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10,632件中 1-20の結果を表示しています
  • 長濱 雅彦
    人間工学
    1988年 24 巻 Supplement 号 36-37
    発行日: 1988/05/10
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
  • その産業と文化をみる
    西村 吉雄
    電氣學會雜誌
    1985年 105 巻 8 号 777-780
    発行日: 1985/08/20
    公開日: 2008/04/17
    ジャーナル フリー
  • 荒井 久
    日本印刷学会論文集
    1977年 17 巻 1 号 204-209
    発行日: 1977/08/20
    公開日: 2010/09/27
    ジャーナル フリー
  • 西村 吉雄
    応用物理
    1988年 57 巻 4 号 601-603
    発行日: 1988/04/10
    公開日: 2009/02/09
    ジャーナル フリー
  • 平野 敏明
    Bird Research
    2008年 4 巻 A9-A18
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/07/17
    ジャーナル フリー
    チュ
    ウヒ
    の採食環境について,2004年から2006年の越冬期に渡良瀬遊水地の 4か所で調査を行なった.池沼や水路,管理用の道路が縦横に走る人為的に造成されたヨシ原と隣接する乾燥したヨシ原のみの調査地とのあいだでチュ
    ウヒ
    の探餌飛行の頻度を比較したところ,チュ
    ウヒ
    は,2シーズンとも前者のヨシ原を後者より有意に多く利用した.前者の調査地では,後者に比べて,チュ
    ウヒ
    の獲物となる鳥類が有意に多く記録された.また,調査地を100×100mのメッシュに区切り,チュ
    ウヒ
    の探餌飛行の頻度を比較したところ,水路や池を含むメッシュが,植物だけのメッシュより有意に多く利用された.こうした水路や沼を含むヨシ原がチュ
    ウヒ
    に良く利用されるのは,獲物となる生物が多いこととともに,チュ
    ウヒ
    の狩りの方法である不意打ちハンティングに好ましい環境のためと考えられる.したがって,池沼や細い水路などが含まれる多様なヨシ原を保全し,創出することが,チュ
    ウヒ
    の越冬環境を保全するにあたって重要と考えられる.
  • 多田英行
    Bird Research
    2016年 12 巻 A31-A40
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/08/20
    ジャーナル フリー

     チュ

    ウヒ
    Circus spilonotus とハイイロチュ
    ウヒ
    C. cyaneus のねぐら環境について,2011年10月から2015年9月にかけて,岡山県の錦海塩田跡地で調査した.チュ
    ウヒ
    類の寝床環境として,下層植生としてスゲが生えていたヨシ環境,ヨシだけが生えていた環境,風によって広範囲に倒れたヨシ環境が観察された.ヨシだけが生えたねぐら環境は,調査期間を通じて多くのチュ
    ウヒとハイイロチュウヒ
    が利用していた.一方,チュ
    ウヒ
    が利用したねぐら環境には季節的な変化が見られ,7-10月には下層植生のある環境の利用が減少し,風によって広範囲に倒れた環境の利用が増加した.ねぐら環境の利用に季節的な変化が見られた理由として,気温や捕食者,そして植物の生育密度の要因が考えられる.

  • 平野 敏明
    Bird Research
    2015年 11 巻 A21-A30
    発行日: 2015/08/26
    公開日: 2015/10/20
    ジャーナル フリー
     湿地再生のための新たな池の造成が越冬期のチュ
    ウヒ
    Circus spilonotus の探餌飛行におよぼす影響を検証するために,栃木県南部の渡良瀬遊水地において2004年および2014年の10月中旬から11月と2015年の1月から2月に,再生湿地と隣接するヨシ原における探餌飛行および狩り行動の頻度と探餌飛行の利用時間の調査を行なった.池の造成前の2004年には,探餌飛行の頻度はヨシ原の方が再生湿地より有意に高かった.一方,造成後の2014年には,チュ
    ウヒ
    はヨシ原より再生湿地を有意に多く利用した.同様に探餌飛行時間でもチュ
    ウヒ
    は有意に多く再生湿地を利用した.この季節,再生湿地の池にはチュ
    ウヒ
    の主要な食物資源であるカモ類やカイツブリ類,オオバンが多数生息し,狩り行動も再生湿地で有意に多く行なった.しかし,カモ類がほとんど生息しなくなった2015年1月から2月には,再生湿地とヨシ原で探餌飛行の頻度や利用時間に有意な違いはなかった.したがって,越冬シーズンを通してチュ
    ウヒ
    の採食環境を創出するためには,食物資源であるカモ類など大型の鳥類が長期にわたって多数生息できるような池の構造や水位および植生の管理が必要と考えられた.
