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744件中 1-20の結果を表示しています
  • *福岡 大輔, 高久 祐一, 鐘ヶ江 正巳, 加藤 恭一, 小林 基樹, 尾上 薫
    化学工学会 研究発表講演要旨集
    2009年 2009f 巻 N101
    発行日: 2009年
    公開日: 2010/05/26
    会議録・要旨集 フリー
  • *福岡 大輔, 村上 智哉, 鐘ヶ江 正巳, 加藤 恭一, 小林 基樹, 尾上 薫
    化学工学会 研究発表講演要旨集
    2009年 2009 巻 A316
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/09/16
    会議録・要旨集 フリー
  • *福岡 大輔, 鐘ヶ江 正巳, 加藤 恭一, 池田 修, 小林 基樹, 尾上 薫
    化学工学会 研究発表講演要旨集
    2008年 2008f 巻 T119
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/02/24
    会議録・要旨集 フリー
  • 長尾 秀行, 窪 康之, 黄 忠, 森下 義隆
    バイオメカニズム
    2020年 25 巻 9-20
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/07/16
    ジャーナル フリー

    本研究の目的は, 国内女子トップクラスのウエイトリフティング選手におけるスナッチの成功要因をバイオメカニクス的手法で明らかにすることとした. 2016年度全日本選手権大会の女子のスナッチを対象に, 同一選手で同一重量におけるスナッチの成功と失敗があり, かつ失敗では

    バーベル
    を後方へ落下させた11名を分析した. 分析の結果,
    バーベル
    の挙上高は成否試技間で有意差は認められなかった. 一方で, 成功の方が失敗よりも
    バーベル
    の前方変位量, 後方変位量および最大前方速度が有意に小さかった. また, 成功の方が失敗よりも
    バーベル
    が最大高に達した後の身体重心の前方変位量が有意に小さかった. 以上のことは, 潜在的に挙上可能なスナッチの場合,
    バーベル
    の挙上高はスナッチの成功要因ではなく,
    バーベルの前後の変位量と挙上したバーベル
    の下への身体の移動方法が成功要因であることを示唆するものである.

  • *山岸 道央, 平野 智也, 相馬 満利, 柏木 悠, 山本 俊樹, 加藤 智子, 竹俣 壽郎, 新井 健一, 船渡 和男
    日本体育学会大会予稿集
    2019年 70 巻
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/12/20
    会議録・要旨集 フリー

     ウエイトリフティング競技のスナッチ種目は、1秒以内で高重量の

    バーベル
    を挙上するための挙上技術と下肢での爆発的な筋力発揮が必要となる。本研究は、スナッチ種目における異なる重量での下肢三関節トルク発揮の特徴について明らかにすることを目的とした。男子ウエイトリフティング選手18名(年齢:19.8±2.4歳、身長:1.71±0.06m、体重:92.8±24.0kg、スナッチ記録:124.6±20.7kg)が本研究に参加し、異なる重量でのスナッチの試技を行なった。挙上中のキネマティクス及びキネティクスデータは、光学式動作分析システム(250Hz)とフォースプレート(2kHz)を用いて収集した。分析区間は、
    バーベル離地から頭上までバーベル
    を持ち上げた瞬間までとした。熟練者及び未熟練者は、
    バーベル
    重量が重くなるに伴い引き上げ初期の1st Pull局面でより大きな股関節伸展トルク発揮を行なっていた。熟練者は、未熟練者と比べて
    バーベル
    重量が重くなるに連れて、膝関節外反トルクも大きい傾向を示した。より重い
    バーベル
    を挙上するためには、股関節伸展トルク発揮だけではなく膝関節外反トルク発揮を同時に行なう重要性を示唆した。

