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2,843件中 1-20の結果を表示しています
  • 峠 哲哉
    日本消化器外科学会雑誌
    1986年 19 巻 9 号 1873-1880
    発行日: 1986年
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    胃がん患者における免疫抑制機序を解析し, 免疫抑制機序の制御手段, 方法のがん治療への応用について検討した.胃がん患者には末梢血に
    サプレッサー
    細胞,
    サプレッサー
    前駆細胞が認められ, 血清中には
    サプレッサー
    細胞誘導因子が存在した.脾は
    サプレッサー
    前駆細胞が豊富な臓器であり,
    サプレッサー
    細胞の分化成熟化の場を担っており, 免疫抑制に関与することが示された.免疫抑制機序を制御する手段, 方法として, 脾摘, BRMによる
    サプレッサー
    細胞活性の修飾, さらに血漿交換療法について検討し, がん治療への応用について述べた.
  • 那須 公雄, 吉岡 博文, 一瀬 勇規, 山田 哲治, 奥 八郎, 白石 友紀
    日本植物病理学会報
    1995年 61 巻 1 号 13-17
    発行日: 1995/02/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    健全エンドウ苗中に存在する内生
    サプレッサー
    は,エンドウ褐紋病菌のエリシターで誘導されるピサチン蓄積を抑制し,本
    サプレッサー
    で処理されたエンドウには非病原菌が感染できるようになる。本報告では,抵抗反応の一つと考えられるキチナーゼとβ-1, 3-グルカナーゼの活性化に及ぼす内生
    サプレッサー
    の影響について調べた。エンドウ,インゲン,ダイズの胚軸組織をエリシターで処理すると,両酵素の活性化が誘導された。しかし,内生
    サプレッサー
    の共存下には,供試植物中エンドウでのみ活性増高が抑制された。一方,インゲンおよびダイズでは,内生
    サプレッサー
    の単独処理においても,両酵素の活性増高が誘導された。これらの結果は,植物防御応答に対する内生
    サプレッサー
    の作用が種特異的であり,作用様式において褐紋病菌
    サプレッサー
    と酷似することを示している。
  • 長谷 哲男, 田中 盛久, 中嶋 弘, 永井 隆吉, 相原 雄幸, 加藤 清, 松永 敬一郎, 奥田 研爾
    日本皮膚科学会雑誌
    1983年 93 巻 10 号 1059-
    発行日: 1983年
    公開日: 2014/08/20
    ジャーナル 認証あり
    卵白リゾチーム(HEL)を用いて, HEL 特異的T細胞増殖 (HEL-specific T cellproliferation) を行ない,この反応系に対する
    サプレッサー
    T 細胞について検討した. HEL 特異的 T 細胞増殖における応答細胞は,抗 Thy 1, 2 血清.抗 Lyt-1 血清,抗lak 血清と補体処理により応答性が失なわれた. HEL 特異的 T 細胞増殖に対する
    サプレッサー
    T細胞は, HEL 修飾牌細胞静注7日後の同系牌細胞中に認められた.その
    サプレッサー
    活性は,抗 Thy 1, 2 血清,抗 Lyt-1 血清,抗 Iak 血清,抗 I-Jk 血清と補体処理により失なわれた.また抗イディオタイプ抗体と補体処理によっても失なわれた.この
    サプレッサー
    T 細胞を凍結融解して得られた細胞抽出液中にも同様の
    サプレッサー
    活性が認められた.
  • 坂根 剛, 小谷 宏行, 高田 伸介, 恒松 徳五郎
    日本内科学会雑誌
    1982年 71 巻 9 号 1237-1244
    発行日: 1982/09/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    全身性エリテマトーデス(SLE)患者にみられる免疫異常の特徴は,自己抗体の出現と
    サプレッサー
    T細胞機能の減弱である.これらの異常を惹起する原因,ならびに両者の異常がいかなる関係に位置しているのかについては定かではないが,後者の欠陥はT細胞に対する自己抗体(抗T細胞抗体)の作用に基づく二次的な欠陥であるという考えが提唱されている.この仮説の妥当性を検討する目的で, SLE T細胞をT4細胞(インデューサー細胞)とT8細胞(
    サプレッサー
    ・細胞障害性細胞)に細分画し,それぞれの調節T細胞機能を調べた.正常者の自己リンパ球混合培養反応では,自己非T細胞がまずT4ヘルパー細胞を活性化し,次いでT4
    サプレッサー
    細胞を活性化するが, SLE患者のT4細胞を自己非T細胞で刺激した場合には,ヘルパー活性のみが誘導され,
    サプレッサー
    活性については,これを全く誘導し得なかつた.このT4細胞による
    サプレッサー
    活性の欠如は,病期の活動性および抗T細胞自己抗体の有無にかかわらず認められた.一方, SLE抗T細胞抗体は, T4細胞に対して作用することなく,
    サプレッサー
    活性をもつT8細胞に対して選択的障害活性を示した.以上の成績は, T4
    サプレッサー
    T細胞の欠陥は, Bリンパ球非依存性で, SLEリンパ球に固有の欠陥であり,これに対して, T8
    サプレッサー
    T細胞の欠陥は, B細胞依存性,すなわち,抗T細胞抗体の作用に関連する欠陥であることを示している.
