詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "タモリ倶楽部"
16件中 1-16の結果を表示しています
  • メディアを通じたアウトリーチの視点から
    *長谷川 直子
    日本地理学会発表要旨集
    2017年 2017s 巻 133
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/05/03
    会議録・要旨集 フリー
    1. はじめに/目的 演者は総合学としての地理の視点を広く社会に広める一環として、大学で実施した1授業の成果を2016年3月に出版した(お茶の水女子大学ガイドブック編集委員会編2016).この雑誌の出版をきっかけとして様々なメディアに露出する機会があった。今後のアウトリーチ活動の参考とするために、これまでに対応したメディアとのやりとりや学生主体の社会発信について報告・総括したい。  
    2. メディアからの問い合わせと対応 学生によるTwitterの書き込みを日本地理学会がRetweetした。
    タモリ倶楽部
    のプロデューサーが日本地理学会のツイートをフォローしており、地理女子の書き込みを見つけた。地理に女子という存在がいるという発見と、そのフォロー数が少ないことからまだメジャーでないと認識され(メジャーなものは取り上げない主義)、
    タモリ倶楽部
    の出演の依頼があった。  
    タモリ倶楽部
    の担当者からお茶の水女子大学広報宛に2016年2月2日に出演の依頼があった。その時点で収録日は2月20日と予定しているのことだった。学生の希望を募り、出演希望の学生と制作会社とで打ち合わせが約2週間かけて行われた。雑誌の発売後3月20日頃に文京経済新聞から取材の依頼があった。販売後の反響や作成側の思い等について、演者と学生2名が取材対応され、記事は約1週間後に掲載された。  4月1日に
    タモリ倶楽部
    が放送された。放送は神回と評され、そのツイッターをまとめたサイトtogetterは放送直後に60万ビュー、(2017年1月現在70万ビュー)を越えた。その反響の大きさから、aol.news やlivedoor.newsの記事になった。「地理女子という新たなジャンルの誕生」というtogetterのまとめサイトも作られた。  5月12日に大学広報経由で東京新聞記者から取材の依頼があった。東京新聞の最終面TOKYO発に掲載する記事で、地理女子の実態を知りたいとのことだった。記者さんからの依頼で学生5名が記者さんをまちあるき案内しながら、地理の魅力等の質問に答えるという形で取材が行われ、6月23日に記事が掲載された。  6月25日、雑誌版元経由で東京FMの放送作家から取材の依頼があった。内容は学生に朝の番組クロノスへ生出演し、地理の魅力について語ってほしいというものだった。学生2名が7月15日に生放送に出演した。  7月21日、大学広報経由でJ-waveの放送作家から取材の依頼があった。東京の今を切り取るtokyo dictionaryというコーナーで紹介するため、演者が電話録音での取材に答え、7月28日に放送された。  9月28日、日経MJの記者から取材の依頼があった。日経MJ最終面の「トレンド」というコーナーで、最近ブームになりつつある地理女の実態やその広がりを取材したいということだった。10月22日に行われるひらめき☆ときめきサイエンスで地理女子が女子中高生をまちあるき案内するというイベントが地理女子の活動の広がりにあたるということで取材をしたいということだった。そのためこのイベントに参加する中高生と同伴者全員に許可を取り(日本学術振興会のルールによる)、取材が行われた。日経MJの記事が好評だったことを理由に、日経新聞(全国版)11月26日に縮小記事が再掲された。  なお、文京経済新聞を除くラジオと新聞の取材はすべて、
    タモリ倶楽部
    の出演がきっかけとなっていた。  
    3.まとめ 雑誌を出版しても
    タモリ倶楽部
    の出演がなければその後のマスコミ取材はなかったと思われる。が
    タモリ倶楽部
    の視点が(番組の性質上)出演学生の一部にとっては違和感を感じるものであったことも事実である(真面目な「地理学」を語りたかったのにステレオタイプな「女子」の面が強調された)。そのようなことがかえって、一部の学生内に「女子」と言われることへの違和感やアレルギーを引き起こしていることも事実である。しかしこれをきっかけに、(自分が考える、社会が考える)「地理」や「女子」とはなんなのか、といった議論が学生内で起こり、それについて真剣に考えていることは、ある意味での教育にもなっていると考える。  関わった教員としては、「発信の結果起こったことを教員のせいにするのではなく、学生自身が考えて結論を出し、その結果起こったものは自らでその責任を負う」という自立性を学んでもらうところまでもって行く必要があると考えているが、その部分がまだできていないことが課題である。   (本研究はJSPS科研費(課題番号26560154)の成果の一部である。  
    参考文献:お茶の水女子大学ガイドブック編集委員会編(2016)「地理×女子=新しいまちあるき」古今書院.128p
  • 長谷川 直子, 横山 俊一
    E-journal GEO
    2018年 13 巻 1 号 202-220
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/05/31
    ジャーナル フリー

