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クエリ検索: "マットレス"
3,884件中 1-20の結果を表示しています
  • 大井 初江, 近藤 貴代
    日本農村医学会学術総会抄録集
    2005年 54 巻 2M06
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/11/22
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに】
    平成14年10月より厚生労働省より褥瘡対策未実施減算の告示通知がなされ、体圧分散
    マットレス
    (以下
    マットレス
    と称す)の使用が対策に含まれた。当院においても委員会の年間活動として
    マットレス
    の適正使用調査を行ない強化してきたが、平成15年10月より標準
    マットレスの見直しについて検討しリバーシブルマットレス
    を導入した。
    マットレス
    導入前の問題およびその後の状況について報告する。
    【標準
    マットレス
    導入前の問題点】
    1.緊急入院の際、
    マットレス
    に空きがないことが多く必要患者に早期対応できない状況があった。
    2.夜間など人員が少なく病棟間の
    マットレス
    の貸し借りなどで労力が必要であった。
    3.
    マットレス
    の早期対応が出来ないことにより褥瘡が悪化したケースがあった。
    【リバーシブル
    マットレス
    導入後の状況】
    リバーシブルマットの使用基準として、ソフト面使用は褥瘡発生リスクのある日常生活自立度B・Cの患者やOPE後3日間の患者、夜間の緊急入院や患者の状態に変化があった場合とした。ハード面の使用はOPE後3日目以後で離床できる患者、ADL自立患者、臥床時間が短くなった場合やリハビリ期の患者である。
    マットレス
    導入前の平成14年は入院時の持ち込み褥瘡を含めて、ステージIII以上の重度の褥瘡患者は6名であった。
    マットレス
    導入後はステージIIの浅い褥瘡発生はあったがステージIIIに移行する重度の褥瘡患者はいなくなった。リバーシブルマットの切り替え時に患者の意見を確認したが、一時的な違和感の声はあったがその後の寝心地等に問題はなかった。交換後の利点として
    マットレス
    に抗菌、防水効果があるため、防水シーツやバスタオルの使用が軽減できた。また汚染時はぬれたタオルで
    マットレス
    を拭くことができるため便利であった。夜間入院時に患者の状況に合わせて看護師1人で
    マットレス
    を簡単に準備することができた。
    【考察・まとめ】
    褥瘡予防のためには
    マットレス
    の適正使用が重要であるが、その対応が早期にできるようになったことは大きなメリットである。これまでの標準
    マットレス使用時のマットレス
    パッドが不要になったことで、寝具のずれやしわが解消できたことも褥瘡予防につながった。さらに
    マットレス
    の使用基準を定めたことで、スタッフが同一レベルで交換ができるようになり予防対策の意識づけとなり、さらにスタッフの褥瘡予防への関心が高まった。褥瘡予防は標準
    マットレス
    を見直し検討することも重要課題であると考える。
  • 松原 康美, 大西 ひとみ
    日本創傷・オストミー・失禁管理学会誌
    2015年 19 巻 4 号 403-409
    発行日: 2015年
    公開日: 2021/04/30
    ジャーナル フリー
  • 印南 裕之
    バイオメカニズム学会誌
    2013年 37 巻 3 号 185-188
    発行日: 2013年
    公開日: 2016/04/15
    ジャーナル フリー
    障害者や高齢者が使用する体圧分散
    マットレス
    を考える時,床ずれへの配慮とともに,体圧分散
    マットレス
    上での基本動作を助け,快適性に配慮することも大切である.本稿では体圧分散
    マットレス
    を「生活の場」とする視点からその用件について考え,実際の
    マットレス
    開発を紹介しながら解説する.
  • 各種マットレスの透湿性について
    中嶋 朝子, 中島 清子
    家政学雑誌
    1962年 13 巻 3 号 172-177
    発行日: 1962/06/15
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    室内温湿度24.3~29.3℃、湿度57~80%において成人女子2名を被検者とし、四種の試験用
    マットレスを使用した場合即ちソフランマットレス
    ・ハマフォーム
    マットレス
    ・わら布団・わら布団ともめん綿入り敷布団を重ねた場合について、その透湿性を知る為就床時の寝床内温湿度(上腹部・下肢側部)、
    マットレス
    内外面温湿度(上腹側部)などを測定した。温度測定は銅-コンスタンタン熱電対を用いて電位差計法により、湿度測定はミニマ鋭感湿度計を用いて行ない、両被検者とも各
    マットレス
    2回ずつ計16回測定した。その測定結果より次のことがわかった.
