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クエリ検索: "ドクガ"
623件中 1-20の結果を表示しています
  • 久保 容二郎
    西日本皮膚科
    2000年 62 巻 2 号 145-152
    発行日: 2000/04/01
    公開日: 2010/09/02
    ジャーナル 認証あり
  • 城所 隆, 前田 正孝
    北日本病害虫研究会報
    1992年 1992 巻 43 号 112-116
    発行日: 1992/11/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    ダイズの切葉試験とマメ
    ドクガ
    の摂取量の調査から, マメ
    ドクガ
    の被害許容密度が時期的にどのように変化するかを調べた。その結果, 被害許容密度はダイズの生育ステージとマメ
    ドクガ
    の世代により大きく異なることがわかった。
  • 青柳 昌宏
    衛生動物
    1957年 8 巻 3 号 122-126
    発行日: 1957/08/01
    公開日: 2016/09/04
    ジャーナル フリー
    ドクガ
    幼虫の天敵モモクロサムライコマユバチApanteles conspersae Fiskeおよび
    ドクガ
    ヤドリバエSturmia picta Baranoffについて記録すべき2, 3の観察を報じる.1.モモクロサムライコマユバチ-1)本種の幼虫は2, 3の例を除いて
    ドクガ
    n-3齢幼虫(n齢=終齢)の体表から脱出し, 幼虫体上に営繭, 蛹化する.2)脱出を受けた
    ドクガ
    幼虫は尚17〜18日間生きつづける.3)
    ドクガ
    幼虫1頭から脱出する幼虫数は1〜11頭である.5)寄生率は15%, 羽化率は94%である.5)前蛹期+蛹期間は7〜12日で, 羽化は5月11日〜6月9日に行われた.2.
    ドクガ
    ヤドリバエ-1)本種の幼虫は
    ドクガ
    n-2齢幼虫の体表から脱出して蛹化する.2)寄生を受けている
    ドクガ
    幼虫はn-2齢で営繭し, 本種幼虫の脱出によつて死ぬ.3)
    ドクガ
    幼虫1頭に対する寄生数は1頭である.4)寄生率は8%, 羽化率は67%である.5)前蛹期+蛹期間は12〜16日で, 羽化は5月30日〜6月2日に行われた.
  • 久保 容二郎, 野中 薫雄, 吉田 彦太郎
    皮膚
    1990年 32 巻 2 号 196-201
    発行日: 1990年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    長崎市内の-皮膚科診療所における1988年の毒蛾皮膚炎患者は176例であり, 総患者数4,283名の4.1%をしめた。そのうち幼虫による症例は
    ドクガ
    の17例, チャ
    ドクガ
    の26例, モンシロ
    ドクガ
    の38例にみられた。種不明の毒蛾皮膚炎は74例, 成虫による例は21例であった。年齢分布では9歳以下が37例と最も多かった。20歳代は9例で最も少ない年代であった。男女比は92:84と殆ど差はみられなかった。しかし, 19歳以下では42:16と男性に多発し, 20歳以上では逆に50:68と女性に多発した。長崎地方では1987, 1988年に
    ドクガ
    , チャ
    ドクガおよびモンシロドクガ
    の幼虫の生息が確認され, それらEuproctis属昆虫の3種の幼虫による皮膚炎の市街地における発症が多数みられるようになった。
  • 糸川 英樹, 加納 六郎, 中嶋 暉躬, 安原 義
    衛生動物
    1985年 36 巻 2 号 83-86
    発行日: 1985/06/15
    公開日: 2016/09/02
    ジャーナル フリー
    日本産有毒鱗翅目の12種(カレハガ科 : マツカレハ, ツガカレハ, イワサキカレハ, タケカレハ;イラガ科 : イラガ, クロシタアオイラガ, アオイラガ, ヒロヘリアオイラガ;
    ドクガ
    科 :
    ドクガ
    , チャ
    ドクガ
    , モンシロ
    ドクガ
    ;マダラガ科 : タケノホソクロバ)の幼虫の毒針毛, 毒棘中に含まれているヒスタミンとセロトニンの定量を, イオン交換高速液体クロマトグラフィーを用いて行った。セロトニンは, すべての種において見出すことができなかった。ヒスタミンは, カレハガ科4種には見出せなかったが, 他の8種にはすべて見出され, その定量を行った。
  • 柴田 叡弌, 西口 陽康
    日本林学会誌
    1980年 62 巻 10 号 398-401
    発行日: 1980/10/25
    公開日: 2008/12/18
    ジャーナル フリー
