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クエリ検索: "スワジランド大学"
8件中 1-8の結果を表示しています
  • 寺島 幸生, 武田 清, 米澤 義彦, 香西 武
    日本物理学会講演概要集
    2018年 73.1 巻 24pK510-1
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/05/13
    会議録・要旨集 フリー
  • 寺島 幸生, 武田 清, 米澤 義彦, 香西 武
    大学の物理教育
    2017年 23 巻 2 号 107-110
    発行日: 2017/07/15
    公開日: 2017/08/15
    ジャーナル フリー

    1.スワジランドにおける教員研修の背景と目的

    アフリカ南部に位置するスワジランド王国 (以下,スワジランド) では,中等教育修了時に高卒認定国家試験Swaziland General Certificate of Secondary Education (SGCSE) が実施されるが,

  • 大学の物理教育
    2017年 23 巻 3 号 185-186
    発行日: 2017/11/15
    公開日: 2017/12/15
    ジャーナル フリー
  • 物理教育
    2018年 66 巻 1 号 63_2-66
    発行日: 2018/03/09
    公開日: 2018/04/03
    ジャーナル フリー
  • 芝 隼人
    日本物理学会誌
    2017年 72 巻 10 号 717-722
    発行日: 2017/10/05
    公開日: 2018/08/06
    ジャーナル フリー

    ガラスとは,乱れた固体を指す言葉である.液体状態を急激に冷却することにより,液体の乱れた構造が固まり,そしてガラス固体に変化する.このガラス転移は,長年にわたる未解決問題として取り上げられ,多くの物理学の知見を総動員した研究が行われてきた.

    ガラス動力学に対して支配的な要因は,それぞれの粒子が閉じ込められた空間(ケージ)内で運動する熱ゆらぎが誘起する,断続的なケージ間ジャンプ運動であると考えられている.近接粒子数が増えるほど個別粒子の置かれたケージ環境が平均場として扱いやすくなることから,近年のガラス物理の分野では3次元より次元を上げたときの振る舞いに関心が集まってきた.

    その一方で,次元を下げた2次元ガラスの性質は,3次元と本質的に変わらないと考えられてきている.そのため,2次元特有の長いスケールのゆらぎはないという共通了解が存在していた.しかし,結晶,流体,磁性体などにおいて,2次元では3次元と本質的に異なる熱ゆらぎがしばしば見られる.多くの2次元系では,その空間自由度が少ないという制約により,広い空間スケールを覆う巨大熱ゆらぎが発生する(Mermin-Wagnerの定理)ことで,3次元系とは全く異なる特有の相転移がもたらされるのである.

    2次元結晶状態に対しては音波振動の熱ゆらぎを弾性体として扱うデバイ模型によって記述できることが,Mermin-Wagnerの定理の成立の理由である.もしもガラスが弾性固体であるならば,2次元のガラスについてもデバイ模型と同じ議論ができないだろうか?

    そこで我々は2次元のガラスにおいて熱ゆらぎが3次元とどう変わるのか,急冷されたガラス性液体の過冷却状態のシミュレーションから探った.その結果,2次元のガラスは,2次元結晶と同じ由来を持つ巨大熱ゆらぎを示すことが明らかになった.一方で,ガラスの遅い緩和自体はケージ間のジャンプ運動に由来することも,粒子間の相対運動の時空間分布を解析することで判明した.このことは,低次元ガラスの緩和動力学を解析するには,巨大熱ゆらぎを分離する必要があることを示している.

    本研究は,時間に依存する物理量に積極的に着目すれば物理現象が理解しやすくなる例となっている.また,今後の低次元系特有のガラス転移の性質を探求する新たな出発点となると考えられる.長時間の動力学に直接影響する2次元ガラスの巨大熱ゆらぎは一般性が高く,多くの低次元ランダム系においても存在が期待される.

  • 国際学術研究総括班派遣東部・南部アフリカ6ケ国現地調査から
    小馬 徹
    アフリカ研究
    1993年 1993 巻 43 号 99-108
    発行日: 1993/09/30
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 内山 泰伸, 田中 孝明, 田島 宏康
    日本物理学会誌
    2017年 72 巻 9 号 649-657
    発行日: 2017/09/05
    公開日: 2018/07/25
    ジャーナル フリー

    宇宙線とは,宇宙の彼方から地球に飛来する高エネルギー粒子であり,発見以来100年以上経つ現在もその起源は未解決の問題である.数1,000テラ電子ボルト以下のエネルギーの宇宙線は銀河系内に起源を持つと考えられ「銀河宇宙線」と呼ばれている.銀河宇宙線は星間空間において恒星の形成に直接的な影響を与えるなど,銀河の構造とその進化にも重要な役割を果たしている.

    銀河宇宙線の大部分は高エネルギー陽子であり,宇宙線陽子1個の平均エネルギー約10ギガ電子ボルトは百兆度の温度に相当する.しかし,宇宙線は通常の意味での温度を持たない.宇宙線のエネルギー分布は,熱的なマクスウェル分布ではなく,ベキ関数分布に従っていて,とてつもなく高いエネルギーを持つ粒子が観測されている.銀河系外から飛来する宇宙線の最高エネルギーは100エクサ電子ボルト(1020 eV)にも達し,LHC(大型ハドロン衝突型加速器)よりも7桁も上である.

    銀河系外から到来する宇宙線の起源としては,活動銀河核すなわち銀河の中心部にある超巨大ブラックホールが候補天体としてあげられるが,今のところ,説得力のある証拠は得られていない.一方,銀河宇宙線については「超新星残骸起源説」が標準的な学説として広く受け入れられている.超新星残骸の衝撃波において銀河宇宙線が加速されているとする説である.

    恒星の壮絶な最期である超新星爆発の結果,恒星を構成していた物質は超音速で星間空間を膨張し,超新星残骸を形成する.超音速で膨張する爆発放出物によって駆動された無衝突衝撃波が,宇宙線加速の現場だと考えられている.実際,超新星残骸の衝撃波において,少なくとも10テラ電子ボルトまで高エネルギー電子が加速されていることが人工衛星によるX線観測からわかってきた.しかし,これまでは宇宙線の主成分である高エネルギー陽子が加速されている証拠を得ることができていなかった.

    2008年に打ち上げられたフェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡のLarge Area Telescope(LAT)検出器によるガンマ線観測の結果,超新星残骸において宇宙線陽子が加速されている明確な証拠がついに得られた.特に分子雲と衝突している超新星残骸からは強いガンマ線放射が検出され,それが中性パイ中間子の崩壊ガンマ線であることが精確なスペクトル測定から確認された.超新星残骸のガンマ線観測の結果から,宇宙線のエネルギー総量を推定することが可能になり,超新星爆発の運動エネルギーの数パーセントが宇宙線のエネルギーに移行していることがわかった.フェルミ衛星によるガンマ線観測により,銀河宇宙線の超新星残骸起源説を裏付ける結果が得られたが,決定的な検証は2020年代に本格稼働する次世代の大気チェレンコフ望遠鏡Cherenkov Telescope Array(CTA)によって可能となるだろう.

  • 日本物理学会誌
    2017年 72 巻 11 号 823-847
    発行日: 2017/11/05
    公開日: 2018/08/06
    ジャーナル フリー
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