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クエリ検索: "トマトジュース"
733件中 1-20の結果を表示しています
  • *中島 君恵, 井桁 千恵子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2018年 30 巻 2P-11
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/08/30
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】 第3次食育推進計画 重点課題4 食の循環や環境を意識した食育の推進に関連して、農林水産省の「地産地消の推進について」の中で、地産地消が食料自給率の向上に加えて、直売所や加工の取組などを通じて農林水産業の6次産業化につながるものとして位置づけている。そこで本研究では、本学のある群馬県みどり市ブランドのミニ
    トマトジュース
    に注目し、県産地粉(中力粉)パンの製パン性に与える影響を検討した。

    【方法】 パンはホームベーカリー(PY-E631、TWINBIRD製)を用いて作成した。基本材料は県産地粉(中力粉)、砂糖、スキムミルク、バター、塩、ドライイーストとし、これに加える水分を水、
    トマトジュース
    トマトジュース
    +水(1:1)の3種類とした。3種類のパンについて重量および容積を測定し、密度と比容積を算出した。体積は菜種法を用いた。また加熱乾燥式水分計(エー・アンド・デー製、ML-50)を用いて水分量を測定した。パンの内相をサンプルとしてクリープメーターによる硬度測定を行った(株式会社 山電製)。

    【結果】 ミニ
    トマトジュース
    が「地粉(中力粉)パンの製パン性」に与える影響について検討を行った。パンの比容積を比較すると、三種類の中で中力粉+水が3.9cm3/gと最も高い値を示した。水に代えて
    トマトジュース
    を加えることで比容積の値が低下したが、
    トマトジュース
    +水(1:1)にしたことで、水のみのものに近い値を示す結果になった。硬度測定の平均値は
    トマトジュース
    のみが最も高く、水のみと
    トマトジュース
    +水(1:1)は近い値を示し、最もやわらかく噛み切りやすい特性が示唆された。
  • 2-ピロリドン-5-カルボン酸の食品化学的研究 (第2報)
    後藤 英子, 前川 昭男, 鈴木 隆雄
    栄養と食糧
    1981年 34 巻 2 号 163-167
    発行日: 1981年
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    PCA缶詰,
    トマトジュース
    モデル缶詰を試製し, PCA添加による缶内面からのスズ溶出に対す影響を検討した。
    1) PCAを添加することにより, 缶内面からのスズの溶出は促進され, PCA缶詰では試製直後より,
    トマトジュース
    モデル缶詰では貯蔵30日後より明らかな影響が認められた。
    2) PCA缶詰ではPCAを添加することによりスズを含む白色の析出物が生成し, 貯蔵期間中に増加した。
    3)
    トマトジュースモデル缶詰では溶出されたスズはトマトジュース
    の濾液部に存在していることが明らかとなった。
  • *坂本 薫, 森井 沙衣子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2013年 25 巻 1P-34
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/08/23
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】スチームコンベクションオーブン(スチコン)は多くの大量調理の現場で使われており,個々のメーカーのレシピにはスチコンでの炊飯方法が記載されている。少量調理における炊飯器での調味料の影響は様々な実験で検証されているが,スチコンで炊飯を行ったときの調味料の影響を少量調理の場合と比較した例はあまり見られない。本研究は, 大量調理調機器として活用されているスチコンでの炊飯において,味付け飯(トマトライス)に用いられる調味料等を添加し,炊飯に与える影響について検討した。
    【方法】炊飯時に加える調味料は塩,コンソメ,
    トマトジュース
    とし,具としてはタマネギを用い,温度履歴を測定しながら炊飯した。テクスチャー測定は,クリープメーターRE-3305(山電)を用いて測定した。
    【結果と考察】100℃に到達するまでの時間は,無添加米飯が一番早く,
    トマトジュース
    が加わると遅くなる傾向が確認された。テクスチャー測定の結果では,
    トマトジュース
    を多く加えると飯は硬くなることがわかった。また,
