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クエリ検索: "ジャッキー・チェン"
18件中 1-18の結果を表示しています
  • 『ライジング・ドラゴン』におけるスター・イメージの再創造
    雑賀 広海
    映画研究
    2023年 18 巻 42-64
    発行日: 2023/12/09
    公開日: 2024/03/31
    ジャーナル オープンアクセス
    黄金期が過ぎた香港映画では、監督や俳優の高齢化が産業の衰退との関連で問題視されてきた。しかし、香港人アイデンティティが1970年代ごろから定着しはじめたものであれば、老いた香港人は2000年代以降に描かれはじめた新しいイメージである。とりわけ身体を酷使するカンフー映画のアクション俳優にとって、老いはスター・イメージの維持において否定的に作用しやすい。本論文は黄金期香港映画を代表するアクション・スターの
    ジャッキー
    チェン
    をとりあげる。1990年代までの彼は若く健康で強靭な身体を誇示していたが、2000年代以降は老いの演技を実践しながらCGIをとりいれるようになる。これはアクション俳優としての退化ではなく、彼の演技が新たなモードにはいったことを示している。それは、1990 年代までの虚構に打ち勝つ実体的な身体イメージからデジタル映像をとりこみ生成変化する身体イメージへの移行であり、老いた彼の身体は柔軟なマスキュリニティを手にいれる。
  • 『プロジェクトA』と『ポリス・ストーリー/香港国際警察』における肉体性と形象性
    雑賀 広海
    映像学
    2019年 101 巻 49-68
    発行日: 2019/01/25
    公開日: 2019/06/25
    ジャーナル フリー
    【要旨】
     本論文は、
    ジャッキー
    チェン
    の落下に注目する。先行研究では、危険なスタントを自ら実演することによって、身体の肉体的真正性が強調されるという側面が論じられてきた。しかし、『プロジェクトA』(1983)や『ポリス・ストーリー/香港国際警察』(1985)における落下スタントの反復は、むしろ真正な身体を記号的な身体に変換しようとしている。なぜなら、反復は身体が受ける苦痛を帳消しにする効果があるからだ。加えて、反復は物語の展開にとっては障害でしかない。こうしたことから、ジャッキー作品の反復は、スラップスティック・コメディのギャグと同様の機能を持ち、スタントをおこなう彼の身体は初期アニメーションの形象的演技へと接近していく。本論文は、ジャッキーと比較するために、ハロルド・ロイドやバスター・キートン、ディズニーの1920年代末から1940年代までの作品までを扱う。そして、アニメーションの身体性と空間についての議論や、スラップスティック・コメディにおけるギャグ論などを参照し、映像理論的に落下の表象を論じる。こうした作品分析をおこなうことで、
    ジャッキー
    チェン
    の身体を肉体性から引きはがす。さらに、彼の映画では、身体だけではなく、まわりの空間までも非肉体的な形象に置き換えられていることを明らかにする。結論では、肉体性と形象性の境界を反復運動することが彼のスターイメージの特色であることを主張する。
  • 道上 知弘
    日本映画学会会報
    2023年 70 巻 6-9
    発行日: 2023/11/30
    公開日: 2024/03/25
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • 小栗 宏太
    立命館アジア・日本研究学術年報
    2020年 1 巻 148-151
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/06/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 西畑 ひとみ
    溶接学会誌
    2010年 79 巻 3 号 266-269
    発行日: 2010年
    公開日: 2014/02/20
    ジャーナル フリー
  • Cambridge: Cambridge University Press, 2002, viii+239pp.
    姚 毅
    アジア経済
    2003年 44 巻 7 号 86-90
    発行日: 2003/07/15
    公開日: 2023/03/27
    ジャーナル フリー
  • *崔 鵬
    日本映画学会例会報告集
    2023年 12 巻
    発行日: 2023/06/24
    公開日: 2024/03/25
    会議録・要旨集 フリー
  • 雑賀 広海
    映画研究
    2018年 13 巻 4-28
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/03/15
    ジャーナル オープンアクセス
     本論文は、成龍が主演デビューしてから初監督作品『笑拳怪招』(1979) を手掛けるまでの1970年代香港映画に着目する。成龍に関する先行研究は、監督と主演を兼任する、いわゆる自作自演という点については十分に論じていない。本論文は、『笑拳怪招』を中心とする議論を通して、監督と俳優の関係、または作品内における父と子の関係がどのように描かれているか考察する。
     1980年代に黄金期を迎えるまでの香港映画産業では、監督と俳優の間には厳格な封建的関係が結ばれていた。しかし、1970年代の李小龍の登場から独立プロダクションのブームを経て、監督と俳優の父子関係は崩壊していく。それを象徴するのが羅維と成龍の関係性である。だが、『笑拳怪招』に見るのは父子関係の崩壊だけではなく、監督と俳優の間にある境界の曖昧化でもある。この曖昧化は黄金期を特徴づけるものであり、したがって、本作は1970年代末の転換を象徴する重要な作品であるという結論に至った。
  • 上泉 洸太, 澤村 勇輝, 谷津 元樹, 森田 武史
    人工知能学会第二種研究会資料
    2023年 2023 巻 SWO-059 号 01-
    発行日: 2023/03/17
    公開日: 2023/03/23
    研究報告書・技術報告書 フリー

