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クエリ検索: "インタースペースブラシ"
6件中 1-6の結果を表示しています
  • 菊谷 武, 鈴木 章, 中田 和美, 渡辺 晶子, 永嶋 京子, 福田 洋子, 中上 牧, 石田 鉄光, 稲葉 繁
    老年歯科医学
    1994年 9 巻 2 号 111-119
    発行日: 1994/11/30
    公開日: 2014/02/26
    ジャーナル フリー
    日本歯科大学歯学部高齢者歯科診療科に来院した60歳以上の無歯顎患者を除く初診患者115名を対象に口腔衛生に関する意識調査を行い, 口腔衛生に対する意識や習慣とプラーク付着状態, 現在歯数との関係を評価した。意識調査は歯科衛生士による直接聞き取りによって行われた。その項目として1.現在までの歯科スタッフによる口腔衛生指導経験の有無, 2.口腔清掃時における補助器具の使用とその種類, 3.一日の口腔清掃回数, 4.患者自身による口腔清掃状態の判断, 5.歯の喪失に対する知識の有無を聴取した。口腔清掃状態はプラーク付着状態により判定し現在歯数とともに記録した。
    その結果, 1.口腔衛生指導の経験のある者は50.4%であったが, 70歳以上の者に指導経験者が少なく, 指導経験者の方が現在歯数が多かった。しかし, 指導経験の有無はブラッシングの回数口腔衛生状態, 歯の喪失に対する知識に影響を与えていなかった。
    2.70歳未満の者のPCRは60.4%, 70歳以上の者は81.1%であり口腔衛生状態はともに不良であり, 70歳以上の者の方が不良であった。
    3.現在歯数が少ない者の方が年をとると歯が喪失してしまうのは仕方がないことだと答えた者が多かった。また, 歯が喪失してしまうのは仕方がないと思っている者の方が口腔清掃状態が不良であった。
    4.ブラッシングの回数は2回と答えた者が最も多かった。ブラッシングの回数と口腔清掃状態に関係は認あられなかった。
    以上のことより, 高齢者にとってブラッシングという行為が歯科疾患予防や治療のための行為として認知されていないと言え, 加齢とともに過去の喪失体験に由来する諦めが高齢者の口腔衛生意識に大きな影響を与えていることが示唆された。
  • 有田 博一, 玉野 美樹
    日本歯周病学会会誌
    2017年 59 巻 4 号 205-214
    発行日: 2017/12/27
    公開日: 2017/12/29
    ジャーナル フリー HTML

    上顎右側側切歯にブラキシズムによる咬合性外傷を伴った慢性歯周炎患者に対してエナメルマトリックスデリバティブ(EMD)を用いた歯周組織再生療法を行った。ブラキシズムへの対応として自己暗示療法,スプリント療法,咬合調整も併用した。3~4ヶ月毎のSPTを提供することで10年経過後の現在も歯周組織の状態は非常に良好に保たれている。本症例では,炎症と咬合力のコントロールの両方を行うことで良い結果が得られることが示された。

  • 開発中のITP-04と手用歯間ブラシとの比較
    河原 和子, 笹原 妃佐子, 辻村 紀代子, 山村 辰二, 福永 真佐美, 河端 邦夫, 森下 真行, 中田 二三江, 岩本 義史
    日本歯周病学会会誌
    1995年 37 巻 2 号 346-352
    発行日: 1995/06/28
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    ITP-04は微振動するホルダーで, 先端に手用歯間ブラシを装着させることによって電動歯間ブラシとして使用する。本研究では, GUM ® 歯間ブラシSを用いて, 微振動性電動歯間ブラシの有用性を, プラーク除去効果ならびに使用感の面から, 24名のボランティアによる使用試験によって検討した。プラーク除去効果にっいては, 同ブラシがスムーズに挿入できる歯間部ではITP―04と手用歯間ブラシとのあいだに有意差は認められなかったが, ゆるやかに挿入される歯間部ではITP-04は手用に比べて有意に高いプラーク除去効果を示し本論立の要旨は, 第37同秋季歯周病学会 (1994年10月6日) において発表した。た。使用感については, 無記名で行ったアンケートにおいて, ITP-04の歯や歯肉への感触を, 7割の者が心地よいと答え, 不快と答えた者は1割未満であった。口の中での操作性については, ITP-04は手用歯間ブラシと同様な評価を受けた。これらプラーク除去試験とアンケートの結果をあわせて, ITP-04タイプの微振動性電動歯間ブラシは, 有用性が高いと考えられた。
  • 森下 真行, 藤岡 道治
    口腔衛生学会雑誌
    2004年 54 巻 1 号 50-57
    発行日: 2004/01/30
    公開日: 2017/12/22
    ジャーナル フリー
    効果的なセルフケアと定期的なプロフェッショナルケアを継続することが,歯の喪失抑制につながることは古くから指摘されている.しかし,一般開業医においてリコール受診者を増加させ,さらにそれを継続するための効果的なシステムは確立されていない.そこで,本報告では広島市近郊の一般開業医において,6年前からリコールシステムを導入し,良好な成果をあげている診療室の実践例について紹介する.広島県内の歯科医院において,治療が終了した患者の予防的な管理を目的として1997年6月からリコールによるプロフェッショナルケアを実施した.リコールでは,歯科医師による診査と歯科衛生士によるProfessional tooth cleaning(PTC)を中心に行った.PTCではデンターシステマを用い,テャーターズ法に準じた方法を行った.その結果,リコールのために継続して来院する成人は来院患者の45%を占めるようになった.また,歯科衛生士1人当りのもち患者数は平均で250入に達し,リコール患者のキャンセル率は2%と低い値となった.したがって,一般開業医においてプロフェッショナルケアとして歯科衛生士によるPTCを実施することは,患者がリコールを継続することに効果的であることが示唆された.
  • 脇本 昌幸
    日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学
    2000年 21 巻 2 号 206-230
    発行日: 2000/10/30
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 日本小児歯科学会
    小児歯科学雑誌
    1999年 37 巻 5 号 893-914
    発行日: 1999/12/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    現在各大学において小児に対する齲蝕予防,齲蝕進行抑制に対する取り組みが基本的にどのように行われているかを明らかにするため,平成10年12月に全国29の歯科大学,大学歯学部の小児歯科の小児歯科学講座に対しアンケート形式による調査を行い,集計・分析を行った。
    1.保護者教育では集団指導に比べ個人指導に重点がおかれ,その指導内容も間食指導,口腔清掃指導を中心とした指導が行われていた。
    2.各大学においてフッ化物の応用は積極的に行われており,またフッ化ジアンミン銀溶液は3歳未満の患児への齲蝕進行抑制剤として使用されていた。小窩裂溝填塞にはフッ化物添加の填塞材を応用している大学が多かった。
    3.定期健診ではほとんどの大学において間食指導,ブラッシング指導,フロッシング指導,フッ化物や小窩裂溝填塞材の応用が行われていた。また,咬翼法エックス線写真撮影,プラークスコア算出,齲蝕活動性試験もほぼ半数の大学において行われていることがわかった。
    4.非協力児への対応は,各大学とも定期健診の間隔を短くするなどし,口腔清掃指導は保護者も含めて予防に重点をおいた対応をとっていることがわかった。また,各大学ともPMTC(Professional mechanical teethcleaning)は有効であると考えており,大半の大学では実際に行われていた。しかしコンピュータによる齲蝕抑制の管理やレーザーの使用などは機器が高価なことからあまり利用されていなかった。
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