    トマトジュース
    の量が増えると付着性は小さくなり,粘り気のない飯になることが示された。これは,
    トマトジュース
    に含まれる固形分の影響から水分が米粒に吸水されにくくなり,また米から炊飯液へのでん粉等の溶出も少なくなることから,
    トマトジュース
    を加えると硬く,付着性が小さい飯となったと考えられた。少量調理の場合よりも対流しにくさは大きくなると考えられ,加熱ムラが生じやすいと考えられた。
  • 角谷 廸男
    農産加工技術研究會誌
    1956年 3 巻 3 号 131-147
    発行日: 1956/08/20
    公開日: 2010/03/08
    ジャーナル フリー
    トマトジュース
    は我国では未だ研究途上にあるが米国では1928年頃より市場に現れ,急速に生産量を増し,現在コーン,ピースと比肩する位になつて居り,完全に食生活に採り入れられて居る。
    著者は1940年以降のChemical Abstractsを中心に,“Fruit and Vegetable Juice Production”, “Food and Food Products”, “Commercial Fruit and Vegetable Products”, “Recent Advances in Fruit Juice Production”,“果汁ハンドブック”等を参照して
    トマトジュース
    の化学及び製造に関する文献を蒐録したので御紹介する。
  • 坂本 秀樹, 森 啓信, 小嶋 文博, 石黒 幸雄, 有元 祥三, 今江 祐美子, 難波 経篤, 小川 睦美, 福場 博保
    日本栄養・食糧学会誌
    1994年 47 巻 2 号 93-99
    発行日: 1994/04/10
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    トマトジュース
    の連続飲用による血清中のカロテノイドの濃度の変化を調べた。また同時に飲用による血清中のコレステロール濃度の変化も調べた。65名の被験者を1日1本, 2本, 3本の
    トマトジュース
    飲用区と対照のリンゴジュース1本の飲用区の4区分に分け, 連続4週間の摂取を行った。
    1) リコペン濃度は飲用本数の増加に従い有意に増加し, 2本以上の区分では飲用後の飲用前に対する血清中濃度は3倍以上となった。
    2) β-カロテンは,
    トマトジュース
    中の含有量はリコペン量の約1/30であるにもかかわらず, 血清中において有意な増加を示し, 3本の区分では飲用後の飲用前に対する血清中濃度は約2倍近くとなった。
    以上の結果より,
    トマトジュース
    の飲用は血清中のリコペンとβ-カロテンの濃度上昇に有効であることが明らかとなった。
    3)
    トマトジュース
    中のリコペンはall-trans型がほとんどであるのに対して, 飲用後の血清中ではcis型の増加も見られたことから, 体内ではリコペンの異性化起きていることが示唆された。
    4) いずれの試験区においても, 血清中のLDL-コステロールをはじめとする脂質の増加は見られず,
    トマトジュース
    の飲用によるカロテノイドの血清中の濃度上昇は, 血清脂質濃度の上昇を促さないと考えられた。
  • 2-ビロリドン-5-カルボン酸の食品化学的研究 (第3報)
    後藤 英子, 前川 昭男, 鈴木 隆雄
    栄養と食糧
    1981年 34 巻 4 号 309-313
    発行日: 1981/08/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    PCAおよびGlu, Glnさらにクエン酸を単独に添加したモデル缶詰ならびに
    トマトジュース
    モデル缶詰を試製し, 37℃で60日間貯蔵した場合のGlu, GlnからのPCへの転換ならびにスズ溶出量との関連性について検討した。
    1) モデル缶詰ならびに
    トマトジュース
    モデル缶詰中のPCA量の増加はGlnからの転換によるのが多く, その転換は加熱の影響によると推察された。
    2) スズの溶出量はGlu缶詰, Gln缶詰はPCA缶詰に比べ少なく, とくにGln缶詰はスズの溶出がほとんどみられなかった。さらに
    トマトジュース
    モデル缶詰ではGlu添加およびGln添加によりスズの溶出が抑制される傾向を示した。
    3) PCA添加によるスズの出量はモデル缶詰,
    トマトジュース
    モデル缶詰のいずれにおいてもクエン酸添加の場合と同程度であった。
    本研究の大要は昭和55年8月, 北海道で行なわれた栄養・食糧学会で報告した。
  • 長田 隆, 中野 千紗, 大坪 研一
    日本食品工学会誌
    2015年 16 巻 2 号 145-152
