1986年の
プラザ合意
後に日本企業は「グローバル経営」の段階に入っているが, 海外生産に関する柱は, 海外生産の増大と輸入 (海外調達) の拡大の2つである。海外生産についても, BRICsをはじめとする新興国市場が急速に拡大し, 世界経済を牽引してきている。OEM, EMS, 戦略的連携といった様々な新しい形態が出現している。日本企業がめざすのは, 「グローバル経営の優位性」の確立と活用である。代表例がトヨタのIMV (多目的世界戦略車) である。また昨年9月から始まった米国発の世界不況とドル安・円高は, 日本企業の経営のグローバル化を一層加速させ, それはまだ進行中である。
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