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クエリ検索: "チョコレート"
7,148件中 1-20の結果を表示しています
  • 上野 聡
    化学と教育
    2019年 67 巻 6 号 268-269
    発行日: 2019/06/20
    公開日: 2020/06/01
    解説誌・一般情報誌 フリー

    チョコレート
    のおいしさを醸しだすものには,甘味・苦味・酸味などの味覚が主として思い起こされる。しかし,
    チョコレート
    のおいしさを語る際には味覚だけでなく,口中でのとろけ感(口どけの良さ)や歯ごたえの良さなどのテクスチャーや,融点や硬さなどの物理的な性質(物性)が挙げられる。この物性には,
    チョコレート
    の主要成分であるカカオ脂(ココアバター)の結晶が密接に関わっている。本稿では,ココアバターの結晶とおいしさとの関わりについて簡潔に解説する。

  • 本同 宏成, 上野 聡
    色材協会誌
    2018年 91 巻 2 号 58-62
    発行日: 2018/02/20
    公開日: 2018/03/01
    ジャーナル フリー

    チョコレート
    は,カカオ脂(ココアバター)にカカオマス・砂糖・乳粉末などの固体粒子が分散した固体コロイドである。
    チョコレート独特の物性はすべてチョコレート
    中のココアバターの物性が担っている。ココアバターには,六種類(I ~VI型)の異なる結晶(多形)があらわれ,多形によりテクスチャー(口溶け感や舌触り感)が異なる。すなわち,結晶多形制御が,
    チョコレート
    の美味しさと密接に関係している。結晶多形のうち,V型多形が,美味しい
    チョコレート
    を作り,したがってV型多形への結晶化法が重要である。この結晶化法は,テンパリングと呼ばれる温度制御法としてよく知られている。ところで,ココアバターは温度変化や時間経過により,結晶状態が変化し,粗大な結晶が出現し
    チョコレート
    表面が白くなる,ブルームと呼ばれる劣化現象があらわれる。この白くなる程度を計測し,ブルームの進み具合を調べるのに白色度計が用いられている。

