省資源と環境保護の推進のため, 省エネ法が制定され, その強化のために改正が行われてきた。2003年4月の改正により配電用変圧器が
トップランナー
方式の指定を受けた (目標年度 : 油入変圧器2006年度, モールド変圧器2007年度出荷分から)。
この変圧器を製造するメーカは, 設定されたエネルギー消費効率基準値を守る義務があり, 違反した場合には勧告等の罰則を受けることになる。
トップランナー
変圧器の採用による省エネ効果は, 約30%の改善が期待されていることから早期導入の気運にあり, 「グリーン購入法」への採用等普及のための取組みも行われている。
当社では, 無負荷損の低減に優れた特長を持つアモルファス材を鉄心に採用したSuperアモルファス変圧器の製造も行っており, その省エネ性は
トップランナー
基準値を十分満足する製品である。
今回, 変圧器の
トップランナー
方式採用の経緯と特徴およびSuperアモルファス変圧器の省エネ効果について紹介する。
抄録全体を表示