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クエリ検索: "チョコチップ"
29件中 1-20の結果を表示しています
  • *町田 嗣樹, 平野 直人, 加藤 泰浩, 阿部 なつ江
    日本地球化学会年会要旨集
    2010年 57 巻 1A18 16-06
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/08/30
    会議録・要旨集 フリー
    北西太平洋に存在する3つのプチスポット火山フィールドに産するアルカリ玄武岩の地球化学データセットの検討によって、マグマの主要元素・微量元素組成の特徴に地域性があることが判明した。これらのデータは、マグマの起源物質とそれらの溶融条件が、フィールド毎に異なることを示唆する。一方、フィールド内には、火山毎にわずかな組成の違いが認められ、それらは起源物質のわずかな組成の違いと部分溶融度の差によって説明できる。場所によっては、一つの火山で起源物質の特徴または部分溶融度が異なるマグマが共存する例も認められる。北西太平洋のプチスポットは、起源物質の性質とマグマ生成から噴火に至る過程が小さな火山毎に異なり、独自のマグマシステムを形成する、個性豊かなマグマ活動であることが明らかになった。
  • *長谷 亜蘭
    Dynamics & Design Conference
    2023年 2023 巻 509
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/03/01
    会議録・要旨集 認証あり

    Food texture is mainly evaluated based on force, vibration, and sound, but there are limitations in measuring and evaluating the sensory characteristics of complex foods. In order to bridge the gap with actual sensory perception, it is necessary to utilize new means of measurement and evaluation. In this study, the acoustic emission (AE) method, which measures elastic stress waves generated during deformation and fracture of materials, is applied to the evaluation of food texture. In this study, AE signals of food products during compression and fracture were measured, and the effects of the type and moisture content of the food products were investigated. As a result, it was found that there is a correlation between the AE signal amplitude and moisture content of the food.

