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クエリ検索: "クルミ科"
206件中 1-20の結果を表示しています
  • 荻沼 一男, 顧 志建, 岳 中枢
    植物分類,地理
    1995年 46 巻 2 号 147-151
    発行日: 1995/01/28
    公開日: 2017/09/25
    ジャーナル フリー
    クルミ目(Juglandales)は
    クルミ科
    (Juglandaceae)とロイプテレア科(Rhoipteleaceae)からなっているが, ロイプテレア科の核形態についてはこれまで観察されていない。ロイプテレア科唯一の種R.chilianthaの間期核, 分裂期前期及び中期染色体の形態を初めて報告する。間期核が単純染色中央粒型, 染色体数が2n=32及び中期の32本の染色体中, 最長の4本の染色体が二次狭窄を持つことは
    クルミ科
    と類似していることが分かった。しかしながら, 32本の染色体中, 次端部型染色体を6本持つことは, 2本(或いは持たない)を持つ
    クルミ科
    とは相違していることが分かった。また,
    クルミ科
    と同様にロイプテレア科(x=16)は, 2n=16(x=8)の染色体組中, 2本の染色体が二次狭窄を持つヤマモモ科と共通の祖先から派生した四倍体と推察された。
  • 荻沼 一男
    植物分類,地理
    2000年 50 巻 2 号 229-241
    発行日: 2000/02/28
    公開日: 2017/09/25
    ジャーナル フリー
    ロイプテレア科と
    クルミ科
    からなるクルミ目の核形態の特徴とその進化を,総説としてまとめた。エンゲルハルディア連のEngelhardia serrataの核形態については初めて報告する。これまで,唯一の属Rhoipteleaからなるロイプテレア科と,4連8属からなる
    クルミ科
    のうち,4連5属の核形態が明らかとなっている。これまでの報告をまとめた結果,両科の核形態は均質であることが判った。すなわち,両科は分裂期中期染色体の核型が類似していること及び互いに基本数x=16(但し,ノグルミ属のx=15を除く)をもっている。これらの核形態を各科内,両科間及び近縁なヤマモモ科,カバノキ科,Ticodendraceae及びモクマオウ科の核形態と比較した。その結果,ロイプテレア科と
    クルミ科
    が近縁であることが支持されると共に,クルミ目のx=16は,ヤマモモ科(x=8),カバノキ科,モクマオウ科の一部の属と共通の祖先群からの四倍体起因と推察された。また,詳細な分裂期中期染色体の核型から,ロイプテレア科及び
    クルミ科
    の中で単系統をつくるヒコリ連とクルミ連とは,他の連とは異なる系列にあることが支持される。しかしながら,この仮説を確証するためにはCyclocarya, Alfaroa,及びOreomunneaの研究が期待される。クルミ目におけるこれまでの研究から,核形態はクルミ目の科内や科間の属間(属群)で均質であることが判った。このことは,クルミ目の近縁群でも核形態が属や科内で均質であることを示唆しているものと思われる。
  • 林 重雄
    漂着物学会誌
    2019年 17 巻 11-12
    発行日: 2019/12/25
    公開日: 2022/07/13
    ジャーナル オープンアクセス
  • 髙橋 由紀子, 松下 範久, 寳月 岱造, 原田 幸雄
    日本植物病理学会報
    2008年 74 巻 3 号 140-147
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/09/20
    ジャーナル フリー
    クロミサンザシ白粒葉枯病の病原菌Mycopappus alni を,カバノキ科,バラ科,ブナ科,マンサク科および
    クルミ科
    の5科15属21種に接種し,これらの樹種に対する病原性を調査した.その結果,カバノキ科,バラ科,
    クルミ科
    およびマンサク科の14種で,葉に病斑と繁殖体が形成され,M. alni はこれらの樹種に病原性があった.一方,ブナ科では,ブナとクリで葉に変色が認められたことから,M. alni はこれら2樹種にも病原性があると考えられた.しかし,これらの樹種では,病斑や繁殖体の形成頻度が他科の樹種より低く,これら樹種へのM. alni の病原力は弱いと推察された.また,コナラ属樹種では病斑が形成されず,M. alni はコナラ属に対し病原性がないと考えられた.本菌をクロミサンザシ葉に接種し,病徴発現部位を顕微鏡観察した結果,M. alni の菌糸が気孔から植物体内に侵入しているのが観察された.
  • 柳面玉 面玉, 江原 昭三
    日本ダニ学会誌
    1997年 6 巻 2 号 113-116
    発行日: 1997/11/25
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    中国の北京からのみ知られていたOkiseius(Kampimodromellus)juglandis Wang et Xuについて,韓国産の標本に基づいて再記載した。標本の産地は江原道點鳳山で,模式標本と同じく
    クルミ科
    のJuglans mandshurica Max. から採集された。
  • 松尾 秀邦, 大村 一夫
    地質学雑誌
    1965年 71 巻 834 号 148-149
    発行日: 1965/03/25
    公開日: 2008/04/11
    ジャーナル フリー
  • A. B. Doweld
    植物研究雑誌
    2016年 91 巻 2 号 129-130
    発行日: 2016/04/20
    公開日: 2022/10/20
    ジャーナル フリー

