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4,619件中 1-20の結果を表示しています
  • 北村 系子, 石塚 航, 後藤 晋
    森林遺伝育種
    2021年 10 巻 1 号 44-48
    発行日: 2021/02/18
    公開日: 2021/02/18
    ジャーナル フリー
  • 佐藤 重穂
    樹木医学研究
    2018年 22 巻 3 号 156-157
    発行日: 2018/07/31
    公開日: 2021/02/24
    ジャーナル フリー
  • 中田 了五, 坂本 庄生, 西岡 直樹, 花岡 創, 来田 和人, 今 博計, 石塚 航, 黒丸 亮
    森林総合研究所研究報告
    2018年 17 巻 2 号 155-174
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/10/01
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    トドマツ
    は北海道の重要な人工造林樹種で主要育種対象樹種の一つである。60年にわたる林木育種事業の成果である次代検定林における成長形質および材質形質に関する検定結果より、検定済精英樹の中から優良な系統(1.5 世代精英樹)を選抜した。選抜にあたっては、北海道育種基本区を四つの選抜地域にわけ、それぞれの地域への種苗供給のために25 型の採種園を設定できるような選抜を行なった。本報告で選抜した優良系統は今後の林木育種において、採種園の改良、採種園の新設、後代育種集団の作出のための交配親の選定などに活用できる。
  • *長谷川 成明, 甲山 隆司
    日本生態学会大会講演要旨集
    2005年 ESJ52 巻 P3-024
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/03/17
    会議録・要旨集 フリー
    トドマツ
    では枝系の先端に近い枝ほど長く、基部に近い枝ほど短く伸びて、三角形に似た形の枝系をつくりだしている。樹木の枝系を構成するシュートモジュールは半自律的に振る舞うことが一般的に知られているが、先端ほどよく伸びる性質をもつ
    トドマツ
    のシュートモジュールは、資源的な自律性があるのか、それとも他のシュートモジュールからも資源を得ているのだろうか。本研究では炭素安定同位体を用いたトレース実験により
    トドマツ
    における光合成産物のシュートモジュール間の移動について明らかにした。

    トドマツ
    では枝系の先端は三叉分枝する。北海道大学苫小牧研究林に成育する樹高約8mの
    トドマツ
    を対象に、1) 枝系の最も先端に位置する(三叉分枝の中心の)一年枝、および2) 側方に位置する(三叉分枝の外側の)一年枝に炭素安定同位体13Cで標識した二酸化炭素を2日間与えた。その後に刈り取って炭素安定同位体比を測定することで、先端の一年枝および側方の一年枝で生産された光合成産物の行方をトレースした。