    発行日: 2015/06/15
    公開日: 2015/11/16
    ジャーナル フリー
    常温流通するpH 4.6未満の
    トマトジュース
    の製造において,B.coagulansを指標に121℃,0.7分の加熱殺菌条件が世界で広く採用されている.本研究は原料トマトの細菌芽胞汚染を調べ,適切な指標菌を検討し,商業的無菌性を確保する加熱殺菌条件の算出を行った.
    pH 4.6未満の
    トマトジュース
    を製造する上では,B.coagulansによる変敗の危害性は低く,原料汚染度の高い,B.subtilis groupやThemoanaerobacterium属が重要で,とくに変敗事例のあるThemoanaerobacterium属芽胞を
    トマトジュース
    の加熱殺菌指標に管理するべきと結論した.本属芽胞を指標菌に,
    トマトジュース
    (pH 4.6)における耐熱性を測定した結果,D121℃値は0.3分,z値は8.2℃で,これらの値から殺菌値を算出すると,F121℃値はD121℃値の5倍から1.5分となる.現在の加熱殺菌条件は,これを下回っている.
  • 東尾 久雄, 山口 優一, 木幡 勝則, 東 敬子
    日本食品科学工学会誌
    1999年 46 巻 6 号 410-415
    発行日: 1999/06/15
    公開日: 2009/05/26
    ジャーナル フリー
    (1)
    トマトジュース
    について嗜好調査を行った結果,青臭みがやや残り,口当たりや喉ごしが良く,甘味やうま味のあるものが好まれる傾向にあった.
    (2) グルタミン酸ナトリウム,糖,食塩の添加は嗜好性を高め,特に食塩の添加は嗜好性を左右する重要な因子となっていた.
    (3) 原料として使用する品種の違いは,ジュースの品質に影響を及ぼし,嗜好性を変えた.
    (4) 超高圧処理は
    トマトジュース
    の嗜好性を高めなかった.
    (5) 高糖系の生食用品種のジュース加工は必ずしも嗜好性を向上させなかった.
    これらの結果より,原料を含む製造工程の改良により,
    トマトジュース
    の嗜好性をさらに向上させることは可能であると思われた.
  • 森井 沙衣子, *坂本 薫, *白杉(片岡) 直子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2017年 29 巻 2P-30
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/08/31
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】炊飯において、トマトケチャップを調味料として加えたり、
    トマトジュース
    や野菜ジュースなどの固形分の多い液体を炊飯液に加えたりすると、通常の炊飯器ではうまく炊けないことがある。また、具材が多い場合も同様である。そこで、本研究室では、これらの炊飯に適した加熱方法を見い出すために、IH炊飯器、ガスコンロ、スチームコンベクションオーブン(スチコン)を用いて炊飯したトマトライスの炊飯特性について調べ、スチコンでの炊飯がトマトライスに適している可能性があることを本学会*にて発表した。本研究では、
    トマトジュース
    を添加して炊飯ができない理由を明らかにするため、トマトライスの炊飯温度履歴を測定したので報告する。【方法】米重量は300 gとし、濃縮還元
    トマトジュース
    を米重量の1.8倍添加した。また具材は玉ねぎとし、米重量と同等量加え、IH炊飯器、スチコンを用いて炊飯を行い、炊飯温度履歴を測定した。【結果】IH炊飯器を用いて、
    トマトジュース
    を炊飯液として炊飯を行ったところ、約20分後(浸漬時間を含める)から温度が上昇したが、炊飯釜内部の温度分布は不均一であり、おいしい米飯の炊飯に必要とされている98℃、20分以上温度の維持ができていない部分があった。具材を添加して炊飯した場合は、さらに温度分布にばらつきが生じた。これらの結果から、炊飯液中に固形分があると対流が起こりにくくなると考えられた。また具材を添加した場合においては、炊飯が完了せず生米のままであったことから、具材の重みでさらに対流が起こりにくくなり、炊飯ができなかったと考えられた。それに対しスチコン炊飯では、容器内での温度分布のばらつきがIH炊飯器よりも小さい傾向が認められた。
    *坂本薫,森井沙衣子,スチームコンベクションオーブンで炊飯したトマトライスのテクスチャー,日本調理科学会大会研究発表要旨集25, 115, 2013
  • 岩﨑 由美, 小田切 雄司, 小幡 明雄, 飯島 陽子
    日本食品工学会誌
    2020年 21 巻 2 号 63-74
    発行日: 2020/06/15
    公開日: 2020/06/20
    ジャーナル フリー

