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713件中 1-20の結果を表示しています
  • 大西 潤一
    日本教科教育学会誌
    2008年 31 巻 3 号 39-48
    発行日: 2008/12/25
    公開日: 2018/05/08
    ジャーナル フリー
    小学校の児童14名を対象として,絶対音高同定能力の縦断的調査を行った。テストの内容は,ヘッドホンを経由してランダム順に提示される24個の半音階音の音名を同定することであった。同じテストは年1回,かれらが1年生時から4年生時まで続けられた。14名の児童はその反応のちがいによって4つのグループに分かれた。第1
    グループ
    (
    N
    =5)は最も水準が高く,次いで第2
    グループ
    (
    N
    =3),第3
    グループ
    (
    N
    =2),および第4
    グループ
    (
    N
    =4)の順に水準が下がっていった。以下の知見が得られた。(1)絶対音高同定能力が学年を追って高まっていくという仮説は必ずしも支持されなかった。(2)白鍵音は黒鍵音よりも非常に正確に同定された。(3)F#やB♭のような平易な曲で使われる黒鍵音が早く習得されるという仮説は支持されなかった。これらの結果には,大きな個人差のあることが明らかになった。
  • —国立病院機構の黒字病院と赤字病院とのグループ間比較—
    下村 欣也, 久保 亮一
    日本医療・病院管理学会誌
    2011年 48 巻 3 号 129-136
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/09/16
    ジャーナル フリー
    本論文は,独立行政法人国立病院機構の財務諸表データを用いながら,黒字病院
    グループ
    N
    =57)と赤字病院
    グループ
    N
    =44)におけるコスト構造に差があるのかどうかを定量的に分析した。その結果,(1)保険査定・(2)給与費・(3)材料費・(4)診療材料費・(8)設備関係費・(9)減価償却費・(10)経費・(11)支払利息の項目で2グループ間に差があることが明らかになった。
    本論文の示唆として以下の点を上げることができる。第1に,定量的な分析手段を用いて,病院経営におけるコスト効率の重要性を検証していることである。第2に,黒字病院と赤字病院の境界線を分かつ可能性のある費用項目を具体的に明示したことである。第3に,病院経営においてコスト集中戦略が有効である可能性をデータ分析により示したことである。
  • *辻 千晃
    日本森林学会大会発表データベース
    2018年 129 巻 P1-132
    発行日: 2018/05/28
    公開日: 2018/05/28
    会議録・要旨集 フリー

    乾燥条件下における樹木の水・炭素利用を明らかにすることは、近年の地球温暖化に基づいた環境変化に対して、樹木がどのように生存し炭素吸収源として機能するのかを考察するうえで重要なことである。本研究では、炭素安定同位体である13Cを、植物の光合成を利用して取り込ませる13Cパルスラベリングを用いて、ヒノキを対象に実験を行い、乾燥条件下で最近得た炭素がどのように利用されるのかを調べた。ヒノキ幼木において、ラベリング後、軽度の乾燥ストレス

    グループ
    n
    =5)と強度の乾燥ストレス
    グループ
    n
    =5)、それぞれのコントロールグループ(各n=3・n=2)に分け、降雨を遮断することで乾燥ストレスを与えた。伐採後、ラベリングによって獲得された13Cの割合について、それぞれのコントロールグループの各器官と比較した。結果として、ラベリングで得られた13Cの割合は、二つの乾燥ストレスグループとそれぞれのコントロールグループの間で、有意な差は見られなかった。したがって、強度乾燥ストレス下でヒノキが枯死していくのは、炭素欠乏による要因は少なく、水理障害などほかの要因による影響が大きいのではないかと考えられた。