  • 片山 直美, 岡野 志美, 近藤 祥子, 中山 ゆい, 松原 愛香, 伊藤 美穂子, 市江 美津昭, 田村 孝志
    美味技術学会誌
    2017年 16 巻 1 号 17-26
    発行日: 2017/07/31
    公開日: 2018/09/18
    ジャーナル フリー
    近年,日本は数多くの災害に見舞われ,災害時における備えの重要性が認識されつつある。そこで本研究はより多くの人々に対して,突然起こる災害に際しての「食の備え」について啓発することを目的に,市販されている災害食を組み合わせた1週間の献立を作成した。献立の種類は水が使用できる場合と水が使用できない場合,男女別,病態にも対応できるように食塩摂取量にも考慮し,さらに食後の血糖値測定を行い実践的に使用できるように検討したので報告する。
  • 感覚モダリティに関するオノマトペからの検討
    *坪井 寿子
    日本認知心理学会発表論文集
    2013年 2013 巻 P1-12
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/11/05
    会議録・要旨集 フリー
    本研究では、お菓子に関する自伝的記憶について、特に感覚モダリティに関するオノマトペから検討した。大学生生78名(男性28名、女性50名及び平均年齢21歳)を対象に集団式質問紙法で施行した。まず、「お菓子」に関する印象に残るエピソードを挙げてもらい、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の各感覚モダリティに関する記述及びこれらのオノマトペからの表現も求めた。その結果、各感覚モダリティでの高頻度のオノマトペに関しては、同一のオノマトペでもさまざまなお菓子に関する記述が見られた。また、各エピソードでのお菓子に関して最も印象に残った感覚モダリティに関しては、味覚への回答が半数近く見られた。それ以外の視覚、聴覚、触覚に対する回答も比較的多くみられた。その一方でプルースト効果でも示されている味覚と密接に関係している嗅覚への回答は少ない結果となった。
  • 髙橋 貴洋
    日本調理科学会誌
    2023年 56 巻 5 号 219-223
    発行日: 2023/10/05
    公開日: 2023/10/10
    ジャーナル 認証あり
  • 行為者スキーマと部分的抽象記述の役割
    竹市 博臣, 市川 伸一
    認知科学の発展
    1992年 5 巻 187-200
    発行日: 1992年
    公開日: 2023/04/03
    ジャーナル フリー
  • 奥崎 真理子, 鳴海 雅哉
    函館工業高等専門学校紀要
    2016年 50 巻 69-76
    発行日: 2016年
    公開日: 2021/05/20
    研究報告書・技術報告書 フリー
    As the homeroom teacher, the author1 conducted a three-day-interview with a first-year student named "A," who failed "General English I." The interview was held in the spring break in March 2015 after the completion of the first year (April 2014-February 2015), as the break between fiscal school years allowed the teacher and student to optimally utilize the time for the supplement. Through the interview, A's learning mind about English was reflected upon to analyze his English proficiency and his English learning mind, and to design tangible action plans to support him in the following year's English class, which was to be taught by the author. During the interview, A's habit of holding a pencil causing postural stress was observed. Through his oral reading performance, his English pronunciation was evaluated as above average. Through the interview, three aspects were reflected upon; (1) A's English studying history, (2) A's learning attitude toward English in our school, and (3) A's learning mind. From an analysis of the reflections and observations about A, it was observed that the reason why only A had failed "General English I" was not his lack of proficiency in English but his fixed mindsets for English study.
  • *町田 嗣樹, 平野 直人, 角野 浩史, 平田 岳史, 米田 成一, 加藤 泰浩
    日本鉱物科学会年会講演要旨集
    2015年 2015 巻 S1-04
    発行日: 2015年
    公開日: 2020/01/15
    会議録・要旨集 フリー
    北西太平洋に分布するプチスポットの地質学的特徴を明らかにするため、3カ所の火山フィールドにおいて採取された約170個の玄武岩試料の全岩化学組成(主要・微量元素,SrおよびNd同位体組成)と40Ar/39Ar年代値データセットを構築した。データセットを火山の地理的分布と合わせて包括的に解析した結果、プチスポットマグマはリソスフェア−アセノスフェア境界に存在する孤立したメルト池に由来することが判明した。プチスポット火山活動の変遷とそれに伴うマグマ組成の変化は、メルト池がプレート運動によって引きずられ、プレート運動のスピードよりわずかに遅く移動することによって制御されている。
  • 田中 千晶, 谷内 通
    心理学の諸領域
    2016年 5 巻 1 号 21-29
    発行日: 2016年
    公開日: 2023/07/11
    ジャーナル フリー
    The present study examined directed forgetting in rats using the eight-arm radial maze with food cups in the middle and at the end of each arm, respectively. A trial consisted of learning phase, retention phase, and test phase. In the learning phase, win or lose of a food pellet in the middle cups was signaled whether a large reward would be set in the test phase. Chocolate chips or rice pops set in the end cups served as remember-cue (R-cue) or forget-cue (F-cue) that signaled whether those arms would be used or not in the test phase. One Lose-R arm, two Lose-F arms, and five Win-R arms were presented in the learning phase. In the test phase, the two F arms were excluded from testing by closing doors. 10 pellets were set in the Lose-R arm. In the probe test after acquisition, one of Lose-F arms was presented instead of a Lose-R arm in the test phase. Rats showed poorer performance in the probe test than in the normal test, although difference between these conditions fell slightly short of significance (p = .059). The results suggest that the directed forgetting paradigm in the present study might be effective in promoting memory resource reallocation in a working memory process and in examining directed forgetting in rats.
  • 片山 直美
    美味技術研究会誌
    2007年 2007 巻 9-10 号 31-38
    発行日: 2007/01/31
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    茶葉に含まれる生体機能物質を給食の現場で有効利用するために, 茶葉の全量摂取をよりおいしく行う献立作りをすることは, 食育を考える上でも重要であり, 年代や国籍を超えて, 日々の生活習慣に茶を取り入れ, より健康により豊かな生活を送る上で必要であると考える。そのためには献立作成と, その評価は重要であるため, 本研究は日常良く用いられるメニューに対して粉末茶を混入させ, 被験者を用いて官能試験を行い, その「味」「見た目」「香り」をアンケートにて評価させ, 結果を意思決定法(Analytic Hierarchy Process:AHT)を用いて解析することで, 喫食者の求めている嗜好により合う献立を完成させることを目的とした。結果「味」のみで評価した場合に比べ「AHT」を用いることで, 献立に対する評価は変わり, 「見た目」や「香り」の要素を含めることが出来ることで, 総合判断をより正しく引き出す効果があり, 粉末茶の混入割合を決定する事ができた。「見た目」や「香り」を考えるときには混合割合が重要であり, おいしさを構成する要素をより多く調査し, 意思決定法を用いて総合的に評価することで, 喫食者のニーズに応える良い献立が出来ると考える。
  • *石毛 康介, 上澤 真平, 竹内 晋吾, 土志田 潔, 諏訪 由起子
    日本地質学会学術大会講演要旨
    2023年 2023 巻 G2-O-8
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/04/10
    会議録・要旨集 フリー

