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クエリ検索: "スイカ"
4,728件中 1-20の結果を表示しています
  • 古賀 成司, 古閑 孝彦
    九州病害虫研究会報
    1980年 26 巻 153-155
    発行日: 1980/10/30
    公開日: 2009/05/22
    ジャーナル フリー
    スイカ
    を基幹とする施設畑の生育障害要因究明と対策を目的とし,サツマイモネコブセンチュウが
    スイカ
    の生育,収量に及ぼす影響を検討するため,各種連・輪作試験を実施した。
    1.
    スイカ
    ,キュウリ,レタス,トウモロコシ栽培は本線虫の密度増加を著しく助長し,特にキュウリ,トウモロコシでは顕著であった。
    2. トウモロコシは従来の知見とは逆に本線虫を増殖させた。
    3. ラッカセイ栽培及び休閑は線虫密度を抑制した。
    4.
    スイカ
    ーキュウリ及びトウモロコシ導入体系は,特に線虫密度を高めるとともに
    スイカ
    萎凋症を誘発した。
    5.
    スイカ
    ーラッカセイ,
    スイカー休閑体系は線虫密度をスイカ
    の被害水準以下に抑制した。
    6.
    スイカ
    萎凋症の発生原因はサツマイモネコブセンチュウによる根系障害が大きな要因と考えられる。
  • スイカの内部品質と減衰定数
    陳 介余, 宮里 満, 石黒 悦爾
    農業機械学会誌
    1993年 55 巻 6 号 43-48
    発行日: 1993年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    簡単なモデルと仮定した
    スイカの自由振動の減衰波形から得られた減衰定数とスイカ
    の食味試験の各項目の関係を検討するとともに, 新たな
    スイカ
    の内部品質判定方法を提案した。また, 貯蔵温度, 貯蔵日数および打撃の強さによる
    スイカ
    の振動波形のパワースペクトルの第1ピーク周波数と減衰定数の変化についても検討し,
    スイカ
    内部品質の非破壊判定法の研究についての基礎質料を得た。
  • 飯田 訓久, 古部 勝也, 並河 清, 梅田 幹雄
    農業機械学会誌
    1996年 58 巻 3 号 19-26
    発行日: 1996年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    スイカ
    の収穫作業を自動化するためにグリッパの開発を行った。はじめに, グリッパの仕様を決定するために,
    スイカ
    の形状と力学特性の計測を行った。この結果に基づき, 4本のリンク形フィンガにより,
    スイカ
    とフィンガの間の摩擦力を利用して把持力を得るセルフ・ロック式グリッパを試作した。次に, グリッパの収穫性能を評価するために, グリッパと
    スイカ
    の位置偏差許容範囲の測定実験と, フィンガと
    スイカ
    の接触部分に発生する最大応力の測定実験を室内で行った。この結果, グリッパは位置偏差40mmがある場合でも,
    スイカ
    を傷めずに収穫することが可能であった。
  • 陳 介余, 宮里 満, 石黒 悦爾
    農業機械学会誌
    1994年 56 巻 1 号 29-36
    発行日: 1994年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    本報では, 振動波形の自己相関関数を用いて, 熟度と煮えおよび亀裂
    スイカ
    を検出する方法を提案した。振動波形の自己相関関数の包絡線を多項式で近似した。その結果, この多項式により, 適熟
    スイカ
    の質量を高精度で推算することができた。一方, 未熱と煮え
    スイカ
    の推算値は実際の質量に対して大きな誤差を含むことが分かり, これらの誤差により, 未熟と煮え
    スイカ
    を判別する可能性を示した。また, 包絡線を回帰した時の標準偏差により亀裂
    スイカ
    を検出する可能性も示した。
  • 高桑 亮, 玉田 哲男, 牧口 稔, 木村 秀晴
    北日本病害虫研究会報
    1971年 1971 巻 22 号 47-51
    発行日: 1971/12/20
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    1. 感染時期による
    スイカ
    のキュウリ緑斑モザイク病感染の影響を調査した。
    2. 本病の潜伏期間は感染時期に関係なく約15日であった。
