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クエリ検索: "バイオフィルム"
3,629件中 1-20の結果を表示しています
  • *高木 洋平, 大畑 貴嗣, 岡野 泰則, サンチェス ゾエ, 金原 和秀
    理論応用力学講演会 講演論文集
    2014年 63 巻 OS05-01-03
    発行日: 2014年
    公開日: 2015/02/24
    会議録・要旨集 フリー
    バイオフィルム
    は流路内壁面に付着した微生物がコロニーを形成し、流れから栄養物を取り込むことによって成長する膜状の構造体である。
    バイオフィルム
    は水質浄化作用などの利点を持つが、医療現場では衛生上除去する必要があり、
    バイオフィルム
    の発生・成長を制御する必要性がある。
    バイオフィルム
    は発生、成長、脱離、再付着を繰り返して存在域を拡大するが、本研究では成長過程に注目した数値シミュレーションを実施した。計算結果より、
    バイオフィルム
    の初期配置が重要であり、また
    バイオフィルム
    上を通過する流体の対流と
    バイオフィルム内部への栄養物質拡散の相対強度からバイオフィルム
    の成長挙動を整理できることがわかった。
  • 古畑 勝則
    環境バイオテクノロジー学会誌
    2022年 22 巻 1 号 23-32
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/06/18
    ジャーナル フリー
  • 吉田 明弘
    日本細菌学雑誌
    2007年 62 巻 2 号 263-269
    発行日: 2007/05/25
    公開日: 2007/12/21
    ジャーナル フリー
    口腔レンサ球菌であるStreptococcus mutans は, ヒトう蝕細菌の1つであり, 口腔内で
    バイオフィルム
    を形成することが知られている。まず, スクロースから
    バイオフィルム
    を構成する菌体外多糖である, グルカンを合成する酵素グルコシルトランスフェラーゼをコードする遺伝子の1つ, gtfB 遺伝子の
    バイオフィルム
    中および浮遊細菌での発現について解析した。gtfB 遺伝子は
    バイオフィルム
    形成の初期段階, 特にマイクロコロニーを形成する段階で強く発現することが明らかになった。また,
    バイオフィルム
    の状態と浮遊細菌の状態を比較するとgtfB 遺伝子は
    バイオフィルム
    の状態の方が強く発現することが明らかになった。さらにスクロース非依存的な
    バイオフィルム
    形成に関与する遺伝子群について, 変異株ライブラリを用いて解析したところ, com 制御系に関するシグナルペプチドの, 菌体外排出に関与する遺伝子が関与することが明らかになった。さらに, 他のcom 制御系関連遺伝子についても変異株を作製し解析したところ,
    バイオフィルム
    形成能の低下が観察された。また, Gタンパクなど環境ストレスを細胞内で伝達するタンパク質も
    バイオフィルム
    形成に影響を与えていた。さらに, グラム陽性, 陰性の両方に広く見られるautoinducer-2 (AI-2) を介したクオラムセンシングの
    バイオフィルム
    形成への影響を解析したところ,
    バイオフィルム
    形成へ関与することが示唆された。そしてAI-2の影響は種特異性が低いものであった。このように, S. mutans
    バイオフィルム
    形成に関する因子として, さまざまなシグナル伝達系の関与が明らかになった。
  • *金子 幸弘, 大野 秀明, 今村 圭文, 河野 茂, 宮崎 義継
    日本医真菌学会総会プログラム・抄録集
    2008年 52 巻 P-097
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/03/06
    会議録・要旨集 フリー
    ミカファンジン(MCFG)をベースとした抗真菌薬の併用療法について、Candida albicans
    バイオフィルム
    に対する効果を検討したので報告する。[方法]菌株は、SC5314株を用いた。MCFG+ボリコナゾール(VRCZ)、MCFG+アンホテリシンB (AMPH)の組み合わせで、96ウェルチェッカーボード(CB)を作成した。遊離菌は、104CFU/mlの菌をCBに接種した。
    バイオフィルム
    は、3mm大のシリコンディスク上に作成し、ディスクごとCBに移した。遊離菌、
    バイオフィルム
    ともCB内で24時間培養後、生菌数をXTT還元反応で評価し、MICおよびFICインデックスを計算した。[結果]MCFG、VRCZ、AMPHの遊離菌に対するMICは、0.031、0.016、0.5μg/mlで、FICインデックスは MCFG+VCZ、MCFG+AMPHともに1で相加的であった。MCFG、VRCZ、AMPHの
    バイオフィルム
    に対するMICはそれぞれ、0.25、>8、2μg/mlで、FICインデックスは、MCFG+AMPHが1で相加的、MCFG+VCZは>2以上で拮抗的であった。[考察]MCFGとAMPHは
    バイオフィルム
    に対しても有効であったのに対し、VRCZは
    バイオフィルム
    には無効であった。MCFG+AMPHは
    バイオフィルム
    に対しても有効であったが、MCFG+VRCZは
    バイオフィルム
    に対しては拮抗的であった。特に、VRCZ存在下でのMCFGのFICは32μg/ml以上となり、VRCZがMCFGの効果を低下させた。
    バイオフィルム
    関連の感染症に対する併用療法については、これらのことを考慮し、注意する必要があると思われた。
  • 吉松 英樹, 河村 佳穂里, 黄 哲麒, 楊 世傑, 李 前穎, 北山 貴也, 小柳 圭代, 加納 慶太, 土居 貴士, 小野 圭昭, 片岡 宏介, 三宅 達郎
    口腔衛生学会雑誌
    2024年 74 巻 1 号 52-58
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/02/15
    ジャーナル フリー

