セルの弾性定数およびアンカリングエネルギーの同時測定法を提案した。本手法はセルの静電容量(C)の印加電圧(V)依存性を解析することに基づいている。我々は、セルのC-V特性の実験結果に対して数値計算による最小二乗フィッティングにより、弾性定数およびアンカリングエネルギーが同時に測定できることを示す。

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We have proposed a novel type of touch-sensing device using an ultrasonic transducer of leaky Sezawa-wave type that is a binary plate consisting of a transparent substrate and a niezoelectric thin plate on which an interdigital transducer is fabricated. Comparison with a conventional touch-sensing device of surface wave type shows a possibility that a small and power-saving sensing device will be realized.

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セルにステップ電圧を印加すると単一のピークを有する過渡電流が流れる。垂直配向セルに流れる過渡電流は、フローを考慮したの連続体理論により説明できる。本講演では、フローを考慮した理論を用いて垂直配向セルに流れる過渡電流の解析解を導出し、解析解と実験結果とのフィッティングを行うことにより、負の誘電率異方性を有するの粘性係数測定法を提案する。

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斜め入射光に対するセルの電気光学特性を物理測色の立場で, 実験, 理論両面から研究した.正の誘電異方性をもつを使用し, ホモジニアス配向の液晶セルをFE-TBモードで動作した.厚さ9μmの液晶セルに4.0V (AC rms, 5kHz) の電圧を印加して干渉スペクトル, 屈折率の角度依存性の測定を行い, 色彩に及ぼす影響を検討した.

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ネガ型の粘性係数を測定する方法として，垂直配向液晶セルに流れる過渡電流の実験結果と解析解との最小二乗フィッティングによる測定法が提案されている．従来の粘性係数測定法では，の誘電率異方性が既知である必要があり，誘電率異方性が未知である場合，粘性係数を決定できない．本報告では，ネガ型の過渡電流解析から粘性係数のみならず，誘電率異方性についても同時決定できることを示す．

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延伸多孔質ポリマー膜を用いた新しいゲストホスト液晶素子を提案した。二枚の延伸多孔質ポリマー膜(7μm厚、気孔率45%)を直交して積層させ、それに黒色二色性色素を混合した(色素含有率3wt%)を充填し、透明電極付きガラス基板(配向膜なし)で挟んで液晶素子を構成した。本素子では、液晶分子が二つのポリマー膜の延伸方向に配向するため、ポリマー膜内の液晶配向が直交する。試作した素子に白色光を入射して光変調特性を測定した結果、無偏光の入射光を変調する機能を確認することができた。

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延伸させたポリマーフィラメントは，表面ポリマーの分子配向に基づき，近傍のをフィラメント方向に配向させる．今回，多数の延伸ポリマーフィラメントを一方向に揃えて，セルの内部に分散することにより，フィラメントが誘起する液晶の一様配向領域を拡大できることを明らかにした．

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液晶パネルの表面に微細形状を作成することで、N型材料のプレチルトを制御する。

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弾性定数は液晶ディスプレイの特性や液晶の物性において非常に重要なパラメータである。本研究では、高電界印加によるの分子配列の変形に伴うリターデーションの変化及び印加電圧-容量特性から、弾性定数を計算する理論式を導き、それに基づいて、の弾性定数比K_<33>/K_<11>及び弾性定数K_<11>を求める新しい測定法を提案し、実際にこれらの定数の測定を行った結果について報告する。

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液晶は通常、有機分子からなり、異方性と流動性を示すが、金属や無機のナノ粒子を添加することによりその特性が変化することが知られている。本研究では金属ナノ粒子をにドープすることで誘起されるスペクトル・相転移点・誘電特性の変化を調べた。また以外の液晶についてもナノ粒子ドープによって引き起こされる物性の変化を調べた。

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を利用して高速に駆動できる光偏向素子を提案し、原理確認をした。プリズムなどの素子構造において、通常の駆動法を用いると、ギャップ厚さが数100ミクロンと厚いため、応答速度が数秒以上と低い。これに対して、電極を平行平板にして高電界の交流を印加すると、が印加した交流の周波数の倍の周波数で動き、高速の光偏向素子とできることが分かった。

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高分子マトリクス材料としてUVキュアラブル液晶を用い、p型によるホモジニアス配向タイプおよびTN配向タイプのPDLC素子、またn型によるホメオトロピック配向タイプのPDLC素子を作製した。それぞれ印加電圧オフ時に光透過状態、電圧オン時に光散乱状態を示すリバースモードの特性が得られた。これらのPDLC素子の応答時間は、通常のドロップレットタイプのPDLC素子セルと同程度であり、回復時間はホメオトロピック配向タイプのPDLC素子において2〜3msと高速であることがわかった。さらに、通常のPDLC素子と比較して光透過状態で優れた視野角特性が得られた。

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Eurodisp1aジ93では、「液晶技術(Liquid Crysta1 Techno1ogy)」のセッションでの講演9件および、ポスター11件の研究発表が行われた。内容は液晶の配向膜に関する発表4件、表示方式に関する発表3件、の電気特性に関する発表8件、及び液晶材料と表示特性の関係、高分子安定化コレステリックLCD、相転移型LCD,LCDの電極絶縁層、GH型液晶、マトリクス駆動方式、コレステリック液晶の応用、PN-LCDの材料表面、微粒子混合の、バックライトに関する発表が各1件ずつであった。これらの発表について、その要点を述べた。

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An axially symmetric non-uniform electric field is produced in a liquid crystal cell with a hole-pattern electrode structure, and a lens-like property ; that is, a liquid crystal microlens is created by the molecular orientation effects in the non-uniform electric field. This lens-like property can be widely changed by varying the applied voltage, and the focal length of this liquid crystal microlens is so short that light scattering properties are obtained. A scattering type of display device can be attained by fabricating a number of microlenses in a cell. By arranging the liquid crystal microlenses randomly, interference effects can be eliminated and the quality of images observed through the liquid crystal cell is greatly improved, compared to a well-ordered microlens array.

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In order to analyze the effect of flows on nematic defect nucleation, the isotropic-nematic phase transition processes under shear flows are simulated using second order tensor type theory. The theory includes three major effects of the nematic flows, which are the short and long range order elasticity effects, and viscous flow effect. The point defect structures emerge during the phase transition, as a result of the macroscopic disorder in the molecular orientation field. From the simulation results, it is found that the nucleation of the nematic defect structures is suppressed by the shear flows. The shear flows introduce the extension direction to the nematic liquid crystal materials, and thus the materials evolve to macroscopically ordered systems. Above a certain Ericksen number, no defect structure appears in the materials. Finally, the way to produce defect-free liquid crystal materials is proposed.

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液晶ディスプレイに使用されている光学フィルムのひとつに薄膜がある。この薄膜は優れた光学特性により注目を集めているものの、液晶層厚が極めて薄くなった場合の液晶の配向は解明されていない。本研究では、液晶層厚が300nm以下のフィルムに注目し、透過型エリプソメトリを用いた偏光解析によってチルト角を測定した。加えて、配向膜や液晶の種類を変えて同様に実験を行った。

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超高周波領域におけるの損失係数、屈折率を測定するためにWバンド(65_から_110GHz)矩形導波管を用いて測定する手法を検討し、液晶の損失係数(α_o,α_e)と屈折率(n_o,n_e)を導出した。その結果、いくつかのに関して、損失係数が高周波になるにつれて増加する傾向があること、及び可視領域と比べて、n_eがあまり変化しないのに対してn_oが増加していることにより、複屈折が可視領域より小さい事などが確かめられた。

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