    A severe outbreak of the Sugi tussock moth, Dasychira argentata BUTLER was observed in 1978 on approximately 200 ha of Sugi (Cryptomeria japonica D. DON.) and Hinoki (Chamaecyparis obtusa S. and Z.) stands in Sakurai, Nara Prefecture. The full-grown larval density in late July estimated by the frass drop method showed 5, 843, 000/ha in Sugi and 395, 000/ha in Hinoki. The dry weights of the eaten leaves/ha/day, obtained from correlations between the eaten leaves and the amount of frass, were estimated at 562.7kg in Sugi and 44.0kg in Hinoki. The dry weight/ha/day of fallen leaves shed because of the infestation was 52.6kg in Sugi and 1.5kg in Hinoki. There-fore, the total dry weight/ha/day of defoliated leaves was estimated at 615.3kg in Sugi and 45.5kg in Hinoki. The leaf biomass of the infested Sugi stand was estimated at about one metric ton/ha. As the leaf biomass of a normal Sugi stand in Nara Prefecture is about twenty metric tons, the defoliation rate was regarded in this case to be about 95 percent.
  • *夏秋 優
    日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集
    2007年 59 巻 B22
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/11/15
    会議録・要旨集 フリー
    ドクガ
    類の毛虫による皮膚炎は、毒針毛に含まれる毒液成分に対するアレルギー反応によって生じ、ブユなどの吸血性昆虫による皮膚炎は唾液腺物質に対するアレルギー反応によって生じることが知られている。しかしその発症に関わる免疫反応の詳細については不明である。  今回、毛虫皮膚炎、ブユ刺症の既往のあるボランティアを対象に、チャ
    ドクガ
    毒針毛から抽出した毒液、およびキタオオブユの唾液腺を含んだ虫体抽出液を用いてリンパ球刺激試験を施行し、さらに、その培養上清中のサイトカイン(IFN-γ、IL-5)を測定した。  その結果、対象者の末梢血リンパ球はチャ
    ドクガ
    毒液、ブユ虫体抽出液のいずれに対しても著明な増殖反応を示した。また、サイトカインについてはIFN-γ、およびIL-5の産生増加を認めた。これらの結果から
    ドクガ
    皮膚炎、ブユ刺症における炎症反応の発現には毒液成分、あるいは唾液腺成分に対する感作リンパ球が重要な役割を果たしており、Th1、Th2の両者が関与している可能性が示唆された。
  • 緒方 一喜
    衛生動物
    1958年 9 巻 4 号 228-234
    発行日: 1958/12/10
    公開日: 2016/09/04
    ジャーナル フリー
    ドクガ
    Euproctis flava Bremerの疫学的性格を論じ, 東京附近の被害実態を疫学的に検討した.1.日本産Euproctis属10種について, 毒針毛保有の有無, 発生量について検討した結果, E. similis, xanthocampa, piperita, pulverea, kurosawai, pseudoccnspersa, staudingeriの8種は, flava類似の毒針毛を持つ事を確めた.E. torasan, curvataでは確認し得なかつたが, 被検標本が雄成虫だけであつたためであろうと考える.2.E. flavaを含めて, 毒針毛をもつ少くとも, 上記8種について比較してみると, 種によつて疫学相が甚だしく違う.わが国で普通に害を与える重要な種は, flavaとpseudoconspersaの2種で, 特に前種が甚だしい.これは, 異常的な大発生をして, 他の種に比べて発生量が桁はずれに大きい点に原因があるように考えた.3.わが国の
    ドクガ
    大発生地は, 比較的限られているが, 共通した棲息環境として, 低い灌木叢林と, 瘠悪土壤の丘陵地帯が多い事を指摘した.4.古くから日本各地で
    ドクガ
    の大発生はみられていたのであるが, 最近に到つて, 大きな社会問題となつた.この理由について二・三考察したが, 大きな原因は人間の心理的, 社会的な変化に基くものであろうと推察した.5.東京都内で, 1956, 57年に起つたEuproctis属の種類による被害は,
    ドクガ
    成虫によるものが一番多く, チャ
    ドクガ
    幼虫, 成虫によるものも少なからずあつた.6.