    北海道紋別郡遠軽町の中新世からJuglans japonica Tanai (1961)が記載されたが,これはJuglans japonica Siebold ex Miq. (1867)の先行名があるため,不適法であった.そこで植村はPterocarya japonica Uemura (1988)を発表した.しかしながら,この学名もPterocarya japonica Hort. ex Dippel (1891)があるため,適法ではなかった.そこで,新しい置換名Pterocarya rhoifolioides Doweldをここに提唱した.この学名は問題の植物が現世のP. rhoifolia Siebold & Zucc.に近似していることを強調するために命名したものである.

  • 石塚 勝己
    やどりが
    2005年 2005 巻 204 号 2-17
    発行日: 2005/03/31
    公開日: 2017/08/19
    ジャーナル フリー
  • 高橋 由紀子, 松下 範久, 寳月 岱造
    樹木医学研究
    2007年 11 巻 3 号 126-127
    発行日: 2007/07/31
    公開日: 2021/03/03
    ジャーナル フリー
  • 橘 隆一, 中村 華子, 福永 健司
    日本緑化工学会誌
    2010年 36 巻 1 号 95-98
    発行日: 2010年
    公開日: 2011/03/16
    ジャーナル フリー
    在来の落葉性高木類6科8種の種子発芽率を,屋外のポット試験にて測定した。その結果,オニグルミ,サワグルミ,ミズキでは,既往文献と概ね同様の発芽率を示した。タムシバの発芽率も既往文献と概ね同様であったが,2~3年目の春播きでも比較的高い発芽率を示したことから,発芽率を維持したままの種子貯蔵が可能と考えられた。乾燥によって発芽率が低下するといわれているホオノキとキハダの取播きでは,既往文献と比べ低い値を示したことから,試験時の水分状態が大きく影響した可能性が考えられた。アベマキとムクノキでは,種子を貯蔵する場合に,種子含水率をそれぞれ40 %程度,15~24 %に保つことで,高い発芽率を維持できると考えられた。
  • 柴田 承二, 指田 豊
    ファルマシア
    2010年 46 巻 4 号 323-327
    発行日: 2010/04/01
    公開日: 2018/08/23
    ジャーナル フリー
  • *吉村 研介, 鈴木 節子, 能城 修一, 勝木 俊雄, 吉丸 博志
    日本森林学会大会発表データベース
    2015年 126 巻 P2B146
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/07/23
    会議録・要旨集 フリー
    DNAバーコーディングは,特定の遺伝子領域の短い塩基配列(DNAバーコード)で生物種の同定を行う方法であり,植物では,2009年に葉緑体DNAのrbcL部分配列とmatK部分配列をDNAバーコードの標準とすることを決められている。日本産樹木を対象としてrbcL部分配列とmatK部分配列ならびにtrnH-psbA遺伝子間領域のDNA配列を解析した。rbcL部分配列+ matK部分配列(725種)で、69%、rbcL部分配列+ trnH-psbA遺伝子間領域(899種)で、71%、3つの領域を併せた場合(683種)は77%の同定能力があった。しかしながら、常緑性カシ類、クスノキ科、
    クルミ科
    の一部などで、標準的なDNAバーコードでは属の識別も困難な場合があることが判った。比較的、種分化が速い場合や、イントログレッションや葉緑体キャプチャが起こった場合は、DNAバーコードは短い塩基配列しか解析しないため、標準的なDNAバーコードでは限界があり、そのような分類群については別の方法を併用する必要が有る。
  • 岸川 禮子, 廣瀬 隆士, 西間 三馨
    アレルギー
    1992年 41 巻 8 号 1048-
    発行日: 1992/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 岸川 禮子, 廣瀬 隆士, 西間 三馨
    アレルギー
    1992年 41 巻 8 号 1048-
    発行日: 1992/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 上野 実朗
    植物分類,地理
    1967年 22 巻 4-6 号 175-182
    発行日: 1967/05/31
    公開日: 2017/09/25
    ジャーナル フリー
