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クエリ検索: "ゲートコントロールセオリー"
11件中 1-11の結果を表示しています
  • 痛みの学説と電気刺激治療の歴史
    小山 なつ
    理学療法学
    2013年 40 巻 8 号 726-731
    発行日: 2013/12/20
    公開日: 2017/07/04
    ジャーナル フリー
  • 金原 一宏, 大城 昌平, 水池 千尋, 重森 健太, 根地嶋 誠, 飯尾 晋太郎, 大杉 紘徳, 高山 善尚
    理学療法学Supplement
    2009年 2008 巻 P2-080
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/25
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】
    痛みの経験は,認知,情動,行動的側面に影響を及ぼし,脳の機能的,器質的変化を引き起こす.我々は,近赤外分光法(NIRS)により,疼痛刺激によって前頭前野領域の脳血流反応が刺激前から増加し,刺激終了後に急激に低下することから,この脳血流反応は疼痛刺激を受ける前の苦痛や不安といった主観的体験を反映していると推測した.また芳香がこのような脳血流反応を抑制することから,芳香が精神的ストレスを軽減させ,理学療法に適応可能であることを報告した.疼痛に対する理学療法では,マッサージや振動等を末梢器官に機械的刺激を与えることで,疼痛の抑制をはかることが多い.しかし振動刺激などによる機械的刺激が疼痛に伴う脳活動にどのように影響を及ぼすかについては明らかでない.本研究は,NIRSを用いて,振動刺激が疼痛に対する脳血流反応とストレスホルモン反応にどのように影響を及ぼすかを検証した.

    【方法】
    対象:研究の目的と方法を十分に説明し,同意を得た健常成人14名であった.実験プロトコル:疼痛刺激のみ(条件1),振動刺激のみ(条件2),疼痛刺激と振動刺激(条件3)で,脳血流反応とストレスホルモン反応(唾液アミラーゼ値)を測定した.手続き:閉眼端座位とし,測定前に電気刺激による疼痛経験を与えた後,各条件をランダムに配置した.電気的疼痛刺激は,電気刺激装置(Neuropack)により刺激強度はnumeric rating scaleで5の強さで,右膝関節内側裂隙に与えた.振動刺激は右大腿遠位部とした.脳血流反応の計測は,光トポグラフィ装置ETG-7100(株式会社日立メディコ社製)を使用し,前頭前野領域の酸素化ヘモグロビン値(以下,oxy-Hb値)の変化量を計測した.ストレスホルモン反応は唾液アミラーゼ値を測定した.課題後には,振動の嗜好性や気分等を尋ねるアンケートを実施した.

    【結果】
    1)oxy-Hb値は安静時と比べて,条件1では疼痛刺激前から増加し,刺激後低下した.条件2では振動刺激前は安静時と変わらず,振動刺激後に低下を示した.条件3は疼痛刺激前から増加し,疼痛と振動刺激後には急速に低下した.2)各条件の刺激前,刺激直後,刺激後の各区間(10秒)の平均oxy-Hb値は,刺激後で条件3は2と比較して有意に低値であった.3)唾液アミラーゼ値は条件2・3で減少する傾向が見られた.4)アンケート結果は,振動刺激で14人中11人が「リラックスした」と回答した.

    【考察】
    振動刺激は,疼痛に伴う脳活動を抑制し,リラクゼーションの効果があるように思われた.これには,
    ゲートコントロールセオリー
    による求心性インパルスの抑制や広汎性侵害抑制調節,触・圧覚刺激などの求心性インパルスの修飾,情動反応の抑制作用などの機序が考えられる.
  • ─電極貼付部位の違いが鎮痛効果に与える影響─
    伊藤 芳恵, 庄本 康治
    物理療法科学
    2017年 24 巻 1 号 52-58
    発行日: 2017年
    公開日: 2022/09/03
    ジャーナル オープンアクセス

    機能性月経困難症は月経のある女性の約半数が経験する婦人科疾患で,激しい下腹部痛によりQOLの低下及び経済的損失が報告されている.本疾患の疼痛管理として経皮的電気刺激(Transcutaneous Electrical Nerve Stimulation: TENS)の研究が報告されているが電極貼付部位は様々である.本研究の目的は機能性月経困難症に対するTENSの鎮痛効果を電極貼付部位に着目して調査することである.医師に機能性月経困難症と診断され,特に疼痛の強い女子学生2名を対象にTENSの介入研究を行った.調査期間は月経3周期とし,各周期でそれぞれ設定した電極部位の鎮痛効果を調査した.電極部位は,Th12/L1/L2とS2/S4デルマトームに電極を貼付する群(全髄節刺激),Th12/L1/L2デルマトームのみに電極を貼付する群(一部髄節刺激),無関係なL3/L4デルマトームに電極を貼付する群(非髄節刺激)とし,TENSの刺激は月経痛が強くなった時から60分間実施した. TENS前後にVisual Analog Scale(VAS)とMcGill Pain Questionnaire-Short Form(MPQ-SF)を測定した.VAS値は全髄節刺激で37.5±16.5 mm,一部髄節刺激で64.0±14.0 mm,非髄節刺激で18.0±7.0 mm低下した.MPQ-SF(情緒的項目)の改善が認められた.VAS値は一部髄節刺激,全髄節刺激で30.0 mm以上低下し,臨床的に重要な鎮痛が可能だった.MPQ-SFの結果より,鎮痛による精神的苦痛の改善が期待できる可能性がある.

