ツイッター上では多くの企業が懸賞
キャンペーン
と称してリツイートを求めるようなツイートを行い、情報の拡散を狙っている。一方で、懸賞
キャンペーン
を拡散するユーザは専用のアカウントを用意する等しており、
キャンペーン
参加以外の情報には興味を示さない可能性がある。特に、新型コロナ禍においては実店舗などでの
キャンペーン
が困難となった影響から、ツイッター上の
キャンペーン
の重要度が上昇したといえる。そこで懸賞
キャンペーンに参加したユーザについて企業アカウントとのその後の関係性からキャンペーン
の有用性について分析を行った。その結果、まず
キャンペーン参加ユーザは懸賞キャンペーン
をきっかけにフォローした企業の本業にまで興味を持つことがあまり期待できず、さらに彼らがリツイートした懸賞
キャンペーンはキャンペーン
ユーザを中心に拡散されていることが明らかになった。この傾向は、公式アカウントの認知度が低く、懸賞
キャンペーン
を開催する頻度が高い企業に特に強く表れていた。またコロナが注目を浴びた時期は
キャンペーン
の効果が上昇したこと,「コロナ」を含む
キャンペーン
はより効果が高い可能性があることが明らかとなった。
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