    近年,WikidataやDBpediaなどの大規模知識グラフを利用した質問応答や対話システムが研究されている.大規模知識グラフを対象としたエンティティリンキングは,テキストに現れる名前付きエンティティを知識グラフ内の対応するリソースと結びつけるタスクであり,知識グラフを利用するシステムの基盤技術の一つである.既存のエンティティリンキングツールは,エンティティの正式名称を対象としているものが多い.しかし,TwitterやFacebookなどのマイクロブログには,人名・組織名・商品名・作品名などの略称や非公式名が記述されることが多くあり,そのようなエンティティ名に対してエンティティリンキングを行うことは困難である.本研究は,DBpediaを対象としたエンティティリンキングツールの一つであるDBpedia Spotlight(DS)のモデルを再構築し,苗字または名前で表現される日本人名に対するエンティティリンキングの精度向上を目的とする.本目的を達成するために,DBpediaからPersonクラスのインスタンスのラベル(氏名)を抽出する.その後,Wikipedia記事上の表層形とその出現回数および対応するDBpediaリソースのURIが記載されたファイルの中で,氏名を表層形とするデータに対し,氏名を苗字と名前に分割して表層形として追加し,DSモデルを再構築する.既存の日本語DSモデルと本研究で再構築した日本語DSモデル(提案モデル)を用いて,Twitterから集めた苗字または名前が記載されているツイートに対してエンティティリンキングを行い,両モデルを比較評価し,提案モデルの有効性を示した.

  • 長谷 正人, 川田 耕
    ソシオロジ
    2013年 58 巻 2 号 127-137
    発行日: 2013/10/31
    公開日: 2015/05/13
    ジャーナル フリー
  • 柄本 三代子
    メディア研究
    2023年 103 巻 133-151
    発行日: 2023/07/31
    公開日: 2023/10/24
    ジャーナル フリー

        Nowadays, Karate has gained worldwide popularity as a type of martial art. One of the reasons for this is that karate has been found to have a spiritual value that is not found in other sports. Additionally, when propagated domestically and internationally, karate has attracted attention for its educational benefits, especially for young people. It has increased its popularity as a form of learning for children and supported the management of dojos.

        Because of the above-mentioned situation, this paper focuses on the globally popular Karate Kid series starting as the Hollywood film released in 1984. We can watch the Cobra Kai series on Netflix as Karate Kid contents. In a nutshell, these films and TV series tell the story of a young boy’s encounter with karate and growing, and it is hard to deny that they have contributed to the spread of karate throughout the world and its popularity over 40 years.

        However, this paper focuses on the fact that some academic studies have analysed these contents and found educational value. This paper aims to examine why multidisciplinary researchers have paid attention to Karate Kid contents and what educational value they have found. Although these are academic analyses, it is indispensable to consider these as examples of reading and discussing the social acceptance of karate worldwide. This paper recognises them associated with how the global propagation of karate overlaps with the discourses of popularisation worldwide.

        The studies that acknowledged the educational value of karate kid contents varied in terms of the extent to which they considered it necessary to focus on the ideological background. The paper discusses the possibility that the ability to consistently find educational value while allowing for such diverse readings supports the popularity of Karate Kid contents and, in turn, contributes to the propagation of karate.

  • 竹村 嘉晃, 高橋 京子, 木村 理子, 波照間 永子, 岩澤 孝子, 川島 京子
    舞踊學
    2015年 2015 巻 38 号 177-182
    発行日: 2015年
    公開日: 2018/11/12
    ジャーナル オープンアクセス
  • 倉田 徹
    アジア動向年報
    2015年 2015 巻 187-210
    発行日: 2015年
    公開日: 2023/02/10
    解説誌・一般情報誌 フリー HTML
  • 雑賀 広海
    映像学
    2024年 111 巻 177-197
    発行日: 2024/02/25
    公開日: 2024/03/25
    ジャーナル フリー

