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クエリ検索: "ハレルヤ"
198件中 1-20の結果を表示しています
  • 高橋 義明, 平川 篤, 山本 直人, 田中 美礼, 吉田 満洋, 桑原 慶, 浦 亜沙美, 阿波 利英, 堂森 あすか
    動物臨床医学
    2015年 24 巻 3 号 132-137
    発行日: 2015/09/30
    公開日: 2016/09/30
    ジャーナル フリー
    出血傾向を伴う重度な血小板減少症を呈し,骨髄検査を含む各種臨床検査により免疫介在性血小板減少症と診断した犬2例に対して,プレドニゾロンとシクロスポリンによる免疫抑制療法を実施した。症例1は寛解後,プレドニゾロンを休薬しシクロスポリン単独投与による維持療法において再発した。プレドニゾロンの再開で再寛解し,シクロスポリンをアザチオプリンに変更するもプレドニゾロンを減量すると再発した。そこでアザチオプリンをレフルノミドに変更したところ,プレドニゾロンの休薬が可能となり,レフルノミド単独投与により寛解が維持されている。症例2は寛解後,プレドニゾロンを休薬し,シクロスポリン単独投与による維持療法中に歯肉増殖症を発症したため,シクロスポリンをレフルノミドに変更したところ,歯肉増殖症は消失し,レフルノミド単独投与により寛解が維持されている。
  • 高橋 義明, 平川 篤, 山本 直人, 田中 美礼, 浦 亜沙美, 猪狩 和明, 吉原 俊平, 大塚 浩平
    日本獣医師会雑誌
    2020年 73 巻 10 号 585-589
    発行日: 2020/10/20
    公開日: 2020/11/20
    ジャーナル フリー

    近医にて汎血球減少を指摘された1歳2カ月齢,未去勢雄のトイ・プードルが紹介受診し,骨髄検査を含む各臨床検査により,特発性再生不良性貧血と診断した.プレドニゾロンとシクロスポリンによる免疫抑制療法と顆粒球コロニー刺激因子とエリスロポエチンによるサイトカイン療法を実施したところ,第32病日に寛解に導入することができた.その後,良好に推移し,第89病日にはプレドニゾロンを休薬し,第395病日現在,シクロスポリン単独投与により寛解を維持されている.