  • 階層構造分析法を用いたチョコレートの購入意識の変化について
    *皆川 勝子, 福井 典代
    日本家庭科教育学会大会・例会・セミナー研究発表要旨集
    2015年 58 巻 P22
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/01/08
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】
    2013年4月から高等学校新学習指導要領が全面実施となり,「家庭基礎」(新課程)の消費生活と環境の中に,フェアトレードに関する学習内容が加わった。しかし,地方都市では日常生活でフェアトレード商品に出会う機会はほとんど無く,1年次「現代社会」でフェアトレードについて学習した2年生においても,学習内容を十分理解できていない。そこで,2013年度「消費者教育推進のための調査研究事業」の実施にあたって,2年生は旧学習指導要領の学年ではあるが,公民科と連携を取りながら,地元のNPO法人と連携して,地方都市では身近に販売されていないフェアトレードの
    チョコレート
    に関するワークショップや体験実習を取り入れ,階層構造分析法による
    チョコレート
    購入に関する意識調査を行った(2013年7月)。翌2014年9月に同じ生徒を対象として同一の意識調査を実施した。実践前の調査結果と比較検討することによって,フェアトレードの仕組みや味を体験したことによる高校生の
    チョコレート
    購入に関する意識の変化や授業実践の効果について明らかにすることを目的とした。
    【授業実践】
    家庭科の科目を選択している生徒14名(2年生女子)を対象に,松山市に拠点を置くNPO法人「えひめグローバルネットワーク」と連携して,
    チョコレート
    を題材とした授業実践を3回実施した。
    <
    チョコレート
    のワークショップ(7月9日:本校)>
    第1回目の授業は,種類が分からないように中身だけにした6種類の
    チョコレート
    (国内メーカー2種類,海外メーカー2種類,フェアトレード
    チョコレート
    2種類)の食べ比べをして,各自5点満点(合計得点70点)で採点した。採点の結果は35点~60点であったが,「おいしい」と感じたのは普段食べ慣れている国内メーカー2社のものであり,双方とも合計60点で同点だった。また生徒たちが食べた日本の
    チョコレート
    については,どちらの会社の製品か味のみで判断できた。次に得点が高かったのは,海外メーカーから輸入されている2種類の
    チョコレート
    で,最も得点が低かったのはフェアトレードの
    チョコレート
    2種類であった。
    <
    チョコレート
    メーカーに質問しよう(7月16日:本校)>
    食べ比べた6種類の
    チョコレート
    を「輸入
    チョコレート
    」「国内メーカーの
    チョコレート
    A」「国内メーカーの
    チョコレート
    B」「フェアトレードの
    チョコレート
    」の4つのグループに分け,各グループごとにパッケージを見ながらメーカーに質問したいことを考えさせ,後日,各社のホームページにアクセスして質問への回答を求めた。
    <
    チョコレート
    メーカーからの回答(11月19日:本校)>
    各社から大変丁寧な回答があった。特に,包装紙にジョイセフやベルマークの表記はあるがフェアトレードではないと思っていた日本の企業も,世界のカカオ産地における経済や環境保全の取り組み等に参画していることが分かり,生徒も教員も新しい知見を得ることができた。生徒たちの感想には「パッケージにも意味があることが分かった」「フェアトレードでない会社もカカオの生産国に支援していることが分かった」「次はフェアトレードの
    チョコレート
    を買ってみたい」というものが多かった。
    チョコレート
    の購入意識の変化】
    階層構造分析法を用いて評定・分析を行った結果,体験実習前後ともに生徒が重視している
    チョコレート
    の評価基準は「味,価格,生産地」の順であり,「デザイン」についてはほとんど重視していないことが明らかになった。しかし体験実習を経験した後の評価では「味」「価格」「デザイン」を重視する割合が増え「生産地」を重視する割合が減った。また,総合評価では授業実践後「フェアトレード」より「国産品」の
    チョコレート
    の購入のウェイトが高くなったが,「デザイン」のみ「フェアトレード」の割合が高くなった。以上の結果から,
    チョコレート
    のワークショップの授業実践を通して,国内メーカーとフェアトレードの
    チョコレート
    との関連性に気づき,食べ慣れた国内メーカーの「味」への関心が高まったと考えられる。
  • 佐藤 賢一郎, 福島 安義
    道南医学会ジャーナル
    2021年 4 巻 1 号 7-13
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/07/01
    ジャーナル フリー
    【はじめに】我々は,卵巣腫瘍の悪性診断にMR拡散強調像を取り入れているが,卵巣子宮内膜症性嚢胞の悪性化の診断においては,MR拡散強調像で嚢胞内容自体が高信号に描出される場合があり限界を感じていた。また,T2およびT1強調像の両者で中〜高信号を示し充実部分の造影効果の判定も不明瞭な場合がある。今回,悪性の除外にMR拡散強調像に加えて造影サブトラクション像が有用であった卵巣子宮内膜症性嚢胞の2例を経験したので報告する。【症例】症例1は50歳(閉経前),月経痛の主訴で受診したところ,経腟超音波で右卵巣に充実部分を伴う約5cmの卵巣子宮内膜症性嚢胞と思われる病変を認めた。悪性診断の目的でMRI検査を施行したところ,拡散強調像では充実部分の評価が困難な部分を認めたが,造影サブトラクション像では造影される充実部分は認めなかった。現在,ディナゲスト投与による逃げ込み療法を行っている。症例2は47歳(閉経前),子宮癌検診の希望で受診し1週間前からの左下腹部痛と,時々不正性器出血を認めるとの訴えがあった。経腟超音波で左卵巣に充実部分を伴う約3cmの子宮内膜症性嚢胞と思われる病変を認めた。悪性診断の目的でMRI検査を施行したところ,拡散強調像では充実部分の評価が困難な部位を認めたが造影サブトラクション像では造影される充実部分は認めなかった。現在,外来で経過観察中である。【結論】1)卵巣子宮内膜症性嚢胞の悪性化診断において,MR拡散強調像に造影サブトラクション像を加えることにより充実部分の評価が容易となる可能性が示唆された。2)卵巣子宮内膜症性嚢胞の充実部分には非腫瘍性病変もあり得るが,これらの悪性診断にはMR拡散強調像がある程度役立ち,さらにROMA値や場合によりPET/CT検査などを加えることにより診断精度の向上が期待できる可能性が示唆された。
  • 宮ノ下 明大, 今村 太郎, 古井 聡, 西田 典由
    ペストロジー
    2013年 28 巻 2 号 117-121
    発行日: 2013/11/15
    公開日: 2019/04/10
    ジャーナル フリー