     Streptococcus mutansS. mutans)は,う蝕病原細菌として知られており,グルコシルトランスフェラーゼ(GTF)によって不溶性グルカンを合成する.そのため,S. mutansのGTFは

    バイオフィルム
    形成に深く関与する重要な病原因子であると考えられている.

     ヒノキチオール(HNK)は,細菌や真菌に対して抗菌作用を有しているが,S. mutansに対する抗菌作用や

    バイオフィルム
    形成に与える影響についての報告は少ない.本研究では,S. mutansに対するHNKの抗菌効果,および
    バイオフィルム
    形成抑制効果を検討した.HNKを添加した培地にS. mutansを加え,経時的に濁度を測定することにより増殖阻害効果を調べた.次に,S. mutans
    バイオフィルム
    形成に対する阻害効果を検討するため,HNKを添加した培地にS. mutansを加え,24時間作用させた後,
    バイオフィルム
    形成量を測定した.また,
    バイオフィルム
    形成関連遺伝子(gtfB,gtfC,gtfD)の発現量の比較をRT-qPCR法にて行った.その結果,HNKは濃度依存的にS. mutansの増殖を阻害し,
    バイオフィルム
    形成を抑制することが示された.また,HNK添加群では,S. mutans
    バイオフィルム
    形成関連遺伝子に対する発現が有意に抑制されていた.

     以上の結果から,HNKはS. mutans

    バイオフィルム
    形成を抑制するとともに,
    バイオフィルム
    に対し殺菌効果を有し,う蝕予防に対し有効であることが示唆された.