    ドクガ
    成虫による被害は, 職業別に, 家庭の主婦, 勤め人, 学生に多い.罹患場所は, 殆んど屋内で, 18時から24時までの前夜半に多い.6時から10時までの朝にも少しみられた.罹患部位は, 腕, 胸部, 首に多い.また, 被害は, 1頭の成虫で1人の罹患者が出る場合が一番多かつた.7)
    ドクガ
    の蛹による被害は1例もなく, 幼虫によるもの2例, 卵によるもの1例があつた.8)チャ
    ドクガ
    幼虫による被害は, 罹患時刻が昼間に多く, また罹患場所は全例が庭である点が,
    ドクガ
    幼虫の場合と異るが, 他の疫学相はよく類似していた.
  • 杉浦 真治, 山崎 一夫
    蝶と蛾
    2007年 58 巻 1 号 40-42
    発行日: 2007/01/10
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    キアシ
    ドクガ
    Ivela auripes (Butler)が大発生することは知られているが,その発生パターンについてはあまり知られていない.2004年5月,大阪府東大阪市においてクマノミズキ上でキアシ
    ドクガ
    が大発生しているのを観察した.クマノミズキの樹上で,ヨツボシヒラタシデムシDendroxena sexcarinata (Motschulsky)がキアシ
    ドクガ
    の幼虫を捕食しているのを発見した.ヨツボシヒラタシデムシは鱗翅目幼虫の捕食者として知られているが,キアシ
    ドクガ
    の天敵としては初めて記録された.ヨツボシヒラタシデムシは成虫で越冬し,鱗翅目幼虫の多い初夏に成虫が活動していた.
  • 富田 健夫, 蛯原 富男
    日本応用動物昆虫学会誌
    1982年 26 巻 4 号 224-227
    発行日: 1982/11/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
    HcGVを8種のりん翅目昆虫に経口接種した。その結果,接種後斃死したオビヒトリとクワゴマダラヒトリ幼虫磨砕液からはelectrosyneresis法により特異抗原が検出された。また,光学顕微鏡による病理組織学的観察でも脂肪細胞に組織変性像をみとめた。これらのことからHcGVはオビヒトリとクワゴマダラヒトリ幼虫に感染することが確認された。
    しかし,チャ
    ドクガ
    ,モンシロ
    ドクガ
    ,シロオビ
    ドクガ
    ,セグロシャチホコ,クワノメイガおよび家蚕には感染性を示さなかった。
  • 浅山 哲
    日本応用動物昆虫学会誌
    1969年 13 巻 1 号 26-30
    発行日: 1969/03/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
    愛知県長久手村内の4地点(三ヶ峯,大脇,越山,北熊)から採集した
    ドクガ
    幼虫について,罹病実態を調査し,次のことを明らかにした。
    1)
    ドクガ
    幼虫の病気には核多角体病,細胞質多角体病,原虫病の3種の病気と,これらの併発病が認められた。
    2) 核多角体病では食欲がなくなるとともに体全体がむくんだ感じになり,死後,急速に形がくずれていった。多角体は0.6∼3.0μ大きさを示し,血球,脂肪組織,気管皮膜組織などの核内に認められた。ウイルスは幅40mμ,長さ400mμの長い桿状を呈し,1∼4本が膜につつまれて,多角体の内外に存在した。
    3) 細胞質多角体病では中腸が白濁していた。多角体は0.5∼3.0μの大きさを示し,6角形で,ブロームフェノールブルーに好染した。
    4) 原虫病では発育が遅れ,病徴があらわれてから死ぬまでの期間は長く,死後,ミイラ化した。罹病虫の中腸は黄白色化しており,その組織には,あらゆる発育段階の原虫を認めた。ある時期の原虫ではギムザ液に好染した。胞子はだ円形をしており,幅0.7∼0.9μ,長さ1.3∼1.6μであった。
    5) 併発病では,原虫と核多角体病ウイルスによる場合が多かった。
  • *夏秋 優
    日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集
    2005年 57 巻 B41
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/10/17
    会議録・要旨集 フリー
     1993年から2004年に兵庫県伊丹市の市立伊丹病院皮膚科を受診し,臨床的に毛虫皮膚炎と診断された患者について,年別の患者数,月別患者数を検討した.その結果,年別患者数は2003年が95名と最も多く,次いで1993年が46名,1994年が32名,2002年と2004年が25名で,それ以外の年は15名以下だった.月別患者数では,6月と8から9月にピークがあり,チャ
    ドクガ
    の幼虫が出現する時期に一致していた.また,2003年6月,8から9月と2004年6月の患者数は多かったが,2004年8から9月には激減し,同様の傾向は1993年と1994年の月別患者数においても認められた.2003年から2004年のチャ
    ドクガ
    の幼虫調査でも,2004年夏以降は幼虫数が激減していた.神戸市の気象データを調べると1993年と2003年は冷夏の年,1994年と2004年は猛暑の年であり,これらの気象条件がチャ
    ドクガ
    の発生数に影響を与えた可能性が示唆される.
