(1)室内試験において,高湿度条件(相対湿度100%)および湛水条件下における
クワ
シロ卵のふ化状況を調査した。
高湿度および湛水条件下で7日間保持した
クワ
シロ卵のふ化率は,それぞれ20%と7%に低下し,湛水条件を10日間維持すると卵はふ化しなかった。
(2)茶園において,雌介殻内の
クワ
シロ卵を高湿度に保つ方法について,スプリンクラーを用いて試験した。
チャの枝が常に濡れた状態になるように,日中断続的に散水(1日1haあたり120~150t)することで,
クワ
シロの卵は雌介殻内で褐変し死亡した。
茶園においては,
クワ
シロ卵のふ化開始以降,スプリンクラーを用いて16日間高湿度状態にすることで,
クワ
シロ卵のふ化を効果的に抑制することが可能である。
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