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クエリ検索: "ニホンアカガエル"
292件中 1-20の結果を表示しています
  • 門脇 正史
    保全生態学研究
    2002年 7 巻 1 号 1-8
    発行日: 2002/09/30
    公開日: 2018/02/09
    ジャーナル オープンアクセス
    ニホンアカガエル
    は,早春に水田の止水で繁殖する.しかし,近年多くの水田が圃場整備により乾田化し,
    ニホンアカガエル
    の繁殖場所である湿田は減少している.また,
    ニホンアカガエル
    は,止水であるにしても,ヨシのような植生に被われた湿地ではほとんど繁殖しないことが観察されている.すなわち,
    ニホンアカガエル
    とその繁殖場所を保全するためには,繁殖場所の環境条件(例えば,水温,植生被度,pH等)について明らかにしなければならない.水田と植生に被われた湿地の縁のような開けた水域の1日の平均水温は,植生に密に被われた湿地の水温よりも有意に高かった.一方,それらの調査地点間でPHおよびECにはほとんど違いはなかった.開けた浅い水域では,1日中水温が高いことにより,
    ニホンアカガエル
    の胚の発生が促進され,夜間や夜明けの低温を回避することが可能となる.湿田の存在は
    ニホンアカガエル
    やその繁殖場所の保全のためには不可欠であることが示唆される.
  • 水谷 正一, 高橋 伸拓, 林 光武
    農業土木学会論文集
    2005年 2005 巻 235 号 77-78
    発行日: 2005/02/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
  • 丸山 敏之
    爬虫両棲類学雑誌
    1976年 6 巻 3 号 75-79
    発行日: 1976/08/31
    公開日: 2009/03/27
    ジャーナル フリー
    新潟県小須戸町近郊で6,7月に採集した変態前後のヤマアカガエルを観察したところ,外観が同一発生ステージであっても,採集された時期によって体の発育及び生殖腺の分化程度にはかなりの変異がみられた。この現象は幼生期の生息環境の水温と関係があると思われる。ヤマアカガエルはいわゆる性的半分化種族に属するといわれてきたが,変態の時期を基準として性分化の様式を区分することには生物学的意義がうすいと考える。
  • 渡部 恵司, 森 淳, 小出水 規行, 竹村 武士, 朴 明洙
    農業農村工学会論文集
    2011年 79 巻 3 号 215-221
    発行日: 2011/06/25
    公開日: 2012/06/25
    ジャーナル フリー
    コンクリート製の農業水路に転落したカエル類の脱出を可能にする,着脱が容易な脱出工(3種)を試作した.脱出工の種類,設置数(1 箇所/2箇所)及び通水条件(通水あり/通水なし)による脱出率の差異を,トウキョウダルマガエル及び
    ニホンアカガエル
    を対象に調べた.2種の供試個体間ではトウキョウダルマガエルよりも
    ニホンアカガエル
    の方が水路からの脱出率は高かった.トウキョウダルマガエルは体長の大きな個体の脱出率が低かったが,
    ニホンアカガエル
    では体長による脱出率の違いはなかった.水路の両脇からのみ脱出できる構造よりも水路中央からも脱出できる構造の方が脱出率は高かった.設置数の追加によっても脱出率が高まった.通水の有無による違いはなかった.長期間設置した場合に通水を阻害しないかどうかを今後検討する必要があるが,試作した脱出工の有用性が示された.