  • 高橋 義明, 平川 篤, 大道 嘉広, 山本 直人, 田中 美礼, 吉田 満洋, 大塚 浩平, 桑原 慶
    動物臨床医学
    2011年 20 巻 3 号 89-93
    発行日: 2011/09/30
    公開日: 2012/12/18
    ジャーナル フリー
    10歳3カ月齢,去勢雄のミニチュアダックスフントが1カ月前からの元気・食欲の低下を主訴に来院した。一般血液検査では重度の非再生性貧血と軽度の血小板減少症が認められた。骨髄検査では,赤芽球系細胞の過形成,正染性赤芽球以降の細胞の減少および単核細胞による赤血球と赤芽球の貪食像を認めたことから非再生性免疫介在性貧血と診断した。メチルプレドニゾロンによるパルス療法に対する反応が悪かったため,ヒト免疫グロブリン製剤とシクロスポリンの投与を開始した。その結果PCVの上昇を認め,以後約5カ月間にわたってシクロスポリンを中心とする免疫抑制療法により良好に維持されていた。しかし,第173病日に再燃し,再びヒト免疫グロブリン製剤を投与したが著効はみられなかった。第210病日にシクロスポリンにアザチオプリンを追加投与したが,その後も約4カ月間以上にわたって貧血が持続していたが,第349病日以降にPCVは上昇に転じた。
  • 高橋 義明, 平川 篤, 柴山 比奈子, 大道 嘉広, 山本 直人, 深津 豪, 高木 仁, 吉田 進太郎
    日本獣医師会雑誌
    2005年 58 巻 6 号 405-408
    発行日: 2005/06/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    元気食欲の低下および嘔吐を主訴に来院したFeLV陽性の雑種猫に重度の汎血球減少症を認めた.骨髄検査および細胞化学染色により分化型骨髄芽球性白血病 (M2) と診断した. ビンクリスチン, ダウノルビシン, シトシンアラビノシドおよびプレドニゾロンを用いた多剤併用化学療法により完全寛解が得られ, シトシンアラビノシド少量療法により良好に維持された. しかし, 第346病日に貧血, 血小板減少症および芽球細胞の出現を伴う白血球増多症が認められた. 芽球細胞はペルオキシダーゼ染色陰性, 非特異的エステラーゼ染色陰性で, フローサイトメトリー法による細胞表面マーカー検索を実施したところ, T細胞系であることが示唆されたため急性リンパ芽球性白血病と診断した. ビンクリスチンにより寛解導入を試みたが, 改善が得られず第368病日に死亡した.
  • 大道 嘉広, 平川 篤, 柴山 比奈子, 高橋 義明, 山本 直人, 高宮 誠宏, 山本 昌章
    日本獣医師会雑誌
    2004年 57 巻 1 号 46-48
    発行日: 2004/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    3カ月齢のミニチュアダックスフンドが頸部痛, 旋回運動, 頸部の引っ掻き行動を主訴に来院した. 磁気共鳴断層撮影 (MRI) 装置による中枢神経系の検査で. 重度の水頭症に付随した頸髄の脊髄空洞症を認めた. プレドニゾロンとアセタゾラミドを用いた内科療法を試みたが症状は改善されず, 安楽死を行った. 病理組織学的検査で, 交通性水頭症と頸髄の水脊髄空洞症と診断した. 頸髄疾患のつとして脊髄空洞症を鑑別しなければならないことが示唆された.
  • 大道 嘉広, 平川 篤, 高橋 義明, 柴山 比奈子, 野口 佳代, 山本 昌章
    日本獣医師会雑誌
    2000年 53 巻 4 号 221-224
    発行日: 2000/04/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    1週間前からの元気・食欲の低下を主訴とする7歳, 雄のシベリアン・ハスキーに高カルシウム血症ならびに腹部X線検査により腹腔内腫瘤を認め, 試験的開腹を行った. 腫瘤は肝臓から発生しており, 大きくかつ容易に出血するために摘出不可能と判断し, その一部を採取して閉腹した. 症例は術後2日目に死亡した. 腫瘤の病理組織学的診断は肝芽腫であり, 血清パラソルモン様タンパク (PTH-rP) 濃度の上昇およびα-フェトプロテインの産生が認められたことから, 高カルシウム血症は肝芽腫細胞からのPTH-rP分泌に起因するものと考えられた.
  • 平川 篤, 柴山 比奈子, 高橋 義明, 大道 嘉広, 野口 佳代, 山本 昌章
    獣医麻酔外科学雑誌
    1999年 30 巻 4 号 75-79
    発行日: 1999/10/31