  • -マーケティング企業調査の結果に基づいて-
    和田 安加里, 金 珉智
    教育経済学研究
    2024年 5 巻 54-69
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/02/29
    ジャーナル オープンアクセス
    10 代から 20 代に当てはまる Z 世代は、ファッションや美容などの自身の身だしなみに対して興味関心が高く、消費も積極的であることが報告されている。本研究では、Z 世代のファッションにおける消費行動の特徴を明らかにすることを目的とした。調査対象は、ジャストリサーチ株式会社が 2019 年 4 月 18 日から 30 日にかけて行った WEB 調査から、Z 世代の年代である 1995 年から 2010 年生まれの世代に該当している 174 名である。その中から「ファッション・美容」を趣味に選んでない
    グループ
    (
    n
    =137)、「ファッション・美容」を趣味に選んだ
    グループ
    (
    n
    =37)の 2 群に分け、両群間におけるファッションに関して(全 12 項目)と消費行動に関して(全 12 項目)の関連性を Pearson のカイ二乗検定にて分析した。その結果、Z 世代は新商品、限定品、新体験など付加価値のあるものには積極的に消費し、衣類が安価なタイミングで購入しようとする傾向がみられた。ファッションと美容を趣味に選んでいない Z 世代は、限定品・特別コラボ・1 点ものを消費する際、その商品についての情報はデジタルデバイスを介して発信、閲覧するとする傾向がみられた。一方、ファッションと美容を趣味に選んでいるグループは、世間の流行や自分の好みをリサーチしている傾向があり、古着に対して抵抗感はなく、より安価なものを求める可能性が示唆された。
  • 矢沢 勝清, 三上 襄, 宇野 潤, 松前 昭廣
    CHEMOTHERAPY
    1990年 38 巻 2 号 122-127
    発行日: 1990/02/25
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    最近, 開発されたピリドンカルボン酸系抗菌剤tosufloxacin (T-3262) の臨床分離のNocardia特にNocardia asteroides
    グループ
    (
    N.asteroides
    12株, Nocardia farcinica 9株Nocardia nova 8株) に対するin vitroの活性を, 4種類の抗菌剤 (enoxacin, norfloxacin, ofloxacin, ciprofloxacin) と比較検酎した。その結果, tosufloxacinが最も強い活性を示した。Nocardiaのこれら薬剤に対する感受性を比較した結果, N.farcinicaが最も感受性が高く, N.asteroidesのMIC値は広い範囲に分布し, 一方N.novaは耐性傾向を示した。
    14C-tosufloxacinを用いた実験の結果N.novaN.fazcinicaとの感受性の違いはtosufloxacinの菌体への蓄積量の差によることが強く示唆された。
  • 川崎 平八郎, 遠藤 広子
    アレルギー
    1992年 41 巻 5 号 601-606
    発行日: 1992/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    喘息患児 (n=12) を炎症症状の有無 (CRP) と臨床的観点から2群に分け, そのおのおのについて, 尿中LTの測定値や末梢血の好中球数をもとに, 喘息発作の誘発原因, 気道の過敏性と尿中LTの測定時期について検討した. 第一群は, 喘息の発作時には発熱や末梢白血球数の増多があり, 中等症以上の喘息発作のため入院を必要とした
    グループ
    (
    n
    =6) であった. 第2群は炎症がなく軽い喘息発作をきたし外来で処置の可能な
    グループ
    (
    n
    =6) であった. 喘息発作時の尿中LTB_4値は, 第1群ではU-LTB_4=258.6±88.9ng/mmol Cr.で, 第2群のU-LTB_4=62.2±32.0ng/mmol Cr.より有意に高かった (p<0.01). また, 喘息患児12例のU-LTB_4の測定値と, それに対応する末梢白血球数および末梢好中球数との間には, おのおのr=0.68, r=0.71と正の相関が認められた. 以上の結果から, 第1群のU-LTB_4の高値は感染と関係があり, 感染誘発型の喘息発作と推定された. 一方, 喘息発作時におけるU-LTC_4の排泄値は第1群の中で重篤な喘息発作をきたした2症例のみが高値であった. その他の症例では, いずれも気管支平滑筋の収縮を起こすにいたるLTC_4の測定値は得られなかった. 最後に, U-LTの測定には, 喘息発作後の時間を考慮して, LTの適切な測定時期を決める必要性を述べた.
  • *中村 慎吾, 坂田 直美, 中矢 健介, 小木曽 洋一
    日本放射線影響学会大会講演要旨集
    2007年 2007 巻 BP-238
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/10/20
    会議録・要旨集 フリー
    低線量率(20 mGy/ 22時間/ day)でγ線をSPF環境下で長期連続照射したB6C3F1雌マウスは、非照射マウスと比較して有意に体重増加することが示された(Radiation Research 167, 417-437, 2007)。今回、個別飼育したマウスに低線量率γ線を長期連続照射し、体重変化と摂食量、飲水量及び排泄物(糞)重量との関連を調べる実験を行った。[結果]1)照射開始後12週から36週で照射群の体重に増加傾向が観察され、照射開始後33週(42週齢)で照射群の体重が非照射対照群と比較して有意に重くなった。2)42週齢時の体重の軽重は、17~41週齢までの体重の軽重に強く相関した。3)照射群(n=18)を体重が重い
    グループ
    n
    =9)と軽い
    グループ
    n