    先端の一年枝で生産された光合成産物は側方の一年枝へ輸送されていなかった。一方で、側方の一年枝で生産された光合成産物は先端の一年枝の成長に投資されていた。これらの結果から、
    トドマツ
    ではシュートモジュール間で光合成産物の移動が存在し、その移動は側方の枝から先端の枝への一方向的なものであることが明らかになった。従って、
    トドマツ
    の規則的な枝系の形状の成因の一つとしてシュートモジュール間の光合成産物移動が考えられることが示された。
  • *阿部 友幸, 菅野 正人, 対馬 俊之
    日本林学会大会発表データベース
    2004年 115 巻 P3011
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/03/17
    会議録・要旨集 フリー
    北海道有林空知管理区240林班(以下240林班)では、1973年に
    トドマツ
    を10m幅 5条植栽・おき幅8mにて造林を行い、現在30年生である。おき幅にウダイカンバが侵入し、
    トドマツ
    と競合している。 現在
    トドマツ
    とウダイカンバの混交林に仕立てることを目的に施業が行われているが、
    トドマツ
    の成長をウダイカンバが大きく上回っている状態にある。
    トドマツ
    の成長を確保するために、どのようにしたら良いのだろうか。 当地の
    トドマツ
    の成長は、
    トドマツ
    の期首サイズのほか、隣接ウダイカンバとの競争、
    トドマツ
    種内の競争によって決まっていると考えられる。それぞれについて、
    トドマツ
    の成長に与える効果を検討した。 1989年、240林班においておき幅に侵入したウダイカンバの本数を調整し、無処理区を含む4区を設定した。同時にこれに隣接する
    トドマツ
    成長試験区を5区設定し、成長を計測してきた。
    トドマツ
    の直径成長(G, cm/6year, 1996年からの6年間の成長)を、
    トドマツ
    期首サイズ(d, cm, 1996時点での胸高直径)、
    トドマツ
    胸高断面積合計(todo, m2/ha, 1996年)、隣接ウダイカンバ胸高断面積合計(udai, m2/ha, 1996年)とに関連させて解析した。「隣接ウダイカンバ胸高断面積合計」とは
    トドマツ
    区両側のウダイカンバ区の胸高断面積合計の平均、
    トドマツ
    1区と5区については、それぞれウダイカンバ1区と4区のウダイカンバ胸高断面積合計のことである。解析にはYokozawa and Hara(1992), Umeki(2001)に準拠し、次のモデルを作成し、ステップワイズ重回帰分析を実行した。G=a1 d + c1 d todo + c2 d udai + INT (1) ここで、第1項は
    トドマツ
    の期首サイズの効果を表し、第2項は
    トドマツ
    種内の競争効果、第3項は隣接ウダイカンバとの競争効果を表す項である。a1 ,c1 ,c2 は回帰係数、INTは切片である。 ステップワイズ重回帰分析の結果、作成されたモデルは以下の通りである(R2=0.541, p <0.0001)。G = 0.373 d - 0.00188 d udai - 1.911 (2)
    トドマツ
    期首サイズ(標準回帰係数:0.722)、隣接ウダイカンバとの競争に関する項(標準回帰係数:-0.200)が選択されたが、
    トドマツ
    種内の競争に関する項は選択されなかった。
    トドマツ
    の成長に影響を与えているのは、
    トドマツ
    期首サイズと隣接ウダイカンバとの競争であり、
    トドマツ
    種内の競争はみとめられなかった。
    トドマツ
    の期首サイズは変えられないが、ウダイカンバとの競争強度はウダイカンバの間伐によって調整できる。それゆえ、この240林班の
    トドマツ
    の成長を確保する目的には、
    トドマツ
    の間伐を行うよりも、まずはウダイカンバの間伐を行うことで種間競争を減らし、間接的に
    トドマツ
    の成長を促進させる方がよい、といえる。 2003年、240林班の一部(12ha)において、本研究の成果などをふまえ、ウダイカンバの育成と
    トドマツ
    の成長の改善をねらい、ウダイカンバの間伐をおこなった。結果を数年後に検証する予定である。
  • 佐藤 明
    樹木医学研究
    2009年 13 巻 2 号 67-72
    発行日: 2009/04/30
    公開日: 2020/10/28
    ジャーナル フリー
    吸汁性昆虫の寄生が樹木の生育に及ぼす影響を明らかにするため,
    トドマツ
    オオアブラムシ(Cinara todocola)に寄生されている樹高約50 cm,30年生前後の天然生
    トドマツ
    Abies sachalinensis)稚樹を対象に,枯死の発生,および樹体内の水分状態をプレッシャーチャンバー法を用いて調べた.調査はプロット設定時に,
    トドマツ
    オオアブラムシの寄生状態と寄生による影響発現の状態により稚樹群をほとんど寄生なし,多数寄生しているが正常に生育,多数生育し生育異常の3つに区分して行った.
    トドマツ
    オオアブラムシは木部樹液でなく師部の液を吸汁するが,日中の木部圧ポテンシャルはアブラムシが多数寄生しているが正常に生育している稚樹群に比して,寄生がほとんど無い稚樹群のほうが高い傾向を示したものの,両者に大きな差は見られなかった.寄生により萎凋等を示す生育異常とされた稚樹群の日中の木部圧ポテンシャルは-2 MPa以下の低い値を示し,その後,それらの個体の多くは枯死した.プロット内では毎年枯死木が発生し,最も高い年の死亡率は10%を超えた.
  • トドマツ苗木の産地による生育期間の差
    岡田 滋, 酒井 昭, 向出 弘正
    日本林学会誌
    1970年 52 巻 12 号 357-361
    発行日: 1970/12/25
    公開日: 2008/12/18
    ジャーナル フリー
    北海道林木育種場で養成した産地別,母樹別
    トドマツ
    苗木について,生長, 2次芽の癸生,冬芽の鱗片数の調査を行なって本道中央脊梁山系の西側産
    トドマツと東側産トドマツ
    の間に大きなちがいのあることが判明した。現在まで行なったにれらの調査の中で,とくに初期生長に大きな差が認められた。本論文はこれらの産地別
    トドマツ
    苗木の開葉期,冬芽形成期および生育期間の長さを調べたものである。えられた結果を下に要約する。
    1. 道東産(根室,清里,新得)のものは,道西産(日高,広島,利尻)のものにくらべて開葉期も冬芽形成期もおそい。これに反して檜山を除く道西産のものは開葉期も,冬芽形成期も道東産のものより早い。
    2. したがって7産地(檜山,新得,清里,日高,広島,根室,利尻)の
    トドマツ
    苗木の間には,開葉期から冬芽形成期までのいわゆる生育期間の長さにまったく差がみとめられなかった。この7産地
    トドマツ
    苗木のなかで,檜山産
    トドマツ
    は道西産でありながら,開葉期,冬芽形成期が道東産の
    トドマツ
    に似ており,他の道西産の
    トドマツ
    と異なった傾向が認められた。
    3. 根窒産
    トドマツ
    の開葉期はもっともおそいので,今後耐霜性育種を進める上選抜の対象として考慮される必要がある。
  • 高井 正利, 古田 公人
    日本林学会誌
    1980年 62 巻 1 号 34-37
    発行日: 1980/01/25
    公開日: 2008/12/18
    ジャーナル フリー
  • 土橋 力太, 榛澤 亨
    日本化學會誌
    1940年 61 巻 10 号 1041-1047
    発行日: 1940年
    公開日: 2009/12/22
    ジャーナル フリー
    トド松,エゾ松を原料とせるサルファイト・テレビン油を試料として之を分溜に附し高沸點部(〓化價約200)を〓化して融點58.5°を示す結晶酸を得たり.本酸はトド松材中に含有せられ居る可きを推斷して
    トドマツ
    酸と命名せり.本酸は分子式C15H24O3なるケトン酸にして炭素間の二重結合1個を有す.而して試油中に於て
    トドマツ
    酸のメチルエステルとして存在し其含量は鹸化價より計算する時は原油に對し約20%を示す.
    次に
    トドマツ
    酸の諸誘導體を生成し該酸がセスキテルペンの酸化成果體なる可きを記述せり.
  • 井城 泰一, 田村 明, 佐藤 亜樹彦, 辻山 善洋, 飯塚 和也
    日本森林学会誌
    2010年 92 巻 1 号 35-40
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/04/01
    ジャーナル フリー
    北海道に設定されている環境条件の異なる3カ所の採種園に植栽されている
    トドマツ
    精英樹クローンを対象に, 応力波伝播速度, ピロディン値を測定した。各採種園における解析結果から, 既報の動的ヤング率や容積密度における解析結果と同様の結果が得られた。応力波伝播速度およびピロディン値を指標として, 環境と遺伝子型の交互作用を検討するため分散分析を行った結果, 応力波伝播速度, ピロディン値ともクローン間および採種園間に有意な差があったが, 環境と遺伝子型の交互作用に有意な差が認められなかった。環境と遺伝子型の交互作用が認められなかったことや各採種園間の共通クローンの積率相関や順位相関の相関係数が比較的高かったことから, 応力波伝播速度とピロディン値は, 採種園間のクローンの順位の変動が小さいと考えられた。
  • 増山 寿政
    林業経済研究
    1997年 43 巻 2 号 95-100
    発行日: 1997/10/01
    公開日: 2017/08/28
    ジャーナル フリー
    北海道の天然林針葉樹資源供給能力は極端に低下しており,今後の林産業の発展のためには人工林材の市場形成を図る必要がある。北海道の人工林材利用はこれまでカラマツを中心としてきたが,今後利用可能な人工林資源の中心は
    トドマツ
    に移行していくことが予想されるため,
    トドマツ
    人工林材の市場形成が特に大きな課題となっている。そこで本稿では,現時点における
    トドマツ
    人工林材利用の現状を明らかにするとともに,今後の市場形成の方向性について検討した。現在,
    トドマツ
    人工林材は,その材質特性から構造材としての利用は確立されておらず,大部分は低価格,低質材市場分野に参入することで需要拡大を図っている。こうした状態が続くと,今後資源的な成熟が進む
    トドマツ
    人工林材の利用を大きく阻害するのみならず,森林所有者の保育,再造林意欲をさらに減退させ,資源管理に影響を及ぼす危険性が十分に考えられる。このような状況を打開するためには,北海道内の木材産業が技術立地型産業へと構造転換を図り,人工林材を構造材として利用し,天然林材の代替材としての位置を確立させることが必要である。
  • 原田 洸, 真田 勝, 塩崎 正雄
    日本林學會北海道支部講演集
    1973年 21 巻 51-54
    発行日: 1973/03/02
    公開日: 2018/04/04
    ジャーナル フリー
    i)
    トドマツ林と同等の成長をしているアカエゾマツ林の養分の現存量はトドマツ
    林よりすくなく,また最近の年吸収量もすくなくないと推定され,これらの事からアカエゾマツは
    トドマツ
    より要分の要求度はすくないと考えた。ii)森林生態系の養分分布をみるとA_0層の乾物重や養分含有量は
    トドマツ
    林よりアカエゾマツ林で多い。このことからアカエゾマツ林は
    トドマツ
    林より落葉分解の段階で養分循環が停滞していると考えた。
  • *高木 悦郎
    日本森林学会大会発表データベース
    2018年 129 巻 L9
    発行日: 2018/05/28
    公開日: 2018/05/28
    会議録・要旨集 フリー

