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全文: "ブリッジ" 運動
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  • 中山 恭秀, 五十嵐 祐介, 安保 雅博
    関東甲信越ブロック理学療法士学会
    2018年 37 巻 P-005
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/12/20
    会議録・要旨集 フリー
  • 高橋 由依, 隈元 庸夫, 世古 俊明, 杉浦 美樹, 金子 諒介, 吉川 文博
    理学療法学Supplement
    2013年 2012 巻 A-P-56
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/06/20
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】ブリッジは股関節や体幹伸展筋の筋活動が認められることから筋力トレーニングの一手段,そして片麻痺に対しては分離促通目的としても用いられる。股関節伸展筋や体幹伸展筋の筋力検査が円背や関節可動域制限などにて実施不可能な時はブリッジ可否の程度で大まかに筋力を把握することも少なくない。そのため,ブリッジでの筋活動を検討した報告は多数みられる。本来,筋力検査は筋力を判定することだけではなく,動作阻害因子や獲得しうる動作,つまり動作との関連性を評価することも大切な目的である。よってブリッジの能力として,ブリッジ時の足底への荷重量と動作能力に関連性があれば,その荷重量は動作を保証する伸展筋活動能力を反映する有益な一指標となるのではないかと我々は考え,高齢有疾患者69 名を対象に検討した。その結果,ブリッジ時の足底への荷重量並びに股伸展角度が起立,歩行能力と関連性があることを先行研究として報告した。しかし対象者の疾患が内部疾患など多岐に渡っていることが課題となった。本報告の目的は対象疾患を大腿骨頚部骨折患者(頸部骨折者)と脳血管障害患者(CVA者)として,ブリッジ時の足底への荷重および股伸展角度が動作能力を反映する定量的評価となりえるかを検討することである。【方法】対象は頸部骨折者47 名とCVA者36 名とした。起立動作が上肢支持なしで可能な群(フリー群)と上肢支持や介助を要する群(非フリー群)に,している移動能力が歩行補助具の有無を問わず歩行している群(歩行群)と車いすを使用して移動している群(車いす群)に,できる移動能力が独歩可能な群(独歩群)と補助具を使用して歩行可能な群(補助具群)に各々群分けした。方法は再現性を確認した先行研究に則り,両膝関節110 度屈曲位crock lyingから殿部を挙上する両脚でのブリッジ(両脚ブリッジ)と,殿部非挙上側下肢伸展位で殿部挙上側の膝関節を110 度屈曲位としたcrock lyingからの片脚ブリッジ(片脚ブリッジ)を行わせた。片脚ブリッジについては患側下肢での片脚ブリッジを患側ブリッジ,非患側下肢での片脚ブリッジを非患側ブリッジとした。両脚ブリッジでの両足底部,片脚ブリッジでの殿部挙上側足底部に体重計を設置し,各ブリッジ時の荷重最大値を体重で除し荷重率を求めた。ブリッジ時の股伸展角度を5 度刻みで計測した。検討項目は,両脚・患側・非患側ブリッジ時における荷重率と股伸展角度の結果について,起立,している移動,できる移動の能力の違いによる比較を疾患別で行った。頚部骨折者では骨折内訳,CVA者ではBr.stageによる比較も行った。統計処理は多重比較検定,χ自乗検定を用い,有意水準を5%未満とした。【説明と同意】全ての対象に研究の趣旨と内容がヘルシンキ宣言に沿ったものであることを説明し,同意を得て実施した。【結果】頚部骨折者では両脚・患側・非患側ブリッジの荷重率,股伸展角度が起立と移動の能力の違いで有意差を認めた。骨折内訳では有意差を認めなかった。CVA者では両脚・患側ブリッジの荷重率,股伸展角度が起立能力の違い,移動能力の違いで各々有意差を認めた。非患側ブリッジでの荷重率と股伸展角度は起立,移動のどちらも有意差を認めなかった。またBr.stage別では両脚・患側・非患側ブリッジの荷重率,股伸展角度,いずれも有意差を認めなかった。しかしBr.stageが高いほど患側ブリッジ時の荷重率が大きく,動作能力としてもχ自乗検定の結果,stageⅥでフリー群,歩行群が多かった。【考察】ブリッジでは大殿筋,脊柱起立筋,ハムストリングスの筋活動が報告されている。片脚ブリッジでは中殿筋,大腿筋膜張筋の筋活動が報告されている。起立動作はブリッジと同様に両下肢で伸展していく動作であり,大殿筋,脊柱起立筋,大腿二頭筋の筋活動が認められ,いずれの筋も歩行時も筋活動が認められるとされる。今回の結果から,ブリッジでの荷重率および股伸展角度は動作能力を反映する一指標になりえるが,CVA者での非患側ブリッジ荷重率と股伸展角度については動作能力が反映仕切れていない可能性が示唆された。よって両疾患ともに両脚,患側ブリッジ時の荷重率と股伸展角度は起立と移動能力に関連することから,起立・移動能力の獲得を反映する体幹と股関節の伸展筋活動の一指標となり得るがCVA者においては他の因子が絡んでいることが考えられ,解釈には留意が必要となることが明らかとなった。【理学療法学研究としての意義】ブリッジ時の荷重率と股伸展角度が頚部骨折者では起立と移動能力に必要な体幹・下肢伸展能力を反映する一指標となりうるが,CVAでは留意する必要性が示された。
  • 石川 敬, 岩月 宏泰, 津田 千里, 喜多 弘美
    理学療法学Supplement
