詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "ザ・ドリフターズ"
5件中 1-5の結果を表示しています
  • 石田 万実
    笑い学研究
    2014年 21 巻 32-44
    発行日: 2014/08/02
    公開日: 2017/07/21
    ジャーナル オープンアクセス
    本稿は、日本のお笑い番組において登場人物がどのように表現されてきたのかを分析し、笑いの中にどのようなメッセージがあるのか、また、男性が女性を演じる「女装」がどのような役割を持つのかを明らかにすることを目的としている。このため、日本のコミックバンド「
    ドリフターズ
    」が出演したコント番組、『8時だョ!全員集合』と『ドリフ大爆笑』のDVDを研究対象とし、内容分析を行った。分析の結果、
    ドリフターズ
    のコント番組では、ジェンダーに関する当時の価値観や秩序が笑いとともに再生産され、メッセージとして視聴者に伝えられていた傾向があることがわかった。その中で女装は主に、男性が「女らしさ」「母親らしさ」を演じ、笑いをおこすために利用されていた。しかし一方で、女性が女性を演じる場合は表現されない「女性に期待される役割の風刺」は、男性が女装をすることによって可能となっていた。
  • 石橋 真帆, 安本 真也, 岩崎 雅宏, 石川 俊之, 藁谷 峻太郎, 関谷 直也
    災害情報
    2021年 19 巻 1 号 73-83
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/07/20
    ジャーナル フリー

    本研究は、新型コロナウイルスパンデミック下における情報認知の実態を、不安感との関連性から明らかにすることを目的とする。前述の目的を達成するため、2回に渡り行われた4700サンプルのアンケートデータを基に、不安感、メディア利用、情報認知に関する探索的な統計分析を行った。

    結果として、①自分自身が感染する不安を感じていた人の方が感染症関連用語の認知度が高かったこと、②自分自身が感染する不安を感じていた人の方が、テレビ、スマートフォン等を経由したインターネットを長時間利用していたこと、③自分自身が感染する不安感はリスク属性によって顕著な差異が見られないことが明らかになった。つまり、3月初旬、および4月初旬の時点において、本邦の人々はほぼ自身の重症化、感染リスクに関係なく自身が感染する不安を抱いており、そのような不安をメディアによる情報認知によって解消しようとしたのではないかと推測される。

  • 職業や描写に関する一考察
    石田 万実
    笑い学研究
    2016年 23 巻 46-58
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/12/20
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究は、日本のお笑い番組において働く女性がどのように表現されてきたのか、コント番組で演じられる職業や描写の特徴とその変遷を明らかにすることを目的とする。このため、『8時だョ!全員集合』、『オレたちひょうきん族』、『ダウンタウンのごっつええ感じ』の内容分析を行った。  分析の結果、視聴者にとってわかりやすい、当たり前のものとして「女らしい」職業が演じられていることがわかった。女装で演じられる人物が起こす笑いは、はじめは「女らしさ」を利用したもののみであったが、仕事内容を笑いにしたものが登場するようになった。「女らしくない」職業は、女装で演じられるものは登場割合、仕事の描写ともに増加し、女性が演じる場合は登場する条件が減ってきていた。コント番組における女性の仕事に関する描写や笑いの起こし方は、時代が進むにつれて幅広くなってきているといえる。
  • ~「サッポロ一番」にみる市場変化への対応戦略~〔サンヨー食品株式会社〕
    徳山 美津恵, 青木 幸弘
    マーケティングジャーナル
    2002年 21 巻 4 号 84-98
    発行日: 2002/03/28
    公開日: 2023/07/03
    ジャーナル フリー
  • "老舗 "番組から考えるコンテンツの未来
    大野 敏明
    放送研究と調査
    2018年 68 巻 7 号 72-89
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/08/20
    研究報告書・技術報告書 フリー
    60年続く料理番組の老舗『きょうの料理』。しかし今やレシピはスマートフォンで手軽に手に入り、さらには、料理はわざわざ手作りしなくても買えばすむ時代。番組は、そのあり方が問われているとも言える。NHK放送文化研究所は2018年3月、「NHK文研フォーラム2018」内でシンポジウム「きょうの料理60年の歴史とこれから」を開催した。料理研究家の土井善晴氏、関西学院大学社会学部准教授の鈴木謙介氏、『きょうの料理』の制作に40年間携わるフリーディレクターの河村明子氏が登壇。番組の歴史を振り返りながら、手作りの家庭料理を伝える意味、番組が果たしてきた役割、この先のあり方などを考えた。土井氏は番組の役割を「手作りの家庭料理を通し、自分たちの暮らしを自分たちで作る力を発見させてあげること」だと語った。鈴木氏は番組が近年力を入れるレシピのネット展開ついて「お金にはならなくとも公共性の高いコンテンツを提供できることに強みがある」と述べた。河村氏は番組の今後に向け「伝え手の顔が見え、温もりが伝わり、いつも同じ時間に見られる安心感が『きょうの料理』にはある。60年続けてきたスタンスは、そのまま変えずに続けるが勝ちという気がする」と語った。変わる時代の中で“老舗”料理番組は、この先どこへ向かうべきなのか。本稿ではシンポジウムの内容を再構成し、未来に向けた示唆を、番組60年の歴史や登壇者の言葉の中に見出す。
feedback
Top