  • 清水 満子
    植物分類,地理
    1977年 28 巻 1-3 号 35-44
    発行日: 1977/04/30
    公開日: 2017/09/25
    ジャーナル フリー
    ウヒレン属トウヒ
    レン節の8種2亜種について核型分析を行った.(1) 染色体数はすべて 2n=23 であった.しかし,シラネアザミ (白根山産 2 株,美ヶ原産 1 株) およびセンダイト
    ウヒ
    レン (不忘山 1 株) に B 染色体が観察された.B 染色体は個体および核板によってその数が異なり,2〜12本観察された.(2) 核型分析の結果,染色体の大きさは最大が約 5μ,最小が約 2μであった.大型の 2 対 (第 1〜2 染色体) と小型の 2〜3対 (第11〜13染色体) は区別し得たが,残りの中位の染色体は連続的で識別がやや困難であった.(3) 第 1 染色体が median 型であり,第 2 染色体が submedian 型であること,および第13染色体が terminal 型であることは今回分析したどの種の核型にも共通している.(4) しかし,第 3〜12染色体については median 型,submedian 型,subterminal 型,terminal 型の10対における構成比が種によって異なっている.median 型を 4 対もつものはコウシュ
    ウヒ
    ゴタイで,submedian 型を 3 対もつものはキクアザミとホクチアザミ,subterminal 型を 5 対もつのはヤハズヒゴタイで,tereminal 型を 6 対もつのはセンダイト
    ウヒ
    レンである.またsatellite chromosomes はオオダイト
    ウヒ
    レン,センダイト
    ウヒ
    レン,アサマヒゴタイ,セイタカト
    ウヒ
    レンに 1 対ずつ,キクアザミ,コウシュ
    ウヒ
    ゴタイに 2 対観察された.(5) (3) と (4) から判断すると,ホクチアザミとキクアザミの核型,およびタカオヒゴタイとアサマヒゴタイの核型がよく似ており,オオダイト
    ウヒレンとセンダイトウヒ
    レンの核型や,オオダイト
    ウヒ
    レンとアサマヒゴタイの核型はむしろやや異なっていると言える.(6) コウシュ
    ウヒ
    ゴタイは median 型染色体が多く,外部形態と同様,核型の点でも多種と可成り異なっている.またセイタカト
    ウヒ
    レンは外部形態に特殊性があるが,核型は第 2 染色体が suberminal に近いことを除いて著しい特性は認められない.
  • 平野 敏明
    Bird Research
    2005年 1 巻 A15-A23
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/09/12
    ジャーナル フリー
    2004年12月から2005年 4月上旬にかけて,渡良瀬遊水地の谷中湖で,ヨシなどの背の高い植物が植栽されている浮島がチュ
    ウヒ
    の探餌のための環境利用におよぼす影響を調査した.調査は,浮島が設置された方形区(500×500m)と浮島が設置されていない方形区で行なわれた.浮島設置区域では,チュ
    ウヒ
    の探餌飛行の頻度は,浮島非設置区域より有意に多かった.また,浮島設置区域において,チュ
    ウヒ
    の探餌飛行は,浮島が含まれる方形区の方が,含まれない方形区より有意に多かった.さらに,浮島設置区域とヨシ原に設置された方形区の探餌飛行の頻度は,両者で有意な違いがなかった.調査中,合計17回の狩り行動が観察された.このうち,76.5%は浮島の縁の部分で,17.6%は浮島の上,5.9%は湖上であった.以上の結果から,浮島は,越冬期におけるチュ
    ウヒ
    の重要な生息環境となっていると思われる.これは,浮島に植栽されている背の高い植物が,チュ
    ウヒ
    の不意打ちハンティングに効果的であることによると考えられる.