  • 坂根 剛, 高田 伸介, 上田 裕司, 村川 洋子, David A. HORWITZ, Ira GREEN, Alfred D. STEINBERG
    日本内科学会雑誌
    1983年 72 巻 12 号 1697-1703
    発行日: 1983/12/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    全身性エリテマトーデス(SLE)では,自己リンパ球混合培養反応(autologous MLR)がかかわる免疫系の調節性回路に障害がある.この反応は,ヘルパー・インデューサー細胞であるOKT 4+細胞,および
    サプレッサー
    細胞であるOKT 8+細胞間の相互作用に基づくOKT 8+
    サプレッサー
    細胞の活性化誘導過程をあらわすとともに,ヘルパー・インデューサー機能をもつOKT 4+細胞亜群と
    サプレッサー
    作用を示すOKT 4+細胞亜群の間に起こる制御機構を反映している. SLE患者では,この回路の中のOKT 4+
    サプレッサー
    細胞そのものの欠陥に加えて,自己非T細胞で活性化されたOKT 4+あるいはOKT 8+
    サプレッサー
    細胞を機能細胞へと分化させるOKT 4+ヘルパー細胞由来のシグナル,インターロイキン2(IL 2)の活性不全があつた. OKT 4+細胞がかかわる
    サプレッサー
    経路の欠陥は正常IL 2の存在下でも是正することはできなかつたが, SLE OKT 8+細胞が関与するそれは, IL 2共存下で相応の機能を誘導することができた.このことは, SLEにおける調節性回路の欠陥の一部がIL 2の補填によつて回復し,正常機能を営み得ることを示しており, T細胞因子がSLE治療に使える可能性を示唆している.
  • 野々村 昭孝, 谷野 幹夫, 車谷 宏, 大森 浩司, 原武 譲二, 太田 五六, 加登 康洋, 小林 健一
    日本消化器病学会雑誌
    1981年 78 巻 5 号 1068-1078
    発行日: 1981/05/05
    公開日: 2007/12/26
    ジャーナル フリー
    慢性活動性肝炎(CAH),慢性非活動性肝炎(CIH),健常者を対象に,種々の方法を用いてその免疫調節機能を検討した.CAHでは,健常者に比較して,高度のConcanavalin A(Con A)誘導
    サプレッサー
    活性の低下がみられ,CIHでも軽い低下がみられた.Con A誘導
    サプレッサー
    活性の低下は血中HBs抗原の有無に関連しなかつた.Con Aで誘導しない末梢血T細胞のspontaneous
    サプレッサー
    あるいはヘルパー活性を測定すると,CAHで著明なみかけ上のヘルパー活性の充進がみられた.このみかけ上のヘルパー活性優位な所見は,T細胞を予めX線照射して
    サプレッサー
    活性を選択的に不活化して真のヘルパー活性を測定すると,CAHは健常者と同じことから,CAHのみかけ上のヘルパー活性優位は
    サプレッサー
    活性低下による相対的ヘルパー活性の上昇と判断された.CAH, CIH,健常者ともに
    サプレッサー
    活性はTγ細胞分画でつよくみられ,一定量のTγ細胞を用いた時の
    サプレッサー
    活性は3群の間に明確な差はなかつた.
    また,CAH患者血清中には,健常者のCon A誘導
    サプレッサー
    活性を抑制する因子の存在が示唆された.免疫調節機能を反映するとされるautologous mixed lymphocyte reaction(AMLR)も,健常者に比較して,CAHで有意に低下していた.同一例の検討では,AMLRとCon A誘導
    サプレッサー
    活性とはよく相関していた.