  • 福原 敏彦, 阿久津 喜作, 渡部 仁
    日本応用動物昆虫学会誌
    1966年 10 巻 4 号 181-184
    発行日: 1966/12/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
    オビカレハ,マメ
    ドクガ
    ,キアシ
    ドクガ
    およびマツノキハバチの核多角体病の病徴と多角体の形態について記載した。オビカレハの核多角体から分離したウイルスは桿状で300×50mμの大きさであり,2本の桿状粒子が束になっているものが多かった。
  • Hou-Shuai WANG, Min WANG, Xiao-Ling FAN
    蝶と蛾
    2010年 60 巻 4 号 285-288
    発行日: 2010/03/15
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    卵は球形に近く,直径は1380μm.産卵直後は黄色で,孵化前には黒くなる.卵殻の精孔部は少し陥没し,精孔は11個の花弁状の卵弁に囲まれる.卵殻表面には多角形の網目模様があり,隆起線の分岐点には明瞭なアエロパイルがある.
  • 大塚 勇輝, 長岡 寛和, 花山 宜久, 大塚 文男, 金森 達也
    日本プライマリ・ケア連合学会誌
    2023年 46 巻 1 号 33-34
    発行日: 2023/03/20
    公開日: 2023/03/24
    ジャーナル フリー
  • 南川 仁博
    茶業研究報告
    1956年 1956 巻 8 号 45-51
    発行日: 1956/10/30
    公開日: 2009/07/31
    ジャーナル フリー
    1. 天敵の調査と殺虫試験成績を収録した。
    2. 天敵として現在までに判明したものは,卵寄生蜂2種,幼虫寄生蜂2種,幼虫寄生蠅3種及び蛹寄生蜂1種である。これらの記載を行つた。
    3. 殺虫試験として幼虫浸漬(Dipping),虫体散布及び葉面散布試験を行つた。葉面散布ではパラチオン,EPN,マラソン及びデプテレックスが特にすぐれ,シストロン・ペストロン等は期待できなかつた。
  • 荒武 義信, 栢村 鶴雄
    九州病害虫研究会報
    1972年 18 巻 17-20
    発行日: 1972/10/31
    公開日: 2009/05/22
    ジャーナル フリー
    マイマイガの核および細胞質多角体病ウイルス,それぞれのカイコおよび異種野外昆虫に対する感染性を調査した。
    1. マイマイガの核多角体病ウイルスはカイコに感染しなかったが,モンシロ
    ドクガ
    ,マツカレハおよびセグロシャチホコには感染した。
    2. マイマイガの細胞質多角体病ウイルスは各発育段階のカイコに,かなり強い感染力を示し,モンシロ
    ドクガ
    ,マツカレハ,オビカレハ,カシワマイマイ,セグロシャチホコ,シンジュサン,クスサン,ヒメクロイラガおよびフクラスズメにも感染した。
    3. モンシロ
    ドクガ
    ,シンジュサン,ヒメクロイラガ,セグロシャチホコ,オビカレハおよびカシワマイマイで1回継代したマイマイガの細胞質多角体病ウイルスはカイコに感染力を示した。
    4. カイコおよびモンシロ
    ドクガ
    で継代したマイマイガの細胞質多角体病ウイルスは本来の宿主であるマイマイガに感染したが,潜伏期間は継代回数の多いほど長かった。
  • 新津 修平
    蝶と蛾
    2006年 57 巻 4 号 296-300
    発行日: 2006/09/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    アカモン
    ドクガ
    雌の翅は痕跡翅を持つ程度まで翅が退化している.しかしながら観察の結果,蛹になるまでの翅原基の発生過程に雌雄で差は見られなかった.蛹期の初期の段階においても,雌では雄と同じくらい良く発達した翅を有していた.そこで,雌蛹における翅膜上皮組織の組織形態の変化を調べるために,光学顕微鏡観察による切片の観察を行った.その結果,アカモン
    ドクガ
    の雌蛹では,成虫分化開始後に翅膜上皮が退縮していくのが観察された.退縮時において,翅膜上皮中央部の広い範囲で,血球細胞による食作用が観察された.このことからアカモン
    ドクガ
    雌の成虫分化における翅退縮は,プログラム細胞死による現象であることが強く示唆された.