  • *三浦 雅彦, 矢古宇 靖子, 加藤 修, 西村 努, 吉川 英樹
    日本原子力学会 年会・大会予稿集
    2005年 2005s 巻 E49
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/05/24
    会議録・要旨集 フリー
    深地層環境下における
    バイオフィルム
    への核種収着挙動の基礎評価のために、硫酸還元菌Desulfovibrio desulfuricansの
    バイオフィルム
    形成培養法を構築した。続いて、形成させた
    バイオフィルム
    へのCsの吸着挙動を検討した。
  • 長 環
    日本細菌学雑誌
    2009年 64 巻 2 号 331-337
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/05/27
    ジャーナル フリー
    Candida albicans
    バイオフィルム
    は,酵母形細胞,仮性菌糸,菌糸,さらに菌体外物質が複雑に絡み合った細胞集団である。その構造の強固さは本菌の多形性と細胞間の接着性によると考えられる。最近
    バイオフィルム
    内における細胞間の接着に接合が関与するという考え方が導入されつつある。また菌密度を感知するクオラムセンシング機構が,
    バイオフィルム
    の成熟期に働き,酵母細胞の
    バイオフィルム
    からの分散,そして新たな感染場所への転移に寄与している可能性が考えられている。
  • 森重 雄太
    ファルマシア
    2022年 58 巻 2 号 172
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/02/01
    ジャーナル フリー
    バイオフィルム
    は微生物の「城」である.特に病原細菌においては,
    バイオフィルム
    は宿主免疫応答による攻撃や抗菌薬から身を守る絶好のシェルターとなるので,
    バイオフィルム
    形成に起因する感染症の治療は一般に困難である.結核菌(Mycobacterium tuberculosis)はペリクルと呼ばれる膜状の
    バイオフィルム
    を気液界面に形成する.その主要な構成成分はミコール酸であり,還元的条件下ではセルロースに富む付着性のある
    バイオフィルム
    を形成する.しかし,実際に結核菌が生体内で
    バイオフィルム
    を形成するかどうかは不明であった.本稿では,動物モデル(マウス,サル)およびヒト肺内において結核菌がセルロースに富む
    バイオフィルム
    を形成し,それが結核菌の病原性および薬剤抵抗性に寄与することを明らかにした報告を紹介する.
    なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.
    1) Ohja A. K. et al., Mol. Microbiol., 69, 164-174(2008).
    2) Trivedi A. et al., Nat. Commun., 7, 11392(2016).
    3) Chakraborty P. et al., Nat. Commun., 12, 1606(2021).
    4) Wilton M. et al., Antimicrob. Agents. Chemother., 60, 544-553(2016).
  • 水路実験
    村越 直美, 片山 晃夫
    堆積学研究
    2005年 62 巻 62 号 43-48
    発行日: 2005/12/31
    公開日: 2010/05/27
    ジャーナル フリー
    河床に生息する生物がつくる
    バイオフィルム
    によって, 流水と河床とのあいだに特異なインターフェイスが形成されており, それによって水理条件や物質の滞留時間が強く影響を受ける.
    バイオフィルム
    の有無が, 無機浮遊粒子の流水中からの堆積に及ぼす影響について, 水路実験を行った.
    バイオフィルム
    が無い場合, 浮遊粒子からの堆積量は流速増大とともに減少するのに対し,
    バイオフィルム
    の存在下では堆積量は増加した.
    バイオフィルム
    存在下で生じた堆積物の粒度分布パターンは, 流速増大とともにより粗い方にシフトした.
    バイオフィルム
    の断面観察により, その網状構造とその空間分布を明らかにした. これらの結果から,
    バイオフィルム
    の網目構造による篩い分け効果によって, 流水中からの細粒粒子の堆積が強く促進されると考えられる.
  • 仲上 豪二朗, 真田 弘美
    日本フットケア学会雑誌
    2018年 16 巻 1 号 1-6
    発行日: 2018/03/31
    公開日: 2018/03/31
    ジャーナル フリー

    【要旨】褥瘡や糖尿病足潰瘍などの慢性創傷は外部からの細菌曝露を常に受けており,宿主の免疫力が低下しているため感染症を発症するリスクが極めて高い.近年,創傷感染の成立に多糖を主体とする細菌由来の

    バイオフィルム
    が関与していることが明らかになり,
    バイオフィルム
    の有無に対応して創傷管理するbiofilm-based wound managementが重要視されている.しかし,
    バイオフィルム
    の同定は組織生検と顕微鏡での観察を必要とするため,臨床で
    バイオフィルム
    が創傷に存在するか判断することは困難であった.そこで我々は創面に存在する微量な成分を検出する方法である創面ブロッティングを応用し,多糖成分を検出することにより創面上の
    バイオフィルム
    の分布をベッドサイドで可視化する技術を考案した.この技術は,創面を洗浄したのちにニトロセルロースメンブレンを10秒間貼付し,メンブレンを多糖成分に特異的な染色液に浸漬することにより
    バイオフィルム
    を可視化するものである.検出に要する時間は2分程度であり,ベッドサイドで実施可能な,極めて非侵襲的かつ簡便なポイントオブケア
    バイオフィルム
    検出技術である.
    バイオフィルム
    を検出することにより,創の清浄化の指標とすることができ,より適切な創部局所管理が可能となる.

  • 田中 裕士
    日本内科学会雑誌
    2006年 95 巻 11 号 2251-2255
    発行日: 2006/11/10
    公開日: 2009/03/27
    ジャーナル フリー
    バイオフィルム
    は気道, 歯, 医療器具病面などに細菌を定着させて, 抗菌薬や宿主免疫に対する抵抗性を高め, 慢性化, 難治化に導く病原因子である.
    バイオフィルム
    は段階的に, 浮遊細菌の付着, 微小コロニー形成, 成熟
    バイオフィルム
    の順に形成される. クオラムセンシング機構やtwitching motilityも細菌
    バイオフィルム
    形成に関与しており, 14員環, 15員環マクロライドには
    バイオフィルム
    形成阻害作用がある.
  • 峰松 健夫, 冨田 早苗, 戸部 浩美, Sofoklis Koudounas, 仲上 豪二朗, 真田 弘美
    看護理工学会誌
    2022年 9 巻 222-228
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/07/29
    ジャーナル フリー
     