    3. 病徴は感染時期, 接種部位に関係なく, 黄斑をともなったモザイクを示すが, 生育に伴い病徴程度に変動がみられた。
    4. 本ウイルスの感染は生育に影響し, 特に感染時期が早い場合は早期に枯死することが多い。
    5. 果実への影響は感染時期によって異なり, 早期感染では果数が減少し。後期感染では二番果の果数が増え, 生育が悪くなる。果実の劣変は幼果期感染で多数認められ, その他の時期では繊維化がみられる程度であった。
    6. ウイルスの感染により健全果は大きく減少し, 後期の感染によっても70%以上の減少となった。
    7. 病徴の変化, 劣変果の形成から, 罹病植物の代謝はウイルス感染直後急増するが, その後安定化をたどるものと考えられ, 果実の劣変は, ウイルス感染による異常代謝に基くものと推定される。
  • 岩間 俊太
    北日本病害虫研究会報
    2019年 2019 巻 70 号 53-58
    発行日: 2019/12/16
    公開日: 2020/12/18
    ジャーナル フリー

    2017年6~8月,青森県つがる市のメロン栽培圃場1か所および五所川原市のキュウリ栽培圃場1か所において,根部の飴色~黒変腐敗を伴う萎凋・立ち枯れ症状の発生が確認された.被害株の根部の表皮内には直径0.1 mm程度で黒色の微小菌核が多数形成されている場合もあれば変色腐敗のみの場合もあり,後者では室温で湿室状態に1週間程度保つことで微小菌核の形成が観察された.定法により病原菌を分離し,形態および生育温度特性を明らかにするとともに,培養した病原の土壌混和によるメロンおよびキュウリ苗への接種を行った.その結果,両作物に発生した症状は,Macrophomina phaseolinaによるメロンおよびキュウリ炭腐病であることが判明した.これらの病害は2001年に岡山県で国内初確認されているが,青森県での発生確認は本事例が初めてである.

  • 杉山 慶太, 森下 昌三
    園芸学会雑誌
    2000年 69 巻 6 号 684-689
    発行日: 2000/11/15
    公開日: 2008/01/31
    ジャーナル フリー
    野生
    スイカおよび国内外のスイカ
    品種を用いて, 軟X線照射花粉を利用して作出した二倍性種なし
    スイカ
    のしいな数としいなの大きさについて品種間差異, および果実品質について調査した.また, 軟X線照射線量が花粉の発芽率に及ぼす影響についても調査した.軟X線照射線量が高くなるに従って花粉発芽率が低下したが, 2000Gyまでは無照射花粉の発芽率との間に有意な差はなく, また花粉管は胚嚢に到達していることが確認された.軟X線照射花粉を利用した種なし
    スイカ
    のしいな数およびしいなの大きさには, 明らかな品種間差異が認められた.普通
    スイカ
    の全種子数と軟X線照射花粉を利用した種なし
    スイカ
    のしいな数との相関は低かった(r=0.272).しかし, 正常種子の大きさと種なし
    スイカ
    のしいなの大きさとの間には, 種子縦径 : r=0.943 P<0.001, 種子横径 : r=0.883, P<0.001の高い正の相関が認められた.軟X線照射花粉を利用した種なし
    スイカ
    は, 大きさ, 果形, 果色, 果皮の厚さおよび糖度とも普通
    スイカ
    と変わらず, 品質の高い二倍性種なし
    スイカ
    が得られることが明らかとなった.
  • 杉山 慶太, 阿久津 雅子
    園芸学研究
    2010年 9 巻 3 号 319-324
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/07/28
    ジャーナル フリー
    スイカ
    の部分不活化花粉を用いた開花前日の午前中の受粉においては結実率が低かったが,午後からの結実率は急激に上昇し,開花当日の受粉と同程度となった.開花前日の午後に部分不活化花粉を受粉して作出した種なし果実は,いずれの受粉時刻でも開花当日に受粉した種なし果実と同程度の果重であり,果形,果皮の厚さ,果肉色,Brix,果肉硬度およびしいなの程度とも対照区とほぼ同程度の品質の種なしの果実が得られた.これらの結果は,約1年間保存した部分不活化花粉を用いた場合も同じあった.現行の種なし
    スイカ
    の生産方式(部分不活化花粉の作出,開花前日の袋掛け,開花当日の受粉,受粉後の袋掛け)における開花前日の袋掛け作業は,開花前日の蕾受粉によって不要となった.また,保存した部分不活化花粉を専門業者などから入手して開花前日の受粉を行う新たな生産方式は,現行の種なし
    スイカ
    の生産方式と比較して作業時間が約63.5%削減されることが示された.