    (1) 寝床内温湿度・
    マットレス
    内外面温湿度の変化
    寝床内は就床により温度は上昇し湿度は低くなるが、温感が暑・蒸暑になると湿度は急に増加する。180分までの各
    マットレス
    内面及び外面の湿度増加を掛にタオル布団を用いた場合についてみると、ソフラン-内面6~2%・外面6.5%、ハマフォーム-内面3~21%・外面8~13%、わら-内面1.6~13.5%・外面0.8~2.5%、わら及びもめん-もめん内面3~23%・外面8~17%、わら内面9~15%・外面0.9~1.4%である。ソフラン・ハマフォーム・もめんの内外面湿度は増加しているが、わら外面は就床前と殆ど変化がない。
    (2)
    マットレス
    の透湿性
    就床前と180分後における
    マットレス
    内外面の温湿度から水蒸気張力を求め、その就床前よりの増加量を算出し、これらの内面増加量に対する外面の増加量をみると、ソフラン-0.43~0.53.ハマフォーム-0.30~0.62、わら-0.17~0.32わら及びもめん、-もめん綿0.67~1.00、わら-0.15~0.24で使用3時間における透湿度はソフラン
    マットレス
    ・ハマフォーム
    マットレス
    は大体同じ程度であり、わら布団は透湿が最小であった。
  • 宮本 信乃, 下井 俊典, 藤沢 しげ子
    理学療法学Supplement
    2011年 2010 巻 PI1-347
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/05/26
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】難病とは原因が現在の段階において不明であり, 原因的治療法がない.また生命予後に関して発症から一定期間慢性の経過をたどり,長期間に渡り更なる機能低下が生じると環境調整が必要になる.症状が重症化すると,呼吸機能障害を合併していくものもある. 環境調整の一つに
    マットレス
    の導入があり, 自力で体動が困難となった難病患者へ, 褥創防止の為にエア
    マットレス
    が導入されることが多い. しかし呼吸機能障害を考慮したものはない. そこで今回,材質の異なる
    マットレス
    が換気運動にどのような影響を与えるのか, 呼吸機能評価と伴に検討することを目的とした.
    【方法】対象は, 呼吸循環器系に障害を持たない健常成人20名(平均年齢26.8±5.1歳).
    マットレス
    は, (1)畳, (2)ウレタンフォーム
    マットレス
    , (3)エア
    マットレス
    (モルテン製)の3種類とし, それぞれ組織硬度計(伊藤超短波株式会社)を用いて硬さを測定する.
    マットレス
    上へ背臥位をとり,被験者の両上肢は体側へ沿わせる. 3分間の安静をとった後,各
    マットレス
    につき6回ずつスパイロメーターと, 胸郭拡張差を測定する.
    マットレス
    を換えて測定し, 間に3分間の安静を入れる. スパイロメトリーの測定は肺活量, %肺活量, 一回換気量を測定, 胸郭拡張差はメジャーを使用し, 最大吸気と最大呼気時の胸郭周囲径の差を, 腋窩高, 剣状突起高, 第10肋骨高の3か所で求める.統計学的分析として, 換気指標(VC, %VC, TV), 胸郭拡張差(腋窩高, 剣状突起高 ,第10肋骨高)を従属変数とし,
    マットレス
    の種類(3水準)を1要因とした反復測定による分散分析を行った. 分散分析の結果, 主効果の認められた要因については多重比較(Tukey HSD) を用い, いずれも有意水準は5%とした.
    【説明と同意】ヘルシンキ宣言に基づき, 対象者に対して研究の目的を説明し同意を得た上で研究を行った.
    【結果】VCは, 畳,ウレタンフォーム
    マットレス
    , エア
    マットレス
    の順に4.26±0.66L, 4.27±0.65L, 4.32±0.69Lであり,各
    マットレス
    間において有意差は認められなかった. また%VCはそれぞれ, 100.1±13.2%, 100.3±12.7%, 100.8±14.2%,TVは0.82±0.31L, 0.83±0.28L, 0.82±0.30Lであり,いずれも各
    マットレス
    間において有意差は認められなかった.対して胸郭拡張差の腋窩高は,それぞれ6.2±1.5cm, 6.7±1.8cm, 7.1±2.0cmであり,胸郭拡張差の剣状突起高は,5.8±1.3cm, 6.3±1.3cm, 6.6±1.3cmであり, いずれも畳はエア
    マットレス
    と比較して有意に低い値を示した. 胸郭拡張差の第10肋骨高は, 畳,ウレタンフォーム
    マットレス
    , エア
    マットレス
    の順に7.8±0.8cm, 7.3±1.1cm, 7.6±1.1cmであり, 畳はウレタンフォーム
    マットレス
    と比較して有意に低い値を示した.