    ノシメマダラメイガの1齢幼虫を粒状アーモンド

    チョコレート
    製品で飼育した時の発育を28℃,70%RH,16L8Dの条件で調べた.供試した
    チョコレート
    製品は,ロースト・ホールアーモンドに3種類の異なる
    チョコレート
    (ミルク
    チョコレート
    ,ホワイト
    チョコレート
    ,粗く砕いた柿の種入りミルク
    チョコレート
    )を掛けて包んだ形状である.各製品での個別飼育の結果,成虫羽化数はミルク
    チョコレート
    では1個体,ホワイト
    チョコレート
    では0個体,柿の種入り
    チョコレート
    では4個体であった.発育日数は,ミルク
    チョコレート
    で149日,柿の種入り
    チョコレート
    で80,87,91,101日(平均89.7日)であった.集団飼育(n=30)では,ホワイト
    チョコレート
    で2個体の成虫羽化がみられた(発育日数は149日と109日).30個体の幼虫が一度に摂食した場合でも,表面の
    チョコレート
    を穿孔し内部のロースト・ホールアーモンドを加害することはなかった.

    今回の発育試験の結果から,日本において夏季に本種が粒状アーモンド

    チョコレート
    製品に産卵,幼虫侵入が生じた場合,成虫羽化までは80日以上かかると推測された.

    ロースト・ホールアーモンドでの28℃での平均発育日数は,雄では30.2日,雌では32.3日で,成虫羽化率は88.4%(n=26)であった.本種幼虫が何らかの理由で粒状アーモンド

    チョコレート
    製品のアーモンドを加害できた場合は,そうでない場合に比べ,著しく発育が短縮(28℃の場合は30日程度)されると考えられた.

  • 達 美月, 勝野 那嘉子, 今泉 鉄平, 西津 貴久
    美味技術学会誌
    2023年 22 巻 1 号 14-19
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/04/03
    ジャーナル フリー
    チョコレート
    の品質において香気は重要な要素の一つである。
    チョコレート
    は長期保存が可能な食品であるが,保存により品質は劣化し,香気は減少する。本研究は,カカオ含有率27-72%の4種類の
    チョコレート
    を用いて液体脂と固体脂割合の違いが及ぼす保存中の香気減少と結晶量や融点などの油脂物性変化への影響を明らかにした。香気成分量は保存により減少した。減少量はカカオ含有率に依存し,カカオ含有率が低い試料ほど減少量は多かった。また,保存14日の30℃における固体脂割合は高カカオ試料で増加し,保存開始から14日間は高カカオ試料で香気が保持される傾向にあった。このことから,固体脂質相の増加が保存中の香気の放散を抑制することが示唆された。
  • 上野 聡, 本同 宏成, 山田 悟史
    日本物理学会誌
    2016年 71 巻 11 号 767-770
    発行日: 2016/11/15
    公開日: 2017/08/03
    ジャーナル フリー

    話題―身近な現象の物理―

    チョコレート
    のおいしい物理学

  • 1. カカオ
    岩田 喜雄
    熱帯農業
    1967年 10 巻 4 号 226-238
    発行日: 1967/07/20
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • 清水 達也
    ラテンアメリカ・レポート
    2023年 40 巻 1 号 55-68
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/07/31
    解説誌・一般情報誌 フリー HTML

    2000年代後半から、ペルーのカカオ・

    チョコレート
    産業が大きく成長している。カカオ豆の生産量は2020年までの10年間に3倍に増加したほか、カカオ豆と加工品を合わせた輸出量も約4倍に増えている。加えて
    チョコレート
    の国内市場も変化している。国産品は安い
    チョコレート
    がほとんどだったが、最近はスーパーマーケットの売り場でも、欧州産の高級
    チョコレート
    と並んで、国内企業が製造した価格の高い
    チョコレート
    が目立つようになっている。ペルーでカカオ・
    チョコレート
    産業が成長している要因として重要なのが、国際市場におけるカカオ豆価格の高騰に加えて、ペルー国内におけるコカ代替開発プログラムによるカカオ豆の生産振興、カカオの価値を高めるバリューチェーンの構築、カカオ豆の品種改善の取組み、そして国内外のクラフト
    チョコレート
    ・ブームである。

