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クエリ検索: "シュンギク属"
4件中 1-4の結果を表示しています
  • 藤原 悠紀雄
    遺伝学雑誌
    1954年 29 巻 2 号 76-82
    発行日: 1954年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    1. oxyquinoline 法により Gymnaster の2倍種 (2n=18), 3倍種 (2n=27), 4倍種 (2n=36) および16倍種 (2n=144) の染色体分析ができる.
    2. Gymnaster 属の核型は Honlolepis 節と Crassifolium 節とで根本的な差異がある.
    3. G. pygmaeusG. Savatieri とでは核型が極めて類似する.
    4. 核型から見て Gymnaster 属の3倍体および4倍体はそれぞれ同質3倍体および同質4倍体と考えられ, チョウセンヨメナは異質16倍体と考えられる.
  • 藤原 悠紀雄
    遺伝学雑誌
    1955年 30 巻 3 号 118-123
    発行日: 1955年
    公開日: 2007/05/21
    ジャーナル フリー
    1. Kalimeris 属の核型は Aster, Gymnaster 両属の核型と類似し, 対称性の染色体が多く最大の染色体には例外なく二次狭窄がある.
    2. Kalimeris 属の核型は Asteromoea 節と Cordifolium 節とで少しく相違する.
    3. 核型から見てコヨメナおよびオオユウガギクはいずれも異質倍数種であり, ヨメナは両者の雑種より二次的に生じたものと考えられる.
  • 北村 四郎
    植物分類,地理
    1978年 29 巻 6 号 165-170
    発行日: 1978/11/30
    公開日: 2017/09/25
    ジャーナル フリー
    キク属はこれまでは大きくまとめて,Chrysanthemum L. に包含していた.すなわち L_<INNE> はシュンギク,モクシュンギク,フランスギク,アキノコハマギク,シマカンキクなどをこの属に含めている.その後, B_<ENTHAM> と H_<OFFMANN> などもこの大きな見解をとり,私もこの見解を採用していた.今度は従来のキク属があまり大き過ぎるので,この属を分ける見解を採用した.リンネの Chrysanthemum L. (1753) はトールヌフォールの J. P. T_<OURNEFORT> の「植物分類原論」(1719) にある Chrysanthemum と Leucanthemum とを合一して,それに Chrysanthemum の名を用いたものである.トールヌフォールの Chrysanthemum はシュンギク C. coronorium L. やアラゲシュンギク C. segetum L. を含んでいる.これはディオスコリーデスが一世紀に書いた「薬物について」にある Chrysanthemon から引いたものである.この Chrysanthemon はシュンギクであるから Chrysanthemum の type はシュンギクである.シュンギクは雌花の花冠が黄色で,その痩果が3角柱有翼で,両性花の痩果は円柱形である.この特徴をもつものを
    シュンギク属
    Chrysanthemum L. とする.リンネの Tanacetum L. (1753) はエゾヨモギギク T. vulgare L. が type である.エゾヨモギギクは頭花が小さくて多数あり,密散房状につく.雌花の花冠は筒状で先は3裂し,痩花は両性花のものと同様,5肋があり,先に短い冠がつく.痩花は粘質の細胞や樹脂道がなく,水にひたしても粘らない.Pyrethrum Z_<INN> (1757) では痩花に粘質の細胞と樹脂道があり,水につけると粘るので,T_<ZVELEV> は Tanacetum から区別している.Leucanthemum M_<ILLER> (1754) はフランスギク L. vulgare L_<AM> が Type である.痩花は雌花でも両性花でも冠がない.T_<ZVELEV> はこの点で Tanacetum から区別している.また,ミコシギクは Leucanthemella lineare (M_<ATSUM>.) T_<ZVELEV> とした.モク
    シュンギク属
    Argyranthemum W_<EBB> ex S_<CH>.-B_<IP>. はモクシュンギク A. frutescens (L.) S_<CHULTS> B_<IPONTINUS> が Type である.モクシュンギクは多年生で低木状となる.雌花は広い3翼があり,膜質の冠がある.両性花の果実はやや扁平で狭翼が一つあり,膜質の裂けた冠がある.これはシュンギクとは多年生であること,舌状花冠が白いのでちがうが,近縁であって,交配すると雑種ができ,舌状花冠の黄色のものが広く栽培されている.キク属 Dendranthema (DC.) D_<ES> M_<OUL>. (1855) はキク D. grandiflorum (R_<AMAT>.) K_<ITAMURA> を type として設けられた属である.はじめデカンドールは Pyrethrum の sect. Dendranthema とし,シマカンギクとキクとを入れている.舌状花が多列となり,その間に膜質の苞が入ることを特徴としているから,キクが type である.茎が木質だとするがキクは草である.Dendranthema は木の花の意である.節だから Dendranthemum の複数形にしたのだから,属では Dendranthemum とした方がよかった.この属の性については,Des M_<OULINS> は D. indicum (中性) と D. sinensis (女性または男性) として混乱しているが,T_<ZVELEV> は中性とした.キクの学名は Dendranthema grandiflorum (R_<AMAT>.) K_<ITAMURA> となる.Anthemis grandiflorum R_<AMATUELLE> が1792年に発表され,これが最も古い種名である.R_<AMATUELLE> はもし Chrysanthemum に入れるなら Chrysanthemum morifolium R_<AMAT>. とすべきであるとしているから,これは nom. prov. で採用できない.キク属は多年草で,痩花は横断面が円柱形で下端は狭まり,上端は切形で冠はない.舌状花が発達するものと発達しないものとがあり,この間きわめて近縁で,よく交配する.多くは葉裏にT字状毛がある.痩花は水にひたすと粘る.ハマギク属は多年生で低木.雌花の痩花は鈍三角柱で少し扁平でやや曲り,両性花の痩花より小さく短い冠をもつ.両性花の痩花は細い円柱形で10肋があり,先に切れこんだ冠をもつ.
  • 北村 四郎
    植物分類,地理
    1978年 29 巻 6 号 170-
    発行日: 1978/11/30
    公開日: 2017/09/25
    ジャーナル フリー
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