詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "ノルアドレナリン"
10,195件中 1-20の結果を表示しています
  • 特にカテコールアミンによる家兎摘出大動脈平滑筋の収縮を中心として
    葛谷 文男, 吉峯 徳, 小林 倫子, 森 邦雄, 坂本 信夫
    日本老年医学会雑誌
    1977年 14 巻 1 号 1-5
    発行日: 1977/01/30
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
    著者等はすでにアドレナリンとレシチンが in vitro で結合する事並びに
    ノルアドレナリン
    の in vitro における血小板凝集作用がレシチンとの incubation によって弱められる事を報告した.
    今回はレシチンが
    ノルアドレナリン
    , ドパシンとも in vitro で結果する事を同様な方法でたしかめた. さらに
    ノルアドレナリン
    による家兎大動脈摘出標本における平滑筋の収縮に対して, あらかじめ一定の混合比でレシチンと
    ノルアドレナリン
    を incubation しておくと,
    ノルアドレナリン
    単独の場合の平滑筋収縮作用を100%阻止した. これは
    ノルアドレナリン
    のはかいによるものではなく, レシチンと
    ノルアドレナリン
    の結合によるものである事を実験的にたしかめた.
  • 黒瀬 陽平, 矢野 秀雄, 石田 直彦, 宮崎 昭
    日本畜産学会報
    1991年 62 巻 9 号 849-853
    発行日: 1991/09/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    食欲を調節する機構が中枢内に存在することが知られている.それらの機構には様々な神経伝達物質が関与している.モノアミンに属する
    ノルアドレナリン
    およびセロトニンは神経伝達物質として作用していることが明らかにされている.本研究では,ラットの採食に対する
    ノルアドレナリン
    系およびセロトニン系の関与について調べることを目的とした.ノルアドビナリンはアルファ受容体とベータ受容体のアゴニストである.自由採食ラットの側脳室内にノルアドビナリン単独を投与したところ用量依存的に採食量が増加した.
    ノルアドレナリン
    の中枢投与と同時にベータ受容体アンタゴニストのプロプラノロールを末梢投与すると,
    ノルアドレナリン
    単独の場合よりも採食量が減少した,また,
    ノルアドレナリン
    の中枢投与と同時にセロトニンアンタゴニストのシプロヘプタジンを末梢投与すると,
    ノルアドレナリン
    単独投与の場合よりも採食量が減少した.さらに,シプロヘプタジン単独投与では採食量が増加した.以上の結果から,
    ノルアドレナリン
    による採食はアルファ受容体およびベータ受容体の刺激に依存していることが示唆された.さらに,シプロヘプタジン単独による採食行動の刺激には
    ノルアドレナリン
    系とは独立した採食刺激神経系が関与している可能姓が示唆された.
  • 第1報: 6-Hydroxydopamine を用いた chemical sympathectomy による近位尿道のノルアドレナリン除神経過敏の作成
    山城 豊, 安田 耕作, 香村 衡一, 村山 直人, 和田 隆弘, 島崎 淳, 服部 孝道
    日本泌尿器科學會雑誌
    1986年 77 巻 8 号 1273-1279
    発行日: 1986/08/20
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    尿道に於ける
    ノルアドレナリン
    除神経過敏の発現の有無及びその発現時期について検索する目的で, chemical sympathectomy 作用を有する 6-Hydroxy dopamine (6-OHDA) を使用し, 雑種雌成犬を用いて以下の方法で検討した. 全身麻酔後
    ノルアドレナリン
    点滴静注投与前後に於ける尿道内圧測定を行ない (コントロール群), その後下腹部正中切開を施行し近位尿道に生理食塩水 (生食群) 又は6-OHDA (6-OHDA群) を局注した. 局注後2週目, 4週目, 8週目に同様に
    ノルアドレナリン
    投与前後に於ける尿道内圧測定を行ない, 各群に於ける最高尿道内圧の変化を検討した. コントロール群では
    ノルアドレナリン
    投与前に比べ,
    ノルアドレナリン
    低濃度では最高尿道内圧は低下傾向を示し, 濃度上昇に伴い上昇傾向が認められるも有意差は認められなかった. 生食群では
    ノルアドレナリン
    濃度上昇に伴い上昇傾向が認められ, 局注後4週目の一部高濃度に於いて有意に上昇した. 6-OHDA群は, 局注後2週目と8週目で
    ノルアドレナリン
    一部高濃度で有意に上昇し, 4週目は各濃度で有意に上昇した. 除神経過敏の程度は4週目に最大となり8週目まで持続した. 生食群と6-OHDA群との比較では, 8週目に於いて6-OHDA群が有意に最高尿道内圧の上昇を認めた. 以上より雑種雌成犬尿道に6-OHDAを局注すると, 尿道に於ける
    ノルアドレナリン
    除神経過敏の現象が成立することを確認した.