  • 平野 敏明, 遠藤 孝一, 野中 純, 川田 裕美, 内田 裕之, 堀江 玲子, 長野 大輔, 船津丸 弘樹, 植田 睦之
    Bird Research
    2010年 6 巻 A29-A42
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/09/13
    ジャーナル フリー
    渡良瀬遊水地に越冬するチュ
    ウヒ
    Circus spilonotus とハイイロチュ
    ウヒ
    C. cyaneus の個体数をモニタリングするために,1994年冬期から2009年冬期まで就塒調査を行なった.調査期間に,チュ
    ウヒ
    は2~7か所,ハイイロチュ
    ウヒ
    は1~4か所のねぐらで就塒した.両種とも,各ねぐらにおける就塒個体数は著しく変動した.これはヨシ刈りなどの人為的な撹乱や水位の変化などの環境の変化によるものと考えられた.ハイイロチュ
    ウヒ
    のねぐらは,チュ
    ウヒ
    と同様に,ヨシなどの高茎植物が疎らで,スゲ類などの下層植物が平均35cmの高さに繁茂する環境であった.しかし,就塒場所は両種の間で明確に別れていた.また.個体数の季節変動は両種で異なっていた.チュ
    ウヒ
    では越冬期初期の1月までに最多個体数が記録され,ハイイロチュ
    ウヒ
    では3月に最多個体数が記録された.16年間のチュ
    ウヒ
    の平均最多個体数(±SD)は,30.44±6.90羽であった.一方,ハイイロチュ
    ウヒ
    の14年間の平均最多個体数は,10.25±4.00羽であった.両種の個体数の間には有意な相関関係はなかった.調査期間中における就塒個体数の経年的な変動は,チュ
    ウヒ
    では2005年から2007年にかけて個体数指標が1.48から1.71に,ハイイロチュ
    ウヒ
    では2001年から2003年に個体数指標が1.86から2.14にそれぞれ変化した.チュ
    ウヒ
    の個体数指標の年変化率は2.3%で増加傾向を示しているのに対し,ハイイロチュ
    ウヒ
    の年変化率は-4.9%で,減少傾向にあった.現在,日本では本調査で得られた結果と比較できるこれら2種の長期的なモニタリング調査が行なわれていない.そのため,個体数の変動要因を解析できなかった.
  • 逢沢 峰昭, 勝木 俊雄, 梶 幹男
    分類
    2002年 2 巻 2 号 77-78
    発行日: 2002/08/31
    公開日: 2017/03/25
    ジャーナル フリー
  • 多田 英行
    Bird Research
    2015年 11 巻 A11-A19
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/03/21
    ジャーナル フリー
    電子付録
     岡山県で越冬期に観察されるチュ
    ウヒ
    Circus spilonotus とハイイロチュ
    ウヒ
    C. cyaneus について,渡来時期と個体数の季節変動の関係を調査した.調査は2011年から2014年の越冬期に 2か所の越冬地で行なった.チュ
    ウヒ
    の新規渡来個体の数が最も多かった時期は10月から12月までのあいだだったが,ねぐら入り個体数が最大に達した時期は10月から2月までのあいだと異なっていた.ハイイロチュ
    ウヒ
    のねぐら入り個体数が最大に達した時期は12月から1月までのあいだで,他県のピーク時期とは異なっており,越冬地が渡りの経路のどこに位置するかによってねぐら入り個体数が最大に達する時期が異なる可能性が考えられる.
