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クエリ検索: "カンガルー"
1,152件中 1-20の結果を表示しています
  • 菊地 賢司
    小児歯科学雑誌
    1998年 36 巻 2 号 420
    発行日: 1998/04/01
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
  • 鈴木 麻友, 谷本 公重
    香川大学看護学雑誌
    2022年 26 巻 1 号 25-35
    発行日: 2022/03/30
    公開日: 2022/04/05
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス HTML

    目的:NICUに入院した早産児を対象に,母親による

    カンガルー
    ケア提供時の心拍変動への客観的影響を探索的に確認する.

    方法:NICUに入院中の早産児7人を対象とし,NICUで児の修正週数32~34週の間に行われた

    カンガルー
    ケアにおいて,まだ
    カンガルー
    ケアが開始されていない未実施時と初回,2回目,3回目の
    カンガルー
    ケア実施中とその前1時間の,児の心拍データを抽出した.心拍データから心拍変動のスペクトル解析を行い,心拍数(Heart Rate,以下HR),Low Frequency(LF),High Frequency(HF),LF/HFを確認した.

    結果

    カンガルー
    ケア実施前1時間に比べ,
    カンガルー
    ケア実施中のHRが低下していた回数は11回中4回であり,
    カンガルー
    ケア未実施時に比べ,
    カンガルー
    ケア実施中のHRが低下していた回数は14回中8回であった.
    カンガルー
    ケア実施前1時間に比べ,
    カンガルー
    ケア実施中のLF/HFが低下していた回数は11回中6回であり,
    カンガルー
    ケア未実施時に比べ,
    カンガルー
    ケア実施中のLF/HFが低下していた回数は14回中6回であった.LF,HFのパワースペクトル図では,全ての児,全ての測定時期において,LFにのみピークを認め,LFよりHFの方が低い値を示した.
    カンガルー
    ケア実施時のHRの平均値は155.5±12.45回/分,LF/HFの平均値は6.16±1.78であった.

    結論:本研究結果では,早産児への

    カンガルー
    ケア提供時において,HR,LF/HFは一定の傾向を示さなかった.LF,HFのパワースペクトル図ではLFよりHFが低く,これは早産児の呼吸の未熟性を示唆する.また,HRやLF/HFの平均値は,本研究の対象となった早産児の約半数が,
    カンガルー
    ケア中,自律神経の状態が睡眠に近い状態であったことを示唆する.

  • 神谷 摂子, 高橋 弘子, 恵美須 文枝
    日本保健科学学会誌
    2012年 15 巻 3 号 121-131
    発行日: 2012/12/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
    本研究はBKC中の児の行動を観察し,どのような経過でそれぞれのステージが進行し,また,それぞれのステージが次の段階に移行するまでの所要時間はどれくらいかかるのかを明らかにすることを目的に,2003年7〜9月までに正常分娩し,研究への参加に同意が得られた母子10例を対象に,児娩出場面からBKC終了又は児が入眠傾向になった時点までを観察記録とビデオ撮影による参加観察を行った。分析は,BKC中の児の動作・行動について児が(1)娩出したとき(2)母親の腹部にのったとき(3)覚醒期に入ったとき(4)乳首を探し出したとき(5)乳首を吸啜したとき(6)入眠傾向に入ったときという6つのプロセスにそって行い,(1)〜(6)のそれぞれ次の段階に移行するまでの時間測定と,事例別の長さを検討した。その結果,BKCの実施時間は平均1時間29分であった。児が乳首を吸畷するまでには腹部にのってから約1時間が,また入眠傾向に入るまでには1時間半を要し,各プロセスは一つの場面が短ければ他の場面も短いとは限らず個人差がみられ,覚醒期から乳首を探し出すまでの所要時間が最も長かった。
  • -パパカンガルーケアを導入して-
    磯 律子
    日本農村医学会学術総会抄録集
    2009年 58 巻 P1-A104
    発行日: 2009年
    公開日: 2010/03/19
    会議録・要旨集 フリー
    〈はじめに〉近年母子の早期スキンシップを図り,愛着形
    成を促進する目的で,母親に
    カンガルー
    ケアを行っている
    施設が多い。NICU ではパパ
    カンガルー
    ケアを行っている
    施設も多い。しかし産科では出生直後におけるパパカンガ
    ルーケアの研究が少ない。川島は「親への
    カンガルー
    ケア
    は,児を早期にわが子として実感でき,父性意識を高める
    ケアのひとつである。」と指摘している。
    そこで今回,パパ
    カンガルー
    ケアを行い,
    カンガルー