  • 寺島 福秋, 須藤 昭二, 伊藤 宏
    日本畜産学会報
    1983年 54 巻 5 号 336-341
    発行日: 1983/05/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    平均体重43kgの去勢雄めん羊を用い,オーチャードグラス乾草を自由摂取する区,体重の約1.9%を給与する制限給与区および自由摂取後3日間絶食する区の3飼料給与水準区を設けた.これらの飼養条件下にある動物の静脈内に
    ノルアドレナリン
    (1.5μg/kg体重/分)を2時間注入し,
    ノルアドレナリン
    注入によって誘起される血漿中CaおよびMg濃度の低下に対する飼料給与水準の影響を検討した.絶食区めん羊における
    ノルアドレナリン
    注入前の血漿中Ca, Mgおよびグルコース濃度は他の区のそれに比較して有意に低く,遊離脂肪酸(FFA)濃度は有意に高かった.血漿中CaおよびMg濃度は,いずれの区においても低下するが,絶食区の
    ノルアドレナリン
    注入による抵Ca効果は他の区に比較して持続する傾向を示した.絶食区のMg低下割合は他の区のそれより有意に大きかった.自由摂取区および制限給与区の
    ノルアドレナリン
    によるFFAおよびグルコース濃度増加はほぼ同じであった.絶食区では,
    ノルアドレナリン
    注入によってFFA濃度は更に高まるがグルコース濃度増加は他の区に比較して小さかった.これらの結果は
    ノルアドレナリン
    注入によって誘起される血漿中CaおよびMg濃度低下割合は飼料給与不足によって更に強められることを示した.
  • 増井 裕嗣, 高橋 宏明
    AUDIOLOGY JAPAN
    1985年 28 巻 3 号 204-210
    発行日: 1985/06/29
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    The present study was designed to investigate how ABRs of the rats are influenced by experimental manipulations of central noradrenergic (NA) activities. Experiments were conducted on Wistar strain male rats anesthetized with α-chloralose. ABR waveform patterns had dependencies on electrode positions. A clear pattern with a distinct separation of each peak could be recorded when an electrode was placed on the midline of the skull close to the lambda. A reference electrode was placed on the tail or pinna. Clonidine, an NA α2-agonist, depressed the amplitudes of ABR at intravenous doses of 0.05-0.1mg/kg; larger changes in peaks IIb and IV were noted. These effects were antagonized by yohimbine, an NA α2-antagonist. Electrical stimulation of the locus coeruleus also depressed peak II and beyond in a current-dependent manner. The maximum inhibitory effect was observed at the conditioning-test stimulus interval of about 50msec. Yohimbine suppressed these changes, too. These results suggested that an NA system of α2-type, originating from the locus coeruleus, was involved in the efferent modulatory function on the auditory afferent system.