    The author investigated the pollen morphology and physiology of Juglans mandschurica subsp. Sieboldiana. The results are as follows : The tetrads are formed by simultaneous division and their 90% tetrahedral arrangement. For size-frequency see Table 1 and variances of germ pores are shown in Table 2. The pollen tube elongates through one of the equator pores. The germ pores of dorsal face (proximal face) are functionless .Dehydrate percentage is 12.6 to 15.2%. The weight of one pollen is 7.4×10^<-9> gr (dry) and 9.3-10.2×10^<-9> gr (moist). The pH is 6.25 (live pollen) and 6.40 (die pollen).
  • Richard S. PEIGLER, 杉 繁郎
    蝶と蛾
    1986年 37 巻 1 号 45-50
    発行日: 1986/04/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    ある昆虫がなぜ特定の食草を撰好するのかという問題は,鱗翅関係者にとっても興味深い問題である.本文では,互に近縁でない3群の蛾が,世界的な規模で,系統的に脈絡のない属または科の植物を食卓としている事例を指摘して,その意義を述べておく.3群の蛾とは,アジア,北アメリカ,ヨーロッパ南部,アフリカに分布をもつヤママユガ科の.Actias(オオミズアオ属;Graellsia,Argemaを含める),新大陸特産のヤママユガ科の一属Citheronia,ならびにヤガ科の一亜科Euteliinae(フサヤガ亜科)である.これら3群の蛾の地域ごとの食草撰択の範囲を第1図に示した.考察の対象とする植物群はウルシ科,カンラン科,シクンシ科,カキ属(カキノキ科),フタバガキ科,
    クルミ科
    ,フウ属(マンサク科),フトモモ科およびマツ属(マツ科)の9群を示してある.個々の食性の一次資料は引用を省略し,主な出典をあげておく.新大陸のオオミズアオ,Actias luna(L)は,フウ属やカキ属を欠く分布域の北部ではコナラ属,シデ属,ヤナギ属,カエデ属,カンバ属などにつくが,これらの植物は南部にも多いのに拘らず食草となっていない.一方アフリカや熱帯アジアのActiasはウルシ科を食草として用いているが,日本や北アメリカではこの科につくことがない,世界的にウルシ科を主食とするフサヤガ亜科では北に向うに従ってコナラ属[コフサヤガ]やカエデ属[ニッコウフサヤガ]が食草として利用されるようになる.予期に反してこの亜科が
    クルミ科
    につく例がないが,このことは他の2群と異なる主要な相異点である.筆者は北アメリカ産のフサヤガ亜科の一種の艀化幼虫にオニグルミ属とウルシ属を与えたが,すぐに死んだ.しかしこの蛾の幼虫をフウ属で採っている.マツ属など針葉樹もまたヤママユガ科の食草となる.Actiasの中国西部産の一種[A.dubernardi OBERTHUR]とヨーロッパ産の一種[A.isabellae GRAELLSイサベラミズアオ],それに北アメリカ東部のCitheroniaの一種はマツ属の固有種に転化している.この転換は,たぶん洪積世の氷期に利用可能の植物群が滅んだことを反映しているのであろう.南アメリカではCitheroniaの食草としてヒノキ科の記録もある.これら一見脈絡のない食草系列に共通する特性を検出する仕事はなお残された問題であるが,雌蛾の産卵と幼虫の摂食を刺激する物質をこれら植物が共通していることは確かで,これらのすべて又は大部分が,樹脂を生産する植物群であることに関係しているにちがいない.LARSSONの著書では,琥珀やコパルの源泉を論じ,落葉樹で樹脂を分泌するのは主にマメ科植物に多く,その他カンラン科,オトギリソウ科,ウルシ科,フタバガキ科などに見られることを述べ,またマツ属は常緑樹中での主要なもののひとつであると記している.マメ科はCitheroniaの食草ではないが,この科はCithroniaの属する亜科Ceratocampinae全体の主要な食草である.以上のリストに筆者らはさらにフウ属(Liquidamber,属名の意味のとおり)を加えたい.ウルシ科のRhus copallinaもその学名の意味に樹脂性が示されているし,カエデ属は,メイプルシラップとして周知の砂糖を作る樹脂源として北アメリカ西北部でひろく利用されている.最後に東南アジアのスズメガ科の一属Ambulux(=Oxyambulyx)ホソバスズメ属の食性の範囲も本文で記した3群と共通することを知ったので付記する(杉私信).
  • 指田豊, 米田該典, 相見則郎, 近藤健児, 水野瑞夫, 柴田承二
    植物研究雑誌
    2009年 84 巻 2 号 063-076
    発行日: 2009/04/20
    公開日: 2022/10/20
    ジャーナル フリー

    正倉院には天平勝寶8 年 (756), 聖武天皇崩御の七七忌に光明皇太后が東大寺の盧舎那仏に献納した聖武天皇の遺愛品とともに60種の薬物が納められている. この薬物は正倉院薬物と呼ばれ, その品目と量は「種々薬帳」に記録されている. これらの薬物は病気の治療に実際に用いることを目的としており, その結果亡失したものもあるが, 「厚朴」 を含む38品目が現存している. 近代の正倉院薬物の学術調査により, このうち 「厚朴」 と 「胡同律」 を除く薬物の基原が明らかになった.