    本研究では

    トマトジュース
    の揮発性成分組成に着目し,加熱処理が香気プロファイルへ与える影響について調べた.二種類のトマト生果の風味に近い市販ストレート
    トマトジュース
    を用い,95-100°Cで0時間(未加熱)から5時間まで段階的に加熱を行った.それぞれのサンプルについて揮発性成分を抽出し,組成プロファイルを比較した.二種類の
    トマトジュース
    においてそれぞれ81成分および86成分が同定または推定された.主成分析を行った結果,加熱時間の増加によってサンプルが分類されることがわかった.さらにPLS回帰分析によりマーカー成分として7種の揮発性成分がスクリーニングでき,これらの7種で良好な加熱時間の予測モデルを構築することができた.次に,これらの成分の官能的な香気寄与を確認すべく,Gas chromatography-mass spectrometry/Olfactometry分析および各成分の定量を行ったところ,phenylacetaldehyde,hexanal,β-damascenoneおよび2-pentylfuranが官能的にも寄与が高く,これらの成分の変化が
    トマトジュース
    の加熱による香気特性の違いに関与することが示唆された.

  • 数品種の加工歩留まり, ジユースおよびピユーレー生産量について
    飯島 隆志, 中村 怜之輔, 村瀬 史朗, 堀 俊夫
    園芸学会雑誌
    1965年 34 巻 2 号 139-144
    発行日: 1965年
    公開日: 2007/07/05
    ジャーナル フリー
    Heinz Co. よりの無支柱栽培品種 Heinz 1350, Heinz 1370, Heinz 1409, E. S. 24, E. S. 58 (いずれも中粒•球形) と, カゴメ株式会社より入手の無支柱栽培品種Roma(小粒•長卵形)および有支柱栽培品種大豊(大粒•やや扁円)の7品種を供試し, 1963年および1964年度の両年にわたつて, それらの加工歩留まり, ジュースおよびピューレー生産量を比較し, これらの面から加工適性を比較して, 以下の結果をえた。
    1. 調整歩合では, Roma 高く, 大豊低く, Heinz, E. S. 系の各品種はこれらの中間にあつたが, Roma に近い数値を示した。
    2. さく汁率も調整歩合と同傾向を示し, Roma 高く, 大豊低く, Heinz, E. S. 系品種はほぼ中間の数値を示した。
    3. ピューレー歩合では, Heinz 1409が高く, 大豊低く, 他の品種はこれらの中間にあつたが, これらのうち Heinz 1370, Roma は比較的高かつた。
    4. 単位面積当たりのジュース生産量では Heinz1370, Roma がすぐれ, 大豊, Heinz 1350も良好であつた。Heinz 1409は最も劣つた。
    5. 単位面積当たりのピューレー生産量では, Roma, Heinz 1370がすぐれ, Heinz 1409は最も劣つた。
    以上で, 本実験に供試した7品種のうちでは, Heinz 1370, Roma がジュースおよびピューレー用のいずれにも, 量の上ですぐれていることがわかつた。
  • 坂本 秀樹, 大嶋 俊二, 小嶋 文博, 石黒 幸雄, 小川 睦美, 福場 博保
    日本栄養・食糧学会誌
    1997年 50 巻 1 号 21-24
    発行日: 1997/02/10
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    ニンジンジュースおよび
    トマトジュース
    の連続摂取に伴う, 血清中カロテノイド, レチノール濃度の変化を検討した。健康な女子大生64名を, 1日2本のニンジンジュース,
    トマトジュース
    , 対照としてリンゴジュースの飲用区に分け, 各々1日2缶, 6日間の摂取を行った。その結果, 以下に示す内容が明らかとなった。
    1) ニンジンジュースの連続摂取により, β-カロテンとともにα-カロテンの有意な血清濃度の上昇が認められた。
    2)
    トマトジュース
    の連続摂取により, リコペン濃度の有意な上昇とともに, 含有量の少ないβ-カロテン濃度も上昇傾向を示した。
    3) ニンジン, トマトおよびリンゴジュースの摂取によるレチノール濃度への影響は認められなかった。
    4) 以上の結果から, ニンジンおよびトマトのジュース形態による連続的な摂取は, カロテノイドの血清中の濃度の上昇に有効であることが明らかとなった。
  • 長田 隆, 中野 千紗, 大坪 研一
    日本食品工学会誌
    2015年 16 巻 2 号 153-159
    発行日: 2015/06/15
    公開日: 2015/11/16
    ジャーナル フリー
    常温流通するpH 4.6未満の
    トマトジュース
    において,Themoanaerobacterium属芽胞を指標に加熱殺菌条件を算出した結果,121℃,1.5分の加熱処理が必要で,現行の121℃,0.7分は殺菌不足であった.本研究は加熱殺菌条件の緩和を目的に,pHを低く管理することによって,商業的無菌性に及ぼす効果について検討した.
    トマトジュース
    のpHを4.4以下に管理できれば,Themoanaerobacterium属芽胞が発育しないため,B.subtilis group芽胞を加熱殺菌指標として,D121℃値は0.12分,z値は11.2℃であり,F121℃値は0.6(D値×5倍)分まで緩和することが可能であった.
  • *鈴木 亜夕帆, 髙口 夕葵, 氏川 優美, 渡邊 智子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2022年 33 巻 P-55
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/09/02
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】スパゲッティのゆで操作で事前浸漬を行ったゆでめんについて、1:従来法(食品成分表記載の調理方法)及びゆで水の食塩の添加の有無による相違、2.:水以外の液体を浸漬液とした場合の相違を、栄養成分残存(変化)率、物性について明らかにすることを目的に実験を行い検討した。