    トドマツ
    ノキクイムシは,北海道~九州,朝鮮半島,シベリアにおいて,モミ属を加害する樹皮下キクイムシである.近年,シベリアモミ天然林において枯損が発生,拡大している.しかし,
    トドマツ
    ノキクイムシによる,他のモミ属樹種への加害状況や選好性の違いは明らかになっていない.また,モミ属各樹種は,ほぼ異所的に分布している.そのため,
    トドマツ
    ノキクイムシの生息域によって,寄主選好性に違いがあるかもしれない.そこで,
    トドマツ
    ノキクイムシの加害選好性とその地理的変異を明らかにするために,2015年春に,モミ属4種(モミ,ウラジロモミ,シラビソ,
    トドマツ
    )の丸太を,北海道と本州中部山岳地帯に設置,同年夏に回収し,
    トドマツ
    ノキクイムシによる穿孔数を計測した.
    トドマツ
    ノキクイムシによる穿孔数は,北海道と本州中部山岳地帯の両方において,
    トドマツ
    よりもシラビソで有意に多かった.このことから,シラビソが存在しない北海道でも,シラビソを好むことが明らかになった.発表では,他のモミ属2種の結果も合わせて,
    トドマツ
    ノキクイムシの寄主選好性と穿孔成功率の地理的変異について議論する.

