抽出画分における抗ガン作用を細胞生存率およびDNA合成能で評価したところ、クロロホルム抽出画分に最も強い抗ガン作用が認められた。さらにクロロホルム抽出画分の細胞周期に及ぼす影響を調べるためにLaser scanning cytometerを用いて解析したところ、コントロール群と比較してDNA合成期であるS期が顕著に減少し、アポトーシス細胞死の指標であるsub-G1期の増加が認められた。この際、G1期からS期への移行に関係するRbタンパクのリン酸化が抑制されていることが確認された。【結論】
    アロエ
    には抗ガン作用を有する成分が含まれること、また、その成分はガン細胞におけるDNA合成を抑制することによってガン細胞のアポトーシス細胞死を誘導することが明らかとなった。
  • アロエ
    佐々木 尚友
    熱帯林業
    1982年 0 巻 64 号 39-
    発行日: 1982/04/20
    公開日: 2023/04/14
    解説誌・一般情報誌 オープンアクセス
  • 古川 一
    園芸学研究
    2019年 18 巻 3 号 227-233
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/09/30
    ジャーナル フリー

    ケハエ

    アロエ
    Aloe tomentosa Deflers)は発芽から種子生産が可能になるまでに10年程度の期間が必要である.一方,Aloe属植物のマイクロプロパゲーションでは,ハイパーハイドリシティーとソマクローナル変異の抑制が問題となっている.これらの問題を解決するために,ケハエ
    アロエ
    において無菌播種と植物成長調節物質を用いない腋生分枝法によるマイクロプロパゲーション技術の開発を検討した.1/2MS培地に無菌播種したところ正常な実生の出現率は47%であった.継代培養して育成した植物体を1/2MS培地を用いて腋生分枝法で増殖したところ,腋芽が伸長して外植片当たり平均6.4本のシュートを得ることができた.培地へのBAPの添加はハイパーハイドリシティーを誘導した.これらのシュートは容易に発根し順化後に無加温のハウスで栽培することができた.以上の結果から,ケハエ
    アロエ
    において,無菌播種は培養系の確立に利用でき,植物成長調節物質を用いない無菌播種および腋生分枝法はケハエ
    アロエ
    にとって有効な増殖技術であると判断した.

  • 山本 政利, 前田 有美恵, 増井 俊夫, 中沢 裕之, 中込 和哉
    衛生化学
    1989年 35 巻 2 号 140-146
    発行日: 1989/04/30
    公開日: 2008/05/30
    ジャーナル フリー
    A simple and rapid analysis for identification of aloenin in foods containing Aloe arborescens MILL. by thin layer chromatography (TLC) has been developed. The extract with water was cleaned-up on C18 disposable cartridge. After evaporation to dryness and dissolving the residue in methanol, the solution was spotted on a silica gel TLC plate, and the plate was developed with ethyl acetate-methanol-water (100 : 16.5 : 13.5). Aloenin was visualyzed by spraying the plate with the p-anisaldehyde or the Vaughn's reagent as pink or bluish violet spot, respectively. The detection limit of aloenin by using these reagents was ca. 0.5 μg. The quantitative determination of aloenin in foods by high performance liquid chromatography (HPLC) has also been developed. Aloenin was separated on a Inertsil ODS-2 column with methanol-water (30 : 70) as a mobile phase, and detected at 293 nm using ethenzamide as the internal standard. The calibration curve was linear in a range of 2.0-50.0 μg. The minimum detectable concentration of aloenin in foods was ca. 0.03 mg/g. The contents of aloenin in aloe materials and foods such as candy and jelly were 5.3-13.9 and 0.013-12.5 mg/g, respectively. The proposed methods using TLC and HPLC are easily and reliably applicable for the characterization and estimation of Aloe arborescens M. in foods containing aloe.
  • 長嶺 樹, 渡谷 真月, 砂川 勇人, 酒井 宏
    日本暖地畜産学会報
    2023年 66 巻 2 号 53-59
    発行日: 2023/09/30
    公開日: 2023/11/22
    ジャーナル フリー

    輸入飼料依存による飼料費増大の抑制は畜産農家の課題であり,その解決策の1つがエコフィードで あるが,開発には嗜好性と有用性の解明が必須である.本研究では廃棄されている

    アロエ
    ベラに着目し,
    アロエ
    ベ ラ配合飼料の嗜好性と有用性の解明を試みた.ヤギ8頭(雄雌各4頭,2群に無作為配置)を供試し,対照区(市販飼料)と試験区(
    アロエ
    ベラ飼料)を設定した.嗜好性試験では採食量と採食時間を調査した.給与試験では体重,BCS,FAMACHAスコア計測,血液分析を行った.試験区で良好な嗜好性を示した動物の採食時間は嗜好性の良い対照区と差がなかった.試験区の体重 ,BCS,FAMACHAスコアは対照区と同様であり,栄養状態と内臓器官 の代謝機能も飼料間で差がなかった.以上より,
    アロエ
    ベラ配合飼料は馴致が必要ではあるが短期給与では嗜好性は良好で,栄養状態,代謝機能に問題はなく,飼料費抑制が可能であることが示された.

  • 安田 和男, 堂ケ崎 知格, 西島 基弘
    日本食品保蔵科学会誌
    1999年 25 巻 6 号 277-281
    発行日: 1999/12/20
    公開日: 2011/05/20
    ジャーナル フリー
    前報でマイトジェン活性が認められたKS-F2, BF-F1, AF-F1, AF-F3, AS-F2およびAS-F3の6画分について精製を行い, その性状を調べた。
    (1) マイトジェン活性が特に強いKS-F2およびAS-F2について, DEAE-Toyopearl 650Mカラムにより多糖画分を分画・精製した。KS-F2は中性糖あるいは酸性糖を主成分とする2ピークに分かれた。AS-F2は中性糖は3ピークに分か礼酸性糖はそのうちの1ピークと重なっていた。
    (2) 各溶出ピーク画分のマイトジェン活性を調べた結果, 活性本体はKS-F2では酸性糖を多く含むピークb画分に, AS-F2では中性糖および酸性糖を含み, 収量の多いピークc画分にあることが推察された。
    (3) 除タンパクして得た6画分の粗多糖をアセチル化して, GCにより糖組成およびモル比を調べた。いずれの画分もAraおよびGa1の比率が高かった。
feedback
Top