     正倉院薬物の厚朴 (北84) (以下 「厚朴」 とする) は長さ約35 cm, 厚さ2 10 mm, 幅は4 cm を超える樹皮で, 外面のコルク層はほとんど削られている (Fig. 1). その外観は本草書に記す良品の厚朴に似ている. 献納時の重量は13斤8 両と記されているが, その後, 出庫した記録がなく, 現在も当時の量が保管されている. 「厚朴」 は現代の厚朴, すなわちモクレン科モクレン属の Magnolia officinalis Rehder & Wilson (カラホオ 中国名 厚朴) またはその近縁種の樹皮とは形態学的に明らかに異なっており, 成分的にも現代の厚朴と一致するものがないことが明らかになった. 現在まで, その基原植物は全く分かっていない.

     唐代の名医別録, 宋代の図経本草には厚朴に複数の流通品があることが記されており, また, 基原植物の記載は複数の植物の形状が混在しているように読み取れる. 「厚朴」 の正倉院献納時の中国においても何種類かの基原植物があったことが推定される. そこで, 著者らは 「厚朴」 の基原植物を明らかにするために, 歴代の本草書の厚朴に関する記載を調査するとともに, 中国で厚朴の原料とされる植物について文献の調査を行った. この結果を基に 「厚朴」 の基原植物として可能性のある植物を絞り, 樹皮の内部形態を 「厚朴」 のそれと比較した結果, 「厚朴」 は

    クルミ科
    の Engelhardia roxburghiana Wall. [= E. chrysolepis Hance] (中国名 黄杞) の樹皮と一致したので報告する.

     なお, 本研究は正倉院薬物第二次調査の補遺である.

  • 矢部 淳
    霊長類研究
    2002年 18 巻 2 号 143-157
    発行日: 2002年
    公開日: 2009/09/07
    ジャーナル フリー
    Physiognomic analysis using CLAMP technique of Wolfe (1933) was performed to two plant megafossil assemblages from northern Thailand intramontane basins to obtain quantitative data on the mean annual temperature (MAT), cold month and warm month mean temperatures (CMMT & WMMT) and growing season precipitation (GSP). The assemblage from Ban Pa Kha (BPK), a subbasin of Li Basin, dated as Late Oligocene, consists of 30 types of woody dicotyledonous leaves along with infructescence and inflorescence of alders and winged-seed of maple, as well as conifers. Physiognomic analysis of the fossil angiosperm leaves implies a MAT of 17.60°C, CMMT and WMMT of 7.5 and 27.80°C, and GSP of 324.5cm. Its composition and physiognomic feature correspond well with Notophyllous Broad-leaved Evergreen Forest of Wolfe (1979). Assemblage from Mae Lai basin (ML) of late Early to middle Middle Miocene age consists of 36 types of dicotyledonous leaves with no component of “Laurasian montane element” proposed by Morley (1999). Climate variables obtained are a MAT of 19.20°C, CMMT and WMMT of 12.5 and 26.30°C, and GSP of 214.7cm. Although MAT estimate is slightly lower than expected, floristic composition of ML can be comparable to Paratropical Rain Forest of Wolfe (1979). MAT estimates indicate the warming trend from the BPK to the ML time. CMMT estimate from BPK is 5 degree lower than that of ML, whereas WMMT is even higher in BPK. This suggests that decrease of mean annual range of temperature, caused mainly by an increase of CMMT, result in the reduction of temperate elements and expansion of paratropical evergreen forests by at least Middle Miocene. GSP estimates indicate perhumid Late Oligocene climate and humid but much smaller precipitation in the Mae Lai time. This change might be ascribed to uplifting Tibetan plateau and the onset of monsoonal climate before the Mae Lai time.
  • 岩川 幹夫, 道井 幹男, 川端 勇作, 山寺 喜成, 薄井 宏
    緑化工技術
    1973年 1 巻 1 号 33-42
    発行日: 1973/03/16
    公開日: 2011/02/09
    ジャーナル フリー
  • *高橋 由佳, 図子 光太郎, 相浦 英春
    日本森林学会大会発表データベース
    2011年 122 巻 Pa1-29
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/03/22
    会議録・要旨集 フリー
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