  • 玉井 資郎, 酒井 悟, 永谷 太郎, 飯田 訓久
    ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
    2002年 2002 巻
    発行日: 2002年
    公開日: 2017/06/19
    会議録・要旨集 フリー
    農業従事者にとって, 重量物のハンドリングは大きな負担となっており,
    スイカ
    などの重量野菜収穫作業の機械化が望まれている。本研究室では
    スイカ
    収穫作業を技術課題とし, 把持機能, 積載機能, 移動機能, 認識機能を有する農業用重量物ハンドリングロボットの開発を行っている。2000年夏の屋外実験では, 開発したマニピュレータを用いて,
    スイカ
    の把持機能を実現した。2001年夏の屋外実験では, 把持した
    スイカ
    を運搬台上に置く積載機能を実現した。さらに, 移動プラットフォームであるクローラ機構の自動化について試作を行った。
  • 油圧マニピュレータによるスイカの収穫
    飯田 訓久, 梅田 幹雄, 並河 清
    農業機械学会誌
    1994年 56 巻 Supplement 号 389-390
    発行日: 1994/04/01
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 杉山 慶太, 嘉見 大助, 室 崇人
    園芸学研究
    2015年 14 巻 1 号 7-15
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/03/31
    ジャーナル フリー
    ユウガオ属品種(ユウガオ:Lagenaria siceraria(Molina)Standl var. hispida,とヒョウタン:L. siceraria var. gourda)の花粉による
    スイカ
    の結実率や単為結実した果実の品質を検討した.また,様々な
    スイカ
    品種を用いてユウガオ花粉の受粉による結実率と単為結実果実の品質について調査した.さらに,早春期の栽培におけるユウガオ属の雄花の特性についても調査した.様々なユウガオ属品種の花粉でも
    スイカ
    を単為結実させることが明らかとなった.ユウガオ属花粉による結実率は
    スイカ
    花粉よりも低かったが,ユウガオ品種はヒョウタン品種よりも高い傾向があり,受粉した品種による差が見られた.単為結実した果実の形質については,ユウガオ属花粉の品種による差は認められなかった.ユウガオ属花粉により,様々な
    スイカ
    品種が単為結実した.単為結実した
    スイカ
    の果実は,
    スイカ
    花粉の受粉による果実(対照)に比べて縦長となり,空洞果が多く,糖度が高い傾向があった.稔実種子は観察されず,しいな数やしいなの着色は
    スイカ
    品種間での差異が認められた.ユウガオ属品種の雄花の特性には品種による差が認められたことから,
    スイカ
    栽培においてユウガオ属品種の雄花の開花時期を考慮することにより,種なし
    スイカ
    の生産が可能である.
  • 竹田 洋志, 並河 清
    農業機械学会誌
    1998年 60 巻 1 号 77-83
    発行日: 1998/01/01
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    スイカ
    収穫適期は, 果実の着果後40日から50日とされており, 果実が直径4cm程度の大きさになったときに地域によっては着果棒を設置し, それにより収穫時期を判断している。本研究は着果棒として異なる色の球形の標識を使用し, 画像処理による着果棒の位置検出と収穫時期の判定の可能性について検討した。その結果, 白色標識では, 抽出画像の大きさによる位置検出誤差は8.6%以内であった。しかし, 赤色, 黄色および青色の各標識の抽出においては, 色の抽出は可能であったが, 領域全体の抽出による位置検出の誤差は20%を越えた。なお, 水色および紫色の標識は識別ができなかった。
  • *白川 小稀, 深井 康子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2013年 25 巻 2P-58
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/08/23
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】超高齢化に伴い咀嚼やえん下機能が低下した高齢者が増え誤嚥に伴う肺炎の症状が多い。そこで本研究では、栄養士として食べ物の安全性の視点に立ち、えん下困難者用食品の許可基準に適した
    スイカ
    ゼリーの調製法およびテクスチャー特性を比較、検討した。【方法】平成24年富山県産入善ジャンボ