    【考察】胸郭拡張差の腋窩高と剣状突起高でそれぞれ, 畳とエア
    マットレス
    を比較した結果,畳が有意に小さかった.また胸郭拡張差の第10肋骨高においても, 畳で有意に小さいことを認めた. これは
    マットレス
    の硬さが硬い方が体表面接触圧は強く生じ, 胸郭下側部に加わる圧力も強くなる. その結果胸郭拡張運動を妨げエア
    マットレス
    より硬い畳において胸郭拡張差が小さくなったと考える.ただし第10肋骨高の畳とエア
    マットレス
    で有意差は認められなかった. エア
    マットレスより硬さの硬いウレタンフォームマットレス
    において, 畳との有意差が生じたことから,
    マットレス
    の硬さ以外の要因も, 胸郭拡張差へ影響を与える可能性が考えられた. また
    マットレス
    の硬さの違いによる呼吸機能への影響は認めなかった.対象者を健常成人としたため, 差までは認められなかったと考えられる.
    【理学療法学研究としての意義】
    マットレス
    の硬さの違いにより, 臥床時の胸郭運動への影響が認められた.
    マットレス
    の硬さが硬い方が, 胸郭運動を制限することが明らかになった. このため
    マットレス
    を導入する際に, 褥創防止の観点からだけではなく,換気運動への影響も考慮した選定が可能となり得る. これは特に医学的に治療の限界がある, 進行性の疾患患者に対し,より効果的な環境因子からのアプローチにつながると考える.
  • 落合 英俊, 林 重徳, 塚本 良道, 朱 宰佑
    ジオテキスタイルシンポジウム発表論文集
    1993年 8 巻 18-28
    発行日: 1993/11/30
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
    ジオグリッド
    マットレス
    基礎は,
    マットレス
    基礎および下部地盤一体としての支持力,また変形特性を改良するため,頻繁に使用される。
    マットレス
    基礎は,上部において載荷された荷重をより広範な範囲に下部地盤へと伝達する機能を果たす。この
    マットレス
    基礎の荷重分散効果を把握するため,室内模型実験を行った。特に,
    マットレス
    基礎の厚さおよび下部地盤の反力係数の荷重分散効果にあたえる影響に着目し,下部地盤に伝達された荷重の分散の様子およびエネルギーについて報告を行う。
  • 測定器の信頼性とひずみの検討
    山上 潤一, 日比野 保子, 山村 真巳, 松永 佳世子, 才藤 栄一
    理学療法学Supplement
    2008年 2007 巻 1298
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/05/13
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】
    褥瘡対策を行う上で,除圧・栄養管理・局所ケアは重要な要素である.その中でも除圧に対する比重は大きく,除圧を目的とした
    マットレス
    の選択は重要となってくる.当院の褥瘡対策実務委員会においても適切な体圧分散
    マットレス
    の選択と使用を勧めており,徹底されている.当院で使用している体圧分散
    マットレスにはエアーマットレスとウレタンマットレス
    があり,ウレタン
    マットレス
    は数も多く幅広く使用されている.しかしウレタン
    マットレス
    では使用年月が経つにつれ体重が多くかかる中央部は硬度が変化しひずみが生じてくることを経験する.そこで今回
    マットレス
    の硬度測定器の開発とその信頼性,またひずみの判定方法について検討した.
    【方法】
    測定器は筋力計測器として使用されているハンドヘルドダイナモメータ(HOGGAN社製MicroFET2)を使用し,ジェルテック社の測定器を基に,アタッチメントを含め新たに作製した.
    対象のウレタン
    マットレス
    はサーモコントアを使用し,5年使用したものと新品のものとした.計測方法はマット全面とし,マット上面より垂直方向へ4cm力を加えた際の反力(N)を計測した.ひずみの判定に関してはマット中央部と四隅の7箇所測定における変動係数の比較を行った.なお信頼性の検討については級内相関係数(Intraclass correlation coefficient;ICC)と差の検討についてはwilcoxonの符号付順位検定で統計処理を行った.
    【結果】
    信頼性の検討では同一検査者内においてはICC(1,1)=0.99,5名による検査者間においてはICC(2,1)=0.97となり高い一致度が得られた.ウレタン
    マットレス
    における硬度の値(最高値/最低値)は5年使用した
    マットレス
    で90.2N/39.1Nとなり変動係数は30.2となった.また末端部と中央部では有意差が認められた(P<0.05).新品の
    マットレス
    では78.8N/73.1Nとなり変動係数は1.3となった.末端部と中央部では有意差が認められなかった.新品と5年使用した
    マットレス
    との比較では2つの間に有意差が認められた(P<0.05).
    【考察】
    今回ウレタン
    マットレス
    の硬度測定を行うために測定器の開発とひずみの検討を行った.測定器については高い級内相関係数が得られたことにより信頼性があり,またコンパクトで計測が簡便なことから誰でも使用できる実用的な測定器であると考えられた.ひずみに関しても5年使用した
    マットレス
    では中央部と末端部で明らかな差が認められ,新品の
    マットレス
    との間でも差が認められたことから,ウレタン
    マットレス
    の性質的変化が示唆された.
    今回
    マットレス
    のひずみの状態を変動係数を用い数値化した.これにより,今後はウレタン
    マットレス
    のひずみと体圧値の関係や褥瘡発生との関係等を明確にし,褥瘡対策に努めていきたい.