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    くしゃみならびに右鼻腔からの鼻汁, 鼻出血を呈した7歳の雄の雑種犬が来院した。X線検査および内視鏡検査によって, 鼻腔内に腫瘤を認め, 外科的に摘出した。摘出した腫瘤において, 病理組織学的検査を行った結果, 平滑筋腫と診断された。現在, 術後1年10ヵ月経過しているが, 再発もなく良好に経過している。犬において, 鼻腔内に発生した平滑筋腫は, 本症例が初めての報告である。
  • 処理まんじゅうに残存するガスの定量および処理まんじゅうのラットの成長に及ぼす影響
    大島 克己, 緒方 雄作
    食品衛生学雑誌
    1968年 9 巻 3 号 253-256
    発行日: 1968/06/05
    公開日: 2010/03/01
    ジャーナル フリー
    酸化エチレンおよび酸化プロピレンでまんじゅうを処理し, まんじゅう中に残存する酸化エチレン, 酸化プロピレンをガスクロマトグラフィーにより定量し, さらに, それら処理まんじゅうがラットの成長におよぼす影響について検討した.
    1. まんじゅうをガス処理した場合, 全般的に酸化エチレンのガス残存量は酸化プロピレンのそれにくらべてかなり低かった.
    2. ガス処理したまんじゅうでラットを飼育した場合, 酸化エチレン区, 酸化プロピレン区とも順調な体重増加を示したが, 対照区, 酸化プロピレン区の肝脂質の色調に比較して酸化エチレン区の肝脂質の色調は赤味を帯びていた.
    3. ガス処理まんじゅうの味は未処理のものと変わらなかったが水分および香りの散逸があった.
  • 和菓子に対する防カビ効果について
    大島 克己, 緒方 雄作
    食品衛生学雑誌
    1968年 9 巻 3 号 248-252
    発行日: 1968/06/05
    公開日: 2010/07/27
    ジャーナル フリー
    酸化エチレンおよび酸化プロピレンを用いてAsp. oryzaeの胞子に対する殺菌効果を試験した結果
    1. Asp. oryzue胞子を付着させたロ紙に対しては酸化エチレンは温度30°で120分, 50°で25分, 酸化プロピレンは温度50°で120分で完全な殺菌効果を示した.
    2. Asp. oryzae胞子を付着させたまんじゅうに対しては温度50°で酸化エチレンは15分, 酸化プロピレンは30分で殺菌効果が認められた. このようにまんじゅうがロ紙より短時間の処理で効果が認められるのはまんじゅうはロ紙に比較して水分量が多く殺菌の湿度条件がより好適であり, また, カビ発生試験において培地を加えて培養したロ紙に比較し, そのまま保存したまんじゅうは糖濃度が高く殺菌により生活力の弱ったカビが発芽できなかったものと考えられる.
    3. Asp. oryzae胞子を付着させたロ紙をまんじゅうの中心部にそう入して殺菌した場合は温度50°で酸化エチレンは120分で殺菌効果が認められたが酸化プロピレンは180分処理しても完全には殺菌できなかった. このことからガスがまんじゅうの中心部まで浸透することはきわめて困難で表面の殺菌しか期待できないことがわかった.
  • 左右社 2021年 349ページ
    高桑 史子
    アジア経済
    2023年 64 巻 2 号 75-76
    発行日: 2023/06/15
    公開日: 2023/06/29
    ジャーナル フリー HTML
  • 平川 篤, 藤木 誠, 三浦 直樹, 柴山 比奈子, 高橋 義明, 大道 嘉広, 野口 佳代, 山本 昌章, 坂本 紘
    日本獣医師会雑誌
    2000年 53 巻 2 号 75-79
    発行日: 2000/02/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    8歳5カ月の雄の雑種猫が, 失神を主訴に来院した. 心電図検査所見より, 発作性第3度房室ブロックと診断された. その後, 5カ月間で失神の頻度が増加したため, 永久的ペースメーカーの植え込みを実施した. 現在, 植え込み後1年経過するが, 発作もなく良好に経過している. われわれの知る限り, この報告は猫にペースメーカー植え込み後長期観察したわが国最初の報告である.
  • 草場 祥雄, 平川 篤, 草場 晴奈, 草場 治雄
    日本獣医師会雑誌
    2019年 72 巻 11 号 695-699
    発行日: 2019/11/20
    公開日: 2019/12/20
    ジャーナル フリー