  • 天野 政史, 豊田 和弘, 一瀬 勇規, 山田 哲治, 白石 友紀
    日本植物病理学会報
    1995年 61 巻 4 号 369-375
    発行日: 1995/08/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    エンドウ褐紋病菌の
    サプレッサー
    は宿主エンドウの原形質膜ATPase活性を抑制する。本報告では,可溶化・部分精製したエンドウ原形質膜ATPaseをリボソームに再構成し,ATPaseとプロトンポンプ活性に対するエリシターと
    サプレッサー
    の影響について調べた。再構成膜におけるプロトンポンプ活性はATPとMg2+に依存し,ATPaseの阻害剤で抑制されることからATPase依存性であることが推察できた。また,プロトンの勾配はプロトンイオノフォアやNH4Clの添加で打ち消された。本活性に対するエリシターと
    サプレッサー
    の影響を調べたところ,エリシターは全く影響を及ぼさなかったが,
    サプレッサー
    は濃度依存的に活性を抑制した。さらに,ホスファチジルイノシトール2リン酸は本活性を上昇させたが,その作用点は
    サプレッサー
    の作用点とは異なることが示唆された。これらの結果から,エンドウ褐紋病菌は
    サプレッサー
    を分泌し,エンドウ細胞におけるホメオスタシスを攪乱することにより抵抗反応を抑制し,感染に成功するものと考察した。
  • 金子 千之, 社本 幹博, 新里 雅範, 田嶋 基男, 蒲 貞行, 栗田 宗次
    日本臨床細胞学会雑誌
    1991年 30 巻 6 号 1013-1017
    発行日: 1991年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    胸・腹水は末期癌患者をはじめ, 結核性胸・腹膜炎, 化膿性胸・腹膜炎や肝硬変症などでよく貯溜してくる.担癌患者の胸・腹水中に多数のTリンパ球が出現してくることをすでにわれわれは報告している.今回は担癌患者体腔液中におけるヘルパーTと
    サプレッサー
    Tについて検討した.すなわち体腔液中に腫瘍細胞が認められる場合, ヘルパーTより
    サプレッサー
    Tの比率の高い症例の多いことが判明した.しかし, 担癌患者でも腫瘍細胞が認められない場合や非癌患者ではヘルパーTの占める割合が高かった.さらに体腔内薬剤投与例で13例中6例は投与前には
    サプレッサー
    Tが多かったが, 投与後にヘルパーTが増加していた.すなわちヘルパーTと
    サプレッサー
    Tの比率が逆転した.そのうちの6例中3例においては癌細胞が消失し, このうち1例は一般状態が好転した.薬剤を投与することにより, ヘルパーTの比率が増加することは, おそらく, 患者の免疫能の改善を反映しているものと思われる.担癌患者体腔液中において
    サプレッサー
    Tの比率が高いことは担癌患者の免疫機能の低下を強く示唆しているが, 腫瘍細胞に存在するなんらかのファクターが
    サプレッサー
    Tを誘導している可能性も考えられた.
  • 四宮 範明, 矢田 純一
    日本臨床免疫学会会誌
    1981年 4 巻 4 号 187-194
    発行日: 1981/08/31
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    MG患者のT細胞とTG細胞の免疫グロブリン産生に対する
    サプレッサー
    能およびTG細胞の細胞障害性について臨床経過とともに検討した.発病初期例には
    サプレッサー
    活性は認められなかったが,経過とともに
    サプレッサー
    活性が出現した. T細胞による
    サプレッサー
    能はTG細胞画分に認められた.健康人のTG細胞はICで処理することにより
    サプレッサー
    活性が出現した.したがって,抗体産生に対してフィードバック機序が作用すると予想される。MG患者TG細胞が
    サプレッサー
    能を示したことは, in vivoでTG細胞がICと結合し活性化されたと思われた. ICはMG発病初期から増加するため, MG患者では免疫学的フィードバック機構の発現が遅れていることによると考えられた. MG患者TG細胞は発症時すでに細胞障害活性が証明され,神経筋接合部のICを介して, TG細胞が組織障害をおこす可能性が考えられた.