    1993年 1993.20.1 巻
    発行日: 1993/04/01
    公開日: 2017/07/24
    会議録・要旨集 フリー
  • 高橋 由依, 隈元 庸夫, 世古 俊明, 金子 諒介, 吉川 文博
    理学療法学Supplement
    2015年 2014 巻 P3-A-1015
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/04/30
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに,目的】脳卒中片麻痺者(片麻痺者)に対し,選択的な股関節伸展運動を再獲得するトレーニングとしてブリッジ運動が用いられる。また,その可否により片麻痺者の股関節伸展能力を評価することも少なくない。そこで我々は,片麻痺者でのブリッジ運動能力が動作能力と関連する定量評価になり得るかを検討し,第48回本学会にてブリッジ運動時の足底にかかる荷重率と股関節伸展角度が起立と移動動作能力に関連することを報告した。しかし,片麻痺者の起立や歩行には麻痺側下肢の伸展筋力および片麻痺機能検査の結果(Brunnstrom stage;BRS)が強く影響を及ぼすとの報告が散見され,ブリッジ運動評価の有用性は明確ではない。本研究の目的は,ブリッジ運動時の足底への荷重率,股関節伸展角度,膝関節伸展筋力,BRSが片麻痺者の起立と移動動作能力に与える影響の違いについて検討し,その基準値を得ることである。【方法】対象は片麻痺者56名(平均年齢76.7歳,体重52.2kg)とし,動作能力の違いで,起立が上肢の支持がなくても可能であるフリー群と上肢の支持や介助を必要とする非フリー群に,している移動が歩行群と車いす群に,できる移動が独歩群と杖や歩行器を使用することで歩行が可能な補助具群に各々群分けした。なお,除外基準は重度認知症や高次脳機能障害を呈し,運動の理解が困難なものとした。課題運動は,再現性を確認されている高橋ら(2014)の先行研究に準じて,背臥位,両上肢腕組み,両膝関節110度屈曲位から殿部を挙上する両脚でのブリッジ運動と,殿部非挙上側下肢伸展位での麻痺側下肢および非麻痺側下肢での片脚ブリッジ運動とした。評価測定項目として,両脚および片脚ブリッジ時の足底部に体重計(System303,タニタ社)を設置し,各ブリッジ運動時の最大荷重値を体重で除した荷重率(荷重率)と,ブリッジ運動時の最大股関節伸展角度(角度)をゴニオメーターで計測した。徒手筋力計(Mobie,酒井医療)を用いて得られた膝関節伸展筋力を体重で除し,膝伸展筋力値(N/kg)を求めた。また,麻痺側下肢のBRSを評価した。検討項目は,両脚・麻痺側・非麻痺側ブリッジの荷重率と角度,および膝伸展筋力値,BRSを起立,している移動,できる移動での能力の違いで各々群間比較を行った。有意差を認めた項目を独立変数,動作能力を従属変数とし,各動作において多重ロジスティック回帰分析を行った。また,有意に選択された独立変数のROC曲線を求めcut-off値を算出した。有意水準は5%未満とした。【結果】多重ロジスティック回帰分析の結果,各動作に影響を及ぼす有意な独立変数として,起立では麻痺側の角度(odds比:1.19,95%CI:1.04-1.38)とBRS(odds比:3.83,95%CI:1.72-8.53)が,している移動では麻痺側の荷重率(odds比:1.30,95%CI:1.04-1.64)とBRS(odds比:7.05,95%CI:1.97-25.21)が,できる移動では麻痺側の荷重率(odds比:1.48,95%CI:1.12-1.95)とBRS(odds比:4.40,95%CI:1.50-12.93)が選択された。cut-off値は,起立がフリーとなる麻痺側の角度が-34度(感度81.5%,特異度79.3%),している移動が歩行となる麻痺側の荷重率が17%(感度83.3%,特異度75.0%),できる移動が独歩となる麻痺側の荷重率が18%(感度90.5%,特異度80.0%)であった。【考察】本結果では,起立,移動動作能力に影響する因子として麻痺側ブリッジ能力とBRSが有意に選択された。先行研究では膝伸展筋力との関連が報告されているが,片麻痺者の起立や歩行の獲得には分離した股関節伸展運動も重要な要素となる。今回検討した麻痺側での片脚ブリッジ運動は,下肢の分離性と股関節伸展筋力の要素を必要とする運動であるため,動作能力との関連を認めたと考える。また,選択されたBRSはその手法や判定に専門的知識を要する。しかし,本研究で用いたブリッジ運動評価は家族も含めて簡便に実施ができる点で,在宅や訪問リハにおいて動作能力の変化をスクリーニングする手法として活用できる可能性がある。今後,縦断的研究にてブリッジ運動評価による片麻痺者の獲得動作の予後予測について検討し,臨床的意義を深めて行きたい。【理学療法学研究としての意義】動作能力との関連を有する麻痺側のブリッジ運動評価は,簡便に定量評価が可能であり片麻痺者の股関節伸展能力を捉える一指標として有用である。
  • 甲田 広明, 堤 陽平, 森 幸子, 北口 遼, 船越 大生, 前川 和道
    理学療法学Supplement
    2015年 2014 巻 P2-B-0688
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/04/30