  • 船登 雅彦, 蜂須 貢, 落合 裕隆, 芳賀 秀郷, 大林 真幸, 上間 裕二, 三邉 武幸
    昭和学士会雑誌
    2019年 79 巻 5 号 609-615
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/02/06
    ジャーナル フリー
    口腔内装置(硬質素材)の使用によりパワーリフティング競技国際大会におけるパフォーマンスが向上したとされる報告がある.口腔内装置の効果についての詳細なメカニズムは解明されておらず,パワーリフティングにおける口腔内装置の装着による
    バーベル
    挙上時のパフォーマンスへの影響を検討する必要がある.そのためには
    バーベル
    挙上時の動作を解析する必要があり,信頼性および正確性において3次元モーションキャプチャーの使用が有効である.しかし,3次元モーションキャプチャーを備えた研究施設内においては,パワーリフティングにおける
    バーベル挙上時の動作測定は重いバーベル
    を落下させるため困難であり,トレーニングルーム内で簡便に動作測定を行うことが重要となる.今回,研究用として市販されているウェアラブルセンサーの加速度/ジャイロセンサー付きメガネに市販の加速度センサーを組み合わせ,身体各部位および
    バーベル
    の加速度データを同時に測定するシステムを構築した.本研究の目的は,パワーリフティングにおける
    バーベル挙上時の身体各部位およびバーベル
    に発生する加速度を測定する際の加速度測定システムのデータを検討することである.日常的にウェイトトレーニングを実施している健常男性(10名)を対象とした.試技はパワーリフティング競技のうちデッドリフトとし,加速度/ジャイロセンサー付きメガネにより頭部の,三軸加速度センサーにより腰背部と
    バーベル
    の加速度を測定した.試技は3回行い,各加速度センサーの測定データについて検討を行った.デッドリフトにおける
    バーベル
    挙上経路は矢状面において垂直方向だけでなく,S型カーブに近い.そこで,3軸加速度センサーから得られる加速度(x(ACC_X),y(ACC_Y)とz(ACC_Z)軸成分)のうち上下および前後方向を対象と し,
    バーベル
    では(ACC_X, ACC_Y)を対象とした.静止時の安定した2秒間における加速度の平均値(ACC_Xm, ACC_Ym)を求め,基線を補正した加速度成分(ACC_X-Xm, ACC_Y-Ym) に変換後,合成加速度(√(ACC_X-Xm)2+(ACC_Y-Ym)2)の挙上方向の最大ピーク値をピーク加速度とした.統計解析は頭部については反復測定による分散分析を,腰背部および
    バーベル
    についてはフリードマン検定を行った.身体各部位と
    バーベル
    のピーク加速度は,3回の試技において統計学的有意差を認めなかった(頭部:p=0.941,腰背部:p=0.074,
    バーベル
    :p=0.371).複数の加速度センサーを使用した加速度測定システムにより測定した複数回のデッドリフトの試技におけるピーク加速度は一定の傾向を示さなかった.新たな加速度測定システムを使用することにより,今後,パワーリフティング選手の試技におけるピーク加速度から口腔内装置(スポーツマウスガード)のパフォーマンスへの影響を検証することが可能であると考えられた.
  • *板谷 厚, 今野 聖大, 土橋 康平
    日本体育・スポーツ・健康学会予稿集
    2023年 73 巻 3c201-18-04
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/12/01
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】フルスクワット実施中の

    バーベル
    の動き、床反力の変化、および活動後増強効果(PAP)の関係から、スクワットの行い方の個人差がPAPの発現に及ぼす影響を検討することを目的とした。【方法】日常的にフリーウエイトトレーニングを実施している健常な男子大学生17名を対象者とした。本研究は3つのセッションから構成された。まず、対象者のフルスクワットの最大挙上重量を測定した。次に、対象者はフォースプレート上で最大挙上重量の80%でのフルスクワットを1 回×5セット実施した。スクワット実施中の床反力を記録し、対象者の動きを左側面からビデオカメラで撮影した。最後に、フルスクワット前後で垂直跳び(CMJ)を測定した。床反力の垂直成分(Fz)は、
    バーベル
    を担いだ対象者の重量で規格化された。Fzの時系列データから最大値と最小値を検出した。ビデオ動画から
    バーベル
    シャフトの位置をデジタイズし、スクワット中の
    バーベル
    の運動学的データを得た。下降局面最大速度、上昇局面最大速度、および切り返し局面(
    バーベル
    最下点後30 ms間)での挙上速度を算出した。PAPは、スクワット後のCMJ跳躍高をスクワット前のそれで規格化(規格化跳躍高)して評価した。項目間でPearsonの積率相関係数(r)を計算した。【結果】規格化跳躍高とFz最小値、切り返し挙上速度間のrに有意性が認められた(r = .493, p = .044; r = -.563, p = .019)。下降局面最大速度とFz最小値、切り返し挙上速度間のrに有意性が認められた(r = .747, p < .001; r = -.568, p = .017)。加えて、切り返し挙上速度とFz最大値間のrに有意性が認められた(r = .564, p = .018)。【結論】切り返し局面の克服のために反動をよく利用する対象者ほど高いPAP効果が得られる。