    =9)とに分け、同様に分類した非照射対照群と、それぞれのグループごとに照射期間中の体重の推移を比較したところ、体重が重い照射マウスの体重が有意に重いことが示された。4)体重増加に関わる要因として摂食量、飲水量及び排泄物(糞)重量の変化を検討したところ、これらの諸要因と体重増加との関連は明らかでなかった。しかし、照射開始後3週から10週で排泄物(糞)重量及び[排泄物(糞)重量/摂食量]比が非照射対照群と比較して有意に高くなることが分かった。本研究は青森県からの受託事業により得られた成果の一部である。
  • 須藤 英一, 大賀 栄次郎, 寺本 信嗣, 松瀬 健, 長瀬 隆英, 鳥羽 研二, 福地 義之助, 大内 尉義
    日本老年医学会雑誌
    2000年 37 巻 5 号 377-381
    発行日: 2000/05/25
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
    いびきを伴い睡眠時無呼吸症候群 (sleep apnea syndrome; SAS) が疑われた41名の患者 (28歳から79歳, 平均年齢60.5±1.7歳, 男性:女性=31:10) を対象に我々がこれまで開発した連続的終夜呼吸監視モニターシステムを用い, (1) Desaturation Index (DI) を指標とし, 無呼吸のタイプ別に低酸素状態と高血圧の頻度を検討し (2) SASにおける低酸素血症と高血圧の関連性を検討した. 中枢性無呼吸の頻度が50%以上の患者を中枢性
    グループ
    (
    n
    =8, 平均年齢58.6±2.9歳, 平均BMI 21.3±1.0, 男性:女性=7:1), 閉塞性無呼吸と混合性無呼吸が50%以上の患者を閉塞性
    グループ
    (
    n
    =21, 平均年齢70.0±3.2歳, 平均BMI 25.3±1.0, 男性: 女性=17:4) と定義した. 残りの患者はコントロール
    グループ
    (
    n
    =12, 平均年齢64.3±2.3歳,平均BMI 23.8±1.2, 男性:女性=7:5) と定義した. 有意な低酸素 (significant desaturation: SDS, SpO2が基礎値より5%以上低下する範囲) と Desaturation Index (DI: ΣSDS (%)×duration (hour)) をこのシステムで測定し, 各グループで比較検討した. 中枢性グループと閉塞性グループのDI (△5%)を比較したところ中枢性グループのDI (△5%) は0.34±0.17, 閉塞性グループのそれは1.78±0.7であり, 閉塞性グループのDI (△5%) はコントロールグループに比べ有意に高値をとっていた (p<0.02). 中枢性グループのDI (<90%) と閉塞性グループのDI (<90%) を比較すると前者は0.14±0.07, 後者は1.72±0.75であり, 閉塞性グループのDI (<90%) はコントロールグループや中枢性グループに比較し有意に高かった (p<0.05). SpO2のベースラインやナディアには両群間に差を認めなかった. コントロールグループには高血圧患者は4名 (33.3%), 中枢性グループには4名 (50.0%), それに対し閉塞性グループには15名 (71.4%) 認められ, 高血圧の頻度は閉塞性グループがコントロールグループに比べ有意に高かった (p<0.05). 一方, BMI (body mass index) と年齢には両群間に差を認めなかった. 平均血圧値とAI (apnea index) の間には有意な正の相関が得られた. それに対しDI (△5%) やDI (<90%) と血圧には相関関係がみられなかった. また高血圧グループと非高血圧グループのAIを比較検討すると前者は19.8±2.9, 後者は7.0±2.0と, 有意に高値をとっていた (p<0.001). また高血圧の有無だけではBMIと年齢には有意差を認めなかった. 以上の結果より, 閉塞性無呼吸は中枢性無呼吸に比べ高血圧を合併する危険性が高いこと, また低酸素血症より無呼吸の重症度がSASにおける高血圧の発症原因に関与している可能性が示された.
  • *山梨 裕美, 松沢 哲郎
    霊長類研究 Supplement
    2008年 24 巻 P-39
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/06/17
    会議録・要旨集 フリー
    身体をひっかく、顔を手でこするなど、自己指向性行動はチンパンジーのストレスと関連していると言われている。認知実験場面では、誤答の後に生じること、生起頻度が正答率と負の相関を示すことなどが先行研究で報告されている。しかし個体による違いについては検討されてこなかった。そこで、京都大学霊長類研究所のチンパンジー6個体(3組の母子、子どもは7歳)を対象に、認知実験中の行動をビデオカメラで記録し、自己指向性行動の生起を個体ごとに分析した。自己指向性行動を、ひっかく、こする、叩くなどの動作でカテゴリーに分け、さらにどちらの手を利用し、身体のどの部位に向けて行われたかを基準にして区分した。全部で16動作カテゴリー、228種類の行動パターンに分類した。自己指向性行動の種類数も頻度も、個体によって異なっていた。とくに母子で似ているということはなかった。そこで、難易度の低い課題において、正解直後と不正解直後の自己指向性行動の頻度をもとに2群(3個体ずつ)に区分した。A
    グループ
    =3)は、不正解直後にはいずれかのカテゴリーの自己指向性行動の頻度が高くなる群である。B
    グループ
    =3)は、いずれのカテゴリーの自己指向性行動の頻度も高くならない群である。こうしてグループに分けると、Aグループの個体は、不正解直後の方が正解直後よりも自己指向性行動の種類数が増えていた。また難易度が上がると自己指向性行動の生起頻度が高くなっていた。一方Bグループの個体は、そうした傾向を示さなかった。すなわちAグループの行動は先行研究の結果と合致しているが、Bグループの行動は合致していない。以上からチンパンジーは、認知実験中の不正解や難易度の変化にストレスを受けやすい個体と、それほど受けない個体がいることが示唆された。自己指向性行動はそれぞれのチンパンジーの内面を反映しており、個体ごとのストレスを評価する必要があるといえるだろう。
  • 戴 容秦思
    農業市場研究
    2016年 24 巻 4 号 11-21
    発行日: 2016/03/31
    公開日: 2018/03/31
    ジャーナル フリー