  • *尾畑 夢歩, 森田 洋
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2016年 68 巻 3H-15
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/08/04
    会議録・要旨集 フリー
    目的 コナヒョ
    ウヒ
    ダニは、室内環境に多く発生し、様々なアレルギー症状を引き起こす事から問題視されている。そこで本研究では、界面活性剤の一種で、石けんの主成分である脂肪酸塩のコナヒョ
    ウヒ
    ダニに対する殺ダニ効果の検討を行った。 方法 殺ダニ試験は、シャーレ上でコナヒョ
    ウヒ
    ダニの雌成虫(20 匹)に1匹ずつ脂肪酸塩(175 mM)を2 µL滴下した。1 分間接触後、コナヒョ
    ウヒ
    ダニを直径9 cmのろ紙に筆を用いて移した。ろ紙は二つ折りにして、二方をクリップで留めて固定した。これらを25 ℃、65 %RHの条件下で保存し、48 時間後に致死判定を行った。判定は実体顕微鏡下で行い、生きていた状態よりも乾燥していること、針で刺激を与えても動かないもの、かすかに反応を示す瀕死虫を、死虫とした。結果は、pH調製水を対照区とした。 結果 コナヒョ
    ウヒ
    ダニに対して、脂肪酸塩による1 分間の接触を行った結果、いずれの脂肪酸塩においても、コナヒョ
    ウヒ
    ダニの補正死亡率は著しく低かった。また、接触48 時間後のコナヒョ
    ウヒ
    ダニを観察すると、生虫は、未処理と同様の活発な運動が確認できた。これまで脂肪酸塩は多くのカビや細菌類に対して高い抗カビ・抗菌効果を有していることが筆者らの研究により明らかとなっているが、コナヒョ
    ウヒ
    ダニに対しては殺ダニ効果を示さないことが明らかとなった。
  • とくに巣材搬入行動について
    浦野 栄一郎, 中川 富男
    日本鳥学会誌
    2001年 50 巻 4 号 175-177
    発行日: 2001/12/25
    公開日: 2008/09/11
    ジャーナル フリー
  • 桑原 保正, レアル バルターリアレス, 鈴木 隆久
    衛生動物
    1990年 41 巻 1 号 23-28
    発行日: 1990/03/15
    公開日: 2016/08/26
    ジャーナル フリー
    コナヒョ
    ウヒ
    ダニDermatophagoides farinaeとヤケヒョ
    ウヒ
    ダニD. pteronyssinusの後胴体部腺分泌物を主とするヘキサン抽出物はモノテルペン, 炭化水素, その他揮発性成分の興味ある混合物であった。コナヒョ
    ウヒ
    ダニではテルペンとしてギ酸ネリル, ネラール, ゲラニアールが認められ, ネラールが主成分(28.2%)であったがヤケヒョ
    ウヒ
    ダニではゲラニアールが主成分(36.6%)であった。両種はまた炭化水素組成でも特徴的な相違があり, コナヒョ
    ウヒ
    ダニではペンタデカン(32.2%)のみが認められるのに反して, ヤケヒョ
    ウヒ
    ダニではヘプタデカ-(Z, Z)-6,9-ジエン(21.8%)と(Z)-8-ヘプタデセン(7.9%)が主成分でペンタデカンは微量(1.7%)であった。その他両種から少量ではあるがギ酸ゲラニルをダニ類で初めて検出し, コナヒョ
    ウヒ
    ダニで2-ヒドロキシ-6-メチルベンズアルデヒド(15.7%)を認めた。これらの特徴は両種の化学分類に役立つが, 警報および集合フェロモンの機能は認められなかった。
  • —ケヤキ林縁からの距離と幼樹密度との対応関係—
    國崎 貴嗣, 小川 瑞樹
    東北森林科学会誌
    2009年 14 巻 2 号 43-49
    発行日: 2009/11/30
    公開日: 2017/07/27
    ジャーナル フリー
    ケヤキ幼樹が高密度で生立している,オウシュウト
    ウヒ
    (以下,ト
    ウヒ
    )強度間伐人工林1林分(1.1ha)を対象に,ケヤキ林縁からの距離がト
    ウヒ
    人工林内の局所的なケヤキ幼樹密度に及ぼす影響を調査した。間伐されたト
    ウヒ