  • 蜂屋 巌
    日本結晶学会誌
    2001年 43 巻 4 号 315-322
    発行日: 2001/08/31
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    The modern solid chocolate is consisted of a continuous fat phase (cocoa butter) thickly dispersed with fine particles such as cocoa mass, sugar and milk powder. In crystallization of cocoa butter, the stable and fine Form V is most desirable because the most stable Form VI grows to the coarser crystal which will develop fat bloom. A new seeding of BOB β2 crystal powder preferably induces Form V crystallization, and furthermore inhibits fat bloom formation even after 38 °C due to its higher melting point.
  • 山中 仁寛, 大本 浩司, 平垣内 一子, 郡山 奈津子, 佐藤 亮太郎
    人間工学
    2024年 60 巻 1 号 43-50
    発行日: 2024/02/15
    公開日: 2024/03/12
    ジャーナル フリー

    先行研究では,ポジティブな感情状態において我々は周囲の広い範囲に注意を向けることができ,柔軟な思考や行動ができることが明らかとなっている.また,

    チョコレート
    には気分修飾効果があり,
    チョコレート
    を喫食することでポジティブな感情が生起することが示されている.これらの先行研究から考えると,
    チョコレート
    を喫食することで心理的にポジティブな効果が現れ,視覚的注意範囲である有効視野が拡大する可能性がある.そこで,本研究は
    チョコレート
    喫食と感情の変化,ならびに
    チョコレート
    喫食と有効視野の関係を明らかにすることを目的とする.実験では,スイーツ心理尺度による感情の評価,ならびに心理測定曲線を用いた有効視野の計測が実施された.その結果,以下の2点が明らかになった.(1)好みの
    チョコレート
    を普段通りに喫食することで,心理的にポジティブな効果が現れることがわかった.(2)好みの
    チョコレート
    を普段通りに喫食することで,視覚的な注意の範囲を表す有効視野が拡大することがわかった.

