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クエリ検索: "カマキリ"
779件中 1-20の結果を表示しています
  • 山崎 一夫, 岩崎 拓
    昆蟲.ニューシリーズ
    2002年 5 巻 2 号 25-27
    発行日: 2002/06/25
    公開日: 2018/09/21
    ジャーナル フリー
    Tenodera angustipennis Saussure (Mantodea : Mantidae) has been suggested as a host of Podagrion philippinense cyanonigrum Habu, but the reported parasitism rate was quite low. No other mantis species has been reported as a host of this torymid wasp. We confirmed that P. philippinense cyanonigrum parasitized on the eggs of T. angustipennis at Sakai City, Osaka Prefecture, Japan. Additionally, P. philippinense cyanonigrum adults were emerged from an egg case of Acromantis australis Saussure (Mantodea : Acromantidae) collected at Minoo Park, Osaka Prefecture, Japan in early July. A. australis was suggested as a main host of P. philippinense cyanonigrum because of a relatively high parasitism rate.
  • 岩谷 芳自, 田原 大輔, 青海 忠久
    水産増殖
    2014年 62 巻 2 号 191-194
    発行日: 2014/06/20
    公開日: 2015/06/20
    ジャーナル フリー
    The results of this study demonstrated that a water temperature range of 10 to 13°C is suitable for the rearing of larvae and juveniles of the fourspine sculpin Cottus kazika. This may explain a wider distribution of the fish in the rivers of the Japan Sea coast of Japan (surface seawater temperature ranging from 10 to 13°C during the early developmental period of the fish) than in the rivers of the Pacific coast of Japan (higher than 14°C in some areas).
  • 田原 大輔, 羽田野 亮, 岩谷 芳自
    水産増殖
    2008年 56 巻 1 号 37-43
    発行日: 2008/03/20
    公開日: 2012/09/04
    ジャーナル フリー
    カマキリ
    養成2才親魚の卵巣成熟度を,外観および組織観察から周年調査した。卵母細胞の発達段階,残留卵の状態と再吸収の進行状況を基に,卵巣成熟度を6段階(前卵黄形成期,卵黄形成期,成熟期,退縮前・中・後期)に分類した。残留卵の出現は産卵期が近づくにつれ低くなったが,ほとんどの養成親魚の卵巣内にほぼ周年残留卵は認められた。残留卵の長期滞留の発生は,親魚が過熟卵を放卵できず,卵巣での再吸収に長期間を要することによる。また,残留卵をもっていた親魚でも排卵し良質卵が得られた場合があり,残留卵の長期滞留と翌年の成熟への影響は明確ではない。
  • 田原 大輔, 岩谷 芳自
    日本水産学会誌
    2007年 73 巻 4 号 718-725
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/08/08
    ジャーナル フリー
    カマキリ
    の養成親魚から搾出した卵を,卵および油球の性状,卵径の分布から 4 つに分類し,それぞれの分類の発眼率から卵質評価を行った。油球数は過熟の指標として有用であり,また,搾出した卵に含まれる過熟卵の割合が高くなると,発眼率およびふ化率は低下したことから,過熟卵率によりその後の発眼率およびふ化率を推定できることが示唆された。受精卵が得られない異常な採卵では,未排卵の卵母細胞および濾胞内過熟卵を含む卵巣組織が搾出されていた。この異常な採卵事例は,人工および天然養成親魚のいずれにおいても認められた。
  • 杉田 顕浩, 山田 洋雄
    水産増殖