    【はじめに】 福徳岡ノ場2021年噴火(以降FOB2021)では爆発的噴火に伴い大規模な漂流軽石が発生し、日本各地の沿岸に漂着した。漂流軽石現象の理解は災害対策において重要であるが、近代日本における大規模な漂流軽石の観測事例は福徳岡ノ場1986年噴火(FOB1986)や西表島北北東海底火山1924年噴火、駒ヶ岳火山1929年噴火など数例しかない。より長期の大規模漂流軽石の発生頻度や規模を定量的に評価するためには、地質時代に漂着し地層化した軽石が、噴火直後の大規模漂着イベントによる産物か、非噴火時に海洋に散在し漂う軽石が漂着した産物かの解釈が重要になる。そのためには,軽石の層相や分布の特徴,堆積プロセスの理解が必要である。しかし、漂流軽石が地層化するプロセスを観測事例から検討した研究に乏しい為、大規模漂着イベントの認定は困難である。今回、我々は安部海岸の海岸低地において、1950~70年頃に建造された護岸工にアバット不整合で堆積した軽石を含む複数のイベント堆積物で構成される海浜堆積物を発見した。本研究ではイベント堆積物の特徴と漂流軽石が地層化するプロセスを明らかにする目的で、当該地点において露頭観察及びトレンチ掘削を実施し、堆積相の記載と側方対比、及び室内分析を進めているので報告する。また、近年の海底噴火や津波・高潮災害の記録から、イベント堆積物との対比を行い、成因について議論する。【結果】 安部海岸は浅瀬の湾奥に広がる幅約600 mの砂浜海岸であり、調査地はその南側、ナート川河口付近の海岸低地である。調査地では海岸低地の断面が河口付近から上流側の護岸工までほぼ連続的に露頭として出現している。本研究ではこれら露頭に加え、海岸低地において深さ~80cmのトレンチを計11地点で掘削し、イベント堆積物の対比を行った。その結果、護岸工にアバット不整合で堆積する8組のイベント堆積物(AEd)を認め、これを上位から下位へa~hとした。 AEd-a~hはいずれも海浜砂主体の無層理~弱い斜交層理をなす堆積物であり、それぞれ上位が海洋浮遊ゴミを普遍的に含む茶色~黒色砂層、下位が海洋浮遊ゴミに乏しい黄白色砂層からなる。このうち、AEd-eの地層中からは1992年頃の食品ゴミが出土するほか、上位の茶色砂層には数㎜~5.5㎝径の円摩された