    Dairy farming operations in China are mostly small scale and lack funds and facilities. After milking mechanization developed, private milking businesses appeared, providing milking service for charge for farmers who have no milking machine. To strengthen the raw milk procurement system and make it traceable, dairy processors have started vertically integrating such private milking stations. In some cases, the processors even promote contract farming with farmer cooperatives which includes the milking process. Meanwhile, the establishment of large scale dairy farms operated by processors or the private sector has become common. In major existing studies, the vertical integrated raw milk distribution initiated by dairy producers in China has been assessed as an effective way to improve not only the quantity and quality of raw milk but also the income of dairy farmers, as long as the processors keep monitoring the whole supply process with responsibility. But the rapid expansion of dairy industrial capital investing in raw milk production and distribution also could create negative impact on dairy farming section. This study aimed to identify the problems of dairy processor and raw milk producer under the current milk business condition. Toward this objective, four research tasks were undertaken. First, raw milk distribution in China were analyzed using existing literature sources, which provides an understanding of past research. Second, dairy production development in China was surveyed from a historical aspect, which confirmed that the change of farming section was strongly influenced by the evolution of dairy industry. Third, the raw material procurement structure for processors was examined by studying cases from a field survey. Fourth, the impacts from the current raw milk procurement structure were assessed.

  • 橋谷 臨, 山上 明子, 岩佐 真弓, 井上 賢治, 若倉 雅登, 松本 直, 安本 龍馬, 櫻井 慶造, 石川 均
    神経眼科
    2019年 36 巻 4 号 421-428
    発行日: 2019/12/25
    公開日: 2019/12/24
    ジャーナル 認証あり

