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クエリ検索: "ヒレレズ"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • 松田 朗海, 堀口 健一, 高橋 敏能, 吉田 宣夫
    日本草地学会誌
    2013年 59 巻 2 号 114-119
    発行日: 2013/07/15
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    枝豆茎葉残渣サイレージ(GSS)をヒツジに単独給与し,消化特性を評価するとともに,原料への廃シロップ添加が発酵品質,栄養価および第一胃内容液性状に与える影響を調査した。供試飼料は無添加GSS(N-GSS),廃シロップ4%w/w添加GSS (T-GSS)およびアルファルファヘイキューブ(ALF)とし,これをラテン方格法配置による去勢雄ヒツジ6頭を用いた全糞尿採取法消化試験により比較した。T-GSSはN-GSSと比較して乳酸含量が高く(1.96% vs. 1.19%),酪酸含量が低下し(0.06% vs. 0.78%),廃シロップの添加により品質が改善された(p<0.05)。乾物消化率は,ALFとT-GSSがともに60.1%であり,N-GSS (56.7%)より高かった(p<0.05)。乾物中の可消化粗タンパク質含量は,N-GSSで10.9%, T-GSSで11.9%, ALFで12.4%であった。乾物中の可消化養分総量はT-GSSで61.8%となり,ALF (57.1%)よりも高かった(p<0.05)。窒素出納量は飼料間で差がなかった。第一胃内容液pHはALFにくらべてGSSを給与したヒツジで飼料給与後に高く推移した(p<0.05)が,サイレージの処理間では差がなかった。また総揮発性脂肪酸濃度および揮発性塩基態窒素濃度は飼料間で差がなかった。以上のことから,GSSはALFとほぼ同等の栄養価を持ち,廃シロップの添加により発酵品質と一部の成分消化率が向上することが確認された。
  • 杉浦 芳夫
    地理学評論 Series A
    2021年 94 巻 5 号 313-347
    発行日: 2021/09/01
    公開日: 2023/02/19
    ジャーナル フリー

    『南ドイツの中心地』を世に問うた翌年の1934年夏,Christallerはアルブレヒト・ペンク財団の支援によって北欧4カ国の研究調査旅行に赴いた.帰国後にまとめられた旅行報告書からは,彼がこの旅行を通して,新たに農村集落に関するテーマへ関心を広げ,集落配置計画論への指向性を育んだことがわかった.そして,これらの経験は,独自の農村集落形態分類を踏まえたドイツ農村自治体再編研究(1937年)や,ナチ・ドイツ編入東部地域における中心集落再配置の計画論的応用研究(1940・1941年)につながっていくものであった.また,報告書から窺える,北欧の都市ネットワークを理解するのに際しての歴史的な視点と,フィンランドとソ連との間での国境問題といった地政学的な課題への関心は,国家学・歴史地理学者のベルリン大学教授Walther VogelがChristallerを自らの「ドイツ帝国歴史アトラス」作製プロジェクトに共同研究者として招き入れる際の好判断材料となった.

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