  • Alejandro Hernández-Belmonte, Luis M. Alegre, Javier Courel-Ibáñez
    Strength and Conditioning Journal Japan
    2024年 31 巻 3 号 35-42
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/03/29
    ジャーナル 認証あり

    レジスタンストレーニング(RT)介入に利用できる信頼性の高い方法として、速度を基準とするトレーニング(VBT)が確立されたのは2010年以降のことである。VBTは、エクササイズの短縮性局面における

    バーベル
    速度(アスリートが外部負荷に適用する力の直接の結果)を観察することにより行なわれる。サッカーチームのコーチやフィジカルトレーナーは、VBTを幅広い方法で利用することができる。
    バーベル
    速度と相対強度の密接な関係(負荷-速度関係)を考えると、プログラムした強度に近似する負荷を、各トレーニングセットでその都度利用することが可能になる。VBTのような速度低下や「努力レベル」を利用するトレーニング方法は、RTがもたらすセット内疲労を計画し、制御することを可能にする。
    バーベル
    速度の観察を測定項目に組み込めば、負荷の全範囲にわたって筋力の変化を見極め、神経筋系の回復状態を評価して妥当で実践的な指導を提案することに役立つであろう。本稿では、VBTの現場への応用に関する詳細なレビューを行ない、サッカーで実施する際に考慮する必要のあるテクノロジー的側面とテクニック的側面を考察する。