    漏斗胸は幼齢猫にまれに発生し,胸骨及び肋軟骨の先天的奇形により胸郭形態が異常なため,呼吸困難,発咳,発育不良などの症状を呈する.その症状改善には,外科的矯正術が必要とされる.今回われわれは,本疾患の7~22週齢の幼猫5症例において,小動物整形外科用骨プレートを用いて胸郭の矯正術を行った.すなわち,全例において,半楕円形に湾曲させた骨プレートを最陥没部の胸骨とその左右肋軟骨に非吸収糸で結紮固定した.結果,全例において,手術直後から胸郭形態の正常化と症状の消失が得られ,その後の追跡期間(8~48カ月,中央値15カ月)においても再発は認められなかった.また,術前術後の解剖学的重症度と臨床重症度スコアによる評価結果からも,本術式は猫の漏斗胸の矯正に有用であると思われた.

  • 関口 遥, 渡辺 葵
    霊長類研究 Supplement
    2023年 39 巻
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/07/26
    会議録・要旨集 フリー

    公益財団法人日本モンキーセンター(愛知県犬山市)の「リスザルの島」には全13頭(ハニの家系5頭、ハミの家系5頭、その他3頭)のボリビアリスザルが放飼されている。2021年の調査で、0歳個体ハズキ(ハニの家系)と

    ハレルヤ
    (ハミの家系)の2頭に着目し、その社会関係の記録・比較を実施した。その結果、どちらの個体も同じ家系のメス(母、祖母、おば)と頻繁に近接する一方、ハズキは、
    ハレルヤ
    と比べ、自分と同じ家系のメスとの近接が少ないという個体差がみられた[第66回プリマーテス研究会(2022)]。0歳個体でみられた社会交渉の個体差は、それぞれの家系のオトナ個体でも同様に見られるものではないかと考えた。そこで、ハミ家の個体は、ハニ家の個体に比して、同じ家系の個体に対してより親密な社会交渉があるという仮説を検証した。2022年6月~11月に調査を行った[総観察時間12.7時間]。リスザルの島を複数のエリアに分け、5分ごとに各エリアにいた個体をスキャンサンプリングで記録した。各個体がどの個体と同じエリアにいたかをもとに「親密度」を数値化し、コドモと関わっていないときのオトナ個体同士の家系別親密度を可視化した。その結果、2021年の調査における0歳個体に見られた個体差は、オトナ個体では観察されなかった。オトナ個体同士では、ハニ家・ハミ家ともに、他の家系の個体とも同じ家系の個体とも均等に関わっていることが明らかとなった。オトナ個体は、コドモと関わっていないとき、相手個体の家系によらず均等に関わりあっていることが示唆された。