    『燃えよ!じじぃドラゴン 龍虎激闘』はカンフー映画史に言及する映画である。というのも、1970年代のカンフー映画に出演していた俳優たちが主要な役柄で出演しているからだ。さらに、オープニングクレジットは映像と音楽がともに『ドラゴン怒りの鉄拳』を想起させる。1970年代へのノスタルジーに満ちた本作だが、この映画以外にも同様のノスタルジー映画が同時期に香港で製作されている。本稿ではそうした文脈に目を配りつつ、カンフー映画によるカンフー映画史への言及という点に注目する。興味深いことに、同様の試みをおこなう映画が『じじぃドラゴン』公開からわずか4年後に製作されている。それがドニー・イェン主演の『カンフー・ジャングル』である。『カンフー・ジャングル』は『じじぃドラゴン』よりも広範囲な映画史を描きだす。それでは『カンフー・ジャングル』は『じじぃドラゴン』と同様の試みとしてその延長上に位置づけられるのだろうか。本論文は、カンフー映画史をめぐるこれまでの言説を整理したうえで、この2作品が異なるカンフー映画史の解釈を持つことを主張する。そして、それぞれの映画が描くカンフーマスターの身体に現れる政治性を明らかにする。カンフーに着目すると、『じじぃドラゴン』は悲観的な感傷を誘い、『カンフー・ジャングル』は能動的な読解を要求する映画であることがわかる。

  • 雑賀 広海
    映像学
    2021年 105 巻 67-87
    発行日: 2021/01/25
    公開日: 2021/02/25
    ジャーナル フリー

    新藝城は1980年に設立されると、またたく間に香港の映画市場を席捲した。新藝城の作品が劇場を支配し、新人監督がデビューする場であった独立プロダクションの作品を公開する機会はきわめて限定されてしまう。したがって、新藝城は1970年代末に期待された多様な映画製作の種を摘み取った会社として、否定的な評価を与えられることがしばしばある。また、作品の内容についても、物語やギャグが形式的で画一的であると批判される。その一方で、それまでの興行収入の記録を大幅に更新し、1980年代の香港映画産業を牽引した存在であることは確かである。本論文は、新藝城の功罪について、新浪潮を代表する監督の一人であり、新藝城の中心メンバーでもあった徐克を中心に再考する。とくに注目するのが、集団創作という新藝城の製作体制であり、この体制においては監督個人の判断で撮影することは厳しく禁じられていた。そのために、徐克は数年で脱退することになるものの、集団創作の経験は有益だったとも述べている。本論文が注目するのは、新藝城の集団創作が香港映画産業を席捲することで、俳優や監督など、映画製作におけるそれぞれの専業が入り乱れ、無制度的状態と化したことである。そして、作家主義とは相反するような新藝城の集団創作が、徐克や1980年代の香港映画産業に与えた影響を明らかにする。

  • ――タイ・ベトナムへのテレビ・ドラマ輸出を中心に――
    李 美智
    東南アジア研究
    2010年 48 巻 3 号 265-293
    発行日: 2010/12/31
    公開日: 2017/10/31
    ジャーナル フリー
    Since 2000, the popularity of South Korean popular culture known as Korean Wave or Hallyu has increased significantly in Southeast Asia. The Korean Government now recognizes cultural industries as one of the top key industries of the nation. The purpose of this paper is to review the cultural export promotion policies of the South Korean Government which are the basic backgrounds of the spread of Korean Wave, and to investigate how Korean Wave is being accepted and developed in Southeast Asia by drawing on the examples of Vietnam and Thailand. Among many genres, such as music and film, this paper focuses on Korean TV dramas as they are the most important driving force in the Korean Wave industries. By examining push and pull factors in both importing and exporting countries, it indicates that in Vietnam and Thailand, the carefully-planned strategic economic support of the Korean government for these industries and the rapid expansion of multi-channel TV and multi-media industries, which are in want of attractive content, are the most important factors that have contributed to the Hallyu expansion.
  • 第1回
    倉田 徹, 澤田 ゆかり, 長峯 ゆりか
    アジア経済
    2020年 61 巻 2 号 36-58
    発行日: 2020/06/15
    公開日: 2020/07/01
    ジャーナル フリー HTML
  • 村田 晶子, 長谷川 由香, 河内 彩香, プレフューメ 裕子, 竹山 直子
    多文化社会と言語教育
    2023年 3 巻 1-81
    発行日: 2023/03/31
    公開日: 2023/04/03
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    電子付録
    このテキストは国内学生と国際学生が授業、課外で交流する際に活用することができます。テキストを使うことにより交流パートナーと一緒に活動をしたり、ディスカッションをすることができます(初級から上級まで対応)。日本語だけでなく、日本語と英語、あるいはその他の言語を組み合わせた交流にも使えます。また、オンライン交流にも対応しています。 このテキストの特色は次の5点です。①身近なテーマから社会問題まで話し合える、②対面とオンラインの活動が選択できる、③やさしいことばや複数の言語、多様なリソースを使って交流できる、④主体的な交流のための心構え、ヒントが書かれている、⑤振り返りによる学びの可視化ができる。このテキストは会話パートナープログラムのみならず、多文化共修科目、複数のクラスの連携、国際協働学習(COIL)、短期日本語プログラム、国際交流サークルの活動、地域の日本語教室、青少年交流などにも活用することができます。
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