  • 池田 祐介, 松尾 彰文, 立 正伸, 船戸 和男, 淵本 隆文, 菊田 三代冶
    JAPANESE JOURNAL of ELITE SPORTS SUPPORT
    2012年 5 巻 15-31
    発行日: 2012年
    公開日: 2019/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究の目的は,スナッチ種目の
    バーベル
    軌跡を分析することで,日本人男子ウエイトリフターの技術的特徴を明らかにすることであった.優勝選手群と最下位選手群の比較では,力の発揮角度および
    バーベル
    の水平方向の変位に違いがみられた.しかしながら,上位群と下位群の比較では明らかな違いがみられず,優勝選手群,最下位選手群の特徴は上位群,下位群の特徴と必ずしも一致するものではなかった.一方,優勝選手群と先行研究にみられるアジア,世界一流選手との比較では,
    バーベル
    の軌跡,挙上高,移行期における鉛直方向の加速度において違いがみられたことから,パワー発揮能力だけでなく,挙上技術においても違いがあることが示唆された.
  • 加納 明彦, 本間 幸雄, 樋口 憲生, 森 義彦, 湯浅 景元
    日本体育学会大会号
    1983年 34 巻
    発行日: 1983/08/18
    公開日: 2017/08/25
    会議録・要旨集 フリー
  • 古木 讓, 野崎 浩佑, 進 千春, 田中 義浩, 長谷川 成男, 三浦 宏之
    日本顎口腔機能学会雑誌
    2006年 13 巻 1 号 46-47
    発行日: 2006/10/30
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
  • 伊坂 忠夫, 岡本 直輝, 船渡 和男
    日本体育学会大会号
    1993年 44B 巻
    発行日: 1993/10/05
    公開日: 2017/08/25
    会議録・要旨集 フリー
  • 競技動作と疼痛部位について
    楠元 正順, 永崎 太輔, 倉吉 真吾
    理学療法学Supplement
    2016年 2015 巻 P-SP-10-6
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/04/28
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに,目的】近年,スポーツ障害・外傷に関する調査は多く報告されているが,ウエイトリフティング競技に関する報告はほとんどみられない。その競技特有の疼痛部位,疼痛が出現する動作局面を知ることは,スポーツ障害予防における有益な情報となる。本研究の目的は,ウエイトリフティング競技者にアンケート調査を行い,競技動作と疼痛部位の関係を把握である。【方法】高校28校,高校生168名のウエイトリフティング選手を対象とし,質問紙法によるアンケート調査を実施した。質問紙内容は,質問1「現在,練習中に痛みがありますか?」,質問2「痛みがある場所はどこですか?」,質問3「ウエイトリフティング動作のどの場面で痛みがありますか?」,質問4「質問3での痛みがある場所」について回答を求め,集計を行った。質問3については5つの動作局面に分けた。
    バーベル
    を床から挙上した直後を①「床から挙上時」,①から膝・股・足関節が最大伸展する直前を②「1stから2ndプル手前」,②から3関節が最大伸展する局面を③「2ndプル」,重量を受け止める局面を④「キャッチ時」,頭上に
    バーベル
    を差し上げる動作を⑤「ジャーク時」とした。【結果】アンケート回収率は100%(男性168名)であった。競技者の内訳は高校1年生36名(21.4%),高校2年生67名(39.9%),高校3年生65名(38.7%)であった。質問1については,ある104名(62.3%),ない63名(37.7%)であった。質問2については,腰77名(36.0%),膝30名(14.0%),手首25名(11.7%),肘20名(9.3%),肩18名(8.4%),肩甲骨6名(2.8%)であった。質問3については,①「床から挙上時」37名(17.3%),②「1stから2ndプル手前」17名(7.9%),③「2ndプル」16名(7.5%),④「キャッチ時」86名(40.2%),⑤「ジャーク時」58名(27.1%)であった。質問4については,①「床から挙上時」腰22名(59.5%),膝5名(13.5%)であった。②「1stから2ndプル手前」腰12名(70.6%),膝1名(5.9%)であった。③「2ndプル」腰7名(43.8%),肘2名(12.5%)であった。④「キャッチ時」膝19名(22.1%),腰17名(19.8%),手首15名(17.4%),肩9名(10.5%),肘8名(9.3%)であった。⑤「ジャーク時」腰19名(32.8%),肩9名(15.5%),手首9名(15.5%),肘8名(13.8%)であった。【結論】今回の調査では,6割以上の競技者が練習中の疼痛を有していた。疼痛部位は腰,膝,手首,肘,肩の順に多かった。疼痛が出現する競技動作局面は,「キャッチ時」と「ジャーク時」の
    バーベル
    が身体重心よりも上方へ動く,もしくは上方に保持される動作であった。疼痛部位が多く出現する動作は,
    バーベル
    が重心より低い位置での動作よりも高い位置の動作であることが示された。今後は,疼痛発生に関わりうる要因や競技動作と障害発生との関連をさらに検討していく必要がある。
  • 杉山 文宏, 藤瀬 武彦, 松永 尚久
    日本体育学会大会号
    1994年 45 巻 043D08
    発行日: 1994/08/25
    公開日: 2017/08/25
    会議録・要旨集 フリー
  • 70%1RM強度でのベンチプレス及びパラレルスクワットにおいて
    *藤瀬 武彦, 亀岡 雅紀
    日本体育・スポーツ・健康学会予稿集
    2021年 71 巻 3O901-04-04
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/12/28
    会議録・要旨集 フリー

    ウエイトトレーニング(WT)の三大基本種目のなかのベンチプレスとスクワットは、一般人においても特に重要な種目でありながら、その運動による酸素消費量やエネルギー代謝から評価した運動強度等については必ずしも明らかではない。本研究では、一般男女大学生を対象に

    バーベル
    を用いたベンチプレスとスクワットの1RMを測定するとともに、70%1RM強度で10回反復(運動テスト)したときの酸素消費量を測定してMETsや運動効率を算出し、これらの値の男女比較を行った。被験者は日常的にWTを行っていない男子学生17名及び女子学生11名であり、2~3回練習を行わせてから2種目の1RMを測定した。さらに運動テスト時の酸素消費量をダグラスバッグ法により測定してMETsを算出し、また
    バーベル
    の移動距離を求めて運動効率を算出した。男女学生の70%1RMはベンチプレスが46.0±9.8㎏及び20.8±3.4㎏、スクワットが68.4±15.8㎏及び39.8±8.4㎏であり、同様に運動テストの酸素需要量は2.03±0.71ℓ(METs18.2)及び0.83±0.27ℓ(同9.6)、4.29±0.98ℓ(同35.7)及び2.64±0.45ℓ(同24.5)、また仕事量は354±91kgm及び146±26kgm、724±188kgm及び383±84kgmであり、以上については各種目全て男女間に有意差が認められた。一方、運動効率はベンチプレスが9.2±4.1%及び9.4±4.3%、スクワットが8.2±2.4%及び7.0±2.1%であり、男女間に有意差は認められなかった。以上の結果から、
    バーベル
    を用いたベンチプレスとスクワットを70%1RMで10回行わせたときの運動強度は一般男子学生が女子学生よりも顕著に高いが、運動効率は同等であることが示唆された。