  • 小林 和夫, 佐藤 秀紀, 関根 富佐夫, 大野 功, 大瀬戸 美樹, 浜井 貴人, 根岸 雅夫, 高橋 昭三
    アレルギー
    1982年 31 巻 9 号 948-955
    発行日: 1982/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    in vitroでのauranofinの免疫担当細胞系に与える影響を検討する目的で, ヒト末梢血単核細胞(PBMC)増殖反応, 自己PBMCを反応細胞とするauranofin誘導細胞活性アッセイ系, concanavalin A誘導
    サプレッサー
    細胞との比較, さらにprostaglandin合成阻害剤であるindomethacin添加実験系を行った.auranofinはPBMC増殖反応に対してT細胞mitogen反応さらにB細胞mitogen反応を0.1-10μg/mlの濃度においてdose-dependentな抑制効果を示した.このauranofinによる抑制効果はauranofin誘導
    サプレッサー
    細胞活性によることが示唆され, さらに, このauranofin誘導
    サプレッサー
    細胞は, Con A誘導
    サプレッサー
    細胞とは異なりindomethacin添加により抑制活性の減弱を認め, indomethacin感受性であることが示された.以上の成績より,
    サプレッサー
    細胞機能低下が注目されている慢性関接リウマチの免疫異常や臨床上の改善にauranofinの奏効機序や有用性が示唆された.
  • 柳川 悦朗, 峠 哲哉, 荒谷 清司, 沢村 明広, 山田 博文, 藤田 毅, 山口 佳之, 国延 浩史, 服部 孝雄
    日本臨床免疫学会会誌
    1987年 10 巻 1 号 45-51
    発行日: 1987/02/28
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    胃がんあるいは食道がん患者脾細胞(SC)のnatural killer (NK)細胞活性,および非特異的リンパ球幼若化反応に対する
    サプレッサー
    細胞活性とを脾静脈血(SVL)あるいは末梢血リンパ球(PBL)と対比して検討した.がん患者PBLのNK細胞活性は有意に低下しており, SVLに比べやや低い傾向を示したが,両者のNK細胞活性は病期の進行とともに低下する傾向がみられた.しかし, SCにおいては病期による影響は少なく,進行例でも高い活性を示した.一方,
    サプレッサー
    細胞活性の上昇は病期の進行とともに明らかとなり, SC, SVLあるいはPBLに
    サプレッサー
    細胞活性の認められる場合それぞれのNK細胞活性は低値を示した.また, SCに
    サプレッサー
    細胞活性が認められる例ではSVLおよびPBLのNK細胞活性は低値を示した.以上より,進行がん患者の脾は
    サプレッサー
    細胞活性が優位であり,非特異的
    サプレッサー
    細胞はNK細胞活性を制御している可能性が示唆された.
  • 笠倉 新平
    日本臨床免疫学会会誌
    1983年 6 巻 5 号 345-351
    発行日: 1983/10/30
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
  • 古市 尚高, 鈴木 譲一
    日本植物病理学会報
    1990年 56 巻 4 号 457-467
    発行日: 1990/10/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    ジャガイモ疫病菌の過敏感反応
    サプレッサー
    (抑制因子)を2種類の異なったレースより抽出し,HPLC(高速液体クロマトグラフィー)により精製した。
    サプレッサー
    活性をもつ分画は,親和性菌,非親和性菌ともに分子量(Mr) 4,700と280の成分であった。これらの成分をジャガイモスライス切片(直径,14mm)に滴下処理したあと,非親和性菌遊走子を接種して,ファイトアレキシン(PA)生成をマーカーとして活性の強さを調べた。HPLCにより純化する前のグルカン成分と,両レースのMr 4,700とMr 280の
    サプレッサー
    分画は,12.5∼50μg/diskの濃度ではレース間で統計的に有意の差は示さなかった。以上の結果から,疫病菌の分子量の異なった本グルカン2成分が,レースにかかわりなく
    サプレッサー
    活性を有することが示唆された。標準糖と本
    サプレッサー
    成分のTLCによる解析の結果,Mr 280の成分はグルコースモノマーとRf値が近似した。また,HPLCにより遊走子発芽液中にMr 280の成分が検出されることから,感染初期の過程において機能している可能性が示唆された。
  • 小川 博遊, 恒松 徳五郎
    アレルギー
    1982年 31 巻 4 号 207-213
    発行日: 1982/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    目的:in vitroで免疫促進剤(CCA(0.5と50μg/ml), levamisole(1と100μg/ml))と免疫抑制剤(prednisolone sodium hemisuccinate(0.01と1μg/ml))の
    サプレッサー
    T細胞への影響を検討した.方法:ヒト末梢血T細胞にconcanavalin A(Con A)を加え培養して
    サプレッサー
    T細胞を誘導したが, この過程での薬剤の影響あるいは, 誘導した
    サプレッサー
    T細胞への薬剤の影響を調べた.結果:Con A suboptimal doseにおける
    サプレッサー
    T細胞誘導段階での薬剤の添加は機能の亢進の方向に作用し, 特にIgG産生に対する効果で最も強く, CCAの高濃度の場合を除き有意な
    サプレッサー
    機能の亢進を認めた.増殖能に対する影響では, T細胞の増殖ではLMSの低濃度の場合と, B細胞の増殖ではCCAの低濃度の場合に機能の亢進を示した.しかしoptimal doseではこのような作用は認めず, 逆に一部の条件では有意な抑制作用を示した.あらかじめCon Aで誘導した
    サプレッサー
    T細胞に対しては, CCAとPSLの一部の培養条件を除きほとんど影響しなかった.したがって, 免疫促進剤と免疫抑制剤の間に明確な差を見い出し得なかった.
