画像処理による降雪粒子の自動測定技術を改良して,降雪粒子の種類や降雪形態に関する情報を連続的に取得するための手法を開発した.本手法の根幹は粒子の特徴を落下中の粒径と終端落下速度から推定するところにある.落下中の粒子の形を明瞭にとらえるために速い
シャッター速度
(1/4000秒)で連続撮影し,画像解析した.従来の量的な計測で採用していた遅い
シャッター速度
(1/60秒)による落下方向の残像から落下速度を推定する手法を本研究では用いることはできず,別の画像解析手法が必要となった.ここでは,その解析手法を中心に観測の基本的な構成等について述べる.また,本手法と従来手法との測定結果の対比を行う.
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