  • 牧野富太郎
    植物研究雑誌
    1916年 1 巻 1 号 6-12
    発行日: 1916/04/05
    公開日: 2023/03/31
    ジャーナル フリー
  • -トップショコラティエとのコラボレーション-
    *関根 有紀, 川崎 寛也, 笠松 千夏, 野中 雅彦
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2015年 27 巻 2B-p4
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/08/24
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】昨年我々は複数の官能特性の経時的変化を1回の評価で捉えられるTemporal Dominance of Sensations(TDS)法を用い、従来の強度評定法では見いだせなかった食品の官能特性に関わるパラメータを報告した。このTDS法では結果がTDSカーブで図示され、官能特性の経時変化が見える化されるため、どのように味や風味をデザイン(設計)するかについて議論可能となる。本発表では、この活用例としてトップショコラティエである小山進氏(パティスリー エス・コヤマ)とのコラボレーションにより、和のフレーバーを活かした
    チョコレート
    を作成した事例を報告する。
    【方法】市販
    チョコレート
    のTDS評価結果を元にオリジナル
    チョコレート
    の試作を小山氏に依頼した。試作
    チョコレート
    のTDS評価を行い、フレーバーデザインについて議論を行うというサイクルを進めた。TDS評価は、担当者で言葉出しを行った14語を用いて行った。
    チョコレート
    片(13×20×9mm)を味わい、最もdominant(支配的、最も注意が向けられた、印象的)に感じられた「味」と「風味」について経時的に回答した(n=7~9)。
    【結果】
    チョコレート
    の素材としてほうじ茶や賀茂なすのしば漬けなどを用いた、うま味が特徴的に余韻(後半に有意にdominant(p<0.1))として残るオリジナル
    チョコレート
    を作成することができた。これまでショコラティエが感覚的に設計してきたフレーバーデザインの過程を、TDSカーブとして具体的に記録することができた。このようにTDS法は、時間軸を導入したフレーバーデザインツールとして活用できることが示唆された。
  • *飯田 文子, 葛西 真知子, 芦谷 浩明
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2010年 62 巻 3P-12
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/10/15
    会議録・要旨集 フリー
    目的 異なるカカオ豆で同配合割合の
    チョコレート
    の食味の違いとその嗜好要因を明らかにすることにより、
    チョコレート
    の嗜好を類型化することを目的とした。
    方法 カカオ豆としてガーナ・ベネズエラ・エクアドル産を用い、カカオ分60%の配合割合の
    チョコレート
    を調製した。試料はHPLCおよびFolin-Ciocalteu法によるカフェイン・テオブロミン・ポリフェノールの成分分析を行った。官能評価は、女子大学生167名に対し、14項目を7段階評価尺度SD法により行い、同じ対象者に意識・食行動調査も併せて行いその結果を比較検討した。
    結果 
    チョコレート
    成分分析では、ベネズエラとエクアドル豆
    チョコレート
    がテオブロミン・ポリフェノール含量がガーナ豆試料に比べ有意に高い結果となった。分析型官能評価による3種の
    チョコレート
    の食味の違いはエクアドル・ベネズエラ・ガーナの順に「苦み」「渋み」「こく」「後味の強さ」が高く、「甘み」は低いと評価された。3種の
    チョコレート
    嗜好はほぼ3分割され、重回帰分析の結果より、「甘み」を重視するガーナ派、「香り」を重視するベネズエラ派、「苦み」を重視するエクアドル派と推察された。意識調査からはエクアドル嗜好と「コーヒーの摂取」の間に関連がみられ、「甘い
    チョコレート
    は苦手」であった。DEBQによる食行動スケールでは、エクアドル嗜好者は、情動的摂食意識が高く摂食抑制意識が低い傾向がみられた。
    結論 同配合割合の
    チョコレート
    でテオブロミン・ポリフェノール含量の高い試料ほど苦み・渋みが強く、その試料を好む層は苦い食品を嗜好し甘いものを苦手とする層であった。
  • 上脇 達也, 伊藤 雅範, 小島 幸一
    日本食品工業学会誌
    1994年 41 巻 11 号 763-767
    発行日: 1994/11/15
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル フリー
    通常
    チョコレートとカルシウム添加チョコレート
    を各々60%含む半合成飼料をラットに与え,それぞれの油脂の吸収率を求めた.その結果,カルシウム添加
    チョコレート
    の油脂及びカルシウムの吸収率が,通常
    チョコレート
    に比べて低くなることが観察された.これはココアバターの主成分であるステアリン酸やパルミチン酸などの長鎖飽和脂肪酸の吸収が,
    チョコレート
    にカルシウムを添加することによって抑制されたためであろうと考えられた.
  • -授業の目標はどのように設定されていくか-
    *伊深 祥子
    日本家庭科教育学会大会・例会・セミナー研究発表要旨集
    2009年 52 巻 A3-1
    発行日: 2009年
    公開日: 2010/01/19
    会議録・要旨集 フリー
    チョコレート
    の授業」の反省的な省察 ―  授業の目標はどのように設定されていくか - 与野西中学校  伊深祥子 帝京大学    野田知子 1 授業の目標はどのように設定されていくのか  ひとつの授業を始めるにあたって、教師は、生徒にこんなことを伝えたい、こういうことができるようになったほしいと考えて、授業の目標を設定する。しかし、その目標は絶対的なものではない。授業という場の中での生徒の反応や、教師自身の教材理解の深まりによって、授業の目標がより明確になってくるのである。さらには目標そのものが変わることもある。本研究では「
    チョコレート
    の授業」を反省的に省察することで、授業の目標がどのように設定されていくのかをあきらかにすることを試みる。 2 授業を始める前の目的をどう設定したか
    チョコレート
    の原料であるカカオは、カカオ畑で奴隷として働かされている子どもたちが収穫しているという事実がある。資料を読み込んでいく中で、カカオを取っている子どもたちは、
    チョコレート
    を見たことも食べたこともないという事実も知った。
    チョコレート
    は過酷な児童労働に支えられていたのである。「カカオ豆を炒って粉にし、砂糖と牛乳と・・・・そしてアフリカの子どもたちの汗と血と涙を加えたもの」(石弘之「子どもたちのアフリカ」)が
    チョコレート
    なのである。日本で生活している私たちは、そんな事実は知らず、多くの種類の
    チョコレート
    に囲まれ、何も考えずにおいしく
    チョコレート
    を食べている。生徒たちに自分が食べているもの(
    チョコレート
    だけでなく)を誰がどこで作っているものか考えてほしい。児童労働について知って欲しいという授業の目的をもって授業を始めた。 4 新たな授業の目標 授業の中で生徒からつぎの授業の必要性が示唆された。「先生、僕たちがフェアトレードの
    チョコレート
    をみんなが買うと、カカオ農園で働いている子どもはどうなるの?」彼の質問はフェアトレードの
    チョコレート
    だけを買うと、カカオ農園の子どもたちが仕事を失って困るのではないかという素朴な疑問である。そうだね。失業してしまう。フェアトレードについてもう少し学ぶ必要がある。生徒の質問から、カカオや児童労働についてももっと詳しく授業をしなくてはならないと考えるようになった。そこで、「フェアトレードの
    チョコレート
    を私たちが買うとカカオ農園の子どもたちはどうなるのか」という生徒の質問をそのままつぎの授業の課題として授業を展開することにした。 この授業では、はじめの授業の目標には設定されていなかったフェアトレードの意味を深く考えるという目標が新たに加わっている。フェアトレードという言葉や概念を知るだけでは授業はおさまらなくなってきた。生徒からの質問があらたな授業の目標を設定していったのである。またさらに学校の建設や国の働きという社会の働きに目を向ける生徒も現れてきた。そこに新たに、
    チョコレート
    の授業の目標に、社会のありかたへ目を向けるという目標も加わってきたのである。 授業の目標は、あらかじめ決まっている絶対的なものではなく、ある大きな目標をもって授業を展開していく中で、授業という場で生徒が教材と出会い、教師と生徒が出会うなかで新たに設定されていくものだと言えるのではないだろうか。
  • 日本のアフリカ研究の用語法
    原口 武彦
    アフリカ研究
    2009年 2009 巻 75 号 41-43
    発行日: 2009/12/31
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
  • *梅林 良, 村上 崇幸, 平尾 凌, 小泉 晴比古, 上野 聡
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2023年 34 巻 2E-4
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/09/09
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】近年の気候変動によるカカオ産地の減少や,世界的な