  • 丁 明玉, 鈴木 義仁, 小泉 均
    分析化学
    1993年 42 巻 6 号 343-349
    発行日: 1993/06/05
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
    陰イオン交換カラムと陽イオン交換カラムを直結し,両カラムに適用できる低電気伝導度のシュウ酸溶離液を用いて陰・陽両イオンの溶出特性を検討した後,飲物中に含まれる有機酸と陽イオンの同時分離を試みた.陰・陽両カラムを直結すると,陽イオン各々について2本のピークが現れた.陰・陽イオンカラムの直結順序によって陽イオンの溶出クロマトグラムは異なる.ノン
    サプレッサー
    法を用いて, Na+とNH4+をほとんど含有していないワイン中の主要な有機酸と陽イオンと無機陰イオンは一斉分離できるが,クロマトグラムには正負のピークが混在して,定量処理は煩わしい. Na+とNH4+を含有している日本酒のような飲物に応用するために,陰・陽両イオンをカラム分離した後に陰・陽イオン
    サプレッサー
    を連結し,
    サプレッサー
    の切り替えにより試料中の陰又は陽イオンのみを検出するように工夫した.すなわち,陽イオンを検出する場合には
    サプレッサーに陰イオン交換膜型の陰イオンサプレッサー
    を作動させて,クロマトグラム上より陰イオンのピークを消失させる.又陰イオンを検出する場合には陽イオン交換膜型の陽イオン
    サプレッサー
    を作動させて試料中より陽イオンを除去して,陰イオンのみのクロマトグラムを得る.このような
    サプレッサー
    の切り替えだけで,溶離してくる陰及び陽イオンを簡便に選択検出できる方法を確立した.
  • サプレッサーT細胞回路系の異常,インターリュウキン2の活性不全およびB細胞活性化機序の異常
    高田 伸介, 村川 洋子, 上田 裕司, 鈴木 登, 坂根 剛
    日本臨床免疫学会会誌
    1983年 6 巻 5 号 434-442
    発行日: 1983/10/30
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    自己リンパ球混合培養反応(AMLR)は, OKT 4+細胞とOKT 8+細胞間の相互作用に基づくOKT 8+
    サプレッサー
    細胞の活性化誘導過程を表すとともに, OKT 4+細胞亜群の間に起こる制御機構を反映している.このAMLRに欠陥のある全身性エリテマトーデス(SLE)患者では,自己非T細胞刺激に伴うOKT 4+ヘルパー細胞によるインターリュウキン2(IL 2)の産生に欠陥があり,かつ,自己非T細胞で刺激したOKT 4+
    サプレッサー
    前駆細胞にIL 2レセプターが正常に出現しない.これに対してOKT 8+
    サプレッサー
    前駆細胞は自己非T細胞刺激に反応して正常にIL 2レセプターを出現する.したがって,
    サプレッサー
    回路のなかで,例えばOKT 8+
    サプレッサー
    細胞が担う回路を, IL 2で是正できるように,
    サプレッサー
    回路の一部を人為的に再構築することによって, SLEにみられるB細胞の機能過剰を抑制し得ることが示唆された.