    1995年 43 巻 1 号 11-18
    発行日: 1995/03/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    天然の
    カマキリ
    親魚を用いて採卵を行い, 得られたふ化仔魚を飼育して, 着底期までの仔稚魚の成長に伴う行動と形態の変化を観察した。その結果, 以下の知見が得られた。
    1.自然産卵は1991年2月2日から4月2日までの60日間に13例が認められ, このうち9例の卵からふ化仔魚が得られた。卵はほぼ球形の沈性卵で黄色味を帯び, 卵径は1.70~1.81mmの範囲にあった。卵には粘着性があり, 産卵床である瓦の凹面に卵同十が付着し, 大きなものでは掌大の卵塊状となって観察された。
    2.ふ化直後の仔魚は大きな卵黄嚢と1~数個の油球を有し, 全長は6.0~6.4mmの範囲にあった。ふ化後8日目 (全長7.1mm) にワムシを摂餌し始め, ふ化後41日目 (全長13.1mm) に遊泳層が表, 中層から底層に移行し, ふ化後50日目 (全長16.3mm) に着底が始まるなど行動に変化が認められた。ふ化後74日目 (全長21mm) に稚魚期に達した。
    3.飼育した
    カマキリ
    仔稚魚の, 黒色素胞と棘の出現部位および形状の観察を行い, 天然仔稚魚との比較を行った。黒色素胞および棘が出現する魚体の大きさは, 飼育された仔稚魚と天然のそれとで異なっているものの,
    カマキリ
    仔稚魚に共通して認められる特徴的な形質であった。
  • 大島 千幸, 金子 直樹, 永野 裕
    昆蟲.ニューシリーズ
    2023年 26 巻 2 号 124-127
    発行日: 2023/06/25
    公開日: 2023/06/28
    ジャーナル フリー
  • 岩崎 拓
    昆蟲.ニューシリーズ
    2000年 3 巻 2 号 65-70
    発行日: 2000/06/25
    公開日: 2018/09/21
    ジャーナル フリー
    1990年から1998年にかけて大阪府南部と和歌山県北部の数カ所の草地で, オオ
    カマキリ
    Tenodera aridifoliaとチョウセン
    カマキリ
    T. angustipennisの越冬卵嚢を採集し, オナガアシブトコバチPodagrion nipponicumの越冬世代成虫の羽化を毎日記録した.羽化がみられたのはオオ
    カマキリ
    の卵嚢のみからで, その期間は4月上旬から5月上旬にかけてであった.このコバチの羽化は, ほとんどの卵嚢において, オオ
    カマキリ
    のふ化よりも早かった.1卵嚢あたりの羽化数は1から55で, 平均は11.5個体であった.総個体数の比(オス : メス)は, 74 : 272であった.越冬世代成虫を準自然条件下で飼育した結果, すべての個体が7月中旬までに死亡し,
    カマキリ
    の卵嚢が産まれる秋まで生存した個体はいなかった.
  • 高木 基裕, 谷口 順彦
    水産増殖
    1992年 40 巻 3 号 329-333
    発行日: 1992/09/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    高知県内の
    カマキリ
    の分布調査を行った。奈半利川, 伊尾木川, 安芸川, 四万十川, 小名鹿川, 立石川, 布川, 鍵掛川, 以布利川では潜水目視観察によって
    カマキリ
    の生息が確認された。野根川, 安田川, 物部川, 仁淀川では聞き込み調査によって生息を確認した。
    カマキリ
    の分布は堰堤の存在によってその直下域に限定され, 堰堤の上流では生息が確認できなかった。1980年の高知県の淡水魚類相調査と比較して, 高知県の
    カマキリ
    の生息状況はさらに悪化しているものと考えられる。
  • 岩谷 芳自, 井上 広滋, 青海 忠久, 竹井 祥郎
    水産増殖
    2003年 51 巻 4 号 423-428
    発行日: 2003/12/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    降河回遊魚である
    カマキリ
    仔稚魚の淡水耐性について, 成長を異にした2群の人工種苗の仔稚魚を飼育海水から淡水に収容し, 24時間および48時間後の生残率から検討した。淡水における生残率が50%以上になるふ化後日数は, 実験1で24時間後がふ化後49日, 48時間後が50日, 実験2で24時間後がふ化後65日であった。淡水耐性が高くなる全長は, 実験1で24時間後が15.0mm, 48時間後が15.2mm, 実験2で24時間後が14.6mmであった。したがって, 淡水耐性はふ化後日数よりも大きさと関係があることが明らかになった。全長17.5mm以上の個体では斃死がおこらなかった。このサイズは浮遊生活から着底生活への移行期と対応すると考えられた。
  • 岩崎 拓, 青柳 正人, 百々 康行, 石井 実
    日本応用動物昆虫学会誌
    1994年 38 巻 3 号 147-151