    チョコチップ
    様の灰色軽石(4)が普遍的に含まれる。AEd-aの黒色砂層は最上位の堆積物であり、海洋浮遊ゴミや2018年表記の食品ゴミを普遍的に含むほか、多様な外見的特徴を有する軽石が散在する。また、安部海岸をはじめとする沖縄本島各地において、FOB2021の漂流軽石が高潮線で軽石モレーン (4)を形成しており、一部は波打ち際で漂着と再漂流を繰り返している。 EPMA を用いて軽石のガラス組成を分析したところ、AEd-eに含まれる軽石はFOB1986で噴出した軽石の平均ガラス組成(3)と類似した。他方で、AEd-aに含まれる軽石はFOBや西之島火山、硫黄島火山に類似したガラス組成を示した。  【解釈】 安部海岸周辺において、1960年チリ地震津波以降に顕著な津波が到達した記録は無いが、ナート川沿いを氾濫原とする高潮被害が近年少なくとも3回(2007年、2012年、2018年)記録されている。安部海岸は地形的に高潮が発生しやすい事が指摘されており(1)、記録のない高潮が時々発生していたと考えられる。また、漂着ゴミからAEd-eは1992年頃のイベント堆積物と推定される。したがって、少なくともイベント堆積物AEd-a~eは最近数十年に発生した高潮由来と解釈される。このうち、AEd-eに含まれる軽石は、FOB1986の軽石に類似した外見的特徴とガラス組成を示す。沖縄本島ではFOB1986で発生した大規模な漂流軽石が1987年に漂着した(2)。これらに加え、FOB2021の漂流軽石の観察結果から、AEd-e に含まれる軽石は1987年頃に漂着し、海岸付近で漂着・漂流を繰り返していた軽石、もしくは海岸の高潮線に定置していた軽石が、1992年の高潮によって内陸深くまで再移動して定置し、後年に発生した高潮による砂質堆積物に覆われたことにより地層化した産物と考えられる。AEd-a~dから産出する軽石の多様性と地層中または地表に散在する特徴は、大規模な漂着イベントを示すものではなく、海洋で日常的に広く薄く漂流し、漂着したような軽石と考えられる。【参考文献】 1. 栽ほか(2008)2008年度沖縄管内気象研究会 p24 2. 加藤(1988)火山 第2集 33(1), 21-30 3. Hiramine et al. (2023) Geogr. rep. Tokyo Metrop. Univ, 2023 4. Yoshida et al. (2022) Island Arc . Vol31, 1

  • 吉田 健太, 丸谷 由, 桑谷 立
    岩石鉱物科学
    2022年 51 巻 1 号 論文ID: 220412
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/11/08
    ジャーナル フリー
    電子付録

    Pumice ejected from the Fukutoku-Oka-no-Ba (FOB) eruption of August 2021 arrived at the Nansei Islands after 2-months drifting, and subsequently arrived at Kanto area to the east and Taiwan, Philippines, and Thailand to the west. Deposition of huge amount of the drift pumice, most of which had a chocolate-chip cookie resemblance in appearance, is a drastic event and thus attracted SNS account holders, so that the arrival timeline can be traced via their daily posts. Gathering such huge amount of information from the internet can be a powerful tool to investigate and predict a geologic phenomenon that affects wide area in a short time scale. We introduce the drift pumice from FOB with respect to their deposition style, petrographic characteristics, and comparison with the previous drift pumice phenomena observed in Japan. Their impact to the Japanese society was well reflected to the buzz on Twitter. Finally, we discuss how the scientist should behave on the internet to provide correct information in an effective way.

  • 鈴木 重行
    物理教育
    2001年 49 巻 5 号 488-491
    発行日: 2001/11/10
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    本校で,毎年(もう6年間も)行っている実験,知り尽くしているはずだった,頭の中では分かっていた。時間を節約できるつもりだった。忙しさにかまけて予備実験をせず,頭の中での実験だけで,こうなるだろうと思いこんでしまったためにやってしまった失敗を報告(懺悔)いたします。ひとつ間違えば,生徒の感電という事故につながったかもしれない。今考えるとぞっとする。実験道具を1セットは使いものにならなくしてしまった位ですんだのは,不幸中の幸い。やっぱり実験はやってみないと分からない。
  • 石長 孝二郎
    栄養学雑誌
    2024年 82 巻 1 号 24-34
    発行日: 2024/02/01
    公開日: 2024/03/13
    ジャーナル フリー

    【目的】レクリエーション時の室内へのにおい散布なし (無臭),におい散布あり (鰻蒲焼,白檀) により,食欲および達成感に影響を与えるかを把握するとともに,日常生活のレクリエーションの活動状況とその際の身体状況及び気分状態が食欲に影響を与えているかを探索することを目的とした。

    【方法】対象は女子大学生とした。用意した昼食を喫食させ,15時から問診とバイタルサイン測定,続いて今の食欲程度,食物を嗅いだ際の快・不快をビジュアルアナログスケール (VAS) で評価し,今の気分はPOMS2成人用短縮版で評価した。その後,レクリエーションを1時間実施し,活動後の達成感を評価した後に開始前と同じ項目を再調査した。