  • 柗島 野枝, 猪狩 匠海, 安立 美奈子, 西廣 淳
    保全生態学研究
    2023年 28 巻 2 号 467-472
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/01/13
    [早期公開] 公開日: 2023/09/08
    ジャーナル オープンアクセス HTML

    千葉県印西市の

    ニホンアカガエル
    の生息地において、産卵状況の調査と新たな産卵場所確保のために小さい水域(池と水田)を造成した。調査地(面積11 ha)は谷津の谷底部にあり、ほとんどが耕作放棄水田であった。2021年と2022年の繁殖期に卵塊数とその位置を記録した。両年とも500個以上の卵塊が確認され、その半数以上が2カ所に集中していた。市民活動によって造成した2つの池には100個以上の卵塊が産みつけられ、一方その近くに造成した水田には産卵されなかった。2022年には産卵数のおよそ1割以上の卵塊が死亡し、その原因として水たまりの乾燥の影響が示唆された。産卵場所の集中と乾燥リスクのある繁殖地において、産卵池となる水域の造成は、
    ニホンアカガエル
    の初期死亡率の低下に貢献すると考えられる。

  • 倉本 満, 石川 英孝
    爬虫両棲類学会報
    2000年 2000 巻 1 号 7-18
    発行日: 2000/03/31
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 小林 聡, 阿部 聖哉
    保全生態学研究
    2018年 23 巻 2 号 245-256
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/12/27
    ジャーナル オープンアクセス
    電子付録
    谷津田は関東における里山の代表的な景観であり、生物多様性が高く保全優先度の高い環境であると認識されている。特に首都圏近郊では都市化が進み、残された自然としての重要度は高い。
    ニホンアカガエル
    は谷津田の健全性の指標動物であるとされ、本種の谷津環境の利用状況やその景観的な生息適地はこれまで多く議論されてきている。本種は茨城県を除く関東地方のすべての県でレッドリストに掲載されている地域的な絶滅危惧種であり、乾田化やU字溝による移動阻害、都市化による生息地の消失、分断化が主な脅威として認識されている。しかし、本種を指標として谷津田の保全に取り組む上で参照可能な、陸上の移動可能距離(500 m?1 km程度)を挟む100 m?5 km程度の小さなスケールでの個体群の連続性評価に関する知見はほとんどない。本研究では、首都圏の主要都市である千葉市の中心地から5 kmの都市近郊にあり、保全活動が盛んな谷津田環境である坂月川ビオトープとその周辺に位置する
    ニホンアカガエル
    の主要な生息地4か所および坂月川ビオトープの下流に点在する小規模繁殖地について、その遺伝的多様性や遺伝的構造の有無、繁殖地間での遺伝的交流の有無の評価を2種類の遺伝マーカー(ミトコンドリアDNAおよびマイクロサテライト多型)により実施した。遺伝的多様性の解析結果では、都川水系に属する坂月川ビオトープおよび大草谷津田いきものの里で遺伝的多様度が比較的低く、鹿島川水系に属する2地点は比較的高い状況が確認された。STRUCTURE解析では、鹿島川水系の2地点は類似したクラスター組成を持ち、都川水系の坂月川ビオトープおよび大草いきものの里はそれぞれ個別のクラスター組成を持っていたが、ミトコンドリアDNAの遺伝的距離による主座標分析では鹿島川水系の1地点も他の地点と離れて配置された。また、坂月川沿いに点在する繁殖地が途切れた約1 kmのギャップを境に、上下流の遺伝的構造が不連続に変化している状況が異なる手法で共通に得られた。本調査地のような都市近郊では、生息地の縮小がもたらす遺伝的浮動により生息地ごとに遺伝的組成が変化し、孤立化によってその差異が維持されている可能性も高い。これらの結果を受け、上下流の遺伝的構造が不連続に変化している地点間での、中継地となる繁殖可能水域や陸上移動しやすい植生の創出などの具体的な保全対策について議論した。
  • ―圃場整備水田における産卵場保全手法開発のための基礎的実験―
    渡部 恵司, 森 淳, 小出水 規行, 竹村 武士
    農業農村工学会論文集
    2010年 78 巻 1 号 63-64
    発行日: 2010/02/25
    公開日: 2011/02/25
    ジャーナル フリー
  • 渡部 恵司, 千賀 裕太郎, 森 淳, 小出水 規行, 竹村 武士
    農業農村工学会論文集
    2012年 80 巻 2 号 207-213
    発行日: 2012/04/25
    公開日: 2013/04/25
    ジャーナル フリー
    本研究は,コンクリート製の農業水路にカエル類の移動経路確保工を導入した後の,個体群存続性の評価手法の開発を目的とした.
    ニホンアカガエル
    を対象に,齢構造モデルに基づく個体群動態の基本モデルおよび水路の横断を考慮した横断モデルを開発した.パラメータの値は既往の個体群動態のデータから推定し,基本モデルによるシミュレーション結果と前述の個体群動態のデータを比較してモデルの妥当性を確認した.横断モデルによるシミュレーションから,初期個体数1,000の時,40年経過後の個体群存続率95%を達成するための条件は,水路横断率100%であった.したがって,この場合には水路の横断を確実なものとする必要がある.