  • 石藏 良平, 安福 規之, 横田 善弘, 辻 慎一朗
    ジオシンセティックス論文集
    2020年 35 巻 1-6
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/12/06
    ジャーナル フリー
    軟弱地盤対策の一つとして,
    マットレス
    補強工法が適用されている.著者らは,本工法の更なる支持力改善を目的として,盛土直下の
    マットレス
    の両端に大型土のうを設置した新たな構造形式を提案している.本論文では,アルミ棒積層体を用いた載荷試験により,
    マットレス
    の両端に土のうを模した壁式の突起を設けることによる支持力改善効果を検証した.また,近年,狭隘な土地での
    マットレス
    補強工法の適用が求められており,載荷幅に対する最適な
    マットレス
    幅の決定方法が,実務上重要な課題となっている.そこで,本研究で提案する新たな構造形式にも適用できる評価方法の確立に向け,同一の載荷試験装置を用いて,載荷幅と
    マットレス
    幅の関係に着目した一連の模型実験を実施した.実験結果に基づき,所定の
    マットレス
    幅に対して支持力の改善を期待できる最適な載荷幅を決定するための方法について検討を行った.
  • : ウレタンフォームマットレスの変形を可視化する 磁気共鳴画像撮像法の検討
    熊谷 あゆ美, 大野 直樹, 須釜 淳子
    看護理工学会誌
    2022年 9 巻 136-142
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/02/28
    ジャーナル フリー
     腹臥位手術中の褥瘡予防としてウレタンフォーム
    マットレス
    を使用する.この圧再分配機能には
    マットレス
    の沈み込みが影響するが,腹臥位中の腸骨部の皮膚の沈み込みについて明らかにした報告はない.研究者らは腹臥位で使用中の
    マットレス
    の変形具合を磁気共鳴画像で可視化することを着想した.しかし,磁気共鳴画像はその撮像原理から生体の撮像はできるが,
    マットレス
    を撮像することはできない.そのため,新たに
    マットレス
    の体圧分散効果に影響なく撮像できる方法を考案した.その結果,10 mM の造影剤を注入した内径6mm の耐油ビニールチューブを
    マットレス
    の4辺に固定することにより,
    マットレス
    の形状を点で確認することができた.また,
    マットレス
    の変形を撮像することがで きた.今後,本手法を用いて褥瘡予防に有効な
    マットレス
    の硬さを明らかにできることが期待される.

    【キーメッセージ】
    1.今回の研究は看護・介護のどのような問題をテーマにしているのか?
      研究を行うきっかけとなったことはどのようなことか?
    → 病棟とくらべて手術室の褥瘡発生率は高い.そのため,褥瘡予防に有効な体圧分散
    マットレス
    の検討が必要と考えた.

    2.この研究成果が看護・介護にどのように貢献できるのか?あるいは,将来的に貢献できることは何か?
    マットレス
    の変形の可視化により,褥瘡予防に有効な
    マットレス
    の硬さを明らかにすることができる.

    3.今後どのような技術が必要になるのか?
    マットレス
    の変形から,体圧分布を推測できるような技術が必要になる.
  • 井上 貴裕, 野中 紘士, 伊藤 健一
    理学療法科学
    2017年 32 巻 2 号 183-188
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/05/02
    ジャーナル フリー
    〔目的〕臥床時の呼吸機能に対するエア
    マットレス
    の悪影響の有無を明らかにすることである.〔対象と方法〕健常者群19名と胸郭コンプライアンス低下群10名に対して,エア
    マットレスと標準マットレス
    の2つの条件下で臥位にて測定された呼吸機能を比較した.測定項目は,一回換気量,分時換気量,死腔換気率,呼吸数,呼気時間,吸気時間,全呼吸時間,呼気平均流量,吸気平均流量,吸気における腹部の隆起が開始するタイミングの10項目とした.〔結果〕両群ともにすべての測定項目で,エア
    マットレス上臥位と標準マットレス
    上臥位の間に有意な差は認められなかった.〔結語〕エア
    マットレス
    導入は呼吸機能へ悪影響を与えないことが明らかになった.