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに,目的】理学療法を行うにあたってブリッジ運動を利用できる場面は様々である。ブリッジ運動は臥位で行えるため安全で,幅広い患者に用い易い。理学療法中ブリッジ運動を用いると,患者によって殿部の挙上度合いに差があり,歩行自立度の高い患者ほどブリッジ運動時に股関節を伸展出来ているように感じる。そこで今回,ブリッジ運動時の股関節伸展角度と歩行自立度の関係を調べ,歩行自立度低下の予測及び予防をする際の指標とすることを目的とした。【方法】当院外来通院中で,屋外歩行自立度が独歩自立または杖歩行自立の患者を対象とした。対象の年齢選定は,年齢によるバイアスを少なくする目的で,下限を前期高齢者以上とし上限を90歳未満とした。得られた対象者は独歩自立の者が21名(男性8名,女性13名,平均年齢76.4±5.4歳,以下,独歩群),杖歩行自立の者が11名(男性2名,女性9名,平均年齢79.2±7.8歳,以下,杖歩行群)であった。下肢に麻痺のある者,ブリッジ運動時に痛みの出る者,また屋外歩行が独歩であったり杖歩行であったりと歩行自立度が一定しない者は除外した。ブリッジ運動の開始肢位は,背臥位にて両側上肢をベッド上に置き,膝関節を膝蓋骨の鉛直下方に踵部の後端が位置するところまで屈曲した肢位とした。開始肢位からゆっくりと可能な範囲で殿部を挙上させ,挙上が止まった時点での股関節伸展角度をゴニオメーターで計測した。その際上肢の力を用いることは禁止しなかった。股関節伸展角度は,日本整形外科学会及び日本リハビリテーション医学会の定める測定方法を参考にし,体幹と大腿で計測を行った。統計は,独歩群と杖歩行群において得られた股関節伸展角度及び年齢について比較検討した。統計処理にはt検定を用い,有意水準を5%未満とした。また,独歩群と杖歩行群の歩行自立度に関するカットオフ値をROC曲線より決定し,クロス集計表より感度,特異度,陽性的中率,陰性的中率,正答率を算出した。【結果】ブリッジ運動時の股関節伸展角度の平均値は,独歩群1.4±11.1°,杖歩行群-21.8±11.5°で有意差を認めた(p<0.05)。両群間の年齢については有意差を認めなかった(p=0.25)。またブリッジ運動時の股関節伸展角度のROC曲線から,最も有効な統計学的カットオフ値は-15°であると判断できた。この点をカットオフ値としたクロス集計表より,感度86%,特異度82%,陽性的中率75%,陰性的中率90%,正答率84%の値が算出された。【考察】今回の研究から,独歩群は杖歩行群と比較してブリッジ運動時の股関節伸展角度が有意に高値を示し,カットオフ値は-15°であることが分かった。クロス集計表から得られた値は,陽性的中率を除いてすべて80%以上であり,歩行自立度に関する評価指標として有用であると考えられた。陽性的中率は75%であったが,陰性的中率は90%,正答率は84%であり,ブリッジ運動時の股関節伸展角度が-15°以上であれば歩行自立度が独歩となり易いことが示された。以上より,独歩自立の者のブリッジ運動時の股関節伸展角度が-15°のカットオフ値を下回るようであると,今後歩行自立度が低下すると予測された。また,独歩自立の者でブリッジ運動時の股関節伸展角度が-15°以上であれば,それを下回らないように理学療法を行うことで歩行自立度低下を予防できると考えられた。さらに現在の歩行自立度が杖歩行である者に対しては,-15°のカットオフ値を上回るように理学療法を行うことで,歩行自立度を向上させる可能性も示唆された。しかし今回の研究では,何故ブリッジ運動時の股関節伸展角度と歩行能力に関連があるのかについての詳細な検討は出来ておらず今後の研究課題としたい。また,どのような理学療法を行うとブリッジ運動時の股関節伸展角度が向上するかについても合わせて調査をしていきたい。【理学療法学研究としての意義】ブリッジ運動時の股関節伸展角度を計測することで,歩行自立度低下の予測及び予防をする際の指標になる可能性を示すことができ,理学療法学研究としての意義はあったと思われる。
  • 小澤 春香, 佐藤 慎也, 玉木 宏史, 黒川 純
    理学療法学Supplement
    2014年 2013 巻 0975
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/05/09
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに,目的】臨床的に下肢筋力強化や足底への荷重刺激,下肢伸展共同運動からの分離運動として患者にブリッジ動作を指導する機会が多い。その際にセラバンドやボールを用い外転筋群・内転筋群の選択的な収縮を図ることも多い。先行研究においてブリッジ動作時の股関節外転角度や膝関節屈曲角度の違いによる筋活動を比較した報告は多いが,内外転筋群への抵抗を加えたブリッジ動作の報告は少ない。そこで本研究では外転の抵抗を加えない通常のブリッジ動作と,外転・内転方向への抵抗を加えたブリッジ動作の中殿筋・大殿筋・内転筋群の筋活動を測定し,各ブリッジ動作が各筋に及ぼす影響を検討することである。【方法】健常成人男性17名(平均年齢25.9±2.9歳,平均身長170.9±5.3cm,平均体重65.5±9.7kg)を対象とし,測定肢位は上肢を胸の前で組み,股関節内外転中間位,膝関節屈曲130°からのブリッジ動作とし,股関節屈伸0°にて5秒静止を3回測定した。ブリッジ動作は無抵抗下でのブリッジ(ノーマル),外転等尺性収縮を加えたブリッジ(外転ブリッジ),内転等尺性収縮したブリッジ(内転ブリッジ)とした。股関節内外転等尺性収縮はハンドヘルドダイナモメーターと自家製固定装置を用い,最大等尺性収縮を基準として100%(max),50%,25%とした。測定方法は,表面筋電計マイオトレースを用い中殿筋・大殿筋・内転筋群の3筋を導出筋とした。ダニエルズのMMT5を基準として正規化し%MVCとした。