食品照射の海外動向について,2017年の実施状況をまとめた。総処理量は中国の550,000トンが最も多く,次いでベトナムの110,000トンであり,世界の食品照射は急速に拡大している。検疫を目的とした新鮮果実・野菜の照射処理では,米国がメキシコなどから31,000トン輸入している。アジア・オセアニア諸国では米国への輸出だけでなく,オーストラリアやベトナムなど地域内での照射農産物の相互の輸出入を展開している。
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