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クエリ検索: "ナポリタン"
76件中 1-20の結果を表示しています
  • 藤﨑 涼香, 堤 淑貴, 髙橋 賢人, 元木 悟
    農作業研究
    2020年 55 巻 4 号 211-219
    発行日: 2020/12/20
    公開日: 2021/06/22
    ジャーナル フリー

    ミニトマトは,大玉トマトに比べて収穫作業に多大な時間を要することから,収穫労力の省力化および軽作業化が望まれている.生食用ミニトマトでは,省力収穫特性であるへた離れ性および果柄の離脱性に品種間差異が認められていることから,ミニトマトにおけるへたの有無が収穫作業時間に及ぼす影響を検討した.その結果,へたなし収穫の収穫作業時間は,へたあり収穫と同等か有意に短かった.また,へたあり収穫の収穫作業時間は,縦横比が小さい‘ロッソ

    ナポリタン
    ’および‘アイコ’では長くなる可能性が認められた.以上の結果から,ミニトマトにおけるへたなし収穫により,収穫労力を省力化および軽作業化できることが示唆された.

  • 寺澤 瑞季, 加藤 綾夏, 永田 寛, 元木 悟
    農作業研究
    2021年 56 巻 4 号 235-243
    発行日: 2021/12/20
    公開日: 2022/06/20
    ジャーナル フリー

    ミニトマトは収穫作業に多大な労力を要するため,省力収穫法として,へたなし収穫や房どり収穫などが検討されてきた.ミニトマトの省力収穫適性に関連する形質には,へた離れ性と果柄の離脱性があり,催色期において,それらの形質と果実形質との関係および品種間差異が報告されている.しかし,果形が異なる品種および催色期以外の成熟期では評価されていない.本研究では,ミニトマトの省力収穫向き品種の育種を目的に,果形が異なる4品種を用い,成熟期別にへた離れ性および果柄の離脱性を評価した.その結果,へたの付着力は果実の重量および横径との間に,果柄の付着力は果実の縦径との間に,それぞれ正の相関が認められ,果実形質がへた離れ性および果柄の離脱性に関与する可能性が示唆された.そのため,へたなし収穫や房どり収穫などを考慮したミニトマトの省力収穫向き品種の育種において,果実形質を系統または品種選抜の指標として利用できる可能性がある.また,へたの付着力は,果実の成熟が進むにつれて減少する傾向であったことから,省力収穫では,果実の成熟段階を考慮した収穫時期や果実品質の変化,鮮度保持などを検討する必要がある.

  • 髙橋 賢人, 相原 悟, 元木 悟
    園芸学研究
    2019年 18 巻 3 号 295-303
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/09/30
    ジャーナル フリー

    鮮度保持に関する研究は多くの野菜で行われており,果梗やへたなどが付いている野菜は,それらを介して蒸散が行われ,レモンやナス,食用ホオズキなどでは,へたや萼の有無が鮮度保持に影響を及ぼすことが報告されている.しかし,ミニトマトでは,へたの有無が収穫後の貯蔵性などに及ぼす影響について検討した報告は見当たらない.本研究では,果形の異なる4品種のミニトマトを用い,へたの有無が貯蔵性に及ぼす影響を検討した.その結果,25°C貯蔵において,重量減少率および呼吸量は,いずれの品種においても,へたなしがへたありと同等か低く,水分含有率およびアスコルビン酸含量は,いずれの品種においても,へたなしがへたありと同等か高かった.さらに,カビは,いずれの品種においても,へたなしでは発生せず,へたありでは発生した.なお,カビ発生率は,丸・偏円形の ‘千果’ および ‘ミニキャロル’ が洋ナシ形の ‘アイコ’ および ‘ロッソ

    ナポリタン
    ’ に比べて有意に低かった.以上から,ミニトマトの25°C貯蔵において,へたなしがへたありに比べて貯蔵性に優れることが示唆された.

