詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "ネギ亜科"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • 中塚 貴司, 井出 美柚莉, 大宮 良亮, 大野 始
    園芸学研究
    2018年 17 巻 2 号 211-217
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/06/30
    ジャーナル フリー

    南米チリ原産のヒガンバナ科

    ネギ亜科
    に属する秋植え球根植物であるリューココリネにおいて,球根収穫当年の12月以前に採花する作型を開発するために,本研究では現行の球根貯蔵法より短期間かつ高温での貯蔵が球根の休眠打破,出芽後の生育および開花に及ぼす影響を調査した.貯蔵を行わない無処理区と貯蔵温度(20°C,25°C,30°C,35°C)と貯蔵期間(2週間,4週間,8週間,12週間)を組み合わせた16組の試験区を設けて調査を行った.リューココリネ球根は,同じ貯蔵温度では貯蔵期間が長いほど出芽開始日は早く,出芽の揃いも良くなった.30°Cまたは35°Cの貯蔵温度で8週間貯蔵した時が,出芽率,出芽日数,出芽揃い,開花率および到花日数で最も効果的であった.また,出芽日数および到花日数と貯蔵期間中の積算温度との間に相関が認められ,到花日数の短縮には出芽日数の短縮の影響が強いと考えられた.なお,貯蔵期間中の積算温度1,500°C・日以上では,さらなる到花日数の短縮は見られなかったことから,効果的に到花日数を短縮する貯蔵には,35°C貯蔵では貯蔵期間は43日以上,30°C貯蔵では貯蔵期間50日以上が適切であると考えられた.本研究により,現行の20°C 5か月貯蔵より高温(30~35°C)で短期間(8週間)の貯蔵は,12月以前に採花する作型の開発につながるものと期待される.

  • 大林 隆司
    関東東山病害虫研究会報
    2019年 2019 巻 66 号 81-84
    発行日: 2019/12/01
    公開日: 2021/03/23
    ジャーナル フリー

    アブラナ科,ナス科,ウリ科,キク科,バラ科においてアザミウマ類に対し忌避効果が認められているプロヒドロジャスモン液剤を露地栽培のワケネギ(ヒガンバナ科)に処理し,アザミウマ類の寄生数に変化が生じるか検証した。処理後から約4か月間ワケネギの近傍に設置した黄色粘着トラップへの誘殺数ならびに葉から叩き落した個体数を比較したところ,葉から叩き落した個体数は対照区に比べ,処理区の方が少ない傾向であった。また,処理区では幼虫の発生が抑制されていた。これらの結果から,ワケネギにおいても本剤の処理によりアザミウマ類に対する忌避効果が生じている可能性が示唆された。

feedback
Top