  • 田中 正敏, 吉田 眞美, 江本 浩幸, 石井 秀夫
    日本薬理学雑誌
    2000年 116 巻 supplement 号 96-100
    発行日: 2000年
    公開日: 2007/01/30
    ジャーナル フリー
    ラットに拘束ストレスを負荷すると、鳴いたり脱糞したりといったヒトの不安や恐怖に近い負の情動反応が喚起されるが、その際広汎な脳部位で
    ノルアドレナリン
    の放出が元進している。そこで私達は、ストレスによって生じる視床下部、扁桃核、青斑核などの脳部位における
    ノルアドレナリン
    放出亢進が、不安や恐怖の惹起と関連しているという不安の
    ノルアドレナリン
    仮説を提唱した。つまり、ストレスによって引き起こされる脳の
    ノルアドレナリン
    放出亢進と情動反応は、ベンゾジアゼピン系の代表的抗不安薬であるジアゼパムによって減弱され、その作用はベンゾジアゼピン受容体拮抗薬であるフルマゼニルによって拮抗される。同様に強力なオピエイトであるモルヒネや脳室内投与したオピオイド・ペプチドであるβ-エンドルフィンやメチオニン-エンケファリンもストレスによるこれらの脳部位の
    ノルアドレナリン
    放出亢進を減弱し、その作用はナロキソンで拮抗される。これらの事実から、ベンゾジアゼピン系薬物はベンゾジアゼピン受容体/GABAA受容体/クロール・イオン・チャネル複合体を介して、オピオイド系薬物はオピオイド受容体を介して、視床下部、扁桃核、青斑核などの
    ノルアドレナリン
    放出亢進を減弱することで、それぞれの抗不安作用の一部を現していると考えられる。そこで抗不安作用の発現機序が異なるジアゼパムとモルヒネのストレス負荷前の同時投与が、ストレスによる
    ノルアドレナリン
    放出亢進にどう影響するかについて検討した。その結果ジアゼパムもしくはモルヒネそれぞれの単独投与による
    ノルアドレナリン
    放出亢進の減弱作用よりはるかに強い放出亢進の抑制作用が、視床下部、扁桃核、青斑核部、海馬、視床などでみられ、特に視床下部、扁桃核、海馬ではストレスによる
    ノルアドレナリン
    放出亢進がほぼ完全に抑制された。これらの事実から有効な抗不安薬として、ベンゾジアゼピン受容体及びオピオイド受容体の両者に親和性を有する薬物が考えられる。また、ストレスによる脳の
    ノルアドレナリン
    放出亢進の発現に corticotropin releasing homone (CRH, CRF) が大きく関与しているという私達の実験事実から、CRFの拮抗薬も抗不安薬もしくは抗ストレス薬として期待される。
  • *河原 博, 吉田 充広, 松本 吉洋, 坂本 英治, 椎葉 俊司, 仲西 修
    九州歯科学会総会抄録プログラム
    2004年 kds64 巻 P-23
    発行日: 2004年
    公開日: 2006/06/25
    会議録・要旨集 フリー
    選択的セロトニン再取り込み阻害薬として開発されたシタロプラムは,慢性投与によって抗不安作用を発現することが明らかとなっている.本研究は,その抗不安作用発現機構をマイクロダイアリシスによって扁桃体(以下,BLA)
    ノルアドレナリン
    神経系から検討した.その結果,シタロプラムの慢性投与によって,BLA
    ノルアドレナリン
    神経活動の抑制が起こり,ハンドリングストレス負荷によるBLA
    ノルアドレナリン
    新駅活動の亢進が抑制されることを観察した.これらのことから,シタロプラム慢性投与によってBLA
    ノルアドレナリン
    神経活動の抑制状態が形成され,この抑制状態が抗不安作用の発現に関与していることが示唆された.