  • 田島 裕之, 土居 孝寛, 小池 関也, 初田 哲男, 中村 純
    日本物理学会講演概要集
    2017年 72.2 巻 23pN23-10
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/11/13
    会議録・要旨集 フリー
  • 有賀 誠司, 恩田 哲也, 山下 泰裕, 中西 英敏, 白瀬 英春
    武道学研究
    2003年 36 巻 Supplement 号 44
    発行日: 2003年
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
  • ウエイトトレーニングの三大基本種目の1RM合計記録による評価
    *藤瀬 武彦, 亀岡 雅紀
    日本体育・スポーツ・健康学会予稿集
    2022年 72 巻 32-2104-06-02
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/12/22
    会議録・要旨集 フリー

    筋力評価は今日までに様々な方法によって行われてきたが、筋力や競技力を向上させるためのウエイトトレーニングとしては

    バーベル
    を用いて行われることが多い。それにもかかわらず、
    バーベル
    挙上の1RM(最大挙上重量)を一般人と競技者間で同一基準を用いて測定し、筋力比較を行った報告は少ない。しかも総合的な筋力評価としての複数種目の1RM合計記録と全身を用いた運動パフォーマンスとの関連については不明な点が多い。本研究では、男子大学生を対象に
    バーベル
    を用いたスクワット、ベンチプレス、デッドリフト(三大基本種目)の1RMを測定し、その三種目合計記録による筋力評価の特徴を明らかにすることが目的であった。 被験者は一般学生157名と、陸上短距離、屋内球技、屋外球技、及びパワーリフティングの学生競技者139名(各々35名、58名、36名、10名)の合計296名であった。測定項目は三大基本種目の1RMであり、パワーリフティング競技基準を参考にしてその公認審判資格所持者が測定した。1RMの三種目合計記録の平均はそれぞれ255.0kg(4.027kg/wt)、333.2kg(5.118kg/wt)、282.3kg(4.380kg/wt)、294.9kg(4.375kg/wt)、及び435.0kg(5.786kg/wt)であった。一方、一般学生(50m:7秒56±0.53秒)及び陸上短距離競技者(100m:11秒20±0.41秒)における疾走速度と1RM間の相関については両群とも三種目各々で有意な相関が認められ、また1RMの三種目合計記録との相関において最も高い相関係数(一般学生:r=0.681, p<0.001, n=157、 陸上短距離競技者:r=0.662, p<0.001, n=35)が示された。 以上の結果から、ウエイトトレーニングの三大基本種目の1RM合計記録には競技者特性が存在することや、運動パフォーマンスやトレーニング効果の評価により有効である可能性が示唆された。