  • I. 病理組織学的観察について
    冨田 健夫, 岩下 嘉光
    日本応用動物昆虫学会誌
    1987年 31 巻 1 号 63-69
    発行日: 1987/02/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
    1979年に桑畑で採取したクワゴマダラヒトリの死虫より細菌を分離した。本菌は染色性培養条件,微細構造および宿主の病理組織学的観察から中腸の細胞質内で増殖するグラム陰性の通性嫌気性桿菌とされ,本菌の細菌学的検索からEnterobacter sp.であると同定された。
    本菌の病原性を確認するため8科16種の幼虫に経口接種を行った。その結果,オビヒトリ,アメリカシロヒトリ,ゴマダラキコケガ,ヤネホソバ,モンシロ
    ドクガ
    ,スギ
    ドクガ
    ,マメ
    ドクガ
    ,オビカレハ,モンシロチョウ,タマナキンウワバ,セグロシャチホコ,カイコ,クワコの7科13種の幼虫に感染した。また,マイマイガ,クワノメイガおよびハイマダラメイガの3種の幼虫には感染が認められなかった。そして感染したすべての幼虫の中腸の細胞質中にのみ増殖像が観察された。
  • 井上 義郷
    衛生動物
    1960年 11 巻 4 号 193-201
    発行日: 1960/12/25
    公開日: 2016/09/05
    ジャーナル フリー
    1955年, 名古屋市における
    ドクガ
    の異常発生地を現地調査した結果, その幼虫対策としては彼等の棲息地の各種の条件や
    ドクガ
    のbiotic potentialが小さい点などから, 殺虫剤の航空撒布が一つの有力な駆除手段と考えられるに至つた.しかし, 当時この試みに関する研究は乏しかつたが, 被害防止の上から現実の駆除が緊急問題であつたので, 名古屋市当局はこれが実施を決定した.そこで実際の駆除と同時に航空撒布の資料を得るために次のような実験を試みた.(1)まず,
    ドクガ
    幼虫に有効な殺虫剤を明らかにするための予備試験を実験室で行い, γ-BHC, DDT共に通常圃場で用いられる農薬撒布量で充分な効果の期待し得ることを知つた.そして更に天敵にたいする影響や薬剤費などの経済性の考慮を加え, 使用薬剤としては名古屋市当局はγ-BHC 3%粉剤を選択した.(2)ベル47G型ヘリコプタを使用して1955年および1956年の2回にわたつて航空撒布を実施し, その一部に実験区を設定して, 駆除効果と密接な関係のある粉剤の分散および落下量の測定を粉剤試験紙法で実施した.その結果, ドクが幼虫対策には10a当り薬剤3kgの撒布を目標として, 時速45〜48km, 高度2.5〜10mの範囲の飛行条件でかなり良好な粉剤の分散の得られることがわかつた.(3)実際に測定された程度の粉剤の落下量で, 果して
    ドクガ
    幼虫に殺虫効果を期待し得るかどうかを野外試験ならびに実験室内のモデル試験で検討し, 前記の飛行ならびに撒布条件で, ほぼ満足すべき殺虫効果の得られることを知つた.(4)なお, 附随的に実験室で行つたチヤ
    ドクガ
    幼虫にたいする小実験の結果から, その殺虫剤感受性は
    ドクガ
    幼虫と同等及至はそれよりやや高いように考えられた.
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