    人工林と無間伐の広葉樹天然生林(1.2ha)は,ケヤキ林冠木にほぼ同様に隣接しているにも関わらず,ト
    ウヒ
    人工林内のケヤキ幼樹密度が有意に高かった。これは,間伐・集材作業による林床撹乱と林内光量の増加が主な要因と考えられる。ト
    ウヒ
    人工林内のケヤキ幼樹密度は,ケヤキ林縁から離れるほど,低かった。ただし,ケヤキ林縁から近い範囲でも,ケヤキ幼樹密度は2,220〜16,250本/haと,局所的に大きく異なると推定される。
  • 斎藤 雄一, 玉利 長三郎, 佐々木 清二, 平野 武彦, 谷口 三佐男
    日本林學會北海道支部講演集
    1962年 11 巻 1-7
    発行日: 1962/12/20
    公開日: 2018/04/04
    ジャーナル フリー
    さきに,モミ属および五葉松類の植栽試験について報告したのであるが,ひきつづいてオウシュウト
    ウヒ
    の植栽成績をとりまとめた。ト
    ウヒ
    類の導入試験はストローブマツなどとおなじように1908年来試験地が設定され,オウシュウト
    ウヒ
    (Picea Abies KARST.)のほかに小面積試験地としてカナダト
    ウヒ
    (P.canadensis B.S.P.),エンゲルマント
    ウヒ
    (P. Engelmanii ENGELM.),朝鮮ハリモミ(P. koraiensis NAKAI)プンゲンスト
    ウヒ
    (P. pungens ENGELM.),シトカト
    ウヒ
    (P. sitchensis CARR.)の植栽記録があり,とくにオウシュウト
    ウヒ
    は郷土樹種であるエゾマツ(P. jezoensis CARR.),アカエゾマツ(P. Glehnii MAST.)よりはるかに多く200ha以上に植栽された。オウシュウト
    ウヒをのぞく他のトウヒ
    類は生育が悪く,カナダト
    ウヒ
    がわずかに残在するだけで,すべて枯損消滅している。オウシュウト
    ウヒ
    は1940年ぐらいまでの植栽記録があり,なかでも,もつとも多く植栽されたのは大体1930年ぐらいまでで,この頃からトドマツ(Abies sachalinensis MAST.)エゾマツ植栽が多くなつている。この事情については,種子が南方系だつたとか,手当り次第にどこでも植えたために成績が悪かつたということがいわれているが,このオウシュウト
    ウヒ
    を植えていない時期が第2次大戦中で,この時期の植栽面積もそれほど多くないこともあつて,現在では,不成績の原因をただす資料はない。そのご1954年に発生した15号台風や1956〜57年にかけての寒害では樹高10^mにも達するものまで,場所によつては全林被害をうけ,これらの被害木には2次的な虫害なども発生したので,残存するものも大半が伐採または伐採予定となつている。調査にあたり,御援助をいただいた演習林長宮脇恒教授,測定を手伝つていただいた現地派出所職員の方々にあつく感謝の意を表します。
  • *松岡 裕之, 伊藤 路子, 青木 美佳子, 高本 雅哉, 川名 誠司
    日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集
    2009年 61 巻 B31
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/06/19
    会議録・要旨集 フリー
    ヒョ
    ウヒ
    ダニの培養には、マウスのエサを粉状にしたものとビール酵母とを1:1で混ぜたものを使用しているが、今般、身近な食品中でヒョ
    ウヒ
    ダニが増加することを確かめたので報告する。そのきっかけとなった症例は、36歳の女性である。花粉症、小児期に気管支喘息の既往がある。自宅で調理したお好み焼きを摂取した際、口腔内に刺激感を感じ、その30分後よりくしゃみ、鼻閉感、腹痛、嘔吐、全身の紅色皮疹を認めたため、救急車で近隣の病院を受診した。受診時バイタルサインに問題はなかったが、嘔気、腹痛と全身に融合する膨疹を認めた。ステロイドを含む対症療法により症状は軽快した。血清中の特異IgE抗体を検査すると、ハウスダスト、コナヒョ
    ウヒ
    ダニ、ヤケヒョ
    ウヒ
