干ばつや洪水被害,地滑り災害など深刻な風水害に苦しむタイ東北部は,国内の他地域に比べて経済的に立ち遅れており,総じて教育レベルも低い. 従って,例え住民は災害情報を入手できたとしても,その情報を十分に理解・活用できないことも考えられる. そこで,住民の災害情報に対するニーズやリテラシーを把握するために,本研究調査ではルーイ県を対象に災害対応を担当する県と郡の2つのレベルの行政機関,および2つの農村でのワークショップを開催した.本稿ではそこで得られた既存の災害情報伝達システムの実情と課題を整理した.[本要旨はPDFには含まれない]
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