  • 川口 孝泰, 金子 裕行, 永井 祐子, 上野 義雪, 松岡 淳夫
    日本看護研究学会雑誌
    1984年 7 巻 4 号 4_40-4_46
    発行日: 1984/09/01
    公開日: 2016/03/31
    ジャーナル フリー
      褥瘡予防は,看護の質的評価を左右する重要な問題である。褥瘡発生には,いくつかの異なる要因が,その発生を促していると言われている。本研究では,褥瘡の発生要因の一つである湿潤に関して,次のような二つの実験を行った。
      1. ベットと体表面間の温湿度変化
       1) ゴムシーツ使用
       2) ゴムシーツ未使用
      2. 高湿度環境下における
    マットレス
    の重量変化
       <
    マットレス
    条件>
       1) 圧縮なし
       2) 50%圧縮
       3) くり返し50%圧縮
      実験結果から褥瘡予防について考える場合,ゴムシーツの使用には,問題がある。又,体位変換が
    マットレス
    のポンピング効果により,局所環境の改善をもたらしていると言える。しかし
    マットレス
    に水分の蓄積傾向が見られ,
    マットレス
    の乾燥操作が必要であることが示唆出来た。
  • 田中 慎太郎
    理学療法学Supplement
    2011年 2010 巻 PI1-395
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/05/26
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】近年,褥瘡の発生機序や発生要因(個体,環境ケア要因)は明らかになり,褥瘡予防の重要性は高まってきている.褥瘡予防には,利用者の身体状況のリスクアセスメントを行い,適切な褥瘡予防ケアを行っていく必要性がある.老人保健施設みつぎの苑(以下みつぎの苑)では,平成21年4月より褥瘡発生リスクアセスメントとして,大浦スケールを改訂したOHスケールを導入した.今回の目的として,1.体圧分散
    マットレス
    供給率・高機能
    マットレス
    供給率を把握する,2.OHスケールによる個々の褥瘡個体危険要因・リスクレベルを把握,3.体圧分散
    マットレス
    の適切な選定とした.そして,みつぎの苑における褥瘡予防への取り組みについて報告する.
    【方法】体圧分散
    マットレス
    ・高機能
    マットレス
    供給率の算出方法として,調査期間:2009年10月1日~7日,12月1日~7日に2回,みつぎの苑施設全体のOHスケール褥瘡危険要因保持者数から,体圧分散
    マットレス供給率及び高機能マットレス
    供給率を算出した.OHスケール評価方法・体圧分散
    マットレス
    の選定方法は以下の通りとした.みつぎの苑入所者に対して,入所から2週間以内にケース担当者(看護師・ケアスタッフ)及び理学療法士または作業療法士2人でOHスケールの評価を行う.自力体位交換,病的骨突出,浮腫,関節拘縮の4項目を0点~10点の範囲で点数化する.そして,0点であればリスクなし,1~3点であれば軽度リスク,4~6点であれば中等度リスク,7点~10点であれば高度リスクとして,リスクレベルの分類を行う.OHスケール分類後,軽度リスクであれば低反発
    マットレス
    ,中等度リスクであればエア
    マットレス
    ,高度リスクであれば,高機能エア
    マットレス
    とした.
    【説明と同意】データは個人が特定できないように配慮した.
    【結果】みつぎの苑施設全体のOHスケール褥瘡危険要因保持者数及び供給率については,2009年10月1日~7日入所者95名,OHスケール軽度リスク25名,中等度リスク26名,高度リスク12名.体圧分散
    マットレス
    供給率39%,高機能
    マットレス
    供給率21%であった.2009年12月1日~7日入所者96名,OHスケール軽度リスク23名,中等度リスク22名,高度リスク14名.体圧分散
    マットレス
    供給率41%,高機能
    マットレス
    供給率22%であった.OHスケール導入により,全ての利用者に対して褥瘡発生予測アセスメントを行うようになったが,現状ではOHスケールリスクに応じた
    マットレス
    選定は困難であった.
    【考察】2009年4月以前は厚生労働省褥瘡危険因子評価表を褥瘡リスクアセスメントツールとして使用していたが,活用率20%以下により4月以降OHスケールが導入された.OHスケール結果より,個々のケアプランに記載を必須にすること,2週間以内に必ずケース担当及びリハビリスタッフで評価を行うことによりOHスケール活用率は100%である.
    OHスケール測定後,個々の褥瘡危険個体要因及びリスクレベルの把握を行い,日常生活自立度Cレベル,OHスケール中等度リスク及び高度リスク者に対して,OHスケール後に簡易式体圧測定器ケープ社セロを使用しながら,体圧約40mmhg以下を目標に臥位姿勢及び体転方法を検討している.また,栄養・皮膚湿潤・ずれへの対策を含めた環境ケアをどのようにしていくか検討している.OHスケールリスクレベルに準じた
    マットレス
    選定に関しては,体圧分散
    マットレス
    供給率40%程度でありOHスケール点数のみで供給することは困難である.そのため,褥瘡委員会により
    マットレス
    選定の最終決定を行っている.選定基準としては,栄養ケアモニタリングを軸に医師が判断した栄養リスク,ブレーデンスケールの皮膚湿潤の項目及びOHスケールにおける危険要因・得点,生活動作能力を総合的に判断によるものとしている.
    みつぎの苑における体圧分散
    マットレス
    供給率は40%程度である.2007年の褥瘡会誌によれば,体圧分散
    マットレス
    供給率が80%以下であると褥瘡発生率は上昇するとされている.今後,定期的OHスケールリスク保持者数及び供給率の算出をすることにより,体圧分散
    マットレス
    の整備を行う必要があると考える.