  • 東 淳樹, 武内 和彦
    ランドスケープ研究
    1998年 62 巻 5 号 573-576
    発行日: 1999/03/30
    公開日: 2011/07/19
    ジャーナル フリー
    千葉県印旛沼流域の谷津環境に生息するカエル類について, 種および個体数と生息地の環境要因の関係について調べた。調査は, 1997, 98年5月から7月にかけて行なった。畦の上を歩き, 目撃したカエルの数と, 歩いた畦の距離, 周辺の環境要素などを同時に記録した。目撃種ごとの個体密度と環境要因との関係について分析した結果, 個体密度に影響を与えた要因として, 水田の暗渠排水施設の整備斜面の土地利用, 用水の取水方法, 水路の配置などがあげられた。
    ニホンアカガエル
    ・トウキョウダルマガエルの生息は圃場整備による乾田化によって負の影響を受けやすいが, ニホンアマガエルは乾田化の影響を受けにくいことが明らかとなった。
  • 松島 野枝, 佐藤 賢二
    伊豆沼・内沼研究報告
    2008年 2 巻 51-61
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/11/10
    ジャーナル フリー

    国指定伊豆沼鳥獣保護区特別保護地区において,両生類の生息状況と環境利用を調査した. 2006年の5月,7月,9月に調査を行ない,ニホンアマガエル,

    ニホンアカガエル
    ,トウキョウダルマガエル,シュレーゲルアオガエル,ウシガエル(特定外来生物)のカエル類5種を確認した.ウシガエルを除く4種は水田を繁殖場所として利用していたが,非繁殖期には,ニホンアマガエルは水田の他に湿地林や草地などの環境も利用していた.
    ニホンアカガエル
    は水田と湿地林でよく見られた.シュレーゲルアオガエルは,非繁殖期である7月には樹林や湿地林で見られたが,9月には確認されなかった.トウキョウダルマガエルは調査地域内で最も個体数が多く,調査期間を通してほとんどが水田で見つかり,他種に比べ水田への依存度が高いことが示された.ウシガエルは沼や水路などの水場に多く見られた.伊豆沼鳥獣保護区特別保護地区内の陸域の多くは水田であるが,ここに生息するカエル類は多様な環境を利用していたことが示された.

  • 平井 利明
    爬虫両棲類学会報
    2006年 2006 巻 1 号 15-16
    発行日: 2006/03/31
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 川嶋 一将
    農業土木学会誌
    2007年 75 巻 6 号 506-507,a3
    発行日: 2007/06/01
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    水田を産卵場として利用している
    ニホンアカガエル
    をはじめとするカエル類に対して, 水路装工された用水路が移動の障害となっている。移動障害を解消するための方法として用水路蓋の設置について, また, 用水路に誤って落下した場合の転落防止対策についてそれぞれ検討した。転落防止については, 結果的に効果が得られなかったため, ここでは, カエル類の移動障害を軽減することのできた用水路蓋の設置について紹介する。
  • 大澤 啓志, 勝野 武彦
    ランドスケープ研究
    2000年 64 巻 5 号 611-616
    発行日: 2001/03/30
    公開日: 2011/07/19
    ジャーナル フリー
    アカガエル2種について非繁殖期の樹林内での生息を調査し'その確認地点の植生構造から環境嗜好性を分析した。両種は落葉広葉二次林, シラカシ林, スギーヒノキ林のいずれも生息場所としていたが,
    ニホンアカガエル
    はシラカシ林に負, 落葉林に正の嗜好性を示した。ヤマアカガエルは樹林タイプを問わず樹林の内部への嗜好性が示唆された。林床環境の5要素で判別分析を行った結果, シラカシ林は草本ll層, スギーヒノキ林では草本1層, 落葉林では草本l層・ll層の被度落ち葉量の各変数項目が関与していた。人為撹乱による明るく草原的な環境と暗い林内の環境を両極とした両種の環境選択の勾配軸が認められ, その植生管理について考察した。
  • 稲垣 栄洋, 大石 智広, 松野 和夫, 高橋 智紀, 伴野 正志
    日本緑化工学会誌
    2008年 34 巻 1 号 269-272
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    静岡県菊川流域の休耕田を植生ごとに8タイプに類型化し,それぞれについて生物相の調査を行った。水田雑草群落の休耕田は多くの生物種や鳥類が多く観察され,さらに,イチョウウキゴケやミズワラビ,
    ニホンアカガエル
    等の栽培水田では減少しつつある貴重種が認められた。このことから,水田雑草群落の休耕田は水田生物の生態的補償地として機能していると考えられた。また,茶園に敷く草の草刈り場として維持されているヨシ優占群落やススキ-ネザサ優占群落の休耕田では,貴重種を含む植物種が観察され,特にススキ-ネザサ優占群落は,産卵期以外の
    ニホンアカガエル
    の生息がみられた。このことから草刈り場として利用されている休耕田は,里山草地に代替する生態的補償地として重要な役割を有していると考えられた。 
  • 大澤 啓志, 勝野 武彦
    ランドスケープ研究
    2001年 65 巻 5 号 513-516
    発行日: 2002/03/30
    公開日: 2011/07/19
    ジャーナル フリー
    アカガエル類2種の生息数 (概数) を規定する環境要因について解析するため, 多摩丘陵中南部~三浦丘陵北部に点在する7箇所の公園・保全緑地を対象に, 1999年~2001年にアカガエル類の卵塊数調査を実施した。7地点での3年間の卵塊数の平均は
    ニホンアカガエル
    が13~2250卵塊, ヤマアカガエルが15~165卵塊であった。
    ニホンアカガエル
    の卵塊数は過湿田と休耕過湿田の両方の面積 (rs=1.00) との, またヤマアカガエルの生息数は耕作されている水田ではなく休耕田の湿地面積 (rs=0.94) との関係が強くなっていた。このように両種の卵塊数は, 繁殖に使われる植生区分の面積や管理状態により規定されていた。対照に非繁殖期の植生区分は両種の卵塊数との間に関係は見られなかった。
  • 水野 雄介, 橋本 啓史
    野生生物と社会
    2013年 1 巻 1 号 39-46
    発行日: 2013/12/20
    公開日: 2017/06/16
    ジャーナル フリー