    チョコレート
    消費量の急増により,カカオ豆は供給不足となっている。そこでカカオ豆代替素材として着目したものがごぼうである。ごぼうは食物繊維やポリフェノール類を多く含み,野菜の中でも高い抗酸化能を示すことに加え,焙煎することで
    チョコレート
    の様な風味を呈する。一方,
    チョコレート
    の成分であるココアバターは,融点が体温直下であるⅤ型で結晶化させることが口溶けの観点から重要である。これらを踏まえ,焙煎ごぼうとココアバター代用脂(CBE)を利用し
    チョコレート
    様油脂加工食品(試料A)を開発した。本実験では,試料Aと市販の
    チョコレート
    を用い,相転移現象や結晶構造の観察をすることで,口溶けの類似性を比較した。この「試料A」とは,カカオ原料を全く使わず,焙煎ごぼうと油脂を混合して製造する
    チョコレート
    様食品素材のことです。

    【方法】 5℃で保存した試料Aと,市販の

    チョコレート
    を用い,示差走査熱量測定(DSC測定)と偏光顕微鏡観察を行った。DSC測定は,試料A原料のCBEと焙煎ごぼうパウダーも行った。DSC測定では吸熱や発熱のピークを解析することにより,融解挙動を観察した。偏光顕微鏡観察ではリンカムステージを用い,DSC測定と同様の温度プログラム下での,結晶量や結晶構造の違いを各温度帯での顕微鏡画像により比較した。