    【理学療法学研究としての意義】医療機関における褥瘡治療・予防を含めた対策が盛んになってきている.その中で,理学療法士の褥瘡対策への介入は重要とされてきている.本研究においてはOHスケールを用い,他職種と早期に褥瘡リスクアセスメントを行い,褥瘡予防的介入は重要であると考える.また,褥瘡予防の観点だけではなく,ベッド動作能力も考慮した体圧分散
    マットレス
    の選定を行うには理学療法士の介入が不可欠であると考える.
  • *角谷 明子, 山田 浩
    ポリマー材料フォーラム講演要旨集
    2004年 13 巻 2PA46
    発行日: 2004年
    公開日: 2010/03/29
    会議録・要旨集 フリー
    近年、
    マットレス
    市場は体圧分散性を特徴とする低反発ウレタンフォームを表層に用いた
    マットレス
    を主流に展開している。しかし、低反発ウレタンフォームは冬場、室内温度が低下すると硬<なり、十分な体圧分散性が得られないという問題点を抱えている。
    そこで、当社では年間を通して十分な体圧分散性と寝返り性を得られ、且つ新感触を持つ
    マットレス
    用エラストマー材料を開発したので報告する。
  • ーサーモグラフィーを用いた背部温度の変化を比較してー
    小坂 美央, 甲斐 智子, 大谷 聖信, 小沢 浩, 矢島 卓郎, 小林 清
    日本重症心身障害学会誌
    2018年 43 巻 2 号 316
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/01/21
    ジャーナル フリー
    はじめに 重症心身障害者(以下、重症者)は体温調整が未熟で気温の変化に左右されやすい。また自ら姿勢変換が困難で同一姿勢になりやすく、背臥位では背中に熱がこもりやすい。当センターには気温によって体温が上がり、ストレスで筋緊張が高まったり、てんかん発作を起こすなどの身体症状を示す方がいる。日常使用するマットの検討として、通気性に優れるブ
    レスエアーマットレス
    を使用する機会を得た。今回、重症者3名に対しサーモグラフィーを用いて背部皮膚温度を計測し、通常
    マットレス
    との違いについて比較し、ブ
    レスエアーマットレス
    が重症者にとって有用かを検討した。 対象 夏季に体温上昇により困り感のある、当センター利用中の成人重症者3名(男性2名、女性1名) 方法 通常利用
    マットレス
    (エアレックス
    マット
    )とブ
    レスエアーマットレス
    (FOUR SEASONS EX2)にそれぞれ30分背臥位で過ごし、その前後のバイタルサイン(体温・脈拍・酸素飽和度)とサーモグラフィー(サーモギア®G120:NEC/Avio)で背部皮膚温度を計測し比較した。対象者は同一着衣で覚醒した状況のときに測定した。また、病院内の遮光できる部屋で無風状態であることを統一条件とした。 結果・考察 3名中2名は通常利用
    マットレス
    では背部皮膚温度が上昇したが、ブ
    レスエアーマットレス
    では背部皮膚温度は同一もしくは低下した。体温調整において体内の熱が放散されることは重要である。ブ
    レスエアーマットレス
    で体温上昇はみられたが、背部皮膚温度へ影響しにくかったことから、ブ
    レスエアーマットレスは重症者にとっても熱の放散がしやすいマットレス
    と考えられた。 まとめ ブ
    レスエアーマットレス
    の方が、熱の放散がしやすいため、臥位で過ごす重症者の体調や生活の質を高める可能性があることが考えられた。今回は対象者数が少なかったため、今後も対象者数を増やし重ねて検討していきたい。
  • 勝浦 哲夫, 手島 正樹, 夏 亜麗, 李 スミン, 高橋 良香, 浅井 郁男, 下村 義弘
    人間と生活環境
    2014年 21 巻 1 号 47-54
    発行日: 2014年
    公開日: 2018/01/10
    ジャーナル オープンアクセス
    マットレス
    の固さが脊柱カーブ、夜間睡眠等へ及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。
    マットレス
    の固さは空気圧を変えることにより上部、中央部は各3条件、下部は一定にした全9条件とした。10名の青年男性について、横臥位で体幹と大腿のなす角度が135°の時と、各空気圧条件において仰臥位で脊柱カーブを測定した。その結果、横臥位135°と近い脊柱カーブが得られたのは下部:中央部:上部の圧力分布が6:4:6 kPaの条件であった。しかし、主観評価の「寝心地の良さ」では6:4:8で高い評価が得られた。そこで、6:4:6と6:4:8の
    マットレス
    について、成人男女20名で各条件の
    マットレス
    で1週間の夜間睡眠時に活動量計によって睡眠潜時、睡眠効率等を推定し、主観評価等を行った。その結果、推定された睡眠効率は6:4:6の
    マットレス
    が有意に高く、「腰の心地良さ」等でも6:4:6の
    マットレス
    で高い評価が得られた。
  • 森田 真一, 吉岡 豊城, 水野 稔基, 増田 崇, 田平 一行
    理学療法学Supplement
    2014年 2013 巻 0012
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/05/09
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】神経筋疾患,脊髄損傷,術後血行動態不安定を有する患者では,病状の進行とともに自己での体位変換が困難となり,褥瘡の発生リスクが高くなる。そのような患者には,一般的にエア