    スイカ
    の果汁を使用し、糖度、pHを測定後-30℃で冷凍保存した。その後、解凍した
    スイカ
    の栄養成分及び果汁の色調を測定した。
    スイカゼリーの調製はスイカ
    果汁、砂糖及びレモン果汁を加え糖度12brix%にし、寒天(A:S-7、B:UP37K、C:UX30、D:イナアガーL、E:N65P、(株)伊那食品製)を用いて行った。テクスチャーはえん下困難者用食品の試験方法により測定し、その基準に適した濃度の
    スイカ
    ゼリーについて短大生および高齢者を対象にSD法にて行い、主成分分析を用いて解析した。【結果・考察】試料の
    スイカ
    果汁の糖度は8.5brix%、pH5.5であった。果汁の色調は、平均して明度はL*19.85、a*8.25、b*4.14で、水分91.2、カロテン70μg、シトルリン190mgであった。日本食品成分表のカロテン830μgに比べて著しく低かったのは、解凍後こした際にカロテンが取り除かれたためと考えられる。テクスチャー特性を許可基準と照らし合わせた所、A以外の寒天で適合濃度が認められた。主成分分析の結果、短大生では「飲み込み易さ」、「後味」、「やわらかい」、高齢者では「
    スイカ
    のさわやかさ」、「やわらかい」という変量が得られ「やわらかい」のみが共通の印象として評価された。短大生ではDが、高齢者ではCが評価され、
    スイカ
    ゼリーの特性が異なることがわかった。
  • スイカの打撃特性について
    川村 恒夫, 西村 功
    農業機械学会誌
    1988年 50 巻 2 号 85-92
    発行日: 1988年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    果菜類, 特に
    スイカ
    の熟度や内部品質を非破壊式で測定する事を目的として打撃式の試験装置を試作し,
    スイカ
    の振動特性と音響特性を測定した。ここで, 打撃による試料の振動を拘束しないよう, 単振子式の支持方法を用いて実験を行った。
    第1報では, 打撃式試験装置により
    スイカ
    の側面及び底面を打撃した時の振動波形及び打撃音波形の結果と, それから得られる振動・音響特性及び供試
    スイカ
    の基礎物性値について報告する。
    第2報では, 食味検査の結果と物性値との関係, 第3報では,
    スイカ
    の諸物性値と振動及び音響データの解析結果に基づく熟度又は内部品質の判定方法について報告する。
  • 画像処理による熟度判定
    徳田 勝, 川村 垣夫, 山本 博昭, 堀尾 尚志
    農業機械学会誌
    1997年 59 巻 4 号 47-52
    発行日: 1997/07/01
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    本研究は, ロボットによる
    スイカ
    の収穫作業を実現するために必要な, 果実を検出する視覚システムの開発を目的としている。現在は, 着果日からの積算日数で収穫時期を判断している。本報では, 画像処理を用いて
    スイカ
    の熟度判定を行い, 未熟, 適熟, 過熟を見分ける方法について検討した。そのためにまず, 未熟, 適熟, 過熟の
    スイカ
    をサンプルとして用いて, 果実の緑縞の部分だけを抽出し, その部分の色を調べた。取り込んだ画像はRGBからHSI変換して, その色相Hと彩度Sについて調べた結果, Hのヒストグラムの (ピークの画素数)/(ピークの右側の画素数) が未熟から過熟にかけて減少していることが分かった。また, 彩度Sの平均は糖度があがるに連れて直線的に減少しているのが分かった。
  • 小宮山 誠一, 赤司 和隆, 山上 良明, 熊谷 秀行
    日本土壌肥料学雑誌
    1997年 68 巻 4 号 458-461
    発行日: 1997/08/05
    公開日: 2017/06/28
    ジャーナル フリー
  • 渡辺 慎一
    根の研究
    2004年 13 巻 2 号 45-49
    発行日: 2004/06/28
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
    2本仕立て1果どりの立体栽培
    スイカ
    において, 果実肥大期の光合成産物のソース・シンク関係を13Cトレーサー法で調査した. 根への13C-光合成産物の分配は果実肥大期間を通して無着果づる上の葉から行われていたことから, 2本仕立て1果どり栽培では, 果実肥大期の根の活性維持の役割は主として無着果づるが担っているものと考えられた. よって, 果実肥大後期の光合成産物の供給不足による根の活性低下が原因と考えられる生理的急性萎ちょう防止のためには, 着果づるよりも無着果づるの葉面積の確保や受光量の増大をはかる方がより効果が高いと考えられる.