     レーベル遺伝性視神経症(Leber’s hereditary optic neuropathy: LHON)はミトコンドリア遺伝子変異を呈する疾患であり,約90%がm.11778G>A,14484T>C,3460G>Aの変異を呈するが,約10%に希少変異が報告される.本症例は,20歳男性で典型的LHONの経過を示し,希少変異とされるm.4171C>A変異を呈した.この変異は本邦初の報告であり,また,本症例のミトコンドリア遺伝子はハプロ

    グループ
    N
    9bに分類され,既報とは異なるハプログループであった.m.4171C>A変異は一年以内の経過で良好な自然回復をきたしたとの報告もあるが,本症例では今のところ回復はみられていない.同じミトコンドリア遺伝子変異でも,ハプログループの差異や全身疾患,環境要因など様々な要因により転帰が異なる可能性がある.原因不明の両眼性の視神経萎縮の原因として,稀なミトコンドリア変異によるLHONも鑑別する必要がある.

  • 矢沢 勝清, 三上 襄, 音在 清高, 宇野 潤, 新井 正
    The Japanese Journal of Antibiotics
    1989年 42 巻 11 号 2354-2362
    発行日: 1989/11/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    病原性のNocardiaに対するin vitroでの薬剤感受性を30種のβ-ラクタム系抗生物質 (β-ラクタマーゼ阻害剤2剤を含む) を用いて検討した。その結果, 用いた薬剤の中ではカルバペネム系のImipenem (IPM) に最も強い活性が確認され, 続いてオキサセフェム系のFlomoxef (FMOX) が活性を示した。これらの2薬剤の活性にはそれぞれ特徴がみられ, IPMはNocardia asteroides
    グループ
    (
    N
    . asteroides, Nocardia nova, Nocardia farcinica
    ) にだけ極めて強い活性を示し, Nocardia brasiliensisにはほとんど活性を示さなかったが, FMOXは活性が劣るが, 病原性のNocaridaのすべての種に, ほぼ同程度の活性を示した。β-ラクタマーゼ阻害剤であるClavulanic acid及びSulbactamとβ-ラクタム剤との併用 (Clavulanic acid/Amoxicillin, Sulbactam/Ampicillin) においてN. brasiliensis, N. farcinica, N. asteroidesでは, いずれかの組み合せで, 相乗的抗菌活性が観察されたが, N. novaではこの作用は認められなかった。β-ラクタマーゼの産生はほとんどのNocardiaで確認されたが, N. novaでは確認できない菌株が半数以上でみられた。
  • 市戸 優人, 喜多 歳子
    日本公衆衛生看護学会誌
    2021年 10 巻 2 号 62-71
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/08/30
    ジャーナル オープンアクセス HTML

    目的:高校生の親による家庭内性教育に影響を与える要因を明らかにすること.

    方法:高校生の親5~6 名のグループを構成し,フォーカスグループインタビューによりデータ収集を行った.データは,質的帰納的に分析を行い,抽出されたカテゴリーをPRECEDE-PROCEEDモデルの各要因に演繹的に分類した.