    バイオフィルム
    感染は難治性潰瘍の主要な原因であるため,
    バイオフィルム
    検出はその予防と管理に欠かせない.私たちは簡便,迅速,安全な
    バイオフィルム
    染色法としてリキッドレス染色法を開発した.本研究は,リキッドレス法を従来法と比較し,評価するために行った.異なる濃度の人工
    バイオフィルム
    を滴下したドットブロットサンプルを準備し,リキッドレス法および従来法で染色した.リキッドレス法では,従来法にくらべて低い濃度で
    バイオフィルム
    が主観的に観察された.定量的評価では,シグナルと濃度の相関やシグナル・ノイズ比には差は認められなかったものの,リキッドレス法はシグナルの安定性で従来法より優れていた.今後,リキッドレス法は在宅医療におけるポイントオブケア・
    バイオフィルム
    検査への応用が期待される.

    【キーメッセージ】
    1.今回の研究は看護・介護のどのような問題をテーマにしているのか?
     研究を行うきっかけとなったことはどのようなことか?
    → 創傷治癒を阻害する目に見えない
    バイオフィルム
    の可視化を,さらに安全かつ迅速に実施するシステムの開発が望まれていた.

    2.この研究成果が看護・介護にどのように貢献できるのか?あるいは,将来的に貢献できることは何か?
    → 創面
    バイオフィルム
    可視化技術の普及に繋がり,難治性創傷の治癒阻害要因の同定や,創傷ケアの評価に応用されうる.

    3.今後どのような技術が必要になるのか?
    バイオフィルム
    が可視化されることで初めて,
    バイオフィルム
    形成の予防法や効果的除去法など新たな技術の開発に着手することができる.
  • 保坂 三継
    表面科学
    2016年 37 巻 10 号 510-512
    発行日: 2016/10/10
    公開日: 2016/10/25
    ジャーナル フリー

    バイオフィルム
    とは,細菌によって器物表面に形成される膜状の付着物で,浴室や台所等の水回りにできるヌメリもそのひとつである。大規模なものでは,循環式浴槽や空調用冷却塔など,温水を繰り返し使用する施設・設備を広く汚染する。
    バイオフィルム
    の内部には,各種の細菌や真菌類,原生動物など様々な微生物が生息する。この中に,もともとは土壌細菌と考えられているレジオネラ属菌が繁殖し,
    バイオフィルム
    の形成された水から発生したエアロゾルを吸引した人の肺に感染し,レジオネラ症等の健康被害を引き起こす場合がある。レジオネラ属菌に汚染された冷却塔水や循環式浴槽水が原因となって,大規模な集団感染が度々発生している。その対策として,
    バイオフィルムが出来にくい素材の検討や適切な維持管理によるバイオフィルム
    とレジオネラの繁殖制御,そして効果的な消毒等が必要である。くらしの中に潜む健康リスクとしてのレジオネラ属菌が引き起こす感染を防止するため,身近な水回りの
    バイオフィルム
    の制御が求められる。

