近年,電子掲示板は,会議など協調的な活動の場としても多く利用され.そこで行われる議論の参加者がその議論の内容を的確に把握できることが必要とされている。このような電子掲示板を用いた協調活動支援に関して,多分野で多くの研究が行われているが,そのなかで
ビジュアルコミュニケーション
デザインに着目しその評価を行ったものはまだ少ない。本研究では,電子掲示板での議論参加者が,その議論内容を把握することを促進するような機能について,
ビジュアルコミュニケーション
デザインの観点から検討し,それらの実装と評価を行うことを目的としている。まず.先行して開発されたコレスポンデンス分析を利用した議論内容の可視化表現における問題点を抽出した。そして,それを改善するような
ビジュアルコミュニケーション
デザイン要件の整理を行い.新たな指標を付加したツール(i-Bee)を開発した。評価の結果,新たに実装した指標とその表現が適切に機能し,参加者がより正確に情報を受け取ることができたことが示された。
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