    本稿では,学生が主体となった雑誌の出版やテレビ出演などのアウトリーチ活動から,社会がそれをどのようにとらえ,また学生自身が社会の反応をどのようにとらえたのかについて考察した.当初は授業の成果を出版することで地理学をアウトリーチする意図があった.しかし社会からは,男性的なイメージの強い地理に女子がいることの意外性から女子の側面が取り上げられ,発信した学生の中には当初の意図と違うとらえ方をされたことに対する戸惑いがあった.結果的には,その意外性から多くのマスコミに取り上げられ多くの人にアウトリーチできた.学生主体のアウトリーチは,学術的専門性とはまた別の次元でその親しみやすさ,面白さを伝えられるという点で,学問に直接的な興味をもたない人々へのアプローチを可能にする.研究者が先端的な研究内容をアウトリーチするのとは対象者・目的・内容が異なり,一つの効果的な社会へのアプローチ方法であると考えられる.

  • 鷲頭 一雄
    繊維製品消費科学
    2019年 60 巻 10 号 932
    発行日: 2019/10/26
    公開日: 2020/01/09
    ジャーナル 認証あり
  • 庄司 邦昭
    日本船舶海洋工学会誌 KANRIN(咸臨)
    2008年 21 巻 12-
    発行日: 2008/11/10
    公開日: 2018/03/30
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • K. S, 松岡 和彦
    日本船舶海洋工学会誌 KANRIN(咸臨)
    2021年 97 巻 53
    発行日: 2021/07/10
    公開日: 2023/03/07
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • 島添 敏之
    日本信頼性学会誌 信頼性
    2015年 37 巻 5 号 205-
    発行日: 2015/09/01
    公開日: 2018/01/31
    ジャーナル フリー
  • 長谷川 直子
    日本科学教育学会年会論文集
    2016年 40 巻 3G1-A5
    発行日: 2016年
    公開日: 2018/08/16
    会議録・要旨集 フリー

    本研究は一般向けに幅広い学術の普及の手段として,大学生の作成した授業成果物に着目し,雑誌の出版やそれに付随するテレビ出演などを行った。その結果,今まで取り込めなかった層を取り込み,反響を得た一方で,学術界からは完成度や内容を疑問視する反応を得た。

  • 野瀬 昌治
    エレクトロニクス実装学会誌
    2021年 24 巻 6 号 528-530
    発行日: 2021/09/01
    公開日: 2021/09/01
    ジャーナル フリー
  • 学術の動向
    2023年 28 巻 4 号 4_72-4_77
    発行日: 2023/04/01
    公開日: 2023/08/31
    ジャーナル フリー
  • 宮田 雅之
    敬心・研究ジャーナル
    2024年 8 巻 1 号 85-92
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/07/13
    ジャーナル フリー

    昨今「推し活(おしかつ)」が注目を集めている。「推し活」とは、自分が贔屓にしているアイドルなどに情熱を注ぐ活動を指していたが、今や推す対象は大きく拡がっている。デフレが続く厳しい経済状況下にあっても、多くの時間と金銭を費やして「推し活」に勤しんでいるオタクが少なくない。「推し活」の充実が「幸福度」を高めているとの調査結果もあり、「推し活」の更なる広がりが日本社会に精神面と経済面の両面でプラスのインパクトを与える可能性が伺える。本稿で、「幸福度(Well-being)」と「推し活」の関係を概観し、今後の研究課題や問題意識について述べる。