  • 松浦 江里, 徐 啓聡
    日本土壌肥料学会講演要旨集
    2020年 66 巻 43
    発行日: 2020/09/01
    公開日: 2020/11/02
    会議録・要旨集 フリー
  • 岩室 晶子
    日本テレワーク学会研究発表大会予稿集
    2012年 14 巻 2-4
    発行日: 2012/06/30
    公開日: 2018/06/11
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 北條 怜子, 柘植 一希, 樋口 洋子, 山初 仁志, 加藤 正一, 藤尾 拓也, 岩崎 泰永, 元木 悟
    園芸学研究
    2017年 16 巻 2 号 137-148
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/06/30
    ジャーナル フリー

    ミニトマトは,リコピンなどの機能性成分を多く含み,日持ち性もよく,食味が優れることから需要が増えている.しかし,慣行栽培(以下,慣行) では,誘引やつる下ろしなどの作業に多くの労力を要することが問題となっており,栽培管理の省力化や軽作業化が図れる栽培技術の開発が望まれている.著者らは,露地のミニトマトの新栽培法として,慣行に比べて疎植にし,側枝をほとんど取り除かない栽培法を,2010年に開発した.その新栽培法は,ソバージュ栽培(以下,ソバージュ)と呼ばれ,全国的に普及し始めているものの,収量や品質,生育などについて慣行と比較検討した報告がない.そこで本研究では,露地夏秋どりミニトマトにおけるソバージュの栽培体系の確立を目指して,品種特性が異なるミニトマト2品種を用い,ソバージュと慣行を2年間にわたって比較検討した.その結果,ソバージュは慣行に比べて株当たりの総収量および可販果収量が多いことが明らかになった.また,単位面積当たりでも,ソバージュは株数が慣行に比べて6分の1程度であるにも関わらず,慣行と同等または同等以上の収量が見込めることが明らかになった.さらに,ソバージュは茎葉の繁茂による日焼け果の軽減効果も認められた.また,糖度は慣行と同等か低い傾向であったが,リコピン含量は慣行と同等か高まる傾向であった.

  • 元木 悟, 柘植 一希, 北條 怜子, 甲村 浩之, 諫山 俊之, 藤尾 拓也, 岩崎 泰永
    園芸学研究
    2019年 18 巻 3 号 269-279
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/09/30
    ジャーナル フリー

    露地夏秋どりミニトマトのネット誘引無整枝栽培(ソバージュ栽培,以下, ソバージュ)の収量は,主枝1本仕立て栽培(以下,慣行)に比べて,株数が6分の1程度であるにも関わらず,慣行と同等以上の収量が見込める.また,ソバージュは収穫作業以外の作業時間を慣行に比べて有意に短縮できる.そこで本試験では,ソバージュを全国に普及させるため,温暖地の神奈川圃場に加え,ソバージュと同じミニトマトの夏秋どり栽培(ただし,ハウス雨除け夏秋どり栽培)が一般的である岩手および広島圃場おいて,3年間(岩手圃場は2年間),ソバージュと慣行の収量および品質を比較した.また,ソバージュの経済性を検討するため,ミニトマトの夏秋どり栽培の農業経営指標を参考に,各地域におけるソバージュの経済性評価を行った.その結果,露地夏秋どりミニトマトのソバージュにおける収量については,既報と同様,岩手および広島圃場においても単位面積当たりの収量は慣行と同等であり,株当たりの収量は慣行に比べて多かった.ソバージュの品質については,岩手圃場では既報と同様,ソバージュの糖度は慣行と同等か低い傾向であったものの,リコペン含量は栽培法および栽培年の間に一定の傾向が認められなかった.一方,広島圃場では,ソバージュの糖度およびリコペン含量は慣行と同等か高い傾向であった.ソバージュの経済性評価については,広島県の農業経営指標を参考に,本試験で実際に栽培した‘ロッソ

    ナポリタン
    ’の可販果収量の月別平均値を用い,既報の作業性の結果を参考に試算した結果,ソバージュの利益は10 a当たり86万~110万円,労働時間は333~568時間,1時間当たりの利益は1,933~2,661円であった.