  • 中川 昌彦, 石濱 宣夫, 滝谷 美香, 大野 泰之
    森林計画学会誌
    2017年 50 巻 2 号 85-90
    発行日: 2017/03/31
    公開日: 2018/07/07
    ジャーナル フリー

    トドマツ人工林内に天然更新したトドマツ
    稚幼樹の上木皆伐後の生残と成長を調査した。伐出時の被害率は3.8%であった。皆伐から3年半後の生存率は57%であった。伐採から3ヶ月後には稚幼樹の葉が褐変したが,その後褐変率は減少し,皆伐2年後には対照区と同等の水準となった。皆伐1年後から平均樹高が大きくなる傾向が見られた。伐採後に着葉率が低下したが,伐採1年半後には対照区と同程度に回復し,2年半後には対照区よりも高くなった。上木の皆伐によって
    トドマツ
    前生樹の成長を促すことが可能な場合もあると考えられた。

  • *北尾 光俊, 原山 尚徳, 韓 慶民, Agathokleous Evgenios, 上村 章, 古家 直行, 石橋 聡
    日本森林学会大会発表データベース
    2018年 129 巻 S14-4
    発行日: 2018/05/28
    公開日: 2018/05/28
    会議録・要旨集 フリー

    常緑針葉樹の

    トドマツ
    は耐陰性が高い樹種として知られており、雪が少なく笹との競合が少ない北海道道東地域の
    トドマツ
    林では、林床に多くの
    トドマツ
    前生稚樹が生育している。現在、植林コストの削減のために、上木伐採後の
    トドマツ
    前生稚樹の天然更新に期待が寄せられている。しかしながら、冬季に伐採を行った翌春には、
    トドマツ
    前生稚樹針葉の赤変や個体の枯死が見られる事例が報告されており、上木伐採による光環境の改善が必ずしも
    トドマツ
    稚樹の成長促進に結びついていないのが現状である。本研究では、冬季伐採による光環境の変化が
    トドマツ
    前生稚樹の天然更新に及ぼす影響を明らかにするために、伐採率が異なる林分に生育する
    トドマツ
    稚樹既存葉の光阻害ならびに新葉の成長を調べた。クロロフィル蛍光反応測定により、上木の伐採強度が強いほど春季の光阻害の程度が大きくなること、また、遮るものがなく日射を多く受ける個体ほど当年枝の成長が抑制されることから、
    トドマツ
    前生稚樹の赤変や枯死の原因は林床の暗環境に順化した既存の葉が強光にさらされることで生じる光阻害であることが示唆された。

