本稿は,データサイエンスのコンテンツ開発を効果的に行うための指標を設定することを目的とした.データサイエンスとは「
ビッグ
データに限らず,あらゆる種類のデータを処理・分析して,そこから有用な情報(価値)を引き出すための学問分野」である.方法は,まず,
ビッグ
データを中心としたデータ収集の方法を一方の軸にとる.
ビッグ
データとは「情報通信技術や計測技術の発展により得られる大量かつ多様なデータ」である.次に,データの特徴をとらえるために図で視覚化したり,数値で表現したりするような,データ分析の手法をもう一方の軸にとり,仮設的に,データサイエンスのコンテンツ開発の集計表を設定する.そして,既に公表されているデータサイエンスのコンテンツを,その集計表に組み込むことにする.その集計表で空白のセルに該当する内容を特定することにより,今後のコンテンツ開発を効果的に行うための指標とする.
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