近年、携帯オーディオの進化により記録媒体が変化し、ユーザーが1度に扱う音楽データが増加し、そのためユーザの事前知識の負担も増加している。このデータの大容量化は、新たなにユーザーが携帯オーディオを使う際、音楽を個人のBGMとして聴き流すといった傾向を生み出したと考える。このような背景の中で、本研究では、事前知識を必要としない環境情報を映像情報に置き換えることで検索キーとした楽曲検索システムを提案する。本研究では、本システム構築のために必要な音楽と環境情報の相関関係を導くための理論を「聴覚」と「視覚」の相互作用と感性情報を応用する事で示し、本システムの概要とその有効性を示した。
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