  • 孫 緒艮, 天野 洋
    日本応用動物昆虫学会誌
    1999年 43 巻 3 号 123-127
    発行日: 1999/08/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
    寄主を異とする
    トドマツ
    ノハダニの各個体群の寄生性と個体群間の生殖親和性を研究し,以下の結果を得た:
    1.
    トドマツ
    ノハダニの針葉樹個体群と広葉樹個体群をそれぞれ広葉樹と針葉樹に接種して寄生性を調べた結果,相互に異なるグループの飼育植物上では生育が悪く,繁殖も困難であることから,生殖的隔離の存在が示唆された.
    2. クリ類を寄主とする中国泰山産個体群と日本松戸産個体群との間には交配に際する雌雄認知に何らかの支障が認められ,F1世代の性比は雄に偏った.
    3. 広葉樹個体群間の交配における組合せは,雌の産卵数には大きな影響は与えなかった.
  • 安久津 久, 来田 和人, 内山 和子, 黒丸 亮
    日本森林学会誌
    2008年 90 巻 3 号 137-144
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
    トドマツ
    の材質改良のため,異なる環境における年輪構造と遺伝的変異をX線デンシトメトリ法で検討した。供試木は美唄と厚岸の精英樹準次代検定林より採取した林齢32∼40年生の
    トドマツ
    精英樹家系で,美唄で74家系444個体,厚岸で24家系96個体であった。解析の項目は年輪幅(RW), 早材幅(EW),晩材幅(LW),年輪密支場度(RD),早材密度(ED),晩材密度(LD)の6形質であった。夏季の低温と日照時間の不足の影響で厚岸のLDとLWの値は美唄よりも小さかった。狭義の遺伝率は美唄では幅が0.17∼0.27で,密度が0.26∼0.34,厚岸では幅が0.47∼0.79で密度が0.26∼0.66であった。厚岸の晩材幅と晩材密度の狭義の遺伝率は他の形質と異なった結果となり,夏期の天候が影響していると考えられた。検定林で共通の23家系を用いた解析で地域内家系と検定林間の交互作用はLWとRDとEDとLDで認められ,成長や気象害・病害抵抗性と同様に,材密度においても
    トドマツ
    の需給区分の必要性が確認された。
  • 山口 岳広
    森林科学
    2020年 90 巻 19-25
    発行日: 2020/10/01
    公開日: 2020/11/06
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • 栄花 茂, 酒井 昭
    日本林学会誌
    1972年 54 巻 12 号 412-417
    発行日: 1972/12/25
    公開日: 2008/12/18
    ジャーナル フリー
    トドマツ
    5年生苗の耐凍性の変動に及ぼす温度と休眠の関係を調べた。
    1) 秋から冬にかけて耐凍性が高まるにつれて0°Cでのハードニング効果は減じ, -3~-5°Cの方が効果が高くなる。
    2) 耐凍性を最高度近くまでたかめるためには氷点下にさらすことが必要である。
    3) 72目問15°Cにおいても休眠は破れなかったし, -15°Cの耐凍性を保持した。
    4) 適当な低温にさらして休眠の破れた苗木は,これを15°C以高の温度にさらすと耐凍性が急速に低下する。
    5) 休眠の破れた苗木では耐凍性の低下を防ぐために凍結状態におくことが不可欠である。
    6) 休眠の破れた苗木でもハードニングすると耐凍性は高まる。
  • *長倉 淳子, 古澤 仁美, 伊藤 江利子, 橋本 徹, 中下 留美子
    日本森林学会大会発表データベース
    2021年 132 巻 P-261
    発行日: 2021/05/24
    公開日: 2021/11/17
    会議録・要旨集 フリー

    植物の窒素安定同位体比は、利用する窒素の窒素安定同位体比、窒素代謝過程の同位体分別、転流等の影響を受ける。施肥によって植物の利用する窒素がどのように変化するかを調べるために、1978年から現在まで毎年無施肥、窒素(N)+リン(P)+カリウム(K)施肥、N+P施肥を受けているウダイカンバ林と

    トドマツ
    林において、1978年から1995年までの18年間および2011年以降に採取したウダイカンバ落葉および
    トドマツ
    当年性針葉について窒素安定同位体比を測定した。無施肥区の窒素安定同位体比は自然状態での各樹種の窒素利用を示していると考えられるが、ウダイカンバは0前後で変動が少なく、
    トドマツ
    は変動が大きかった。1990~1995年、2011年以降には
    トドマツ
    無施肥区は-1前後で推移した。施肥(NPK、NP)区では両樹種とも同じ肥料を施用しているが、両区ともウダイカンバより
    トドマツ
    が高い傾向だった。ウダイカンバは処理区間差が小さかったが、
    トドマツ
    は処理区間差が大きかった。ウダイカンバと
    トドマツ
    では施肥を受けても利用する窒素が異なると考えられる。2011年以降は1995年までに比べウダイカンバ、
    トドマツ
    共にNP区の値が低くなった。

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