    マットレス
    の使用が推奨されている。一方,自分で体位変換が困難な患者は,無気肺・肺炎など呼吸器合併症の発生リスクも高くなる。呼吸器合併症の予防には早期離床・深呼吸・有効な咳嗽が必要であるが,臨床上,柔らかい
    マットレス
    では体動が不安定となり,咳嗽練習,呼吸筋トレーニングに難渋する印象がある。そこで今回我々は,
    マットレス
    の硬さ(体圧分散能)が咳嗽力に及ぼす影響について検討した。【方法】健常成人28名(男性14名,女性14名,年齢27.8±5.2歳)を対象とした。対象はランダムに硬さを設定した3種類の
    マットレス
    (標準
    マットレス
    :N,エア
    マットレス
    設定Hard:エアH,設定Soft:エアS)で背臥位をとり,咳嗽力(咳嗽時最大咳流量:CPF),肺機能(努力性肺活量:FVC,一秒量:FEV1.0),呼吸筋力(最大呼気圧:MEP,最大吸気圧:MIP)を測定した。また,体圧分散能とは接触面積を拡げ体圧値を減少させることをさし,今回3種類の
    マットレス
    で接触面積と平均体圧値を測定し,平均体圧値を体圧分散能の指標とした。使用機器は,エア
    マットレス
    OSCAR(モルテン)を用い,咳嗽力・呼吸機能測定は,スパイロメーター(MICROSPIRO HI-801:NIHON KOHDEN),呼吸筋力測定は,呼吸筋力計(VITAL POWER KH101)を使用した。体圧分布測定には,体圧分布計(NITTA BIG-MAT VIRTUAL)を用いた。統計解析は,3種類の
    マットレス
    間での比較にボンフェローニ法を用いた。また3種類の
    マットレス
    間で有意差を認めた咳嗽力,肺機能,呼吸筋力の項目については,
    マットレス
    の硬さとの関係性を調査するため,平均体圧値との相関分析を行った。その関係性を調査するためには群間における変化率を求める必要があり,最も硬いと予測されるNを基準として最も柔らかいと予測されるエアSとの変化率(%)を求め,変化率同士でピアソンの相関分析を行った。【倫理的配慮,説明と同意】被験者には口頭および書面にて本研究の目的や方法,リスク等を十分に説明し承諾を得た。また,本研究は畿央大学研究倫理委員会の承認を得て実施した。【結果】体圧分散能は低い順(平均体圧値は高い順)に,N,エアH,エアSで全てに有意差を認めた。CPFとMEPは,エアSがN(p<0.05),エアH(p<0.01)に比べ有意に低かったが,N,エアH間には差を認めなかった。MIP・FVC・FEV1.0は,いずれも3群間で有意差を認めなかった。今回,CPFとMEPに有意差を認めたことから,
    マットレス
    の硬さとの関係性では,平均体圧値とCPF(r=0.46,p<0.05),MEP(r=0.41,p<0.05)の変化率同士にそれぞれ相関を認めた。またCPFとMEPの関係性を調査するため相関分析を行った結果,CPFとMEPにおいてもNを基準としたとエアSとの変化率(r=0.58,p<0.01)に相関を認めた。【考察】エアSのみ有意にCPFとMEPの低下がみられ,その他の指標は
    マットレス
    間で有意差を認めなかった。またNを基準としたエアSとの変化率の結果から,CPFとMEPは体圧分散能の影響を受けることが示唆された。一般的に,咳嗽のメカニズムでは,第2相(吸気相)で肺活量,第4相(呼気相)では呼気筋力が必要とされる。今回,FVCに変化を認めず,MEPに変化を認めたことから,CPFの低下はMEPの低下に起因していることが考えられた。MEPの主動作筋である体幹深層筋(腹横筋・内腹斜筋)は,咳嗽時には呼気筋と同時に姿勢の安定としても働く。不安定な
    マットレス
    上ではこれら体幹深層筋の姿勢の安定作用が大きくなるため,CPF,MEPの呼気筋としての効率を低下させたのではないかと考える。【理学療法学研究としての意義】エア
    マットレス
    上で,咳嗽および呼気筋力トレーニングを行う際は,接触面からの体圧の影響を受けるため,
    マットレス
    の硬さを硬く設定する必要がある。しかし,エアH以上の硬さであれば,必ずしも硬すぎる環境を選択する必要はない。ベッド上背臥位を強いられる患者は,病状の進行や廃用による二次的障害から,健常成人に比べ環境因子の影響を強く受けるものと考える。そのため,我々が臨床場面で行う咳嗽練習や呼気筋力
    トレ
    ーニングでは,
    マットレス
    の硬さを考慮すべきであり,咳嗽力や呼気筋力を高めるための一助になりうるものと考える。
  • 横田 善弘, 辻 慎一朗, 和田 崇良, 小嶋 啓介
    ジオシンセティックス論文集
    2020年 35 巻 89-94
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/12/06
    ジャーナル フリー
    液状化の発生が予測される地盤上の盛土構造物を対象とし,模型地盤の重力場における加振実験を行うとと もに残留変形解析を実施した.液状化被害を効果的に軽減する工法として,ジオテキスタイルを用いたマット レス工法と大型土のうを併用した新しい形状を検証した.砕石置換による
    マットレス
    工法を基本とし,厚さを 変化させた場合の効果と
    マットレス
    の両端部に大型土のうで突起を設けた場合の比較評価を試みた.その結果,
    マットレス
    両端部に大型土のうで突起を形成するタイプは,置換厚さを大きくした
    マットレス
    の場合とほぼ同 等の効果が得られ,砕石量が軽減できコストダウンが図れるなどの知見を得た.