  • 古賀 裕紀子, 東 泉, 河原 博, 大住 伴子
    九州歯科学会雑誌
    2007年 61 巻 1 号 39-54
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/06/27
    ジャーナル フリー
    トルエンはシンナーの主要な成分で,吸入により酩酊感を得ることができる.近年まで,トルエンの神経薬理学的影響に焦点をあてている実験データは極めて少ない.この研究では,トルエンによる中枢神経系への作用を調べた.自由行動下のラットで,トルエン吸入曝露の間の大脳皮質内側前頭前野(mPFC)と側坐核(NAcc)における
    ノルアドレナリン
    とドパミンの濃度変化をin vivoマイクロダイアリシスを用いて研究した.7,000ppmのトルエンの吸入は,mPFCとNAccで細胞外
    ノルアドレナリン
    とドパミン濃度を増加させた.NAccにおいて,
    ノルアドレナリン
    とドパミンは,それぞれの基準値に対して210%と178%まで増加した.mPFCにおいて,
    ノルアドレナリン
    とドパミンはそれぞれ,306%と183%まで増加した.両方の部位で,
    ノルアドレナリン
    の増加は,ドパミンの増加より大きかった.1,000ppmと3,000ppmのトルエンの吸入では,細胞外
    ノルアドレナリン
    とドパミンの濃度に有意な影響をあたえなかった.トルエン吸入は,薬物依存に特に重要な役割を果たす中脳辺縁系ドパミン神経に関与することが明らかになった.これらの結果はまた,吸入によるトルエンへの曝露が
    ノルアドレナリン
    作動性神経の興奮性を高めることも示唆する.
  • 寺島 福秋, 水嶋 譲, 山岡 理恵, 伊藤 宏
    日本畜産学会報
    1983年 54 巻 1 号 52-59
    発行日: 1983/01/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    カルシウム含量の異なる飼料(風乾物当りのCa含量が0.59%または0.18%)を摂取しているめん羊の静脈内に
    ノルアドレナリン
    (1.5μg/kg体重/分)を2時間注入し,注入開始後から6時間にわたり血漿中Ca,無機PおよびMg濃度および尿中排泄量を測定し,
    ノルアドレナリン
    投与の影響を検討した.血漿中Ca,無機PおよびMg濃度は,いずれも
    ノルアドレナリン
    注入によって有意に低下した.CaおよびMg濃度は注入開始の2時間後,無機Pは4時間後に最も低い値を示し,それぞれ注入前の値の約85,80および72%であった.飼料中Ca含量の違いは,この
    ノルアドレナリン
    の効果に影響を与えなかった.血漿中遊離脂肪酸濃度は,注入開始1時間後に約6倍,グルコースは2時間後に約3倍に増加した.尿中Ca排泄量は
    ノルアドレナリン
    注入によって僅かに増加したが,無機PおよびMg排泄量はその影響を受けなかった.
    ノルアドレナリン
    注入による血漿Ca,無機PおよびMg濃度の低下は,これら無機物の尿中排泄量の増加によるものでなく,脂肪およびグリコーゲン分解に伴って起ることが示された.