    ア実施前後に父親へ対児感情評定尺度(花沢氏の対児感情
    評定尺度)アンケートを実施し,父性意識の変化が立証で
    きるのではないかと考えた。

    〈研究目的〉母親の
    カンガルー
    ケア後に父親にもカンガ
    ルーケアを行うことで,父親に及ぼす対児感情の変化を明
    らかにする。

    〈研究対象〉平成20年7~9月に当院でアブガールスコア
    8点以上の正期産児の父親,パパ
    カンガルー
    ケアを実施し
    た25例と実施していない25例(以下対象群,非対象群とす
    る)。

    〈研究方法〉
    1)対象群,非対象群25例と対象に,分娩前後に花沢氏の
    対児感情評定尺度とアンケートを実施(7~9月)。
    2)分析方法は表計算ソフトエクセルを用いてT 検定し,
    感想のアンケート集計を実施。

    〈結論〉
    カンガルー
    ケアをやりたいと希望する父親が76%
    と大半であった。アンケートより,小さな身体で命があ
    り,暖かさを感じた(8名)という感想が一番多く,父親
    になった自覚を感じている。パパ
    カンガルー
    ケアは子ども
    との早期接触であり,沐浴などの直接触れる育児行動への
    自信につながった。
    分娩前後の対児感情評定尺度は,得点差が上昇したこと
    により,父親が子どもを肯定的に受け入れ,愛着形成を促
    す手段となった。
    パパ
    カンガルー
    ケアは育児に意欲的に関わるきっかけと
    なり,夫婦で育児を協力して行うことにより,夫婦の絆が
    深められる。
  • 地学雑誌
    1890年 2 巻 1 号 36
    発行日: 1890/01/25
    公開日: 2010/12/22
    ジャーナル フリー
  • 早期母児接触のバイタルサインの比較検討と満足度
    鈴木 彩子, 牧野 富美子, 白井 美智子
    日本農村医学会学術総会抄録集
    2005年 54 巻 1M13
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/11/22
    会議録・要旨集 フリー
    はじめに
     当院の母児同室体制は、産後2日目からであり、1998年よりこの体制を取っているが、「早く一緒の部屋になりたい」という意見が2年前の調査で7割を占めたが、早期母児同室により低体温を起こす事も考えられ、小児科医師の許可を得るに至らなかった。そこで今回、褥婦100名に
    カンガルー
    ケアとその満足度の聞き取り調査をし検証したので、ここに報告する。
    1.研究目的
     