測定区間は等尺性収縮5秒間のうち中間3秒間とし,3回の平均値を用い,各筋の%MVCを各ブリッジ動作で比較検討した。統計処理は,一元配置分散分析の後にTukeyの多重比較を用い,有意水準は5%とした。【倫理的配慮,説明と同意】研究の開始に当たり当院の倫理委員会の承認を得た(承認番号2013023)。また被験者には研究の意義・目的について十分に説明し,同意を得た後に実施した。【結果】中殿筋では,ノーマルで11.2±6.0%,外転ブリッジmax(外転max)で92.3±47.1%,外転ブリッジ50%(外転50%)で33.6±12.6%,外転ブリッジ25%(外転25%)で21.2±10.5%,内転ブリッジmax(内転max)で14.8±8.0%,内転ブリッジ50%(内転50%)で9.1±5.9%,内転ブリッジ25%(内転25%)で7.9±4.2%であった。外転max・外転50%ではノーマルより有意に高く,さらに外転maxは外転50%より有意に高かった。外転maxは他の全ての課題より有意に高かった。大殿筋ではノーマルで14.9±8.8%,外転maxで78.6±44.5%,外転50%で24.8±11.9%,外転25%で19.1±12.0%,内転maxで19.6±15.4%,内転50%で11.1±8.4%,内転25%で9.6±6.5%であった。外転maxは他の全ての課題より有意に高かった。内転筋では,ノーマルで12.9±5.8%,外転maxで9.7±5.9%,外転50%で1.8±0.9%,外転25%で3.2±2.5%,内転maxで60.8±19.6%,内転50%で26.3±12.2%,内転25%で15.0±7.0%であった。内転max・内転50%では他の全ての課題より有意に高く,さらに内転maxは内転50%より有意に高かった。【考察】ブリッジ動作において,外転方向へ等尺性収縮を最大努力で実施すると,通常のブリッジ動作よりも大殿筋をさらに活動させることができるが,最大努力の50%以下の抵抗では大殿筋の筋活動に変化はみられない。中殿筋・内転筋群は50%で筋活動が増加し,最大努力によってさらに筋活動は増加する。股関節内外転方向への抵抗を加えたブリッジ動作でさらに中殿筋・内転筋群を選択的に活動させるには,内外転方向への等尺性収縮を50%以上で実施する必要がある。【理学療法学研究としての意義】今回の結果から,ブリッジ運動を行う際は,目的とした筋に合わせて抵抗の種類・負荷量を変えることで,より効率的に筋活動を増加させることができると考える。
  • 中村 壮大, 勝平 純司, 松平 浩, 高橋 美帆, 佐久間 善子, 崎田 真里子
    理学療法学Supplement
    2017年 2016 巻 P-MT-32-2
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/04/24
    会議録・要旨集 フリー

    【はじめに,目的】

    四つ這い位などの運動課題の違いが腹横筋に与える影響についての研究は認められるが,ブリッジ動作の種類の違いによる影響の検証は行われていない。そこで我々は,ブリッジ動作の種類の違いがどの様に腹横筋の筋厚へ影響を及ぼすかを明らかにすべく検証を行った。

    【方法】

    対象は整形外科的手術歴がなく,神経学的にも問題のない健常成人26名(男性10名,女性16名)とした。超音波診断装置を用い課題動作である3種類のブリッジ動作(両脚ブリッジ,片脚ブリッジ,クロスブリッジ)と安静時の腹横筋の筋厚の測定を実施した。被験者は両脚ブリッジ(股関節伸展0°となるまで臀部を挙上),片脚ブリッジ(一方の下肢の膝関節を完全伸展させたまま臀部を挙上させ股関節伸展0°になるようにし,左右の膝蓋骨の高さが同じかつ足関節底背屈0°),クロスブリッジ(一方の外果を他方の膝蓋骨上縁に接し,他方の股関節伸展0°となるまで臀部を挙上させる)を行う。これに加え,ブリッジをしない安静時のコントロール群,計4種類における腹横筋の筋厚を測定した。測定条件として①ブリッジ動作時上肢は胸の前でクロスする②両脚ブリッジでは両側の膝関節,片脚ブリッジ・クロスブリッジでは接地側の膝関節を70°屈曲位とする③足底はベッドに全面接地させる。分析方法は2試行の平均値を代表値とした。統計処理として,ブリッジの種類による腹横筋の筋厚の比較には,種類,左右,性差の三元配置分散分析反復測定法を実施し,交互作用を検討した後に,一元配置分散分析反復測定法(種類)にて検定を行った。有意水準は5%とした。また,被験者に対して各ブリッジ動作の難易度についてのアンケートを実施した。

    【結果】

    三元配置分散分析(種類,左右,性差)を行った結果,性差には有意差を認めたものの,種類と性差,種類と左右,性差と左右に交互作用は認められなかった。そこで,一元配置分散分析(種類)にて検定した結果,安静時に比べ両脚では有意に筋厚の増加が認められた(p=0.001)。また,片脚に比べ両脚(p=0.002),クロスに比べ両脚(p=0.001)でも有意に筋厚の増加が認められた。

    【結論】

    ブリッジ動作の種類の違いにおける腹横筋の筋厚への影響を検証した結果,両脚ブリッジにおいて最も筋厚が増加した。諸家によって,支持基底面が不安定な時には脊柱起立筋やハムストリングといったグローバル筋群が活動する事が報告されている。本研究において両脚ブリッジで最も腹横筋の筋厚が増加した要因として,片脚やクロスなどのブリッジ動作と比較して両脚ブリッジでは支持基底面が安定しているため,骨盤底筋群や腹部深層の腹筋群の収縮が得られやすく,これが,腹横筋の筋厚の増加につながったと考えた。本研究により両脚ブリッジが最も腹横筋の筋厚が増加することが明らかとなった。これらは,リハビリテーション分野におけるトレーニング方法の重要な知見となると考える。