  • 田中 正敏
    心身医学
    1984年 24 巻 5 号 441-
    発行日: 1984年
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
  • 加知 輝彦, 岩瀬 敏, 間野 忠明, 國本 雅也, 祖父 江逸郎
    臨床薬理
    1987年 18 巻 1 号 299-300
    発行日: 1987/03/30
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 藤澤 真美, 石原 秀治, 肥後 順子, 木藤 正人, 牧野 良造
    西日本皮膚科
    1999年 61 巻 5 号 570-572
    発行日: 1999/10/01
    公開日: 2010/10/14
    ジャーナル 認証あり
    Adrenergic urticaria(アドレナリン性蕁麻疹)と診断した2例を報告する。症例1は65歳, 症例2は50歳の女性。両者とも白暈を伴い, 数時間で消退する点状紅斑, 膨疹を認めた。症例1では血清
    ノルアドレナリン
    の上昇を, 症例2では24時間蓄尿中の
    ノルアドレナリン
    , ドパミンの上昇を認めた。アドレナリン,
    ノルアドレナリン
    にて皮内テストを行い, 皮疹の再現を認め, 症例1では皮内テスト後, 白暈を伴う丘疹状膨疹が多発した。Adrenergic urticariaは1985年にShelleyら1)により報告された疾患概念で, β-ブロッカー(プロプラノロール)が有効とされている。臨床上, 樋口氏点状紅斑と類似するが, 毛孔と一致しない点, 発疹時に丘疹状膨疹を呈する点, 持続時間が短い点, および
    ノルアドレナリン
    皮内テストで皮疹が再現できる点などで鑑別できる。
  • 柴田 裕行, 平田 耕造, 永坂 鉄夫
    日本生気象学会雑誌
    1980年 17 巻 3 号 66
    発行日: 1980/11/01
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
  • 吉川 浩子, 川井 紘一, 井上 節子, 村山 耕子, 葛谷 信明, 藤田 敏郎, 小出 義信, 山下 亀次郎, 吉沢 和朗, 水澤 英洋
    日本内科学会雑誌
    1987年 76 巻 11 号 1695-1700
    発行日: 1987/11/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    L-DOPS (L-threo-3, 4-dihydroxyphenylserine)は生体内でノルエピネフリン(NE)に変換して生物活性をあらわす薬物であるが, 10年以上の糖尿病歴をもつ46才,男性の糖尿病性起立性低血圧に対し,本薬を用いたところ有効であった. L-DOPS投与前,臥位の血圧は124/88mmHg,坐位3分後78/58mmHg,立位にて失神.この間,血漿NE濃度は増加しなかった. 40ng/kg/minのNE注入により明らかな昇圧反応を示し,腓腹神経生検では有髄,無髄神経の脱落を認めた.以上から,本例は交感神経の障害によるNE欠乏とそれに伴うNE感受性増加状態にあったと考えた. L-DOPS300mgの投与により,臥位,坐位血圧の上昇,症状の改善をみた.
  • 下腹神経切断による神経終末の変化と尿道の反応
    朴 英哲, 大西 規夫, 際本 宏, 江左 篤宣, 杉山 高秀, 栗田 孝, 金子 茂男
    日本泌尿器科学会雑誌
    1989年 80 巻 4 号 569-573
    発行日: 1989/04/20
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    雑種雌成犬6頭を対象に両側下腹神経の慢性除神経をおこない, 下部尿路各部位における組織
    ノルアドレナリン
    濃度を測定し, コントロール群5頭のそれぞれと比較することにより, 下腹神経における short adrenergic neuron の介在を定量的に検討した. 組織
    ノルアドレナリン
    濃度は後部尿道において最も高値を示し, 以下膀胱底部, 膀胱頂部の順に有意に低値となった. しかし, 各部位とも除神経群とも除神経群とコントロール群の間に有意差はみられなかった. 同時に, 経静脈的な
    ノルアドレナリン
    に対する尿道内圧の反応を測定し, 交感神経除神経過敏の有無についても検討した.
    ノルアドレナリン
    の負荷により両群とも有意な尿道内圧の上昇が観察されたが, その反応率については両群間に有意差はみられなかった. 以上の検討により, 下腹神経を経由する交感神経はほとんどが short adrenergic neuron を介しており, 後部尿道に最も密に分布することがわかった. 従って, 下腹神経の慢性除神経のみでは尿道の交感神経除神経過敏は誘発されず, この反応の発生機転には下腹神経のみならず仙髄もしくは骨盤神経の除神経が重要な役割を担っていると考えられた.