    結果:4

    グループ
    N
    =22)にインタビューを実施した.25カテゴリー,51サブカテゴリーが生成された.家庭内性教育の影響要因として,[親が子どもに性教育を行う覚悟],[同世代の子どもを持つ親からの支援],[親が性教育の方法を身につけること],[学校の性教育との連携]などが抽出された.

    考察:明らかになった影響要因から,家庭内性教育の役割と機能の向上に向け,親の知識や態度に働きかける健康教育や,学校,家庭,地域の連携を目指した環境整備などのヘルスプロモーション活動が公衆衛生看護の支援として示唆された.

  • ―高齢期における年代別にみた特徴―
    堤本 広大, 土井 剛彦, 島田 裕之, 牧迫 飛雄馬, 吉田 大輔, 阿南 裕也, 上村 一貴, 堀田 亮, 中窪 翔, 朴 眩泰, 鈴木 隆雄
    理学療法学Supplement
    2014年 2013 巻 1334
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/05/09
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに,目的】覚的疲労感は,心理状態の一つであり身体機能や認知機能に影響を与えるだけでなく,精神疾患への移行や心大血管の罹患率とも関連しており,死亡率を上昇させる一因になるとされている。この自覚的疲労感を示す高齢者は増加の一途を辿っており,高齢期において予防すべき老年症候群の一つである。加齢と共に自覚的疲労感と関係する機能は変化し,中高齢期・高齢初期ではうつ傾向など精神状態との関連,高齢中期には認知機能との関連,高齢後期には活動量との関連が報告されている。しかし,これらは別々の研究であり,それぞれ自覚的疲労感の定義が異なっていること,また各研究によって検討している因子が異なっている。そこで本研究では,大規模サンプルの横断研究にて対象者を加齢変化に模した年代別グループに分け,自覚的疲労感と身体機能,身体活動,認知機能との間で年代別の特徴的な関係が認められるかどうか検討した。【方法】本研究は,大規模横断研究Obe Study of Health Promotion for Elderlyに参加した5104名の内,除外基準(重篤な脳血管障害・神経変性疾患を有する,うつ病を有する,Mini Mental State Examination(MMSE)≤18)に該当しない地域在住高齢者4898名を対象とし,それらの対象者を60代
    グループ
    n
    =1924,67.0±1.5歳,女性51.9%),70代
    グループ
    n
    =2383,73.6±2.8歳,女性49.5%),80代
    グループ
    n
    =591,83.4±3.4歳,女性51.3%)に群わけした。自覚的疲労感はStudy of Osteoporotic Fractures indexの基準に則って,評価を行った。その他の計測項目は,対象者属性,身体機能としてTimed Up & Go(TUG)と握力,身体活動として1日の平均的な歩行時間を示す(平均日歩行時間),認知機能としてMMSE,Trail Making Test Part AおよびB(TMT-A,TMT-B),Symbol digit substitution test(SDST)とした。統計解析は,年代別グループを群要因とした一元配置分散分析,およびカイ二乗検定を実施し,群間比較を行った。潜在的な交絡因子(性別,服薬数,うつ傾向(Geriatric Depression Scale≥6))で調整した上で,各年代別の自覚的疲労感と各機能・身体活動との関係を検討するために,従属変数に自覚的疲労感,独立変数に各機能・活動の変数を投入したロジスティック回帰分析を実施しOdds比(OR)と95%信頼区間(95%CI)を算出した。なお,統計学的有意水準はすべて5%未満とした。【倫理的配慮,説明と同意】対象者に本研究の主旨,目的を口頭と書面にて説明し,同意を得た。本研究は国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会の承認を受けて実施した。本報告に関連し,開示すべきCOI関係にある企業はない。【結果】各年代別グループおいて,性別を除く全ての変数に有意な群間差が認められ,自覚的疲労感を有する人数はそれぞれ60代グループ790名(41.1%),70代グループ1058名(44.4%),80代グループ303名(51.3%)であった(p<0.01)。ロジスティック回帰分析により各年代別の自覚的疲労感と各機能・身体活動との関係を検討したところ,60代グループでは平均日歩行時間(Odds比=0.844,95%信頼区間=0.850-0.919),TUG(OR=1.101,95%CI=1.018-1.191),SDST(OR=0.974,95%CI=0.955-0.992)が独立して関係していた。70代グループでは平均日歩行時間(OR=0.933,95%CI=0.900-0.967),TUG(OR=1.079,95%CI=1.019-1.143),SDST(OR=0.981,95%CI=0.965-0.997),TMT-A(OR=0.743,95%CI=0.9565-0.977)が独立して関係していた。80代グループでは平均日歩行時間のみが独立して関係していた(OR=0.854,95%CI=0.784-0.929)。【考察】本研究おいて,加齢変化に伴い自覚的疲労感を有する高齢者の割合が増加することが示唆された。これにより,自覚的疲労感の発症において加齢が一つのリスク因子である可能性が示された。各年代グループにおいて自覚的疲労感との関連を認めた機能は一貫性がなかったが,平均日歩行時間に関しては,どの年代グループにおいても独立した関係が認められた。先行研究においても,特に超高齢者においては,日常生活動作の際にも自覚的疲労感を示すことが明らかとなっており,本研究においても支持する結果が得られた。横断研究であるため,因果関係を明らかにすることは困難であるが,どの年代グループに他の機能で補正後も自覚的疲労感と日常における活動量との間に関連が見られたことは,どんな高齢者であっても活動量の維持・向上は,老年症候群の1つである自覚的疲労感の予防に繋がる可能性が示唆された。【理学療法学研究としての意義】地域在住高齢者に対して活動量を維持・向上させる介入方法が自覚的疲労感を予防しうる可能性を示唆したことは,運動を指導する理学療法士の研究発展に意義のあるものと考えられた。
  • 出雲 貴幸
    Functional Food Research
    2020年 16 巻 論文ID: FFR2020_p35-39
    発行日: 2020/08/11
    公開日: 2020/09/10
    ジャーナル フリー