  • 市橋 則明, 池添 冬芽, 羽崎 完, 白井 由美, 浅川 康吉, 森永 敏博, 濱 弘道
    理学療法科学
    1998年 13 巻 2 号 79-83
    発行日: 1998年
    公開日: 2007/03/29
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は,健常男性12名を対象に,各種ブリッジ動作中の股関節周囲筋の筋活動量を明確にし,さらに各筋のMMT3の筋活動と比較することである。測定筋は,大殿筋,中殿筋,大腿筋膜張筋,大内転筋とし,各筋の整流平滑化筋電図を求めた。その結果,両脚ブリッジの筋活動量は20%以下の低い筋活動であった。一方,片脚ブリッジの筋活動量は,股伸展・外転筋で高い値を示し,両脚ブリッジと比較し,すべての筋において有意に増加した。MMT3の筋活動とブリッジ動作を比較すると,大内転筋を除いて片脚ブリッジの方が大きい筋活動を示した。本研究結果より,片脚ブリッジは大殿筋だけでなく中殿筋や大腿筋膜張筋の筋力トレーニングとして有効であることが示唆された。また,片脚ブリッジをするためには,MMT3以上の筋活動が必要であり,訓練処方の1つの基準となると考えられる。
  • ―小学校中学年における「アンテナブリッジ」と「前転ブリッジ」の関係を中心に―
    中西 紘士, 木原 成一郎, 大後戸 一樹, 久保 研二
    体育科教育学研究
    2019年 35 巻 2 号 17-31
    発行日: 2019/09/30
    公開日: 2019/10/25
    ジャーナル フリー
  • 浅野 賢, 熊井 初穂, 中斎 富士子, 桜井 真由美, 里宇 明元, 高橋 守正, 儀武 三郎, 青柳 昭雄
    理学療法学Supplement
    1988年 1988.15.1 巻
    発行日: 1988/03/31
    公開日: 2017/07/07
    会議録・要旨集 フリー
  • 中山恭秀, 平山次彦, 五十嵐祐介, 中村智恵子
    関東甲信越ブロック理学療法士学会
    2016年 35 巻
    発行日: 2016年
    公開日: 2021/03/12
    会議録・要旨集 フリー

    【はじめに】早期からの介入が増えている臨床現場では、廃用症候群を判断する指標であるBI の下位項目全てを実施することが難しい。新しいグレーディングスケール(GS)を採用した学会版MMT が報告されたことを受け、総合的運動として報告が多いブリッジ運動のMMT(ブリッジMMT)を定義し有用性を検証したので報告する。

    【方法】ブリッジ運動の体位は諸家の報告を参考に両手を体に沿わせた背臥位、被検者初期姿勢を膝立て位とした。グレードの判断は学会版MMT のGS2 に則り、膝関節下方1 足長前後に置き殿部が最も持ち上がる足位で体幹が水平まで拳上できることを課題運動とし、抵抗部位は骨盤と定義した。当院で依頼のあった廃用症候群患者で同意が得られた7名にてブリッジMMT の尺度の内的一貫性(Guttman scale)、検者間一致率(cohen’s Kappa)、体組成計(Inbody)より求めた筋量との基準関連妥当性(rho)を検証した。検者間一致率は学会版MMT の体幹伸展も確認した。加えて135 名の患者で測定したブリッジMMT とAbility for Basic Movement Scale(ABMS)の立ち上がり動作と予測的妥当性(rho)を検証した。本研究は当大学の倫理委員会の承認を得ている。

    【結果】全患者で内的一貫性が確認され、検者間一致率は学会版MMT の体幹伸展で.71、ブリッジMMT で.86 となった。筋量との基準関連妥当性は.64、立ち上がり動作との予測的妥当性は.66 であった(p<.05)。

    【考察】ブリッジ運動は起居に制限が生じている患者の全身調整運動として適切としながらも両脚で行う場合は健常成人で最大筋力比の16~20%相当であるため筋力強化には適さないとの意見もある。一方で歩行に必要な脊柱起立筋筋力の最大比が6%前後とされるなか、高齢者では36%程度の筋収縮が必要とも報告され、離床期の患者では低い負荷とも言い難い。一貫性、高い一致率、妥当性などが備わっているブリッジMMT は臨床的有用性が高い評価並びに介入方法であると考える。

  • 高橋 由依, 隈元 庸夫, 世古 俊明, 杉浦 美樹, 金子 諒介, 吉川 文博
    理学療法科学
    2014年 29 巻 2 号 213-218
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/05/22
    ジャーナル フリー
    〔目的〕ブリッジ運動時の足底への荷重率と股伸展角度(角度),起立と移動能力との関連性を疾患別に検討した.〔対象〕大腿骨頸部骨折患者(頸部骨折者)47名と脳血管障害患者(CVA者)36名とした.〔方法〕起立と移動の視点ごとにその能力により群分けし両脚,片脚ブリッジ運動での荷重率と角度について群間で比較した.またCVA者ではBrunnstrom stageによる比較も行った.〔結果〕両疾患者ともに起立と移動のいずれも両脚,患側ブリッジ運動での荷重率と角度の能力による差がみられ,CVA者の非患側ブリッジ運動での荷重率と角度は有意な差を示さなかった.Brunnstrom stage別ではstage VIで起立と移動能力の高い者が多かった.〔結語〕CVA者の非患側ブリッジ運動での荷重率には動作能力が十分に反映されていない可能性がある.