  • 小室 康雄, 栃原 比呂志, 深津 量栄, 長井 雄治, 米山 伸吾
    日本植物病理学会報
    1971年 37 巻 1 号 34-42
    発行日: 1971/01/30
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    (1) 昭和43年6月,千葉,茨城の
    スイカ
    主産地帯にモザイク症状が多発し,これら病株から1種のウイルスが分離された。このウイルスはキュウリ・緑斑モザイク・ウイルス(cucumber green mottle mosaic virus, CGMMV)と同定された。
    (2)
    スイカ
    から分離されたCGMMVと昭和41年に西日本でキュウリから分離されたCGMMVとは,Datura stramonium, Chenopodium amaranticolorに対する反応および沈降反応による血清反応で両者間に明らかな差異がみられた。
    スイカから分離されたウイルスをスイカ
    系,キュウリからのものをキュウリ系として区別することにした。
    (3) 昭和43年7月以降千葉,茨城でモザイク病の発生したのとほぼ同じ地帯で主として果肉に激しいうるみを伴う俗称コンニャク病と呼ばれる肉質劣変症状が多発し,これらコンニャク病果の大部分のものからもCGMMV-
    スイカ
    系が分離された。
    (4) 分離されたCGMMV-
    スイカ系を健全スイカ
    に接種したところ,まず葉にモザイクが現われ,ついで収穫期の果実には典型的な肉質劣変症状が確認された。
    (5) 各地の
    スイカ
    のモザイク茎葉および果実のコンニャク病果からのCGMMVの分離試験を行なった。モザイク茎葉についてはその大部分のものからCGMMVが分離され,コンニャク病果については70点中51試料からCGMMVが,2試料からWMVが分離されたほか,ウイルスの分離されなかったものが17点あった。
    (6) 上記(5)の試験とは別に山形の
    スイカ栽培地におけるスイカ
    の肉質劣変果について調べた結果,CGMMVのほかCMV, WMVが分離され,地域によってはCGMMVのほかにCMV, WMVが関係しているもののようである。これらCMV, WMVについての健全
    スイカ
    に接種しての再現実験はまだ行なっていない。
    (7) 発生地帯において,その栽培に用いた種子の残り種子を集め,検定数は少ないがそれからのCGMMVの検出試験を行なった。
    スイカ
    種子からは検出できなかったが,台木用のユウガオからは6試料中4試料から検出された。なお栃木県一帯のユウガオのモザイク株からも高率にCGMMV-
    スイカ
    系が分離された。
  • 小木曽 秀紀, 藤永 真史, 清水 時哉
    関東東山病害虫研究会報
    2001年 2001 巻 48 号 33-36
    発行日: 2001/11/01
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    1999年に長野県の
    スイカ
    育苗施設で子葉および本葉に黒褐色不整形病斑を呈する病害が発生した。その後, 露地栽培の
    スイカ
    果実に暗緑色から黒褐色で亀裂を伴う不整形大型病斑が形成される症状が確認された。いずれも罹病葉からは見かけ上類似した細菌が高率に分離された。接種により, 分離細菌は
    スイカ
    苗の本葉に黒褐色不整形病斑を形成した。この細菌を果実へ付傷接種すると, 果皮に水浸状斑を形成し, 接種部位から細菌泥を漏出した。
    スイカ
    果実汚斑細菌病菌の簡易同定法に従うと分離細菌は Acidovorax avenae subsp. citrulliと同定され, 長野県における
    スイカ
    果実汚斑細菌病の初発生が確認された。本病に対し5種薬剤の防除効果を検討したところ, いずれも防除効果が認められた。
  • *吉村 和也, 増田 明子, 明石 欣也, 横田 明穂
    日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
    2006年 2006 巻
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/12/27
    会議録・要旨集 フリー
    強光・乾燥ストレスに対して高い耐性能を有する野生種
    スイカ
    Citrullus lanatus sp. No101117-1)の根には、優れたストレス回避/防御機構が存在すると考えられる。我々は、野生
    スイカ
    の根のプロテオーム解析の結果から、細胞分裂制御に関与するRan GTPase (CLRAN) の蓄積量が乾燥ストレス初期に増加することを明らかにした。そこで本研究では、乾燥ストレス下での野生種
    スイカ
    の根の発達制御機構およびCLRANがその機構に果たす役割について検討した。
    野生種
    スイカ
    の根の伸長率は、通常条件下(200 μmol photons/m2/s, 35℃, 一日一回潅水)よりも乾燥ストレス条件(潅水停止)下において増加していた。また、野生種
    スイカ
    は、乾燥ストレス下では栽培種
    スイカ
    と比較して2倍以上アブシジン酸(ABA)を蓄積していたが、主根伸長および側根形成共にABAに対して低感受性であった。また、CLRANは主に根端の分裂および伸長領域で発現し、根端での発現量が乾燥ストレスにより約1.5倍に増加した。さらに、CLRAN過剰発現シロイヌナズナの根において、ABA感受性低下が認められた。以上の結果から、野生種
    スイカ
    は乾燥ストレス回避のための根の生長促進機構を有しており、CLRANがその制御に関与することが示唆された。
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