    ダニ、スギに対して陽性であった。また調理に用いたお好み焼き粉、長芋、ソースについてプリックテストを施行し、お好み焼き粉のみに陽性反応を認めた。次に製造元に問い合わせ、お好み焼き粉の各成分についてプリックテストを行ったところ、すべて陰性であった。さらに新品(未開封)のお好み焼き粉でもプリックテストは陰性であった。患者が調理・摂取したお好み焼き粉は、開封された状態で長期間保存されていた(賞味期限を過ぎて4年)ことから、この粉を顕微鏡で観察したところ、多数のコナヒョ
    ウヒ
    ダニが検出された。その数は粉1gあたり3700匹であった。アレルギーの原因として名高いヒョ
    ウヒ
    ダニであるが、ハウスダスト内のみならず食品中でこのように高度に増殖する例があったことから、開封後の食品管理にはさらなる警鐘が必要と考えられる。
  • 橋本 加代子, 小川 勝利, 松岡 治, 関野 久邦, 乃村 昌臣, 小口 勝司
    昭和医学会雑誌
    2000年 60 巻 5 号 596-600
    発行日: 2000/10/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    成人におけるアレルギー性疾患の特異的IgE抗体保有状況の報告は少ないため, 成人男性における症状と特異的IgE抗体についての検討を行った.首都圏在住の20代成人男性121名を対象とし, スギ, ヒノキ, カモガヤ, ブタクサ, コナヒョ
    ウヒ
    ダニ, ハウスダスト2の6項目の吸入性抗原に対する特異的IgE抗体を, CAP-RAST法により測定した.季節性抗原では, スギが最も陽性率が高く36.4%を示し, ヒノキ18.2%, カモガヤ14.9%, ブタクサ5.8%であった.通年性抗原では, ハウスダスト2とコナヒョ
    ウヒ
    ダニで陽性率は大きな差はなく, 各々35.5%, 33.1%であった.アレルギー性疾患と特異的IgE抗体との関連では, ヒノキ, コナヒョ
    ウヒ
    ダニ, ハウスダスト2で何らかのアレルギー症状や既往歴を認める者が認めない者に対して有意に陽性率が高かった.一方, スギ, ヒノキ, コナヒョ
    ウヒ
    ダニでスギ花粉症の症状を認める者が認めない者に対して有意に陽性率が高かった.以上より, 首都圏在住の20代一般成人男性において, アレルギー疾患発現に対しては, ヒノキ, コナヒョ
    ウヒ
    ダニ, ハウスダスト2の影響があり, スギ花粉症発現に対しては, スギのみならず, ヒノキ, コナヒョ
    ウヒ
    ダニの影響がある可能性が示唆された.また, 特異的IgE抗体陽性で症状を認めない者や抗体陰性であっても症状を認める者の存在が確認された.
  • 橋本 知幸, 田中 生男, 田島 文忠
    日本ダニ学会誌
    1998年 7 巻 2 号 115-125
    発行日: 1998/11/25
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
    東京近郊の5住宅で,新しいタイルカーペットを敷き詰め,所定期間使用した後に調査対象とした部分だけを回収し,屋内塵の蓄積やダニ相の変遷を調査した.細塵量およびダニ総数は使用開始から約12か月の範囲では,使用期間の長期化に伴って増加する傾向が認められた.しかし細塵量は,使用開始から1か月間での蓄積量と,数ヶ月使用したカーペットの,1か月間当たりの平均蓄積量は,前者のほうが多くなる傾向があり,カーペット使用開始初期は細塵の蓄積量が多くなる傾向が認められた.毎月交換した1か月区カーペットでは,ダニ総数やコナヒョ
    ウヒ
    ダニ(Df)とヤケヒョ
    ウヒ
    ダニ(Dp)の種構成の推移が,同じ社員寮の中の2戸の住宅で類似するケースが見られたが,5住宅に共通する季節消長は認められなかった.回収された大半のカーペットのダニ相はDfまたはDpが優占種となった.また使用開始から1か月では,ダニ総数は少ないものの,チリダニ優占のダニ相で安定することが示唆された.しかしDfとDpの優占順位は住宅あるいは回収月によって変動し,この2種の種間競争はカーペットの使用歴に影響されないことが示唆された.
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