  • 須藤 貴史
    日本臨床麻酔学会誌
    2017年 37 巻 5 号 648-652
    発行日: 2017/09/15
    公開日: 2017/10/20
    ジャーナル フリー

    ヒトが元来持つ内因性鎮痛機構は,慢性痛患者では減弱していることがわかっている.動物実験,ヒトにおける研究いずれからも内因性鎮痛の減弱と急性痛やその回復過程,術後痛の遷延化に関連があることが示唆されている.また,内因性鎮痛と鎮痛薬の鎮痛作用の発現との関連についても報告がある.われわれはこれまでの動物実験で,アミトリプチリンなどの薬剤が慢性痛状態での減弱した内因性鎮痛を改善することを報告した.内因性鎮痛を改善させることが急性痛の改善や痛みの遷延化を予防する手段となり得るかについて考察した.

  • 松香 芳三, 熊田 愛, 前川 賢治, 水口 一, 窪木 拓男
    日本口腔顔面痛学会雑誌
    2008年 1 巻 1 号 55-59
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/07/10
    ジャーナル フリー
    症例の概要: 今回報告の2症例では, 灼熱性の慢性疼痛が上顎臼歯部周囲歯肉に数年間継続しており, 疼痛は主訴の部位のみに観察され, 関連痛は観察されなかった. 疼痛部位に局所麻酔薬の注射を行ったところ, 疼痛の完全除痛ではないが, 一時的な鎮痛効果が観察された. また, 脳内の器質的な異常は観察されなかった. 以上より, 三叉神経に生じた持続性ニューロパシー性疼痛と診断ができる.
    この2症例に対して, 抗うつ薬, 抗てんかん薬, 抗不安薬, 消炎鎮痛薬など種々の投薬を試みたが, 劇的な効果は見られなかった. 一方, シーネを応用した疼痛部位の粘膜の圧迫が何らかの鎮痛効果を示すことが観察できた.
    考察: 三叉神経に生じた持続性ニューロパシー性疼痛に対し, 粘膜の圧迫が疼痛軽減に効果があるという報告は我々が渉猟する限り, みられなかった. 粘膜を圧迫することにより, 触覚を伝達する速度の速いAβ線維の活動が誘発され, Gate controlを惹起し, 鈍い疼痛を伝達する速度の遅いC線維の伝達を抑制するのかもしれない.
  • 竹内 伸行, 松本 昌尚
    日本レーザー医学会誌
    2020年 40 巻 4 号 309-313
    発行日: 2020/01/15
    公開日: 2020/01/16
    [早期公開] 公開日: 2019/10/26
    ジャーナル フリー HTML

    出力10 Wの半導体レーザーのパルス照射が,電気知覚閾値と電流痛覚閾値に与える即時効果を,健常成人を対象に検討した.結果,レーザー照射群では,電流知覚閾値を反映する最小知覚電流値は変化しなかったが,電流痛覚閾値を反映する最小痛み電流値は有意な上昇を認めた.一方,対照群では最小知覚電流値,最小痛み電流値共に有意な変化を認めなかった.レーザー照射により痛覚閾値の上昇が生じたと示唆された.

  • 和田 清吉
    日本鍼灸良導絡医学会誌
    1985年 14 巻 3 号 1-7
    発行日: 1985/11/01
    公開日: 2011/10/18
    ジャーナル フリー
  • 松平 浩, 井上 基浩, 粕谷 大智, 伊藤 和憲, 三浦 洋
    全日本鍼灸学会雑誌
    2013年 63 巻 1 号 2-16
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/06/17
    ジャーナル フリー
     腰痛症に対する鍼灸の効果と現状を総合テーマとして、 当該領域のレビューを行った。
    はじめに西洋医学的な立場から特異的腰痛や非特異的腰痛の鑑別や治療効果を中心に紹介した。 次に、 鍼灸治療の治効機序に関して、 基礎研究の成果を文献に基づき紹介した。 最後に、 腰痛に対する鍼灸治療の臨床効果を文献に基づき解説し、 様々な腰痛に効果が示されていることを紹介した。 以上の結果から、 鍼灸治療は様々な腰痛に対して臨床効果が報告されているが、 特に非特異的な腰痛に対して有効である可能性が示唆された。
  • 自律神経
    2012年 49 巻 2 号 55-140
    発行日: 2012年
    公開日: 2023/06/29
    ジャーナル フリー
  • 自律神経
    2012年 49 巻 4 号 187-272
    発行日: 2012年
    公開日: 2023/06/29
    ジャーナル フリー
  • The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
    2016年 53 巻 Supplement 号 I212-I433
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/11/08
    ジャーナル フリー
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