    超高齢化社会を迎えた日本において,健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間,いわゆる健康寿命の重要性が提唱され,平均寿命と健康寿命の乖離を短縮することが大きな課題と考えられている.要介護の主な原因のうち「高齢による衰弱」,「骨折・転倒」,「関節疾患」など,運動器の障害がおよそ40%を占めるという背景から,近年,「運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態」としてロコモティブシンドローム(ロコモ)が定義され,食習慣や運動習慣を中心とした生活習慣の改善によるロコモの予防に関心が高まりつつある.

    一方,機能性表示食品制度の開始により,科学的根拠に基づく機能性を有した食品の開発が注目を集めている.なかでも生活習慣の改善を主とするロコモ対策市場においては,多様な機能性表示食品が展開されており,超高齢社会の中では今後もますます注目度が高まることが想定される.サントリーウエルネス株式会社では,運動器(関節・筋肉・骨)の老化研究に注力しており,なかでもグルコサミン含有食品のヒト有効性エビデンスの取得に主眼をおき,ロコモ対策に向けた機能性表示食品の研究開発を行っている.本稿では,弊社が開発したひざ関節機能ならびに歩行速度に着目した機能性表示食品に関して,ヒトのエビデンスを中心に紹介したい.また今後の研究開発方向性についても触れたい.