    カンガルー
    ケアには、低体温を起こさずバイタルサインが安定する効果がある。
    2.研究方法
    対象
     2002年8月から2003年5月 132名中100名・・・
    カンガルー
    ケア実施していない児(以下B群)
     2004年7月から2004年11月 125名中100名・・・
    カンガルー
    ケアを実施した児(以下A群)
    分析方法
    A群B群の出生時と新生児室入室時のバイタルサインをとり、t検定にて比較検討した。
    3.倫理的配慮
     アンケートは本研究以外の目的で使用しないこと、拒否された場合でも入院生活に支障をきたさない事を説明し、褥婦に同意と協力を得た上で実施した。
    4.結果
    1)出生時のバイタルサインについて
     体温の平均値はA群37.138℃でB群の平均値は37.112℃。心拍数の平均値はA群157.78回/分、B群157.5回/分、呼吸の平均値はA群56.59回/分、B群54.09回/分であった。出生時のA群とB群のバイタルサインにおいては有意差はみられなかった。(体温 P=0.683 心拍数 P=0.890 呼吸数 P=0.076)
    2)入室時のバイタルサインについて
     新生児室入室時の体温変動の平均値はA群36.965℃、B群の平均値は36.73℃であり、t検定においては有意差がみられた。(P=0.000277)
    心拍数変動について、A群の平均値は148.08回/分、B群の平均値は149.37回/分であり、t検定では有意差はみられなかった。(P=0.487)
    また、呼吸数の平均値はA群58.13回/分、B群59.46回/分であり、t検定では有意差はみられなかった。(P=0.338)
    3)
    カンガルー
    ケアの満足度について
     アンケートのうち初産婦、経産婦の割合は、初産婦39名、経産婦61名であった。 児に対するプラス感想は「非常にその通り」「その通り」と回答した褥婦が多く96.3%であった。それに対し、分娩、
    カンガルー
    ケアに対するマイナス感想は「そんなことはない」と回答した産婦が多く、45%であった。
    5.考察
    バイタルサイン変動について
     ケア後の体温について、A群は出生時より0.173℃の低下がみられたのに対し、B群は入室後0.382℃の低下がみられた。A群B群ともに体温の低下はみられたが、t検定の結果よりA群の方が有意に体温低下が少なく、
    カンガルー
    ケアは低体温をおこさず体温保持ができることが検証できた。
    堀内の研究では、「山内は
    カンガルー
    ケアにより母体温は0.2から0.3℃上昇するとあり、その理由として皮膚接触により母体が温められるだけでなく、母体側の熱流調節が生じてホメオスターシスを維持する働きを示唆している」2)と述べている。このことにより、出生直後の体温調節の未熟な児であっても
    カンガルー
    ケアを行なうことで母親のもとでも十分体温保持ができると検証できた。
    6.結論
    1)
    カンガルー
    ケアは保温効果があり、低体温を起こさず、児のバイタルサインは安定する。
    2)
    カンガルー
    ケアは褥婦の満足度が高く、児の愛着形成にも良い影響を与える。
    引用文献
    1)仁志田博司:新生児学入門,医学書院,p156,2002
    2)堀内たけし:
    カンガルー
    ケア,助産雑誌,55(3),50(234),2001
    3)山内芳忠:
    カンガルー
    ケア,Neonatal Care,p.33から39,2002
  • 坂口 けさみ, 芳賀 亜紀子, 徳武 千足, 湯本 敦子, 近藤 里栄, 大平 雅美, 金井 誠, 市川 元基, 馬場 淳, 中村 友彦, 島田 三恵子
    周産期学シンポジウム抄録集
    2010年 28 巻
    発行日: 2010年
    公開日: 2024/03/01
    会議録・要旨集 フリー

     はじめに

     

    カンガルー
    ケアとは,本来,低出生体重児を裸のまま,母親の乳房の間に直接肌と肌とを触れ合わせ抱っこするという比較的単純な哺育方法として紹介された。この方法が母乳育児や児の体重増加などに大きく影響することが明らかとなり,母児への医療行為の一環としてKangaroo Mother’s Care(KMC)という呼び方でNICUを中心に導入されている。一方,低出生体重児に対する
    カンガルー
    ケアの導入によって,母乳育児のみならず,良好な母子関係を築くなどの利点が数多く報告されるようになり,
    カンガルー
    ケアは正期産母子の場にも急速に拡大・浸透した。この方法は,その行為を指すEarly skin to skin contact(STS)と呼ばれることが多く,ここでは
    カンガルー
    ケアをSTSと呼び,KMCと区別して用いる。

     

    カンガルー
    ケアは,1979年に保育器などの整備が十分でなかった南米コロンビアの首都ボゴタにおいて小児科医のEdgar ReyとHéctor Martinezによって始められ,1984年ユニセフにおいて公表された1)。その後
    カンガルー
    ケアが児の死亡率の減少や子どもへの虐待防止,低コストにつながることが注目され,欧米諸国のNICUに広く導入された。

     我が国においては,1990年後半に小児科医師堀内勁らによって初めて紹介され,NICUを中心に急速に普及した。2000年以降になると,STSは分娩直後の正期産母子の場に拡大した。その背景には,1996年にWHOが「正常出産のガイドライン」2)を発表し,その中で早期母子接触としてのSTSが推奨されたこと,その後2003年にWHOより「

    カンガルー
    ケア実践の手引き」3)が発刊されたことなどがあげられる。しかしながら我が国では,STSを正期産母子の場に導入することによって心肺蘇生を必要とする事例が報告されるようになってきた4)。そこで今回,全国産科施設へのアンケート結果に基づくSTSの現状について報告するとともに,STSを安全にかつ快適に進めるための方策と課題について検討したので報告する。