  • 高田 伸介, 坂根 剛, 村川 洋子, 上田 裕司, 恒松 徳五郎
    アレルギー
    1983年 32 巻 7 号 393-398
    発行日: 1983/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    concanavalin A (Con A)誘導
    サプレッサー
    前駆細胞は, OKT4^+, OKT8^+両細胞系列に分布するが, この前駆細胞はCon Aによる活性化に伴い, 自己赤血球とのロゼット形成性を獲得し, またこの活性化細胞の大部分はインターロイキン2(IL2)によって, エフェクター細胞へ分化することがわかった.ベーチェット病患者では,
    サプレッサー
    前駆細胞は豊富に分布するが, IL2レセプターを表現しているものが少なく, 効率よくエフェクター細胞へ移動することができない.ベーチェット病患者の
    サプレッサー
    前駆細胞が正常者よりも豊富に見い出されたのは, IL2レセプター保有細胞の割合が低下しているゆえに, 代償的に効率の悪いIL2非依存性前駆細胞が相応の
    サプレッサー
    機能を発揮するためではなかろうか.このように,
    サプレッサー
    前駆細胞の増加, いわば恒常状態を維持しようとする主体の防御機構であろう.
  • 小林 和夫
    アレルギー
    1981年 30 巻 12 号 1149-1156
    発行日: 1981/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    betamethasone の細胞性免疫学的作用機序を明らかにする目的で, 健常者抹消血単核細胞を用いて, in vitro での lymphocytes proliferative (LP) response, mitogen による autologous mixed lymphocytes reaction (AMLR) および concanavalin A (Con A) 誘導
    サプレッサー
    細胞アッセイ系への betamethasone の影響を検討した. 1) LP response において, betamethasone は 1×10^<-4>-1×10^2μg/ml の濃度ですべて抑制作用を示した. 2) mitogen による AMLR において, betamethasone は抑制効果を示したが, この抑制作用は second culture に betamethasone を添加した場合, より著明であった. 3) Con A 誘導
    サプレッサー
    細胞活性におよぼす betamethasone の影響は 1st culture に低濃度(1×10^<-4>-1×10^<-3>μg/ml) の betamethasone を添加することにより
    サプレッサー
    細胞機能は抑制されたが, 2nd culture では dose responsiveに亢進した.以上により, Con A 誘導
    サプレッサー
    細胞は, とくに, その誘導期において betamethasone に高感受性を有すると考えられた.
  • 高田 伸介, 坂根 剛, 上田 裕司, 村川 洋子, 小谷 宏行, 恒松 徳五郎
    アレルギー
    1983年 32 巻 4 号 213-220
    発行日: 1983/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    concanavalin A (Con A)で刺激したヒト末梢血T細胞を, OKT4およびOKT8単クローン性抗体と自己赤血球ロゼット形成法を用いて細分画し, 得られた各サブセットの免疫調節機能を検討した.その結果, 1)自己赤血球とロゼットを形成するT細胞(ARFC)は, OKT4^+, OKT8^+の表現型を問わず強い
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    活性を示したが, ヘルパー活性についてはそれを欠いていた.2)OKT4^+細胞で自己赤血球とロゼットを形成しない細胞(NARFC)は強いヘルパー活性を発揮したものの,
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    活性を示さなかった.3)OKT8^+ NARFCはヘルパーおよび
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    活性を示さず, 免疫系の調節性回路には係りのない細胞群であることが判った.このように, 自己赤血球とのロゼット形成性が, Con A誘導
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    細胞のマーカーとして妥当であることを明らかにするとともに, 従来ヘルパー・インデューサー細胞であると考えられていたOKT4^+細胞群が
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    細胞を含む不均一な機能T細胞群で構成されていることを示した.
  • 坂根 剛, 谷口 善男, 本田 正明, 小谷 宏行
    アレルギー
    1981年 30 巻 12 号 1106-1112
    発行日: 1981/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ベーチェット病患者の細胞性免疫について, 患者T細胞の mitogen (phytohemagglutinin および concanavalin A; Con A) やB細胞 (自己および同種B細胞)に対する幼若化反応, ならびに Con A 誘導
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    T細胞機能, さらには
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    機能に強く関連する Con A 誘導自己赤血球ロゼット形成能を検索した.in vitro 増殖反応において, ベーチェット病患者のT細胞は, その臨床症状や病期の活動性の差異に関係なく, いずれの刺激に対しても正常に反応し得た.一方, Con A で誘発される
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    細胞の産生や, Con A 刺激T細胞による自己赤血球とのロゼット形成能については, "前発作期"で両者の機能に著明な障害をみた.これに対して, すでに発作期に移行した時期のリンパ球, ならびに緩解期のリンパ球では, Con A 誘導
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    機能および自己赤血球ロゼット形成能は正常域に回復した.これらの成績は,
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    T細胞の機能低下がベーチェット病にみられる活動性病変の維持に対してではなく, その病変発症に関与していることを示唆している.
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