  • 樋口 雄三, 小谷 泰則, 樋口 博信, 峯岸 由紀子, 伊丹 仁朗
    国際生命情報科学会誌
    1997年 15 巻 2 号 404-407
    発行日: 1997/09/01
    公開日: 2018/12/26
    ジャーナル フリー
    ストレスに満ち溢れた現代社会において、心を如何にコントロールするかということが重要な課題となっており、その方策のひとつとして禅が注目されている。40分間の坐禅の前後における静脈血中のコルチゾール、アドレナリン、
    ノルアドレナリン
    、ドーパミン及びβーエンドルフィンの変動を測定した。コルチゾールとアドレナリンは減少し、
    ノルアドレナリン
    は増加した。βーエンドルフィンは増加傾向を示した。血漿コルチゾール及びアドレナリンが減少していることから、坐禅によりストレスが緩解し、交感神経活動が低下するものと考えられる。
    ノルアドレナリン
    の増加は高い意識水準にあることを示している。現在、例数を増やして検討中である。
  • 山城 豊, 安田 耕作, 香村 衡一, 村山 直人, 和田 隆弘, 島崎 淳, 服部 孝道
    日本泌尿器科學會雑誌
    1988年 79 巻 4 号 673-677
    発行日: 1988年
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    尿道の末梢神経障害の診断法として, 尿道
    ノルアドレナリン
    除神経過敏テストが有用か否かを検討した. 対象は各種神経因性膀胱患者43名と神経学的に正常な慢性前立腺炎患者9名の52名である. 各種神経因性膀胱患者43名の内訳は, 子宮頚癌術後13名, 直腸癌術後11名, 腰仙部脊髄髄膜瘤11名, 脳血管障害8名である. 以上の疾患における尿道
    ノルアドレナリン
    除神経過敏の出現頻度及び膀胱ベサコリン除神経過敏との関連性等につき検討した. 尿道
    ノルアドレナリン
    除神経過敏は, 子宮頚癌術後13名中9名 (69.2%), 直腸癌術後11名中7名 (63.6%) に認められたがその他の疾患では認められなかった. 又, 膀胱ベサコリン除神経過敏との間において, 明らかな相関を示したものは, 子宮頚癌術後と直腸癌術後を合わせた症例のみであった (p<0.01). 腰仙部脊髄髄膜瘤では相関を認めなかった.
    以上の結果より, 尿道
    ノルアドレナリン
    除神経過敏は, 尿道の交感神経節後障害を来たし得る疾患に於いて出現し, その診断法として有用であると考えられる.
  • 金沢 徹
    日本内分泌学会雑誌
    1963年 39 巻 4 号 332-341,321
    発行日: 1963/07/20
    公開日: 2012/09/24
    ジャーナル フリー
    ネズミの副腎及び副腎静脈血に含まれる catecholamine を測定して, 副腎髄質からの catecholamine 分泌に対する vasopressin 投与の影響を検索し, その結果を得た.
    1) vasoPressin を腹腔内に単一注射又は反覆注射したが, 副腎の catecholaminc 含有量は, 有意の変化を示さなかつた.
    2) vasopressin を静注しながら副腎静脈血を採取した場合には, 約半数例に於いて adrenaline の分泌増加が認められたが, 残りの例では殆んど変化がみられなかつた. noradrenaline の分泌量には, I例を除いて全く変化がなかつた.
    3) acetylcholine を静注した場合には, adrenaline, noradrenaline 共にその分泌量が増加したが, 特に adrenaline の分泌増加が著しかつた.
    4) vasopressin を静注しながら acetylcholine を投与した場合には, adrenaline の分泌増加量は, acetylcholine のみを投与した際の分泌増加量を, はるかにうわまわつた. noradrenaline の分泌増加量は, acetylcholine のみを投与した場合と大差がなかつた.
    以上の結果から次の事が推論される.即ち vasopressin は副腎の catecholamine 含有量を変化させる程の大きな影響を副腎髄質に与えないけれども, なお副腎髄質からの catecholamine 分泌を増加させる可能性がある.特に vasopressin は acetylcholine に対する副腎髄質の感受性を高めて, acetylcholine による副腎髄質からの adrenaline 分泌を増大させるものと考えられる.