  • 木坂 恭子, 上野 智美, 芦田 真由美, 石川 佳代子, 小川 千鶴, 奥本 真史, 片山 博恵, 金永 千恵子, 向井 恵子
    日本農村医学会雑誌
    2006年 55 巻 1 号 35-40
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/07/11
    ジャーナル フリー
     近年,早期母子接触の有効性が見直される中,母と子の双方に対する効果を期待し,出生直後の正常新生児に
    カンガルー
    ケアを導入している。そこで,
    カンガルー
    ケアが母親にどんな良い影響を与えるのかをあきらかにするためにこの研究に取り組んだ。
     当院で分娩した母親への郵送アンケート調査や今回の出産で初めて
    カンガルー
    ケアを行なった経産婦の感想を述べてもらった。その結果より,産んだ実感や感動は,より大きく,しかも
    カンガルー
    ケアを始めてからは,分娩後早い時期から,また長い時間わが子とともにいたいと希望する母親が増えている。親子の相互作用により,安心感や信頼感が確立されると考えられる。今回の研究から,出生直後の
    カンガルー
    ケアは母親の感情・行動に良い結果を与えることが分かった。
  • 田中 佳世子, 猪岡 靖子, 佐藤 かおる
    日本農村医学会学術総会抄録集
    2010年 59 巻 P1-E3-5
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/12/01
    会議録・要旨集 フリー
    〔目的〕予定帝王切開術時小児科医師立会いの下、娩出直後の児を褥婦に抱っこしてもらい、立ち会った医療スタッフから意見や問題点を聴取し、帝王切開術における
    カンガルー
    ケアの導入を検討する。<BR> 〔結果〕 手術室看護師からの意見として、自分の動き、役割と全体の動き・流れがわからなかった。酸素マスクや心電図電極パッドも貼付位置、モニターコード、点滴ラインの整理、離皮架の設置位置など児を抱っこするには障害物になるものがある。手術室内の配管や、術者の立ち位置などの理由から、安全で短距離になるような導線の確保をする必要がある。また、実際に児と接触する姿をみて、感動的な場面と感じる看護師が多かった。<BR> 助産師からの意見として、帝王切開術で
    カンガルー
    ケアを取り入れることに肯定的であった。手術室での
    カンガルー
    ケアが児に悪影響を及ぼすことはないだろう、との意見もあった。<BR> また、助産師から手術室看護師と同様に、導線の確保の必要性、ライン類の工夫に関するアドバイスがあった。<BR> 帝王切開術に関わる医師からの意見は、母子ともに影響がない状況下でのカンガルケアは問題ないだろう、との意見が多かった。また、小児科医師からは小児科医師不在の状態での
    カンガルー
    ケアは推奨できないとの意見があった。<BR> 〔結論〕<BR> 1.麻酔科医師、産科医師、小児科医師の実施時の判断及び協力が必須である。<BR> 2.医師、助産師と共に密なコミュニケーションをとりチームとして関わっていくことが必要である。<BR> 3.手術室スタッフへ
    カンガルー
    ケアに関する教育が必要である。<BR> 4.産婦への
    カンガルー
    ケアについての事前の説明に関して検討する必要がある。<BR>                              5.実施症例、未実施症例を比較検討し、帝王切開術における
    カンガルー
    ケアの有効性を調査し導入に向けていきたい。
  • 竹束 正二郎, 堀江 健司, 柿原 康晴, 島田 恵太, 大木 一郎, 多賀谷 信美
    Progress of Digestive Endoscopy
    2007年 70 巻 2 号 43-45
    発行日: 2007/06/07
    公開日: 2013/08/21
    ジャーナル フリー
     [目的]pull法によるPEGの術後合併症として,創部感染などは厄介である。そこで,ワンステップボタンによるPEG施行時オーバーチューブを使用し,術後合併症にたいする影響を,感染防止用外筒付きキット(
    カンガルー
    キット)と比較検討した。[対象]2004年4月より,2006年6月まで当院で施行したPEG症例70例を対象とした。[方法]A群 :
    カンガルー
    キット(Nippon Sherwood社)群,B群 : オーバーチューブを使用したワンステップボタン(Boston Scientific社)群に分け検討した。[結果]創部感染はA群0%,B群26.5%であった。しかし,PEG周囲の漏れはA群11.1%,B群0%であった。[結語]オーバーチューブ使用したワンステップボタン群では,
    カンガルー
    キット群と比較し術後の漏れは少なかったが,創部感染は軽減しなかった。
  • 渡部 晋一
    周産期学シンポジウム抄録集
    2010年 28 巻
    発行日: 2010年
    公開日: 2024/03/01
    会議録・要旨集 フリー

     はじめに

     出産直後に分娩室で母児接触を図るための抱っこ(skin to skin contact:以下STS)は,

    カンガルー
    ケアと言う呼称で広く行われている。一方,国内外でSTS中の急変例の報告が相次いでなされた。これらの結果を踏まえ,STSのガイドラインならびに,STS施行に当たっての留意点について述べる。