  • インターネット上の実践を中心に
    神宮寺 航一
    華僑華人研究
    2023年 20 巻 48-68
    発行日: 2023/11/30
    公開日: 2025/11/18
    ジャーナル フリー
    Chinatowns, cultural and economic bases for Chinese living overseas, have attracted the interest of researchers from various academic disciplines. The three major Chinatowns in Yokohama, Kobe, and Nagasaki are widely known in Japan. However, New Chinatowns, where mainly newcomers overseas Chinese reside, have increased their presence in the host society in recent years. In recent years, Nishi-Kawaguchi in Saitama Prefecture in Japan has been recognised as one of the typical New Chinatowns in Japan. However, Nishi-Kawaguchi is not historically an overseas Chinese settlement. Many immigrants from diverse backgrounds reside in Nishi-Kawaguchi. In addition, the discussion of Nishi-Kawaguchi as a Chinatown occurred only briefly between 2018 and 2019. This article reports that internet media, including SNS, played a significant role in the persistence of this portrayal. Furthermore, it discusses how Nishi-Kawaguchi’s diversity was overlooked while the portrayal persisted. Also, this article describes how the portrayal of a Chinatown can quickly become fixed, focusing on various actors’ practices in the virtual world. Finally, the article reveals the characteristic of “the production of space,” that Henri Lefebvre describes, conducted in the virtual world. It attempts to add a new perspective to the spatial approach attracting attention in recent Chinatown studies. The production of space as a Chinatown in Nishi-Kawaguchi was conducted even by people who had never been there.
  • 国立近現代建築資料館紀要
    2023年 3 巻 46-59
    発行日: 2023/12/15
    公開日: 2024/01/20
    研究報告書・技術報告書 フリー
    Ⅰ.資料の調査・保管等 Ⅱ.展示・教育普及 Ⅲ.情報収集 Ⅳ.調査研究等 Ⅴ.委員会 Ⅵ.運営 Ⅶ.予算 Ⅷ.組織 Ⅸ.年譜
  • 森 岳人
    E-journal GEO
    2018年 13 巻 1 号 170-183
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/05/31
    ジャーナル フリー

    本稿は地理学のアウトリーチについて,出版や書店という側面から検討したものである.主に書店の販売データを用いて,一般向け地理学関連書籍が書店や読者にどのように受け入れられているかを調査した.その結果,地理関連書籍は,歴史分野などと比べると発行点数も売上も少なく,読者も中高年の男性に偏っていることがわかった.また,意識的に地理コーナーを設置している書店も少なく,適切に販売する条件が整っていないことが明らかとなった.本稿によって,地理学が世間でどの程度関心をもたれているのか,またどれだけ世間に浸透しているかについて,推測することができる.

  • ―オーラル・ヒストリーと資料からの考察―
    大絵 晃世
    アート・ドキュメンテーション研究
    2019年 26 巻 36-55
    発行日: 2019/05/31
    公開日: 2020/06/16
    ジャーナル フリー

     東京・中央区銀座に、「三原橋地下街」という建築・地下空間が存在した。堀川に架かる「三原橋」という橋の下にできたこの地下街は、老朽化により閉鎖が決定し、2014年に外観の取り壊し工事が開始された。大正の震災復興、戦後の瓦礫処理・区画整理といった、銀座の街の変容とともに三原橋は様々に形を変え、人々に利用されてきた。本稿は、三原橋地下街に関係する資料と筆者が収集したオーラル・ヒストリーを中心に、同地下街の歴史性と、都市における文化的な役割・特徴を明らかにすることを目的とする。インタビューの分類・分析を行いながら、今は形なき地下街を都市の変遷と共に捉え直してみたい。

  • 春日 昭夫, 河野 広隆, 武若 耕司, 勅使川原 正臣, 畑中 重光, 大久保 孝昭, 内田 裕市
    コンクリート工学
    2015年 53 巻 9 号 820-834
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/09/01
    ジャーナル フリー
  • 人文地理
    2017年 69 巻 3 号 303-371
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/10/20
    ジャーナル フリー
feedback
Top