    発行日: 1994/08/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
    オオ
    カマキリとチョウセンカマキリの卵嚢からのカマキリ
    タマゴカツオブシムシ越冬世代成虫の脱出パターンおよび成虫の寿命と産卵数を準自然条件下において調べた。越冬世代成虫の脱出は,5月と6月に見られたが,両種の卵嚢において,雌より雄の方が早く脱出し,雌雄とも,脱出はオオ
    カマキリ
    卵嚢からの方が早かった。脱出後,雌雄のカツオブシムシとも約2か月間生存し,産卵は,5月下旬から8月中旬まで見られ,1雌当りの産卵数は約10個であった。しかし,両種の
    カマキリ
    が産卵を始める9月まで生存する個体はなかった。7月下旬と9月中旬に採集したハラビロ
    カマキリおよびチョウセンカマキリ
    のふ化後の卵嚢から,それぞれ,このカツオブシムシの幼虫と脱皮殻を付着した羽化直後の成虫が得られた。越冬世代成虫の脱出は6月中に終了するので,これらの個体はいずれも第1世代のものであると考えられた。
  • 岩崎 拓, 青柳 正人, 百々 康行, 石井 実
    昆蟲.ニューシリーズ
    2000年 3 巻 3 号 105-109
    発行日: 2000/09/25
    公開日: 2018/09/21
    ジャーナル フリー
    クロヒゲブトカツオブシムシの成虫は, 野外で春と秋の年2回見られるが, 夏季の生活史は不明であった.大阪府南部で初夏にふ化時期を過ぎたオオ
    カマキリとチョウセンカマキリ
    の卵嚢を採集して準自然条件下で飼育したところ, 秋にクロヒゲブトカツオブシムシと
    カマキリ
    タマゴカツオブシムシの成虫が脱出した.これらの成虫は第1世代であると考えられ, クロヒゲブトカツオブシムシは,
    カマキリ
    タマゴカツオブシムシと同様に, 第1世代幼虫が
    カマキリ
    のふ化後の卵嚢を摂食して発育し秋に羽化し, 越冬世代幼虫は
    カマキリ
    の越冬卵嚢を摂食して春に羽化するという年2世代の経過をたどるものと考えられた.また, 同じふ化後卵嚢から両種のカツオブシムシの第1世代成虫が脱出したことから, 両種は競争関係にあると考えられる.
  • 岩谷 芳自, 渡 智美, 井上 広滋, 竹井 祥郎
    日本水産学会誌
    2003年 69 巻 1 号 52-56
    発行日: 2003/01/15
    公開日: 2008/02/01
    ジャーナル フリー
    0才および1才魚の
    カマキリ
    を海水,1/3海水および淡水で飼育し,生残率と成長を比較した。0才魚の生残率は,海水飼育群が50日後までに約60%に減少したが,110日後には淡水飼育群とほぼ同じになった。また1/3海水飼育群では海水飼育群より高かった。1才魚の生残率は海水および淡水飼育群で差がなかった。成長は,0才および1才魚とも淡水より海水飼育群の方が良かったが,0才魚において海水および1/3海水飼育群で差がなかった。従って,
    カマキリ
    は海水または希釈海水飼育により,養殖効率が向上すると考えられた。
  • 田中 陽介, 平田 慎一郎
    昆蟲.ニューシリーズ
    2017年 20 巻 3 号 120-123
    発行日: 2017/07/05
    公開日: 2019/07/05
    ジャーナル フリー

    The life history, including the host, in the most species of Mantispidae is unknown. We found that the mantispid, Euclimacia badia used a pisaurid spider Dolomedes yawatai as a host. The pharate adult of E. badia emerged from an egg sac laid by a female D. yawatai collected in Ishigaki Island. Although the wing venation, an important characteristic for identification in mantispids, was not identified because of the pharate adult; we alternatively used characteristics of prothorax, antenna, and femur of the foreleg for identification. Because the female D. yawatai laid an egg sac under rearing conditions four months after collection, the first instar of E. badia would have boarded the female D. yawatai for more than four months and then entered the egg sac when it was constructed.