  • 長井 浩子, 沖山 努, 大山 里美, 宮崎 訓子, 鈴木 陽子, 橋口 紫, 山岸 悦子
    理学療法学Supplement
    1994年 1994.21.2 巻
    発行日: 1994/04/01
    公開日: 2017/07/24
    会議録・要旨集 フリー
  • 野田 将史, 佐藤 謙次, 斉藤 明子, 日詰 和也, 印牧 真, 黒川 純, 岡田 亨
    理学療法学Supplement
    2012年 2011 巻
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/08/10
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】 ブリッジ運動は下肢筋群の筋力強化として臨床で広く活用されており,これに関する報告は散見される.しかし,両脚ブリッジ運動における股関節外転および膝関節屈曲角度の違いが下肢筋群筋活動に及ぼす影響は明らかにされていない.本研究の目的は,両脚ブリッジ運動において最も効率良く筋力強化を行う肢位を検討することである.【方法】 対象者は,下肢疾患の既往の無い健常成人15名(男性9名,女性6名,平均年齢27.4歳,平均身長166.4cm,平均体重62.7kg)であった.測定方法は,表面筋電計はマイオトレース(Noraxon社製)を用い,大殿筋・中殿筋・内側ハムストリングス・外側ハムストリングスの4筋を導出筋とした.電極貼付部位は,大殿筋は大転子と仙椎下端を結ぶ線上で外側1/3から二横指下,中殿筋は腸骨稜と大転子の中点,内側ハムストリングスは坐骨結節と脛骨内側顆の中点,外側ハムストリングスは坐骨結節と腓骨頭の中点とした.十分な皮膚処理を施行した後,各筋の筋腹に電極中心距離2cmで表面電極を貼り付け,動作時における筋電波形を導出した.アースは上前腸骨棘とした.測定値は最大随意収縮(MVC)で正規化し%MVCとした.MVCの測定はダニエルズのMMT5レベルの測定肢位において5秒間の等尺性最大収縮とした.測定条件は,MVC測定後5分間の休息を設け,次の条件における各筋の筋活動を1肢位あたり2回測定しその平均値を分析に用いた.測定時間は5秒間とし中3秒間を解析に用いた.尚,条件の測定順序は無作為とした.測定肢位は,両足部内側を揃え股関節軽度内転位とし膝関節120度屈曲位でのブリッジ運動(股内転膝屈曲120°),膝関節90度屈曲位でのブリッジ運動(股内転膝屈曲90°),膝関節60度屈曲位でのブリッジ運動(股内転膝屈曲60°),両足部を肩幅以上に開き股関節外転20度とし膝関節120度屈曲位でのブリッジ運動(股外転膝屈曲120°),膝関節90度屈曲位でのブリッジ運動(股外転膝屈曲90°),膝関節60度屈曲位でのブリッジ運動(股外転膝屈曲60°)の6肢位とした.また,運動時は股関節屈曲伸展0度になるまで挙上するよう指示し,測定前に練習を行い代償動作が出現しないよう指導した.統計学的分析にはSPSS ver.15を用い,一元配置分散分析および多重比較により筋毎に6肢位の%MVCを比較した.また,有意水準は5%とした.【倫理的配慮,説明と同意】 本研究は当院倫理委員会の承認を得た上で,各被験者に研究に対する十分な説明を行い,同意を得た上で行った.【結果】 各動作における%MVCの結果は以下の通りである.大殿筋では,股外転膝屈曲120°は股内転膝屈曲60°と股内転膝屈曲90°よりも有意に高値を示したが,その他の有意差は認められなかった.中殿筋では,すべてにおいて有意差は認められなかった.内側ハムストリングスでは,股外転膝屈曲120°は股内転膝屈曲60°と股外転膝屈曲60°と股内転膝屈曲90°と股外転膝屈曲90°よりも有意に低値を示した.股内転膝屈曲120°は股内転膝屈曲60°と股外転膝屈曲60°よりも有意に低値を示した.その他の有意差は認められなかった.外側ハムストリングスでは,股内転膝屈曲60°は股内転膝屈曲90°と股外転膝屈曲90°と股内転膝屈曲120°と股外転膝屈曲120°よりも有意に高値を示した.股外転膝屈曲60°は股内転膝屈曲90°と股外転膝屈曲90°と股内転膝屈曲120°と股外転膝屈曲120°よりも有意に高値を示した.股内転膝屈曲90°は股外転膝屈曲120°よりも有意に高値を示した.その他の有意差は認められなかった. 【考察】 今回,各動作時における%MVCの結果から,大殿筋では股関節内転位よりも外転位,膝関節軽度屈曲位よりも深屈曲位の方が有意に高値を示した.内外側ハムストリングスでは,膝関節深屈曲位よりも軽度屈曲位の方が有意に高値を示した.この結果から,ブリッジ運動を行う際は,大殿筋に対しては股関節外転位+膝関節深屈曲位,ハムストリングスに対しては内外転を問わず膝関節軽度屈曲位に設定することで効率が向上されることが示唆された.【理学療法学研究としての意義】 臨床で頻繁に処方する両脚ブリッジ運動の最も効率よい肢位が判明することで,患者への運動指導の際その肢位を活用し運動指導することができる.
  • 政所 和也, 村田 伸, 宮崎 純也, 堀江 淳, 阿波 邦彦, 上城 憲司
    理学療法学Supplement
    2013年 2012 巻 A-P-30
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/06/20
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに、目的】身体機能を定量的に評価することは、運動プログラムの立案や運動効果の判定に極めて重要である。特に、高齢者における身体機能を定量的に評価することは転倒および寝たきり予防の観点からも重要である。一般に、筋力(上体起こし、膝伸展筋力)やバランス能力(片脚立位保持時間、Functional reach test;FRT)、歩行能力(Timed up and go test;TUG)、柔軟性(長座体前屈)等を中心に、高齢者の身体機能評価について多くの臨床的有用性が報告されている。しかし、それらの身体機能評価項目は課題動作が身体的負担となり、高齢者に用いることが困難なことが多い。そこで我々は、臨床において下肢機能の向上を目的とした運動療法として用いられるブリッジトレーニングに着目し、市販体重計にてブリッジの際の足底で床を押す力(ブリッジ力)を定量的に測定し、高齢者の身体機能の評価指標として用いることを考案した。本研究では、ブリッジ力測定法の有用性について各種身体機能評価との関連性から検討した。【方法】対象は、要支援および要介護状態でない地域在住男性高齢者32 名(平均年齢78.6 ± 6.8 歳、平均体重59.5 ± 7.2kg)とした。