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クエリ検索: "サテライト" アニメ制作会社
4件中 1-4の結果を表示しています
  • 大西 健太
    地理科学
    2024年 79 巻 4 号 171-187
    発行日: 2024/12/28
    公開日: 2024/12/28
    ジャーナル 認証あり

    本稿の目的は,国内アニメーション産業におけるデジタル化に伴う産業集積の変容を明らかにすることである。ここでいう産業集積の変容とは,集積の維持と地理的分散を意味している。アニメーション産業では,依然として東京一極集中が続いている。一方で,地方のアニメーション制作会社の数は増加傾向にある。そのため,本稿では制作会社や関連主体への聞き取り調査を基に,デジタル化と産業集積の変容の関係性を考察した。その結果,デジタル化は作業場所の自由化と取引コストの低下をもたらし,地方展開の要因となっている可能性が示唆された。また,仕事を獲得する場としての東京の重要性は依然として大きいが,デジタル化によって生産工程においては東京へ立地する必要性は低下している。柔軟な専門化構造には変化がみられ,これにより東京の一極集中は変化する可能性がある。

  • デジタルアーカイブ学会誌
    2024年 8 巻 1 号 42-44
    発行日: 2024/02/01
    公開日: 2024/03/25
    ジャーナル オープンアクセス
  • 片山 明久, 竹下 龍之介, 大中 茉友子, 片山ゼミ
    コンテンツツーリズム学会論文集
    2016年 3 巻 23-
    発行日: 2016年
    公開日: 2021/06/04
    ジャーナル フリー
    本稿は、京都府宇治市を舞台としたアニメ『響け!ユーフォニアム』に関わる観光現象に対する研究ノートである。研究方法としては、資料調査並びに訪問調査に加え、学内プロジェクト等における参与観察の視点を織り込んだ。まず作品に関わるまちおこしとして地元行政並びに鉄道会社の施策を調査し、今日の巡礼現象の実情を明らかにした。そして交流ノート設置場所にてアンケートを実施し、回答を得た221件の集計を行った。その結果、舞台巡りに来た来訪者の多くが様々な宇治の観光資源に魅力を感じていることが分かった。次に交流ノートを調査し、少なくとも通常よりは多くの書き込みがなされていると考えられることが分かった。次にファン並びに関係者に対するインタビュー調査を行った。その結果、①作品によって若い世代の観光客が増えていること、②作品をきっかけに吹奏楽に興味を持ったファンが多いこと、③ファンはアニメだけが前景化したまちおこしを望んでいないこと、という3点が分かった。更に参与観察として、京都文教大学内に発足した『響け!元気に応援プロジェクト』について活動内容を調査し、その結果同団体は現在「ファンと地域の方々との橋渡し」という役割を担いつつあることが分かった。 これらの調査に基づき、宇治の作品に関わる観光現象の特徴について考察を行った。その結果、宇治市における『響け!ユーフォニアム』の観光現象では、吹奏楽という地域文化を再評価しようという動きが見られることを指摘した。すなわち、宇治で元々盛んであった吹奏楽に、作品をきっかけに注目が集まり、今後に期待される状況が生まれつつあるということである。この構図は、吹奏楽のように現在の地域住民(特に10代の学生たち)が生み出した地域文化がコンテンツツーリズムによって再評価され得る可能性を示しており、従来には無かった全く新しい展開であると言えるだろう。
  • 経済地理学年報
    2024年 70 巻 4 号 439-447
    発行日: 2024/12/30
    公開日: 2025/04/10
    ジャーナル 認証あり
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