  • 刑部 陽宅, 山崎 茂一
    食品衛生学雑誌
    1984年 25 巻 5 号 455-456
    発行日: 1984/10/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
  • 中間 實徳, 田浦 保穂, 田原 秀樹, 中市 統三
    日本獣医師会雑誌
    1998年 51 巻 8 号 433-437
    発行日: 1998/08/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    チワワ (2.5kg) および
    ナポリタン
    ・マスチーフ (71kg) を含む37頭, 44患肢の前十字靱帯断裂例に山口大学術式 (YU法) 治療を応用後, 追跡調査を行った. オーバー・ザ・トップ法と異なり, (1) 筋膜紐の走行が逆方向で, (2) 関節を開かず, (3) 膝蓋骨を切除しないYU法により, 手術侵襲は少なく, 術後経過はきわめて良好で, 44例中41例 (93.2%) は正常に完全回復し, 3例 (6.8%) では歩行に異常はないが治癒に約6ヵ月を要した.
  • ―視覚的記号の指示の観点から
    二ノ宮 靖史, 二ノ宮 寛子
    國學院大學北海道短期大学部紀要
    2018年 35 巻 1-9
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/06/06
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • ―札幌市内A中学校における事例研究―
    佐藤 佐織, 増渕 哲子
    日本家庭科教育学会誌
    2020年 62 巻 4 号 264-
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/02/01
    ジャーナル フリー
    The prevalence of food allergies among elementary and junior high school students has been increasing annually. This prevalence is especially high in the city of Sapporo in Hokkaido. According to the April 2016 survey, 11.3% of elementary school students and 13.4% of junior high school students had food allergies. The prevalence of food allergies among students at junior high school A was approximately 12% , with a total of 38 allergenic foods including eggs, apples, kiwi, peaches, shrimp, cherries, buckwheat, and milk. These allergenic foods were included in more than 50% of the cooking materials listed in junior high school home economics textbooks published by three different companies. We created menus for “spaghetti Napolitana,” “pizza and consommé,” and “sweet potato rice and pork miso soup” as cooking materials in which all students could participate and which students with food allergies could also implement at home and eat on a daily basis. When we conducted a cooking practice using these menus, students became curious and grew more interested in the ingredients used in the practice, improving their motivation to learn. It was confirmed that full cooking practice could still be implemented even if allergenic foods were excluded.
  • ──「手間抜き」が心に響く家庭の食事情──
    山本 純子
    生活協同組合研究
    2020年 530 巻 20-26
    発行日: 2020/03/05
    公開日: 2023/04/05
    ジャーナル フリー
  • 松田 秀人
    名古屋文理短期大学紀要
    1998年 23 巻 125-129
    発行日: 1998/04/01
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    女子大生263名を対象に, 食品の咀嚼を考慮して食品嗜好調査を実施した.被検者をBody Mass Index(BMI)により肥満群(BMI 26.4以上, 17名)と非肥満群に分類した.その結果, 肥満群は, ピザ,
    ナポリタン
    , チャーハン, フランスパン, コーンフレーク, ヒレカツ, ひじき, ショートケーキ, かりんとうの摂取頻度が低かった.これらの食品のなかでピザやショートケーキはカロリーが比較的高いので, 肥満群のほうが非肥満群に比べて肥満を気にする傾向が強いために, 摂取頻度が低かったと考えられる.ピザやショートケーキ以外の食品は, 概して咀嚼回数が多く, なかでも, フランスパン(可食部10gあたりの咀嚼回数108回), コーンフレーク(同243回), かりんとう(同98回)は咀嚼回数が特に多く, しかも噛みごたえのある食品である.したがって, 肥満群は非肥満群に比べて, 噛みごたえがあり咀嚼回数が特に多い食品の摂取頻度が低かった.
  • 田中 秀規, 岡村 尚子, 小沼 敏二, 浦上 達彦
    日大医学雑誌
    2010年 69 巻 5 号 287-292
    発行日: 2010/10/01
    公開日: 2010/12/22
    ジャーナル フリー
    我々は 1982 年から過去 26 回 1 型糖尿病患児を対象としたサマーキャンプを毎年実施してきた.過去のキャンプにおける食事は,参加患児毎に指示されたエネルギーに基づく固定食であったが,2008 年度はバイキング形式の食事を試行した.対象はキャンプに参加した患児,19 名 (男/女 = 10/9,平均年齢 9.9 ± 3.1 歳) である.患児自身が凡そ指示エネルギーの範囲内で食事内容を自由選択する方式で行ったが,固定食と比較して指示エネルギーを過度に超過したり,食品構成に偏りを示す患児はいなかった.これは外来受診時に定期的に食事指導を行っている成果と考えられ,患児と家族の食事療法に対する理解が十分であることを意味していると考えられた.一方バイキング方式では食物繊維の摂取が少ない傾向にあり,今後の指導課題と思われる.小児糖尿病においても年齢に伴い外食の機会が増加するが,様々な状況に自ら対応することを学ぶ教育の場として,サマーキャンプは重要であると考えられた.
  • 題材と事後学習の分析
    *佐藤 佐織, 増渕 哲子
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2018年 70 巻 3R-07
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/07/28
    会議録・要旨集 フリー
    目的 全校生徒の約12%の生徒が食物アレルギーの症状を持っている本校では,食物アレルギーに対応(38種の食物アレルギー原因食品を除外)した調理実習「スパゲッティ
    ナポリタン
    」,「ピザとコンソメスープ」,「さつまいもご飯と豚汁」を実践している.これらは,栄養素(6つの食品群を満たす),彩り(色鮮やかである),新鮮な食品(旬・北海道産),調理技能(切り方・火加減・計量と味付け)の要素を満たす美味しく作れるレシピとして考案したものである.本研究では3回の調理実習と事後学習を終えて,生徒が何を学ぶことができたのかを分析していく.