測定はブリッジ力の他、上体起こし、膝伸展筋力、片脚立位保持時間、FRT、TUG、長座体前屈を実施した。ブリッジ力測定の開始肢位は、背臥位にて両足関節中間位(底背屈0 度)とし、両上肢は体側に付けるように指示した。合図と同時にブリッジ動作を行い、足底に設置した市販体重計を最大努力にて床へ押しつけるように指示した。なお、測定中は両膝が離れないように留意した。測定は2 回行い、最大値を代表値とした。さらに得られた最大値を体重で除したものをブリッジ力値として採用した。統計処理は、ブリッジ力測定法の有用性に関してピアソンの相関係数を求めて検討した。なお、有意水準5%未満を有意差ありと判断した。【倫理的配慮、説明と同意】本研究はヘルシンキ宣言に沿った研究として実施した。対象への説明と同意は、研究の概要を口頭および文書にて説明後、研究内容を理解し、研究参加の同意が得られた場合、書面にて自筆署名にて同意を得た、その際参加は任意であり、測定に同意しなくても何ら不利益を受けないこと、また同意後も常時同意を撤回できること、撤回後も何ら不利益を受けることがないことを説明した。【結果】各測定項目の平均値と標準偏差は、ブリッジ力35.8 ± 5.3%、上体起こし5.5 ± 4.7 回、膝伸展筋力73.5 ± 21.6%、片脚立位保持時間27.8 ± 30.3 秒、FRT27.6 ± 7.6cm、TUG6.8 ± 1.1 秒、長座体前屈29.5 ± 10.9cmであった。ブリッジ力と有意な相関が認められたのは、膝伸展筋力(r=0.459、p<0.05)、片脚立位保持時間(r=0.397、p<0.05)、FRT(r=0.473、p<0.05)であった。その他の測定値とブリッジ力との間には、有意な相関は認められなかった。【考察】本研究結果より、ブリッジ力と下肢筋力を反映する膝伸展筋力およびバランス能力を反映する片脚立位保持時間、FRT との間に有意な相関が認められた。その他、上体起こし、TUG、長座体前屈との間には有意な相関は認められなかった。膝伸展筋力は多くの先行研究において、下肢機能評価としての重要性が報告され、その評価意義については周知されている。本研究において、ブリッジ力と膝伸展筋力との間に有意な正相関を認めたことから、ブリッジ力が高齢者の下肢筋力の指標として有用であることが示された。片脚立位保持時間に関しては、保持能力の低下が転倒を引き起こす可能性があることから、高齢者の身体機能評価として重要視されている。また、FRTに関しても前方への重心移動に対しての姿勢制御や体幹の安定性の指標となることが報告され、バランス能力の指標とされることが多い。本研究結果より、ブリッジ力と片脚立位保持時間およびFRTとの間 に有意は正相関を認めたことから、ブリッジ力が高齢者のバランス能力の指標になり得る可能性が示された。一方、上体起こし、TUG、長座体前屈との間には有意な相関は認められなかった。これらの知見より、ブリッジ力測定法は高齢者の下肢筋力ならびにバランス能力を定量的に評価できる簡易機能評価法として臨床応用できる可能性が示された。【理学療法学研究としての意義】ブリッジ力測定法は、特別な機器を必要とせず、臨床的にも簡便な方法である。さらに、背臥位で行えることから、安全な方法と言える。本研究は、ブリッジ力測定法が高齢者の下肢筋力およびバランス能力を推察できる可能性を示唆した。
  • ─負荷を課した側臥位での股関節外転運動と比較して─
    兵頭 甲子太郎
    理学療法科学
    2009年 24 巻 4 号 565-568
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/09/24
    ジャーナル フリー
    〔目的〕本研究の目的は,片脚ブリッジ動作と負荷を課した側臥位での股関節外転運動の筋活動を比較し,片脚ブリッジ動作の有効性について検討することである。〔対象〕対象は整形外科的疾患の既住のない健常成人12名とした。〔方法〕負荷量(体重の0%,2%,4%,6%)と外転角度(外転0 °,10°,20°)を変えた側臥位での股関節の外転運動と片脚ブリッジ動作を行い,その時の中殿筋,大殿筋上部線維,大腿筋膜張筋の筋活動を測定した。〔結果〕片脚ブリッジ動作と負荷を課した側臥位での股関節の外転運動間に大きな有意差はなく,同程度の筋活動がみられた。〔結語〕今回の結果から,股関節外転筋への筋力増強訓練として,片脚ブリッジ動作が側臥位での股関節の外転運動と同程度の有効性があると考えられた。
  • 全 完, 伊藤 一貴, 田邉 卓爾, 彦坂 高徹, 足立 芳彦, 加藤 周司
    日本内科学会雑誌
    2001年 90 巻 5 号 874-876
    発行日: 2001/05/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    症例は57歳,労作性狭心症の女性で, 99mTc-tetrofosmin心筋SPECTにより運動誘発性の心筋虚血が認められたため精査を行った.冠動脈造影では左前下行枝の中部に心筋ブリッジの所見が認められた.血管内エコーでは心筋ブリッジの中央部で動脈硬化所見が認められた.内服治療を行ったが奏功せず,心筋ブリッジ部にステント留置を行った.ステント留置により心筋ブリッジの所見は消失し,胸部症状は軽快した.ステント植え込みは薬剤難治性の心筋ブリッジ例における有効な治療法と考えられた.
  • 高橋 由依, 隈元 庸夫, 世古 俊明, 金子 諒介, 吉川 文博
    理学療法科学
    2015年 30 巻 5 号 699-705
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/12/06
    ジャーナル フリー
    〔目的〕ブリッジ運動評価の有用性について検討し,その基準値を得ること.〔対象〕片麻痺者56名とした.〔方法〕対象を起立,「している」移動,「できる」移動で能力別に群分けし両脚,麻痺側・非麻痺側ブリッジ運動時の荷重率と股屈曲角度(角度),膝伸展筋力,ブルンストロームステージについて群間比較し,有意差を認めた項目を独立変数,各動作能力を従属変数とするロジスティック回帰分析を行いROC曲線からcut-off値を算出した.〔結果〕起立が可能となる麻痺側ブリッジ角度は34°,「している」移動が歩行,「できる」移動が非補助具となる麻痺側ブリッジ荷重率は18%であった.〔結語〕麻痺側ブリッジ運動評価は,起立と移動能力を反映する片麻痺者の股関節伸展運動能力を定量評価しうる有用な評価法であることが示唆された.
