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  • 近代西洋音楽との比較を通して
    齊藤 武
    音楽表現学
    2007年 5 巻 55-68
    発行日: 2007/11/30
    公開日: 2020/05/25
    ジャーナル フリー

     ロック音楽はまだ 50 年ほどの歴史しか持っていない。しかしその成立過程を辿ってみると、現代史をそのまま映す鏡のような存在であることがわかる。1950 年代アメリカで生まれたロック音楽は、凄まじい勢いで世界に広がった。現在も世界中に溢れているポピュラー音楽の原型がここにあるといっても過言ではない。それは 18 世紀後半、近代西洋音楽の原型がウィーンで形成されたことと多くの類似点を持つ。50 年代のアメリカ音楽の影響から 60 年代イギリスでビートルズがロック・ バンドの原型を確立し、ロック音楽が急速に発展した 70 年代にあるピークを迎えたのではないか。なぜならこの時期に、レッド・ツェッペリンをはじめとする最も内容の充実したものが生み出され、またそれらに対して破壊を意味するパンク・ロックが急速に生まれ去っていったからである。それは 20 世紀前半までに近代西洋音楽が辿った歴史と類似する現象であることに気づく。このサイクルを比較検証することで、音楽創造の盛衰の循環と歴史性を確認し、現代における音楽創造の在り方を考える一助にしたい。

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