    【結果】DSC測定の結果,試料Aは市販の

    チョコレート
    と類似した吸熱ピークを示すことから,同様な融解挙動,口溶けを呈すことが確認された。偏光顕微鏡観察では,試料Aにおいて,市販の
    チョコレート
    よりも砂糖のサイズが小さくなったことが確認できた。よって,口溶けの観点において試料Aは
    チョコレート
    同様の物性を有していた。

  • 恒次 祐子, 芦谷 浩明, 嶋田 真知子, 上脇 達也, 森川 岳, 小島 隆矢, 宮崎 良文
    日本食品科学工学会誌
    2005年 52 巻 8 号 347-354
    発行日: 2005年
    公開日: 2007/04/13
    ジャーナル フリー
    5種類の味と香りの異なる
    チョコレート
    に対する主観的快適感と被験者の性別およびパーソナリティの関係を検討したところ, 以下の結果が得られた.
    1) 女性群においては,
    i)
    チョコレート
    全体に対する快適感が男性群よりも有意に高いこと, ならびに個別の
    チョコレート
    については, 苦みを強くした
    チョコレート
    において快適感が男性群よりも有意に高く, オーク材抽出物を添加した
    チョコレート
    においても高い傾向にあることが認められた.
    ii) 快適感に対する男性性ならびに女性性の有意な正の影響が認められた.
    2) 男性群においては,
    i) 快適感に対するタイプA型傾向の有意な正の影響が認められ, 特性不安の有意な負の影響が認められた.
    3)
    チョコレート
    別の快適感とパーソナリティとの関係について,
    i) 男性群においてはオーク材抽出物添加
    チョコレート
    の快適感と女性性との間に有意な正の相関が認められた.
    ii) 女性群においてはオーク材抽出物添加
    チョコレートならびに甘みを強くしたチョコレート
    の快適感と男性性との間に有意な正の相関が認められた.
    以上により,
    チョコレート
    の快適感に評価者個々人のパーソナリティが影響を与えていることが明らかとなった. 今後個人の価値観や好みを重視した
    チョコレート
    の創造を検討していく上で, 有用な示唆を与えるものと考えられる.
  • *飯田 文子, 篠原 英里子, 江口 舞, 葛西 真知子, 奥山 知子, 相原 武志
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2012年 24 巻 2P-12
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/09/24
    会議録・要旨集 フリー
    目的】 
    チョコレート
    の嗜好に関わる香りについて、フレーバービーンズとして名高いベネズエラ・エクアドル豆を用いた同配合のビター
    チョコレート
    に含まれる特徴的な香りを明らかにするとともにそれらの嗜好性を調べることを目的とした。
    方法】 嗜好性の高い3種のカカオ豆、ガーナA・ベネズエラB・エクアドルCから作製したビター
    チョコレート
    を用い、descriptive analysisによる官能評価を行った。すなわち訓練パネルによる香り用語を抽出し整理した上定義付けを明らかにした。その上でGC/MS、GC分析による香気成分分析結果と対応の取れる代表的な香り用語を選定し官能評価用紙を作成した。官能評価は、学生パネル56名、訓練パネル27名に対して7段階スケールのSD法で強弱および嗜好を測定した。さらに官能評価結果と機器分析値の統計解析を行った。
    結果】 3種の
    チョコレート
    試料から得られた香り用語は、訓練パネル中12名により約70語抽出された。さらに
    チョコレート
    に含まれる既知の代表的香気成分から抽出された約400語を基に3種の試料に特徴的な香り用語8語を選定した。香気成分分析からは、3種の
    チョコレート
    の香りとして57成分が測定された。官能評価結果と香気成分値との主成分分析によりAB試料は香りが似ており、5-methyl-2-phenyl-2-hexenal「ココアの香り」、2,3,5-trimethylpyrazine「ナッツの香り」、tetramethylpyrazine「麦茶の香り」が上げられ「香ばしい香り」が特徴とされた。C試料は2-heptanol「グリーンの香り」、2-phenylethyl alcohol「花の香り」が特徴とされた。その中で好ましい香りは「ココアの香り」「ナッツの香り」「花の香り」であった。また
    チョコレート
    としての認識とかけ離れている香りの項目は訓練により認知力が高くなることも示された。
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