    【結果】室内へのにおい散布有無による食欲の程度に違いはなかった (におい散布なしVAS65.3±20.6点,鰻蒲焼VAS68.0±31.5点,白檀VAS72.8±19.7点,p=0.665)。しかし,食欲とバイタルサインとの関連では活動後に食欲の程度と体温に正の相関が認められた (rs=0.456,p=0.015)。また,食欲と気分との関連では活動後に食欲の程度と気分の“活気-活力”に正の相関が認められた (rs=0.375,p=0.049)。

    【結論】食欲に影響を及ぼす因子は,日常生活の中で“活気-活力”がわくことを見つけることと自分の適切な体温を維持することである。

  • ―子ども食堂におけるキッズ料理教室の試み―
    和田 涼子
    日本家政学会誌
    2019年 70 巻 3 号 166-168
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/03/21
    ジャーナル フリー
  • 小南 裕子
    映像情報メディア学会誌
    2013年 67 巻 8 号 692-694
    発行日: 2013年
    公開日: 2015/08/01
    ジャーナル フリー
  • 新田 都志子
    マーケティングジャーナル
    2000年 20 巻 1 号 63-74
    発行日: 2000/06/30
    公開日: 2023/07/27
    ジャーナル フリー
  • 上野 浩晶, 中里 雅光
    糖尿病
    2013年 56 巻 7 号 420-423
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/08/08
    ジャーナル フリー
  • 伊藤 拓馬
    沖縄地理
    2023年 23 巻 35-43
    発行日: 2023/07/31
    公開日: 2023/08/04
    ジャーナル オープンアクセス
    2021年11月上旬~中旬にかけて沖縄島から採取された福徳岡ノ場起源の漂着軽石の粒度組成と海岸地形の閉鎖度との関係を検討した.試料採取地点は,沖縄島の外洋に面した海岸から11地点,閉鎖的な海岸から6地点が選定された.前者の漂着軽石は,主に大礫サイズ以上からなり,淘汰良好であった.粒度分布は,直径8 mm(-3.0 φ)に最頻値をもつ単峰性であった.一方,後者の漂着軽石は,中礫・細礫サイズ以下の割合が増加し,前者よりも淘汰不良であった.粒度分布は,直径2 mm(-1.0 φ)と8 mm(-3.0 φ)に最頻値をもつ双峰性であった.外洋に面した海岸の漂着軽石は,強い波浪営力により沖合への再運搬と再堆積を繰り返す過程で,細粒分が選択的に沈降除去されたと考えられた.本研究により漂着軽石の粒度組成は,波浪営力の強弱に影響を与える海岸地形と関係があることが示された.
  • ―薬剤と飲料等の飲みやすさに関する検討―
    山本 梢, 徳丸 章佳, 長ヶ原 琢磨, 岸本 真
    在宅薬学
    2022年 9 巻 1 号 28-35
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/04/25
    ジャーナル オープンアクセス

    要旨:小児の服薬において,内服薬の味や口当たりは大きな影響をあたえる.基本的に水での内服になるが,内服困難時に水以外の飲料や食品に混ぜて内服する場合も少なくない.服薬指導時,薬剤と飲料・食品の飲みやすさに関して,保護者から問い合わせを受ける機会がある.そこで,当院採用の小児へ処方機会の多い薬剤と飲料・食品との飲みやすさについて官能試験を実施し,一覧表を作成した.対象薬剤は抗菌薬(ドライシロップ剤1種類,細粒剤4種類),解熱鎮痛薬(細粒剤)1種類,副腎皮質ステロイド薬(錠剤を粉砕)1種類とした.試験は,実際に内服すると仮定して飲みやすさを点数化し,平均値を薬剤の飲料・食品に対する飲みやすさの指標とした.官能試験の結果,クラリスロマイシンは水が,ジスロマック,ワイドシリン,カルボシステイン,トスフロキサシン,カロナール,トミロン,プレドニゾロンではチョコアイスまたはイチゴジャムが飲みやすい組み合わせとなった.今回の試験を通して,飲料・食品の中には,薬剤とともに内服することで大きく味が変わる組み合わせがあった.今回の一覧表は服薬指導の際の標準的なツールになると考えられる.

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