    Rana japonica is a frog that lays eggs in still water, like shallow areas in ponds, or paddy fields where water is left in early spring, and it mainly lives in the forested areas during the non-breeding season. From May through to November 2009, a non-breeding season for the frog, we sampled 255 food items from 93 adult frogs by gastric lavage in the "Toyota Nature Sanctuary" in Aichi Prefecture, Japan. In the examination, although the adult frogs preyed frequently in the lower part of the broad leaf and coniferous forests and grassland, the frogs did not seem to predate selectively. In other words, the frogs preyed on animals appearing frequently in each environment and season. However, the individual densities differed according to microhabitats and seasons. From these results, maintenance of the lower part of forests and grassland in SATOYAMA is particularly important to conserve this species. Moreover it is important that both forest and grassland exist nearby, because the seasonal change in individual densities between microhabitats suggests that frogs move between forests and grassland seasonally.
  • 飯塚 光司
    爬虫両棲類学雑誌
    1989年 13 巻 1 号 15-20
    発行日: 1989/06/30
    公開日: 2009/03/27
    ジャーナル フリー
    The chromosomes of Japanese brown frogs Rana japonica and R. ornativentris were analyzed with conventional Giemsa staining, C-banding for heterochromatin distribution, and silver staining for nucleolus organizer regions (NORs). R. japonica had 2n=26 chromosomes, centromeric heterochromatin on all chromosome pairs, and NORs on the secondary constrictions on a long arm of No. 9 chromosome. R. ornativentris had 2n=24 chromosomes, pericentric heterochromatin on 5 large chromosomes, and NORs situated in the secondary constrictions of a long arm in No. 10 chromosome. According to the banding karyotype analyses of both species, the process and possible consequences of chromosome number reduction from an ancestral 26-chromosome karyotype is discussed.
  • 伊原 禎雄, 半田 由香里, 原田 洋
    爬虫両棲類学会報
    2007年 2007 巻 2 号 111-119
    発行日: 2007/09/30
    公開日: 2010/09/27
    ジャーナル フリー
    We surveyed stomach contents of Rana japonica on the forest floor of a hill in Northern Yokohama, Japan. The frogs preyed mainly on macro soil animals and insects throughout the active season. A difference in prey items was found between adult and juvenile frogs; i.e., adult frogs preyed on Orthoptera and Lepidoptera larvae, but juvenile frogs ate ants and spiders. As for food resources in the research site, the adult frogs showed selective preference for Lepidoptera larvae and less preference for Diptera larvae, ants and Ispoda, whereas the juvenile frogs showed preference for spiders and less preference for Diptera larvae, collembolans, and mites. These results indicate that the factors for choosing prey items were not only gape size of the frogs and the body size of prey items but also selectivity and evasiveness of the prey
  • 平井 利明
    爬虫両棲類学会報
    2007年 2007 巻 2 号 155
    発行日: 2007/09/30
    公開日: 2010/09/27
    ジャーナル フリー
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