    方法 2016年12月~2017年10月にかけて計3回の調理実習を実施し,中学校2年生を対象に事後調査を次の方法で行なった.

    1. 2017年7月25日~8月24日に調理実習「ピザとコンソメスープ」の復習課題を課した.生徒が各家庭で実践した課題を8月25日に回収して,集計・分析を行なった.

    2. 3回目の調理実習終了後,2017年10月に調理実習事後調査を実施し,集計・分析を行なった.

    結果 生徒は食物アレルギー症状の有無に拘わらず,「食品の調理上の性質への理解」,「地元の食材についての興味・関心」等でプラスの評価をしていたが,特にアレルギー症状を持つ生徒の方が「よくできた」と回答した割合が30%ほど高くなった.
  • ─製めん技術─
    入江 謙太朗
    日本食生活学会誌
    2015年 26 巻 3 号 115-119
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/02/02
    ジャーナル フリー
     Japanese people are very fond of noodles. They are generally very much interested in quality of food materials and processed foods. This habit leads to improvement of the quality of noodles. "Aging" and "boiling" processes particularly affect the quality of cooked noodles. "Aging" is a process to improve the quality by just leaving dough or raw noodles. The effects of aging include hydration, relaxation, degassing or shrinkage of the dough. The timing and duration of the aging is changed according to the purpose of aging related to the kind of the noodles. White salted noodles are often made smooth and viscous by hydration and relaxation during aging of the dough. Yellow alkaline noodles are often made hard and translucent by degassing and shrinkage during aging of the noodles after cutting into the strands. Moisture gradient inside of the noodles, high at the surface and low at the core, is formed by boiling in the water, and closely related to the texture of cooked noodles. The texture of the noodles is firm when the moisture gradient between the outer layer and the center of the noodles is large. However, this gradient diminishes with standing time after boiling, and the texture of the noodles becomes softer. We found possibility to make noodles which do not soften during standing by controlling the water distribution in the noodle strands. We believe the possibility of further improvement of the quality of noodles and expand of variety of noodles in Japan by the constant efforts and challenges of the industries and consumers from now on.
  • 清水 友里, 谷米(長谷川) 温子, 若林 素子
    日本調理科学会誌
    2018年 51 巻 1 号 42-52
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/02/23
    ジャーナル フリー
     20代男女の日常的な食事摂取状況の把握を目的として,昼食形態でよく選択される弁当を調査対象とし,学生自ら計画・調理した手作り弁当と市販弁当の栄養調査を行った。ビタミンA,Cおよび葉酸や鉄は,手作り弁当の含有量が市販弁当に比べて1.5から5.7倍多かったものの,エネルギー量は市販弁当の80%以下であり,手作り弁当で各自の推定エネルギー必要量を満たしているものは5%に満たず,特に男性のエネルギー不足が顕著であった。女性では脂質の%エネルギー値が目標値を上回っていた。そこで,弁当のエネルギー量を目的変数とし,回帰木分析を行ったところ,最も寄与する因子は炭水化物量であった。主食を味付け飯に調理することにより,弁当の容量に対する詰める割合が増加し,炭水化物量が増加する傾向が示された。また,回帰木分析は変数間の関係を把握しやすいため,栄養評価において,回帰木分析は有効なツールとなり得ることが示唆された。
  • 谷本 浩之, 野沢 浩子, 岡田 享子, 宮野 玲子, 秀崎 百恵, 常松 基子, 伊藤 和子
    日本農芸化学会誌
    2003年 77 巻 5 号 504-507
    発行日: 2003/05/01
    公開日: 2008/11/21
    ジャーナル フリー
    納豆のネバの主成分であるポリグルタミン酸 (γ-PGA) は,腸管内で可溶性Ca量を上昇させることにより,腸管Ca吸収を促進することが確認されている.本試験では,健常男女ボランティア31名(男性16名,女性15名)にγ-PGAを配合したCaサプリメント(試験食品)を摂取させ, Ca吸収を尿中Ca排泄を指標として評価した.対照としてγ-PGA非配合のCaサプリメント(対照食品)を用いた.被験者には,早朝空腹時に試験食品あるいは対照食品を摂取させ,その後2時間ごと(摂取後0, 2, 4, 6, および8時間)に採尿し,尿中Ca量を測定した.また,骨吸収マーカーであるピリジノリン,デオキシピリジノリンの尿中排泄量を測定した.被験者全員(n=31)においては,試験食品群の尿中Ca量および初期値からの尿中Ca増加量には,対照食品群とで差は認められなかった.男性(n=16)においては,試験食品群の尿中Ca量および初期値からの尿中Ca増加量が対照食品群に比し上昇し,尿中Ca加量においては有意に高値を示した.一方,骨吸収マーカーであるピリジノリン,デオキシピリジノリンの尿中排泄量には両群で差は認められなかった.以上のことから, γ-PGA配合サプリメントがヒトのCa吸収を促進することが明らかとなった.
  • 高橋 賢人, 堤 淑貴, 岩崎 泰永, 元木 悟
    植物環境工学
    2021年 33 巻 2 号 60-68
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/06/01
    ジャーナル フリー

