原画像のアスペクト比と
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のアスペクト比が大きく異なると, 被写体が必要以上に小さくなり視認性が著しく低下する.本論文でアスペクト比が異なる場合でも機能するように, 原画像の非類似部分領域を用いた
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生成の一手法について述べる.まず, Digital Flowsを画像特徴としてスケールスペース解析を行い, 適正スケールを検出する.次いで適正スケールにおいてDigital Flowsによる領域分割を行い, いくつかの
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の候補領域を抽出する.
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の候補領域に対して輝度分布距離を利用して類似度を計算し, 互いに非類似となるよう候補領域を選択して最終的な
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を生成する.この提案手法をいくつかの画像に適用した結果, 有効性を実験的に確認したので報告する.
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