  • ~寛骨臼移動術後の股関節運動の検討~
    山崎 和博, 平井 友和
    理学療法学Supplement
    2014年 2013 巻 0379
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/05/09
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】寛骨臼移動術は骨頭の被覆を改善し関節の安定性を得て変形性股関節症の進行を防止しようとする手術法である。この手術では大転子の切骨を伴うため,当院では中殿筋の筋力トレーニングは荷重開始以降の術後2,3週目より開始の許可を得ている。しかし,その負荷量については一定の見解が得られていなかった。一方,術側下肢の荷重は術後2週より1/3荷重から開始となり,3週で1/2荷重,4週で2/3から3/4荷重と1週毎に増加していく。そこで各荷重時と股関節の各運動時での中殿筋の筋活動を比較し,寛骨臼移動術後における安全な股関節運動の検討を目的とした。【方法】対象は下肢・体幹に整形外科的疾患の既往がない健常男子12名(年齢27.3±5.0歳,身長173.3±7.0cm,体重64.6±7.9kg)とした。荷重は測定側を体重計(タニタ社製),非測定側を台に乗せた安静立位を開始肢位とし,まず被験者に体重計を確認しながら荷重を行わせた。荷重量が安定したところで5秒間の静止立位時の筋活動を測定した。荷重課題は体重の1/2荷重,2/3荷重,3/4荷重,全荷重の計4つとした。股関節の各運動は側臥位股関節外転,腹臥位股関節伸展,SLR,両脚ブリッジ,片脚ブリッジを5秒間の等尺性運動で行わせ筋活動を測定した。また背臥位股関節外転運動を,ベッド上(以下ベッド上外転)と股関節中間位でのスリング使用懸垂時(以下スリング外転)で行わせた。股関節中間位を開始位置とし,1秒に1回の外転動作を10回反復させ筋活動を測定した。全ての課題は測定前に練習を行わせ実施した。筋活動の測定には表面筋電計MyoSystem1200(Noraxon社製)を用いた。被験筋は右中殿筋(腸骨稜の中点より2.5cmほど遠位)とし,電極中心距離は2.0cmとした。解析にはMyoResearchXP(Noraxon社製)を用い,中殿筋の最大等尺性収縮時の最大値を100%として正規化し,各課題の%MVCを求めた。荷重時と股関節等尺性運動時は安定した3秒間の%MVCの平均値,反復運動は10回のピーク%MVCの平均値を算出した。統計処理は各荷重時と各股関節運動時の%MVCの比較,各運動時の%MVCの比較に一元配置分散分析を用い,多重比較にはGames-Howell法を用いた。有意水準は5%未満とした。【倫理的配慮,説明と同意】被験者には書面にて本研究の内容を説明し同意を得て実施した。【結果】各荷重時の%MVCは,1/2荷重で5.7±2.9%,2/3荷重で10.0±3.7%,3/4荷重で12.6±4.2%,全荷重で20.7±8.3%であった。各股関節運動時の%MVCは側臥位股関節外転で21.2±4.5%,腹臥位股関節伸展で12.0±4.4%,SLRで6.2±3.1%,両脚ブリッジで4.9±4.0%,片脚ブリッジで29.2±11.5%であった。また,ベッド上外転で12.0±5.5%,スリング外転で6.4±3.4%であった。各荷重時と各股関節運動時の比較では,SLR,両脚ブリッジ,スリング外転は,3/4荷重(p<0.05),全荷重(p<0.01)と比べ有意に低値であった。側臥位股関節外転と片脚ブリッジは,1/2,2/3,3/4荷重に比べ有意に高値であった(p<0.01)。腹臥位股関節伸展は1/2荷重に比べ有意に高値であった(p<0.05)。各運動の比較では,側臥位股関節外転と片脚ブリッジは腹臥位股関節伸展,SLR,両脚ブリッジ,ベッド上外転,スリング外転と比べ有意に高値であった。【考察】スリング外転,両脚ブリッジ,SLRは,1/2荷重時と比べ中殿筋の筋活動が同程度であり3/4荷重時と比べ低値であった。腹臥位股関節伸展,ベッド上外転は,3/4荷重時と同程度の筋活動であり,腹臥位股関節伸展は1/2荷重時と比べ有意に高い筋活動であった。背臥位股関節外転運動でスリングを使用することは,ベッドとの摩擦が無くなり低い筋活動で行えるため,初期の中殿筋トレーニングとして有用である。またスリングの位置をより股関節外転位とすることで,さらに中殿筋の筋活動を抑えることも可能と予測できる。腹臥位股関節伸展は,中殿筋の筋活動を考慮すると寛骨臼移動術後早期には慎重になるべきと思われる。術後4週以降の2/3~3/4荷重時を基準とした場合,中殿筋に関して片脚ブリッジと側臥位股関節外転は高負荷,腹臥位股関節伸展とベッド上外転は中程度負荷,スリング外転と両脚ブリッジ,SLRは低負荷の運動と言える。【理学療法学研究としての意義】大転子切骨を伴う寛骨臼移動術後のリハビリテーションの一助となり,その他の大転子切骨を伴う手術後で股関節運動を行う上での参考となりうる。
  • 和田 雅之, 佐藤 剛志, 坂本 啓, 山浦 弘
    年次大会
    2015年 2015 巻 G1900105
    発行日: 2015/09/13
    公開日: 2017/06/19
    会議録・要旨集 認証あり
    A solar power sail demonstrator IKAROS, which was launched in 2010, could accelerate and decelerate by receiving solar radiation pressure to its membrane surface in outer space. However, the membrane surface becomes uneven easily, because the membrane is very thin. The unevenness causes swirling motion, changing the spin rate and deterioration of the power conversion efficiency. In this study, effect of bridge structures for connecting divided sails on stress fields of sails was analyzed by using ABAQUS. It revealed the stress directions and compressive stress area. Inaddition, the bridges were modeled to piecewise linear springs to consider the changing of the natural length of the bridges. The analysis results revealed that the stress fields were extremely sensitive to the changing of the natural length.
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