    ソバージュ栽培(以下,ソバージュ)は,ミニトマトを露地で生産する省力的で低コストな新しい栽培法である.これは,主枝1本仕立て栽培(以下,慣行)と比較して,栽植密度が低く,側枝の除去や誘引作業などが必要ないという特徴がある.本研究では,ソバージュについて,乾物生産の観点から,収量に影響を及ぼす要因をいくつかの要素に分解して解析し,栽培管理上の改善点を明らかにすることを目的とした.ミニトマト(品種‘ロッソ

    ナポリタン
    ’)をソバージュによって栽培し,葉面積,乾物重,受光態勢,光利用効率,および果実への乾物分配率を調べ,慣行と比較した.定植後77日までは,ソバージュより慣行の収量が多く,定植後83日以降となってはじめて,ソバージュの収量が慣行より多くなった.定植後77日までは,ソバージュは,総乾物重および果実への乾物分配率の両方が低かった.ソバージュと慣行は光利用効率に差がないので,総乾物重の違いは積算受光量の違いに起因している.定植後77日までは,ソバージュは栽植密度が低いためLAIが低く推移し,さらに吸光係数も小さいため,相対受光量が慣行に比べて小さかった.また,ソバージュは側枝を放任するので,側枝が多数発生し,側枝の茎葉が成長するために多くの光合成産物が使われるため,栽培初期は果実への乾物分配率が低下しやすいことが示唆された.一方,茎葉が伸長して受光量が慣行と同等であれば,光利用効率はソバージュと慣行で差がないため総乾物重は同等となり,果実への乾物分配率も慣行とソバージュで同等なため,時間当たり果実生産量はソバージュと慣行は同等となる.ソバージュでは,人為的に誘引や整枝を行う必要がなく,少ない作業負担で長期間栽培することが可能である.ソバージュは,初期収量は少ないが,長期間栽培することで,慣行と同等以上の収量を得ることができる.

  • 日本機械学会誌
    2020年 123 巻 1217 号 38-39
    発行日: 2020/04/05
    公開日: 2020/11/12
    解説誌・一般情報誌 認証あり
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