  • ――ロシア正教古儀式派のシンボルとしての図像形成
    宮崎 衣澄
    ロシア語ロシア文学研究
    2013年 45 巻 116-138
    発行日: 2013年
    公開日: 2019/05/07
    ジャーナル フリー
  • 津上 智実
    音楽学
    2022年 68 巻 2 号 115-129
    発行日: 2022年
    公開日: 2024/03/15
    ジャーナル フリー
      本論の目的は、ヘンデル Georg Friedrich Händel(1685–1759)のオラトリオ《メサイア Messiah》の日本初演の実態を、史料に基づいて明らかにすると共に、その成立の経緯を考察することである。《メサイア》の演奏は、〈
    ハレルヤ
    〉コーラスを中心に、明治期から散発的に行われてきた。全3部を包含する形での「通し演奏」は1920年代半ばに本格化するが、青山学院のゲーリー Fred Daniel Gealyと大阪コーラル・ソサエティの長井斉と、いずれの演奏が本邦初演に当たるかについては、今日なお疑義がある。
      本論では、残存する演奏会プログラムと報道記事とに基づいて、1925年の東京での日本初演、1927年の関西初演と東京再演という3つの《メサイア》演奏について、日時や会場、独唱者と演奏曲目の実態を明らかにし、特定曲を省略する演奏習慣を論じた。東京再演の合唱メンバーの顔触れからは、キリスト教宣教師の会派を超えた連携が浮かび上がってきた。
      力量のある合唱を必要とする《メサイア》が1920年代半ばに次々と通し演奏された背景として、1920年10月に東京で行われた第8回世界日曜学校大会の重要性を指摘する。世界大戦で4年遅れで開催された大会は、特設会場が開会直前に焼失したため、会場を帝国劇場に変更して、ボストン大学讃美歌学教授スミス H. Augustine Smith指揮の下、千人の聖歌隊が海軍軍楽隊の伴奏で《メサイア》の合唱曲3曲他を歌った。津川主一は、これが「日本のキリスト教会に合唱の熱を捲き起こし」「一生を聖なる音楽に捧げる決心をさせられた」と記している。鳥居忠五郎や小泉功、長井斉らも同様である。
      宗教的オラトリオを合唱する宣教師らの演奏活動は、近年の合唱研究でも見落とされているが、《メサイア》の受容において、受け手側の集団的な関心の醸成に寄与したものとして、その貢献を再評価する。
  • 高橋 義明, 大里 義治, 谷岡 美紀, 大道 嘉広, 平川 篤, 山本 直人, 田中 美礼, 吉田 満洋, 大塚 浩平, 桑原 慶, 浦 亜沙美
    動物臨床医学
    2013年 22 巻 4 号 153-158
    発行日: 2013/12/25
    公開日: 2016/01/26
    ジャーナル フリー
    1年前に行った骨髄生検および骨髄中のリンパ球のクローナリティー検査でB細胞性慢性リンパ性白血病と診断したシーズーは,メルファランとプレドニゾロンによる化学療法で臨床的寛解が得られ,第117病日の休薬後も良好に推移していた。12歳1カ月齢時の第382病日に体表各所のリンパ節腫大および喘鳴を主訴に来院した。リンパ節の針吸引生検ではリンパ系の未分化な芽球細胞の増殖が認められ,そのリンパ球のクローナリティー検査ではIgHのクローン性再構成が確認されたことからB細胞性高悪性度多中心型リンパ腫と診断した。このことから,慢性リンパ性白血病から高悪性度リンパ腫への移行であるリヒター症候群と診断した。慢性リンパ性白血病発症時とリンパ腫発症時のそれぞれのリンパ球クローナリティー検査で得られたPCR産物のシークエンス解析を行い比較検討したところ,両者の塩基配列が異なることが判明した。
  • 石橋 正孝
    フランス語フランス文学研究
    2002年 81 巻 107-
    発行日: 2002/10/21
    公開日: 2017/08/11
    ジャーナル フリー
  • 平川 篤, 土井口 修, 尾原 正和, 高橋 義明, 柴山 比奈子, 山本 昌章, 高橋 健, 町田 登
    日本獣医師会雑誌
    1998年 51 巻 5 号 256-258
    発行日: 1998/05/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    運動または興奮時における後肢の脱力および失神発作を主訴とした犬 (ダックスフント, 雌, 推定10歳) が心電図検査により徐脈頻脈症候群と診断され, 運動制限により経過観察中, 3カ月後に死亡した.病理組織学的には心臓の洞結節は高度に萎縮し, 結節細胞の著しい減数が認められ, 洞結節内および周囲には結合組織が増生していた. 洞結節と固有心房筋との連絡不全が徐脈頻脈症候群発生の要因と考えられた.
  • アジア経済
    2023年 64 巻 4 号 77-78
    発行日: 2023/12/15
    公開日: 2023/12/27
    ジャーナル フリー
  • 上野 雄史, 大塚 浩平, 藤岡 亜沙美, 猪狩 和明, 吉原 俊平, 町田 登, 平川 篤
    動物の循環器
    2022年 55 巻 2 号 105-110
    発行日: 2022/12/30
    公開日: 2023/02/17
    ジャーナル フリー

    心筋型拘束型心筋症と臨床診断した猫の経過において,急性の呼吸促迫および胸水貯留が認められた。検査の結果,完全房室ブロックを併発していたことが判明した。死後の病理検査では,心内膜下心筋層の線維化病変や房室接合部中心線維体の硬化性病変が認められた。心筋型拘束型心筋症の症例が完全房室ブロックを併発し,徐脈となったことで血行動態がより悪化し,うっ血が助長された可能性が考えられた。本症例の経験を通じ,心筋型拘束型心筋症罹患猫では,房室接合部の硬化性病変の進行により,完全房室ブロックを発症する可能性があり,それにより病態が急性に増悪し得ることを認識しておく必要があると考えられた。

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