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クエリ検索: "カジ" お笑い芸人
4件中 1-4の結果を表示しています
  • 松本人志のお笑いのゆくえ
    瀬沼 文彰
    笑い学研究
    2023年 30 巻 3-18
    発行日: 2023/08/26
    公開日: 2024/03/05
    ジャーナル オープンアクセス
    本稿の目的は、2000年代以降のお笑いの変化を整理することである。また、それ以前のお笑いがどのような形で残っているのかについて考察を行った。変化については、芸人のフィールドの広がり、ネット、場、仕事そのものの変化をまとめた。また、2000年以前の「芸人はこうあるべき」という姿勢の変容、ポリティカル・コレクトネスのなかで人を傷つけたり、差別的だったり、痛みを伴う笑いが批判の対象となり、誰も傷つけない笑いに注目が集まっていることについて言及した。さらに、男性的なホモソーシャルなお笑いに、女性芸人が進出をして地位を確立していったことを近年の変化の1つとして扱った。一方で、90年代以降、テレビのなかで作られた松本人志的なお笑いの価値観、例えば、とにかく面白さを追求する姿勢、面白さのヒエラルキー、皆で協力する笑いなどは、いまでもテレビでは強固でそれ以外のお笑いがあまり見当たらない。それは、社会で求められる多様性と合っていないことを指摘し、そこに日本のお笑いの問題点があると論じた。
  • 西村 章宏, 土方 嘉徳, 三輪 祥太郎, 西田 正吾
    Webインテリジェンスとインタラクション研究会 予稿集
    2014年 5 巻
    発行日: 2014年
    公開日: 2022/11/07
    会議録・要旨集 フリー

    マイクロブログサービスの1つであるTwitterでは,その時々で話題になる政治家や芸能人など有名人に関する一般ユーザの発言を豊富に得ることができる.さらに近年では,SNSから得られる評判情報をマーケティングやその他サービスに応用しようという試みが活発に行われている.そこで本研究では,Twitterから得られる評判情報のうち,一般ユーザの有名人に関する発言とその発言を行ったユーザのプロフィール等に着目する.これらの各情報源から得られるデータに対し,抽出の妨げとなるノイズへの前処理を経て,一般ユーザの観点が反映された特徴量であるトピックの抽出を行う.そして得られたトピックの分布を元に人物の類似関係を獲得し,それを基に各人物を平面上に配置することで,人物関係の可視化を行う.この可視化結果に対して,使用した情報源毎,および可視化手法毎に,妥当性と発見性に着目した特徴の分析を行う.

  • 人間生活文化研究
    2013年 2013 巻 23 号 101-146
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/06/28
    ジャーナル フリー
  • ―「りんごラジオ」放送記録分析から―
    松本 早野香
    人間生活文化研究
    2019年 2019 巻 29 号 682-694
    発行日: 2019/01/01
    公開日: 2020/01/24
    ジャーナル フリー

     本研究は,東日本大震災後の大量開局・長期運営により地域メディアとして注目されている臨時災害放送局について,宮城県亘理郡山元町「りんごラジオ」の放送記録の分析に基づいて放送コンテンツの概略を提供し,また,放送主体に対する調査をもとに,その地域メディアとしての役割を考察するものである.臨時災害放送局は災害時に地域情報を提供するために運営されるFMラジオであるが,コミュニティ放送などの母体なしに開局される場合もあり,その性質上,開局運営のリソースも限られている.すべての臨時災害放送局が災害下・復興期に特有の放送内容を提供できたとはいいがたく,また,今後の災害時にそれが可能になるとは思われない.放送主体や地域・関係者がいつ何を放送すべきか判断するための参照先が必須である.また,災害時はとくにメディア間の連携が重要となり,そのための知見も整理されるべきである.そこで本研究では,第一に,2011年3月21日から約6年間の放送をおこない,地域メディアとして高く評価された臨時災害放送局「りんごラジオ」の放送記録ノートを内容分析することによって,時系列による放送コンテンツのカテゴリを提供した.具体的には,災害が起きた直後,避難所生活が中心となる期間,復興への転換期,そして長期的な復興期間に,それぞれどのような放送がおこなわれたかを示した.第二に,「りんごラジオ」放送局スタッフや当地住民に実施したインタビュー・参与観察の結果から,臨時災害放送局に求められる情報を時系列で提案した。さらに,地域の中で果たす役割について考察した.具体的には,ラジオというメディアの被災・復興期における強み,災害・復興期のローカルメディアとしての聴取者との距離感やかかわりのための仕掛け,電子メディアとの相互補完,コミュニティ内で情緒を共有する機能について論じた.

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