1. 2つの成長式への適合によって,次の平均成長曲線が得られた。すなわち,yを体重(g), tを週齢とすると,
Gompertz式,雄y=966.86×0.01490.6920t
雌y=837.07×0.02190.7081t
Logistic式,雄y=954.53/(1+56.89e-0.5996t)
雌y=824.62/(1+49.90e-0.5729t)
2.
カルガモ
の体重は変曲点時週齢つまり最大成長期以降,雄が雌より大であった。
3.
カルガモ
における成長データの解析法としては,以下の3点からGompertz式を適用した方がLogistic式より適切と考えられた。1)変曲点時週齢tIと実測データによる最大成長期はGompertz式で一致していた。2)前半の成長において,Gompertz式の方が実測値により近似した値が得られた。3)決定係数R2はLogistic式よりもGompertz式でより高い値となった。
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