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全文: "ベースジャンピング"
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  • 地学雑誌
    2018年 127 巻 6 号 Cover06_01-Cover06_02
    発行日: 2018/12/25
    公開日: 2019/01/30
    ジャーナル フリー

     リーセフィヨルドは,ノルウェー南西部,ローガランカウンティーに位置するフィヨルドの一つである.北海沿岸にあるスタヴァンゲル市の25 km東方にあり,フィヨルドの長さは42 kmといわれている.このフィヨルドの特徴は花崗岩地域が深く侵食されて形成されていることであり,花崗岩は白っぽく明るい色合いをしていることから,「明るいフィヨルド」を意味するリーセフィヨルドとよばれるようになった.最終氷期の氷河に侵食されて形成されたこのフィヨルドは約1000 m垂直に落ち込み,写真のプレーケストーレン付近では,崖の高さ600 m,水深が400 mになっている.一方,フィヨルド出口付近のフォーサンドでは,水深は氷河堆積物によって約13 m付近まで浅くなっている.写真に写っているプレーケストーレンはリーセフィヨルドで一番人気がある観光スポットで,地名は「教会の説教壇」という意味である.地名の通り,垂直に600 m海面まで落ち込む切り立った断崖は絶景である.防護柵も何もなく,いわゆる「自己責任で」というお国柄で,断崖からパラシュートなどを背負って飛び降りるベースジャンピングも盛んに行われている.ただ,ここに到達するには,スタヴァンゲル市からフェリーとバスを1時間ほど乗り継いで,さらに山道を2時間ほど登らなければならいので,誰もが簡単に行けるアクセスがよい景勝地とはいえない.

    (写真・説明:前杢英明 2014年8月16日撮影)

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