  • 外平 友佳理
    日本野生動物医学会誌
    2019年 24 巻 2 号 33-39
    発行日: 2019/07/11
    公開日: 2019/09/15
    ジャーナル フリー

    日本の動物園では,未だ研究活動が活発とはいいがたい状況にある。筆者は今回,ひびき動物ワールドの

    カンガルー
    類を対象に行った研究により,獣医学の博士号を取得した。
    カンガルー
    類において下顎骨に多発する壊死桿菌症に関連した,内部寄生虫検査,ストレス調査およびエンドトキシン調査を行った。動物園で研究することはすなわち社会貢献であり,非常に重要なことである。

  • 中野 博子
    心身健康科学
    2014年 10 巻 1 号 10-13
    発行日: 2014/02/01
    公開日: 2014/02/21
    ジャーナル フリー
  • 北村 幸太郎
    産婦人科の進歩
    2003年 55 巻 3 号 366-367
    発行日: 2003年
    公開日: 2003/10/02
    ジャーナル 認証あり
  • 尾形 光昭, 海老原 希予, 伊藤 咲良
    日本野生動物医学会誌
    2012年 17 巻 1 号 9-12
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/08/23
    ジャーナル フリー
    よこはま動物園には,繁殖行動などにより父親推定が困難なアカ
    カンガルー
    が7頭飼育されている。それらの父親候補は歴代の優位雄2頭のいずれかである。これら7頭の父親を明らかにするために,マイクロサテライトDNA多型に基づく父子鑑定を行った。その結果,7頭の父親を推定することができた。このことから,マイクロサテライトDNAを用いた父子鑑定は,繁殖行動などのデータが不足している場合には,飼育下
    カンガルー
    の父系推定法として有効であることが示唆された。
  • 大平 章
    D・H・ロレンス研究
    1994年 1994 巻 4 号 1-16
    発行日: 1994/03/30
    公開日: 2009/08/21
    ジャーナル フリー
    D.H. Lawrence's later novels, such as Aaron's Rod, Kangaroo, The Plumed Serpent, which are often defined as“leadership novels, ”have something in common with Modernism. Kangaroo, above all, shows a specific tendency as a Modernist text in terms of its fragmentary narrative, collage-like technique, and the protagonist's unstable state of consciousness. The first aim of this paper is to demonstrate that these characteristics of Modernism result not from the author's intention to quest for Modernist aesthetics, but from the mental conflict which the protagonist undergoes both in his political participation and in his marriage life. More importantly it will help us to find that this type of complicated mentality has a structurally profound relation with the historical sentiments and perceptions of the Modernist writers obsessed with a crisis of culture, and a sense of disorientation and nightmare.
    A second aim is to point out that Kangaroo is considerably successful in describing, by means of the protagonist's political alternative, the destiny of the Modernists and avant-gardes who were compelled to polarize into two different political camps, communism and fascism under the pressure of the Great War. What I finally suggest here is that Kangaroo should be appreciated in a wider historical context and that further emphasis should be put on its particularity and universality as a Modernist text.
  • 中島 登美子
    日本看護科学会誌
    2002年 22 巻 1 号 13-22
    発行日: 2002/03/31
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
    本研究は, 早期産の母親が実施する
    カンガルー