  • 佐藤 悠紀子, 塩田 伸二, 佐野 富美, 清水 由美, 大崎 弘貴, 西 陽子
    炭素
    2015年 2015 巻 268 号 160-165
    発行日: 2015/06/15
    公開日: 2015/07/15
    ジャーナル フリー
    The weight loss of isotropic high-density graphite products as a result of oxidation was measured at different temperatures under a constant flow of dried air: at 550 °C for 24 h under an air flow of 4 L min-1, at 700 °C for 2.5 h under 4 L min-1, and at 1200 °C for 1 h under 2 L min-1. By observing the changes in the surface and cross-section of the specimen with oxidation, the weight loss is discussed in relation to the bulk density and whether a purification process was included during the graphite production. At 550 °C, oxidation even occurred inside the block and was markedly accelerated by the presence of metallic impurities, leaving small etch pits with a round cross-section. Weight loss on graphite products without a purification process was 10∼100 times larger than that on products after purification. The weight loss at 1200 °C could be related to the bulk density for all graphite samples, with or without purification.
  • 都市空間におけるアクトファインディングに関する研究
    平井 浩将, 森 傑
    都市計画論文集
    2007年 42.3 巻 541-546
    発行日: 2007/10/25
    公開日: 2017/02/01
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究は、目的地にたどり着くまでの歩行におけるアクションに注目し、ナビゲーションツールの利用がその生起傾向に与える影響を分析することで、都市空間における状況的認知と歩行との関係性について考察することを目的とした。ナビゲーションツールを用いたときの人々の歩行の特性と都市空間の記憶について実証的に分析した結果、GPSのような誘導的なナビゲーションは、人間と実空間との直接的な相互関係を希薄にする方向へとアクティビティの質を変容させ、ナビゲーションツールを用いない場合とは異なる記憶を形成させる可能性が示された。今後は、GPSナビゲーションの特性を考慮した上で、街のリアルな身体感覚がもたらす安全で快適な外出活動を支える都市空間構造の検討や、直接的な空間体験とそれによって形成される記憶がもたらす街の魅力を向上させるような都市空間デザインのあり方の具体的な探求を目指す。
  • 馬場 裕子, 木竜 徹, 山崎 健
    生体医工学
    2007年 45 巻 1 号 48-54
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/06/05
    ジャーナル フリー
    AIM: We investigated the differences in the occurrence of muscle fatigue depending on the contraction type and relationship between muscle fatigue and strength improvement with surface EMG (SEMG). In practice, for short-term resistance training, we studied a personally customized process for individuals. PROTOCOL: Sixteen healthy male subjects (21-23 yr-old) participated in this research. Squat exercise was preformed two times per week for six consecutive weeks. A one-day session consisted of three sets of 12 strokes. We measured the knee joint angle (KJA) with a flexibility goniometer and the muscle activity of the vastus lateralis with SEMG in each stroke of the squat exercise. Each stroke was divided into concentric and eccentric contractions referring to the KJA. SEMGs were evaluated using the average rectified value (ARV) and mean power frequency (MPF). RESULTS: For the eccentric contraction, muscular strength increased regardless of muscle fatigue. However, increasing muscular strength (r=0.49, p<0.10) correlated with the ratio of muscle fatigue occurrence for the concentric contraction. Focusing on the concentric contraction, we devised a personally customized process with the time-varying behavior of muscle fatigue. As a result, muscular strength improvement could be effectively evaluated using SEMGs.
  • 草間 益良夫, 高橋 彬, 値竹 照雄, 土肥 貢, 進藤 正雄
    武道学研究
    1984年 16 巻 1 号 39-41
    発行日: 1984/01/31
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
  • 内野 智仁
    日本科学教育学会年会論文集
    2016年 40 巻 3G2-D2
    発行日: 2016年
    公開日: 2018/08/16
    会議録・要旨集 フリー

    本研究では,聴覚に障害のある生徒を対象として,「3種の知識」による情報モラル指導法に基づく提示教材を活用した授業を行い,教育効果を検証した.その結果,参加者全体及び各学年のインターネット・リテラシーを示す安心協ILAS の得点を向上させる効果が示唆された.また,授業に参加する生徒数やグループの組み合わせによる教育効果への影響は確認されなかった.その一方で,事前も事後も平均点以下の得点となって教育効果が確認できなかった生徒や,事後調査の回答において「言葉や内容の意味が分からない」の選択肢を選ぶ生徒が確認された.

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