    【方法】スパゲティは、国内メーカー製造の1.6mmの乾めん(ゆで時間7分)を使用した。1:従来法(1.5%食塩水ゆで)、従来法食塩無添加(蒸留水ゆで)、事前浸漬法(事前浸漬2時間、1.5%食塩水ゆで)、事前浸漬法食塩無添加(事前浸漬2時間、蒸留水ゆで)でゆでためんを試料とした。2:事前浸漬の溶液を、蒸留水、オレンジジュース、

    トマトジュース
    、牛乳として、事前浸漬後、蒸留水でゆでためんを試料とした。水分、無機質、重量変化率、調理残存(変化)率及び物性をそれぞれ測定し比較した。

    【結果・考察】1:重量変化率及び水分の調理による成分残存率は、事前浸漬法のゆでめんは、従来法と比較すると、食塩の添加の有無にかかわらず減少した。物性は、従来法のゆでめんは、表面が硬く、全体の硬さは軟らかく、表面の噛み応えがあり、事前浸漬法のゆでめんは、付着性、表面の粘りが高く、こしのあるめんとなった。

    2:調理による成分残存率は、水分では、蒸留水で事前浸漬したゆでめんと比較し、オレンジ及び牛乳で事前浸漬したゆでめんで低下した。カリウムでは、オレンジジュース、牛乳及び

    トマトジュース
    で増加した。物性は、オレンジジュース及び牛乳で、表面の硬さ、全体の硬さ、表面の噛み応え、全体の噛み応えが有意に高くなった。
    トマトジュース
    で全体の硬さ、表面の噛み応えが有意に低くなった。

  • 亀谷 宏美, 庄司 俊彦, 小田切 雄司, 小幡 明雄, Trivittayasil Vipavee, 蔦 瑞樹
    日本食生活学会誌
    2017年 27 巻 4 号 267-272
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/04/27
    ジャーナル フリー

     Using the electron spin resonance spin trap method, we evaluated the ability of carotenoids (lycopene, β-carotene) in tomato juice to scavenge hydroxyl radicals, alkoxy radicals, superoxide radicals, and singlet oxygen. The lycopene content in tomato juice highly contributed to its hydroxyl radical- and singlet oxygen-scavenging ability. This tendency was found to be particularly notable in dark-red tomato juice with high lycopene content. The contribution of β-carotene, whose content is high in yellow tomato juice, to the radical-scavenging ability was higher than that found in juice from tomatoes of other colors. The reactive oxygen species-scavenging ability of tomato juice was variable, suggesting that the scavenging ability depended on the types of carotenoids contained in the tomato.