  • 田原 大輔, 青木 治男, 中村 圭吾
    応用生態工学
    2019年 22 巻 1 号 1-17
    発行日: 2019/07/28
    公開日: 2019/09/10
    ジャーナル フリー

    本研究はこれまでに 4 回実施された九頭竜川の

    カマキリ
    (アユカケ)(地方名:アラレガコ)の調査データを整理し,本種の保全および再生の方策をまとめた.アラレガコ成魚は 12 月下旬から 3 月(産卵盛期は 1 月中旬から 3 月中旬)に河口内の水深 3 m 程の海水層または沿岸浅海域で確認された.仔稚魚は 2 ~ 4 月まで河口に隣接する砂浜海岸および河口内浅場で採集された.アラレガコ当歳魚は 4 ~ 8 月まで河川水際の浅場を成長しながら遡上していた.九頭竜川における現在の残された生息場は,河口から 23.0 ~ 29.4 km の中流域であった.国天然記念物である"九頭竜川のアラレガコ生息地"は,かつての生息範囲と比べて 1990 年代以降に約 1/3 に縮小化していた.アラレガコの主要な生息場および越冬場は,ともに早瀬および平瀬等の浮き石環境であった. 1990 年以降は全長 250 mm 以上の大型個体がアラレガコ伝統漁法でほとんど漁獲されていないことから,アラレガコの小型化が懸念された.本研究では 2 つの重要なアラレガコ保全策を提案する.一つ目は沿岸浅海域の環境および河川の浮き石環境を維持・創出していくこと,二つ目は鳴鹿大堰上流のかつての生息域には遺伝的多様性を有した稚魚を再導入することである.

  • 松本 和馬, 佐藤 理絵, 井上 大成, 大谷 英児
    森林総合研究所研究報告
    2019年 18 巻 2 号 219-230
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/08/09
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    東京都八王子市の森林総合研究所多摩森林科学園で採集された直翅類昆虫 (陸生の多新翅類:ガロアムシ目・革翅目・ナナフシ目・
    カマキリ
    目・ゴキブリ目・等翅目・直翅目) 75 種を採集した標本に基づき記録し、さらに直翅目1種を鳴き声により記録した。記録された種には森林の卓越する環境を反映して森林を生息環境とする種が多く、草原性種は少ないことが確認できた。東京都のレッドリスト種では、南多摩地区において「情報不足」とされている 5 種、「絶滅危惧II類」とされている 1 種、「絶滅危惧IA類」とされている 1 種、「記録無し」とされている1種が記録された。外来種も 3 種が記録された。これらの種の生息状況について考察した。
  • 鬼倉 徳雄, 松井 誠一, 竹下 直彦, 古市 政幸
    水産増殖
    1998年 46 巻 3 号 367-370
    発行日: 1998/09/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    カマキリ
    とヤマノカミの成長および生残率と水温の関係を明らかにするために, 天然河川で採集した供試魚を用いて短期間の飼育を行った。
    カマキリ
    の場合, 低水温区の20℃区が最も優れた成長と生残率を示した。逆に高水温区の27℃区は短期間で生残率が急減し, 成長も他の水温区に劣った。ヤマノカミの場合, 20~28℃の全区で生残率の急減は認められなかった。しかし, 成長では明らかに差が認められ, 20℃区と24℃区が28℃区に比べ優れていた。したがって, 生存可能な限界水温は
    カマキリ
    では24~27℃に, ヤマノカミでは28℃以上にあり, 成長のための至適水温は3区の中では20℃前後であると推察された。
  • 岩谷 芳自, 井上 広滋, 竹井 祥郎, 阿部 宏喜
    水産増殖
    2012年 60 巻 4 号 495-501
    発行日: 2012/12/20
    公開日: 2015/03/23
    ジャーナル フリー
    広塩性魚類で降河回遊魚である
    カマキリ
    Cottus kazika)を降河時期および遡上時期に淡水および海水飼育した場合の筋肉中遊離アミノ酸組成を検討した。その結果,海水で飼育するとリジンが少なくなり,アラニンが増加することが,降河時期および遡上時期に観察されたことから,両アミノ酸は筋肉中の浸透圧適応に関与していると考えられた。また,タウリンは,筋肉中遊離アミノ酸総量を調節するための補填剤的な役割を果たしていると考えられた。
  • 原田 慈雄, 木下 泉, 大美 博昭, 田中 克
    魚類学雑誌
    1999年 46 巻 2 号 91-99
    発行日: 1999/11/30