  • 須川 暢一, 小野 博美, 東田 元, Michael A Carron, James Coticchia
    日本消化器内視鏡学会雑誌
    2007年 49 巻 5 号 1258-1264
    発行日: 2007/05/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     近年細菌感染症の分野において,
    バイオフィルム
    の存在が注目されている.通常,細菌は浮遊状態でも生きていけるが,より過酷な環境でも生存していくためには,小集落(マイクロコロニー)を形成し,これが成長や合体を繰り返して,細菌の発育にとって都合の良いマトリックス(
    バイオフィルム
    )を形成する.
    バイオフィルム
    は生体内の様々な領域の感染症に関与し,薬剤耐性の大きな原因となっている.われわれは最近,ヒト胃粘膜組織内において,ヘリコバクター・ピロリの
    バイオフィルム
    形成の存在を,Scannning Electron Microscopy(SEM)を用いて同定した.今後,感染症領域における薬剤耐性の問題を解決していくためには,
    バイオフィルム
    に関する研究がさらに重要になると考えられる.本稿では,HPの
    バイオフィルム
    形成の発見に至った経緯を交えて,
    バイオフィルム
    の概要について総説する.
  • 佐々木 直哉, 田崎 和江
    地質学雑誌
    2001年 107 巻 10 号 659-666
    発行日: 2001/10/15
    公開日: 2008/04/11
    ジャーナル フリー
    岐阜県平湯鉱山に形成されたバイオマットと坑口の廃水を用いた自然培養実験により,
    バイオフィルム
    は水面に形成された.光学顕微鏡や電子顕微鏡により, この
    バイオフィルム
    中には, 多数のバクテリアが観察された.この
    バイオフィルム
    自体は, 形態や化学組成, 電子線回折(2.5 Å, 1.5 Å)によりschwertmanniteと同定された.またこの
    バイオフィルム
    は, バクテリアによりたった2週間で形成された.さらに原子間力顕微鏡により,
    バイオフィルム
    表面にnmサイズの凹凸が観察され,
    バイオフィルム
    の形成過程が示唆された.本研究で明らかになったFe-硫酸塩鉱物のバイオミネラリゼーションによる形成は, 還元的な環境だけでなく酸化的な環境でもバクテリアが重要な役割を果たしていることが示唆された.
  • *鈴木 義規, 北村 暁, 吉川 英樹, 斎木 博
    日本原子力学会 年会・大会予稿集
    2012年 2012f 巻 D27
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/07/03
    会議録・要旨集 認証あり
    鉄還元菌により形成された
    バイオフィルム
    における亜セレン酸の還元挙動について調べた。カバーガラス上に
    バイオフィルム
    を形成させたのち,亜セレン酸を含む溶液と接触させ,嫌気条件で静置培養したところ,
    バイオフィルム
    上に赤褐色の沈殿が生じた。沈殿をXAFS分光法で分析したところ元素セレンの沈殿であることがわかった。
  • 兼松 秀行, 田中 美穂
    分析化学
    2014年 63 巻 7 号 569-580
    発行日: 2014/06/05
    公開日: 2014/07/31
    ジャーナル フリー
    バイオフィルム
    は細菌によって各種工業材料表面上に形成され,バイオファウリングと呼ばれる生物の付着による材料へのダメージあるいは機能を向上させる.そのかかわり方は様々であるが,本稿では
    バイオフィルム
    を材料とのかかわりという観点から説明し,各種材料科学・工学への諸問題を挙げて,
    バイオフィルム
    とのかかわりをまず説明した.その後従来の
    バイオフィルム
    の分析技術として代表的ないくつかの例を挙げ,これまでの浮遊細菌の分析技術との違いと特徴を明確にした.そして,材料科学・工学的な観点からの分析技術,特に可視化に重点を置いて著者らの試みをいくつか挙げて,将来への可能性について言及した.本稿は次の構成からなる.1 緒言,2 
    バイオフィルム
    の形成と金属元素,3 
    バイオフィルム
    が関与する材料科学・工学の諸問題,4 生物学的な観点からの
    バイオフィルム
    分析技術,5 材料科学・工学的な観点からの可視化分析技術,6 結言.
  • 通阪 栄一
    日本海水学会誌
    2022年 76 巻 3 号 163-169
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/03/16
    ジャーナル フリー
  • 成澤 直規, 川崎 幸正, 中島 圭右, 阿部 申, 鳥居 恭好, 竹永 章生
    日本食品保蔵科学会誌
    2014年 40 巻 6 号 273-278
    発行日: 2014年
    公開日: 2022/07/22
    ジャーナル フリー

     う蝕原性Streptococcus mutansおよびStreptococcus sobrinusはスクロースを基質として非水溶性グルカンを産生し,歯面表面上に強固な

    バイオフィルム
    を形成する。本研究ではセリンプロテアーゼに属するナットウキナーゼの抗
    バイオフィルム
    効果について検討を行った。S. mutansS. sobrinus
    バイオフィルム
    はナットウキナーゼ1mg/m濃度において約80%程度阻害された。このとき,非水溶性グルカン量の著しい低下が確認された。以上の結果からナットウキナーゼは非水溶性グルカン合成酵素に影響しているものと推察された。セリンプロテーゼに属するトリプシン,プロテイナーゼK,サブチリシンはナットウキナーゼと同程度の
    バイオフィルム
    抑制効果を有した。一方,パパインやブロメラインなどのシステインプロテアーゼの
    バイオフィルム
    抑制効果はセリンプロテアーゼと比較して著しく低下した。

  • *田中 勇太, 堤 祐介, 土居 壽, マティン カイルール, 田上 順次, 塙 隆夫
    日本歯科理工学会学術講演会要旨集
    2008年 2008s 巻 A-10
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/07/11
    会議録・要旨集 フリー
    感染症は,整形外科や歯科分野において,インプラント摘出の大きな要因となっている.最近では,感染症は単なる細菌付着だけでなく
    バイオフィルム
    形成によるものであることが明らかになっている.本研究では,Tiおよび生体機能化Ti表面への口腔内細菌付着および
    バイオフィルム
    形成能を評価した.PEG固定化Ti表面の残留
    バイオフィルム
    量は,未処理Tiと比べて少なく,細菌の付着力が弱いことがSEM像から示唆された.
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