  • 亀谷 宏美, 金崎 未香, 小田切 雄司, 小幡 明雄
    日本家政学会誌
    2019年 70 巻 5 号 250-258
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/05/23
    ジャーナル フリー

     41種類の色調の異なる

    トマトジュース
    のヒドロキシラジカル, アルコキシラジカル, スーパーオキシドラジカルおよび一重項酸素の消去能をESRスピントラップ法により評価した. 濃赤色系, 赤色系, ピンク色系, 黄色系の各活性酸素消去能では大きな違いは見られなかったが, 濃赤色系が赤色系よりも一重項酸素消去能が有意に高かった. これらの色調のトマトについては, ヒドロキシラジカルと一重項酸素消去能は外観の色調と関係した結果が得られた. しかし, アルコキシラジカル, スーパーオキシドラジカルについては色調との相関はあるものの, リコピンとβ-カロテンだけでは関連性を説明できず, 他の抗酸化成分の関与が推定された. 一方, レモン色系のトマトは既に流通している従来の
    トマトジュース
    に比べ, アルコキシラジカル, スーパーオキシドラジカル, 一重項酸素の消去能が有意に高く, 新しい機能性が期待された.

  • 山田 耕二
    日本食品工業学会誌
    1962年 9 巻 1 号 4-8
    発行日: 1962/02/15
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル フリー
    (1) tapered screw typeのextracterを使って
    トマトジュース
    を製造する場合の,製造条件と製品の品質について検討した。
    (2) screwの廻転数を速くすると,歩留りが下り,製品はパルプ粒子の粒度が大きくなるために粘度が高くなる。色調は赤味を増すが暗色となる。
    (3) 網目の大きさは,メッシュの大きい方が歩留りもいくらか多くなる。製品については,メッシュの大きい方がパルプ粒子がやや大で,そのために粘度が高く,色調も良いが,製品のいわゆる「キメ」は,やはりメッシュの小さい方が細かく好評であった。
    そこで(2), (3)を考えあわせると,本搾汁機の場合,0.35mm, 350rpmあたりが適当な製造条件ではないかと考えられた。
    (4) 調節板で歩留りを高くすると,製品の品質としては70~80%のところでもっとも粘度が高く,90にすると,かえって粘度が落ちる。官能的には50%と90%との差は認められるが,その他の間ではほとんど差が認められない。
  • 柴崎 一雄, 高橋 伸子, 蔀 花雄, 小曽戸 和夫, 数見 秀次郎
    日本食品工業学会誌
    1963年 10 巻 2 号 39-43
    発行日: 1963/02/15
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル フリー
  • 山口 和隆, 倉田 正治
    分析化学
    2016年 65 巻 10 号 581-586
    発行日: 2016/10/05
    公開日: 2016/11/08
    ジャーナル フリー
    本研究ではトマト加工品類の法科学的異同識別についての検討を行った.20点のトマト加工品類の試料について,エネルギー分散型X線分析計及び液体クロマトグラフ質量分析計を用い,各試料の含有元素や色素成分,糖成分の分析をそれぞれ行い,識別を行った.また,一部試料では形態観察やヨウ素デンプン反応を行うことで他の試料と識別が可能なものもあり,これらも識別の指標とした.日本農林規格(JAS)の区分で
    トマトジュース
    に該当する試料の中には,本研究での分析では識別が困難な試料もあったが,結果として20点の試料を16グループに分類できた.本研究の分析法はトマト加工品類の異同識別に有効であると考えられる.
  • 三木 登, 赤津 一衛
    日本食品工業学会誌
    1971年 18 巻 7 号 309-312
    発行日: 1971/07/15
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル フリー
    トマトジュース
    中において,lycopeneが細胞内に顆粒状に存在している場合と,トマト細胞が破壊されly-copeneが細胞外に細かく分散している場合とがある。われわれは人為的にこのような2種の
    トマトジュース
    を作り,lycopeneの安定性の違いについて調べた。その結果,
    (1) 室温貯蔵(20℃ ,37℃,6カ月間),高温加熱(95℃,110℃, 120℃, 130℃, 10分間)と光の照射(窓ぎわ5カ月)間においては2つの試料のlycopeneの安定性に差は認められなかった。しかし2試料のlycopeneは光によって2%,高温加熱により5~15%減少した。
    (2) Fe3+, Cu2+, Sn2+の金属イオンを加えた高温加熱によっては金属イオンを加えた試料のlycopeneが予期に反してわずかに安定であった。しかし細胞内外のly-copeneの安定性には差は認められなかった。
    (3) トマト中のnatural antioxidantについてわれわれの実験結果から2, 3考察を加えた。
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