  • 添野 尚子, 苫米地 孝之助, 三田 禮造, 猪俣 美知子, 小林 修平, 清水 盈行
    栄養学雑誌
    1992年 50 巻 3 号 153-163
    発行日: 1992年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    8人の女子大生を対象に日常の食物摂取状況調査を行うとともに, 5種類 (遊園地, 寒冷暴露, 連続計算, 小旅行, 栄養指導作業) のストレス負荷になると思われる作業を行い, その際の自覚症状数や尿中カテコールアミン排泄量, 心拍数等を調査した。その結果は以下のとおりである。
    1) 自覚症状数は日常のレベルに比べて連続計算では多く, 小旅行では少ない。また尿中カテコールアミン排泄量は遊園地で高く, 次いで小旅行, 連続計算の順である。
    2) 日常の栄養摂取状況が比較的良好なグループでは, ストレス負荷に伴う尿中カテコールアミン排泄量は多く, 自覚症状は逆に少ない傾向がみられた。
    3) 栄養摂取量と尿中カテコールアミン排泄量及び自覚症状数との相関関係では, ストレス負荷日に
    ノルアドレナリン
    , アドレナリンの排泄量ともビタミンB1, B2, Cの摂取量との間にそれぞれ有意の正相関が認められた。
    4) ストレスの種類別にみると, 連続計算で
    ノルアドレナリン
    及びアドレナリンの排泄量が, 遊園地で
    ノルアドレナリン
    排泄量が, ビタミンB1, B2, Cの摂取量とそれぞれ有意の正相関を示した。なお, カルシウムの摂取量は, 遊園地でアドレナリン排泄量と, 小旅行で
    ノルアドレナリン
    排泄量との間でそれぞれ正相関がみられた。
    5) 食品群別摂取量との関係では, 緑黄色野菜と果実の摂取量が
    ノルアドレナリン
    及びアドレナリンの排泄量と, 魚介類, その他の野菜が
    ノルアドレナリン
    排泄量とそれぞれ正相関が認められた。
    6) ストレス負荷時の心拍数の変化を遊園地及び連続計算で観察したが, 遊園地ではかなり心拍数の増加が認められたのに対し, 連続計算では全く変化はなかった。
  • 村上 浩紀, 白畑 実隆, 山田 耕路, 大村 浩久
    日本農芸化学会誌
    1975年 49 巻 9 号 475-479
    発行日: 1975年
    公開日: 2008/11/21
    ジャーナル フリー
    核酸成分によるCu2+共存下での芳香族レダクトンの酸化促進作用を解明するために,最も促進効果の著しいアデニンの作用をアデニン-Cu2+-
    ノルアドレナリン
    の系で反応速度論的にしらべた.
    1. Cu2+共存下でのアデニンによる
    ノルアドレナリン
    の酸化促進効果において,窒素ガスの通気による溶存酸素の除去の影響は反応初期にはあらわれなかったが,その後,反応が進むにつれて
    ノルアドレナリン
    の酸化は抑制された.
    2. 窒素ガス通気中での初期の酸化反応は,典型的なMichaelis-Menten型の挙動を示した.すなわち,アデニンおよび
    ノルアドレナリン
    がたがいに独立に,またどの順序ででもCu2+に結合でき,アデニン-Cu2+-ノルアドナリン混合錯体の形成を経て,
    ノルアドレナリン
    が酸化される無順序系遂次型機構に従うことが反応速度論的に明らかとなった.また, 2つの混合錯体の生成経路のうち, Cu2+にまずノルアドナリンが配位し,次にアデニンが配位する経路に平衡が傾いていることが,実験的に決定された平衡定数から推定された.一方, Cu2+を介してo-ジフェノールと同様な混合錯体を形成する2, 2'-ビピリジンは,
    ノルアドレナリン
    の酸化を促進せず,むしろ抑制した.このことから,核酸成分の効果は2, 2'-ビピリジンとは異なった性質にもとづくことが考えられた.
feedback
Top