    ケアは, 早期産により傷ついた体験の癒しと子どもに対する愛着にどのような影響を与えているのかを明らかにすることを目的とした. 対象は早期産となり
    カンガルー
    ケアを 3 回以上実施した母親20名, 介入は
    カンガルー
    ケア(skin to skin care), 測定した変数は, 早期産体験の癒しと母親の愛着, および早期産体験の癒しと関連する気分である. データ収集時期は, 介入前, 介入2週間後, 子どもの退院前の計3回である. データ収集は質問紙法による数量的測定と面接データによる質的測定を用い, これらの結果の類似点と相違点を検討した.
    数量的測定結果は, 早期産体験の癒しの下位尺度, 辛さのとらわれからの解放と現実の受けとめは, 2週間後と退院前は介入前より有意に高かった (p<0.03~p<0.000). これらの変化とやや異なり, 自己の確かさは退院前のみが介入前より有意に高かった (p<0.009). 母親の愛着は, いずれの時期にも有意な相違はなかった. 早期産体験の癒しと関連する気分については, 抑うつ-落込みは2週間後が介入前より有意に低く (p<0.02), 活気は退院前が介入前より有意に高かった (p<0.01).
    面接データでは, 介入 2 週間後には, 罪悪感と不確かさがやわらぎ辛さにとらわれることから解放されていた. 辛さがやわらぐ要因として,
    カンガルー
    ケアにより子どもの生きる力を感じ取ったことがある. また, 退院前には, 母親として子どもをケアする確かさを得て, ほぼ全員が辛かった早期産体験を肯定的に意味づけていた. これらは数量的測定結果と類似していた. 一方, 辛さにとらわれる程度はケースにより相違があり, その辛さは子どもに対する関係の取り方に影響していた.
  • 鈴木 りか子
    島根県立中央病院医学雑誌
    2023年 47 巻 1 号 31-36
    発行日: 2023/03/10
    公開日: 2023/05/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    COVID-19の蔓延によるNICU/GCUでの面会制限が母親の産後の精神状態に与えた影響を明らかにすることを目的に,NICU/GCUへ入院した児とその母親を対象として,退院時,産後2週間健診,1ヶ月健診,新生児家庭訪問時のEPDSとMIBS-Jを後方視的に調査し,面会制限前後で比較し分析した.結果はEPDS,MIBS-Jともに面会制限前後の平均値に有意差はなかった.またEPDSの平均値は面会制限前後ともに退院時,産後2週間健診,1ヶ月健診,新生児家庭訪問時と経時的に低下しており有意差を認めた.
    カンガルー
    ケア実施割合は面会制限後に有意に減少していたが,
    カンガルー
    ケアを実施した母親のEPDSの平均値は経時的に低下しており有意差を認めた.臨床心理士の介入は面会制限後に有意に増加していた.このことから,面会制限下においても可能な限り母子接触の機会を設け,臨床心理士への介入を依頼したことが,母親の精神状態の安定に繋がったと考えられる.
  • *小泉 勇貴, 小矢 美晴
    画像電子学会研究会講演予稿
    2016年 15.03 巻 15-03-02
    発行日: 2016年
    公開日: 2020/03/31
    会議録・要旨集 認証あり
    人間にとって動物を見分けることは難しい。そこで、識別するために視覚情報だけを使うのではなく、歩き方などの動きの特徴を利用して個体識別を行う方法を検討している。動きの特徴を個体識別に利用するには動画像において移動体がどのように移動しているかを知る必要がある。そこで、本稿では視覚情報のみでの識別が困難である
    カンガルー
    を移動体の例とし、動画像において移動体の抽出を目的とした
    カンガルー
    の自動追跡システムの提案を行った。これを実現するため、領域拡張法を用いた方法とSnake法の2種類の手法で自動追跡システムを実現しようとした。前者では欠損が大きくなり実現できなかったが、後者では自動追跡システムを実現することができた。
  • 松永 孝光, 柴田 清弘, 山田 順一, 新村 裕, 千国 幸一
    日本食品科学工学会誌
    1998年 45 巻 12 号 719-723
    発行日: 1998/12/15
    公開日: 2009/05/26
    ジャーナル フリー
    食肉,食肉製品の原料肉に使用される獣肉,鳥肉,魚肉の識別を行う目的で,18SリボソームRNA遺伝子を増幅するプライマーRR-1(5'-AAACTGCGAATGGCTCATTAAATCAGTT-3')とRR-6(5'-ACCATCGAAAGTTGATAGGGCAGA-3')を設計した.9種類の獣肉,8種類の鳥肉,2種類の魚肉,ワニ及びカエルから抽出したDNAを鋳型として,95℃で30秒間,60℃で30秒間,76℃で30秒間のサイクルを35回繰り返してPCRを行った.これらの動物から増幅されたPCR産物の大きさは
    カンガルー
    で317bp,その他の獣肉は293bp前後,鳥肉はすべて254bp前後,魚肉は267bp前後,ワニは252bp,カエルは270bpであり,PCR産物の大きさの違いを利用して獣肉から鳥肉,魚肉を識別することが可能であった.しかも,
    カンガルー
    と他の動物との識別も可能であった.
    カンガルー
    ,ウシ,ワニ.シチメンチョウ,カエル,スケソウダラのPCR産物の塩基配列を決定した結果,動物種類によって塩基配列の長さが異なる原因は18SリボソームRNA遺伝子のループ10領域の違いによることがわかった.この方法をいくつかの食肉製品について適用したところ,獣肉,鳥肉,魚肉の存在を1度のPCR分析で識別することが可能であった.
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