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    To clarify the early life history of Cottus kazika (Cottidae), we examined the distribution, migration, growth and food habit of larvae and juveniles collected by various methods from the Yura estuary and neighboring waters in western Wakasa Bay from November 1993 to May 1994, and from January to June 1995. Collections using an aqualamp in the rocky shore yielded mostly yolk-saclarvae, which tended to occur synchronously with the spring tide. This tendency was supported also by the back calculation of the hatching date estimated from otolith microstructural increments. Most of the larvae and juveniles were collected in the 5 m depth areas (mean salinity about 34 ppt) with a beam trawl (from 3.5 to 30m depth). We collected no C. kazika larvae and juveniles by oblique tows of alarva net in coastal areas of 10 to 50m depth. In wading areas of the surf zone, many larvae and juveniles were collected, particularly at the lowest salinity (mean about 26 ppt) station nearest to a river mouth. Mean size of larvae and juveniles were greater in the surf zone than in the 5 m depth areas. Food habits changed with growth, and differed between habitats. Pelagic larvae fed on copepods in 5m depth areas. Settled larvae and juveniles chiefly fed on mysids in 5 m depth areas, and gammarids in the wading areas of the surf zone. Thereafter, juveniles fed on tanaidaceans and trichopteran larvae in the estuary.
  • 古田 公人
    日本林学会誌
    1978年 60 巻 4 号 129-138
    発行日: 1978/04/25
    公開日: 2008/12/18
    ジャーナル フリー
    オオ
    カマキリ
    はマツカレハの死亡要因の一つであるが,その密度はマツカレハ密度とは無関係に決定されているように思われる。したがって,最初にオオ
    カマキリ
    の個体群動態を調べ,次いでマツカレハ個体群に与える影響をマツ造林地で調査した。オオ
    カマキリ
    の若齢幼虫時に分散および高率な死亡がみられた。その死亡は共食いとアリやクモなどによる捕食によると考えられた。成虫の個体数は1齢幼虫時の個体数の多少にかかわらず低い密度に決定された。卵塊やふ化幼虫は集中分布を示したが, 6~7月に一様分布に変わった。オオ
    カマキリ
    は餌不足な条件下で,マツカレハの高密度な集団に対して数の反応を呈した。オオ
    カマキリ
    は給餌されたマツカレハの3齢幼虫を2, 3分で1頭捕食するが,野外では1日に1頭以下しか捕食しない。この理由はマツカレハの摂食行動とオオ
    カマキリ
    の餌探索行動から説明される。捕食の対象となる幼虫期間は1月間以上あり,この期間にかなりの幼虫が捕食されると思われるが,その死亡は密度に依存しないものである。
  • 小松 謙之, 戸田 光彦
    衛生動物
    2019年 70 巻 2 号 83-84
    発行日: 2019/06/25
    公開日: 2019/08/07
    ジャーナル フリー

    鹿児島県徳之島にて2018年7月7日にスズキゴキブリ(雄成虫1個体)を捕獲した.この記録は,標本に基づく徳之島での初めての報告となる.

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