  • 第1編重量挙競技における心搏週期の変動経過について
    木村 勝
    体力科学
    1970年 19 巻 1-2 号 6-17
    発行日: 1970/06/01
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    心電図の短波無線搬送装置を使用し, 重量挙競技中の心電図を記録した。被験者が楽に挙げ得る軽い重量と, 挙げ得る最も重い重量の2種類のパーベルを用いて, それぞれ, プレス, スナッチ, ジャークの3種目について実験を行ない, 競技による心搏週期の変動経過について考察し, 次の成績を得た。
    1) 重量挙げ開始前には, 被検者の全例に心搏週期の急短縮が認められ, 一部にはその後再び急延長するものもあった。
    2) 重量挙げの心搏週期の変動経過は,
    バーベル
    をにぎり始めた直後の心搏週期の変動により, 次の3型に分類できる。
    第1型: 直後心搏週期の急短縮するもの,
    第2型: 直後心搏週期の延長するもの,
    第3型: 直後心搏週期に動揺なく, 徐々に短縮するもの。
    これらの違いは, 胸廓の変形, 胸腔内圧の変化, 下肢よりの反射, スタートの合図から
    バーベル
    をにぎり始めるまでの時間, 呼吸とのタイミング関係等の影響によるものと考えられる。
    3)
    バーベル
    をにぎり始める直前, およびにぎり始めてからの心搏週期の短縮および延長, ならびに動揺的短縮は, 陸上競技の短距離疾走時の心搏週期の変動経過と類似している。
    4)
    バーベル
    挙上後, 心搏週期には多くの例で0.01~0.28秒の延長がみられた。
    5) 競技中には, 心搏週期の急激な動揺はほとんど認められなかったが, これは重量挙が位置の移動を余り伴なわない静的な運動であり, 主として上肢が運動するため運動筋よりの反射効果も少ないためであろうと推察される。
    6) 競技中の心搏週期の短縮の程度は, プレスで最も少なく, 次いでスナッチで, ジャークの場合に最も強いが, これは負荷の強弱および挙上時間の差, 下肢の反動等によって, ジャークの場合に心臓に加わる負荷が最も大きいためと考えられる。
    7) 競技終了後, 若干例をのぞき, 心搏週期の短縮は数秒間持続する。
    この論文の要旨は昭和39年6月第18回日本体力医学会総会 (新潟) において口演発表した。
    終りに臨み, 岡芳包教授の御指導と御校閲に深甚なる感謝を捧げると共に, 宇都山登講師及び野田幸作博士の御助言と御支援, ならびに終始実験に御協力いただいた徳島県立徳島工業高等学校藤原八郎教諭をはじめ重量挙部選手諸君に厚く感謝の意を表する。
  • 高野 成子, 端 利志明
    体力科学
    1986年 35 巻 5 号 255-263
    発行日: 1986/10/01
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    Cardiovascular responses to weight-lifting exercise were studied on eight experienced weight lifters, with an aim at examining the difference in the responses between two weight-lifting forms of “Snatch”and“Jerk”and that between the subjects. The exercise was performed successively at five exercise intensities interposing 3.5-min rest in sitting position : 10 repetitive lifts for 30 sec with 20, 40 and 60% of the maximum single lift, 3 repetitive lifts within 25 sec with 80% and finally the maximum single lift (100%·1 RM) . Each of“Snatch”and“Jerk”experiments was done on separate days. Blood pressures (BP) in sitting position were measured in sphygmomanometry at rest and 30 sec before and 12 sec after exercise. Heart rate (HR) was measured in a 30 sec pooling method throughout the experimental period. The following results and suggestions were obtained.
    (1) Resting HR and BP that were measured before the exercise were not different between“Snatch”and“Jerk” experiments.
    (2) At each exercise intensity, HR during exercise (exercise HR) was slightly greater in“Snatch”than in “Jerk”, the difference being not significant. Exercise HR at 100%·1 RM was 114±9 (SD) beats/min in “Snatch”and 111±7 beats/min in“Jerk”.
    (3) Anticipative tachypnea occurring prior to exercise became stronger as the weight to be lifted became heavier.
    (4) At each exercise intensity, the inter-subject difference in exercise HR was due to the difference in the absolute weight lifted for subjects weighing lighter, and for those weighing heavier it was due to the differences in the resting HR as well as in the absolute weight lifted.
    (5) Thus, exercise HR in weight lifting that requires nearly maximal dynamic contraction for 10-30 sec seems to be determined not only by the exercise intensity but also by resting HR, anticipative tachypnea and experience.
    (6) At lower exercise intensities, post-exercise BP was significantly higher in“Snatch”than in“Jerk”, while the difference between the two weight-lifting forms disappeared at higher intensities. At 100%·1 RM, post-exercise BP was around 145 mmHg for the systolic pressure and 77 mmHg for the diastolic pressure in both lift forms.
    (7) At each exercise intensity, the inter-subject difference in post-exercise BP was accounted for by that in the resting BP but not in the absolute weight lifted. Accordingly, the rise in BP with exercise, calculated as post-exercise BP minus resting BP, was invariable with the subjects. At 100%·1 RM, the rise in BP was 25 mmHg for the systolic pressure and 10 mmHg for the diastolic pressure.
    (8) Difference in cardiovascular responses between the two weight-lifting forms and interpretation of post-exercise values of BP and HR are discussed.
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