  • ウレタンフォームマットレスとエアーマットレスでの比較
    藤橋 雄一郎, 安倍 基幸
    理学療法学Supplement
    2011年 2010 巻 PI1-398
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/05/26
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】
    我が国は、超高齢社会に突入し在宅高齢者が増えている。日本褥瘡学会実態調査委員会の報告(2008)によると、褥瘡有病者の50%以上が75歳以上の後期高齢者である。在宅での褥瘡有病率は8.32%、推定発生率は6.27%と最も多い。また褥瘡発生部位は仙骨部が最も高く、次いで踵骨部である。体圧分散寝具の使用状況では、エアー
    マットレス
    が最も高く、次いでウレタンフォーム
    マットレス
    である。Berlowitz(2007)によると、褥瘡発生のメカニズムとして1.阻血性障害、2.再灌流障害、3.リンパ系機能障害、4.細胞・組織の機械的変形が複合的に関与すると述べている。圧迫と除圧や、ウレタンフォーム
    マットレスとエアーマットレス
    での比較による踵骨部の血流動態の測定は、阻血性障害と再灌流障害を確認する指標となりえると考える。本研究は、踵骨部の圧迫・除圧による血流動態の変化を、使用頻度の高いウレタンフォーム
    マットレスとエアーマットレス
    で比較し、どちらの
    マットレス
    が血流動態に与える影響が少ないかを明らかにすることが目的である。
    【方法】
    対象は健常成人8名(男性1名、女性7名)、平均年齢21.6±2.8歳、平均身長160.6±6.5cm、平均体重53.3±7.1kg、平均BMI20.6±2.1kg/m2であった。踵骨隆起を触診にて確認し近赤外分光法(near-infrared spectroscopy:NIRS)(OMEGAWAVE社製 BOM-L1TRW)のディテクタを踵骨隆起の外側に張り付けた。被験者は、ベッド(PARAAMOUNT BED)にウレタンフォーム
    マットレス
    (以下ウレタン)(PARAAMOUNT BED社製 マキシフロート
    マットレス
    KE-801A)とエアー
    マットレス
    (以下エアー)(PARAAMOUNT BED社製 ここちあKE901-Q)を置きシーツを被せた
    マットレス
    に背臥位となり、踵骨部圧迫20分(以下圧迫)、踵骨部除圧20分(以下除圧)の合計40分間の酸素化ヘモグロビン(以下OXY Hb)、脱酸素化ヘモグロビン(以下deOXY Hb)、総ヘモグロビン(以下TOTAL Hb)、組織酸素飽和度(以下StO2)を計測した。各
    マットレス
    への背臥位は順不同に行い、エアーは対象者の体重により圧を切り替えた。踵骨部圧迫は対象者が背臥位となることで加わる圧によるもので、踵骨に自重以上の圧力は加えないものとした。検討は各
    マットレス
    でのOXY Hb、deOXY Hb、TOTAL Hb、StO2の圧迫20分間の平均値と除圧20分間の平均値をデータとし、同一
    マットレス
    での圧迫と除圧、圧迫時と除圧時の
    マットレス
    での比較を対応のあるt検定を行い、有意水準を5%とした。
    【説明と同意】
    本研究は大学の倫理委員会で承認を受けており、全ての対象者には、本研究の計画書による説明を口頭および文章で行い、書面による同意を得た。また、同意書は2部作成し、1部は対象者が、もう1部は検者が保管した。
    【結果】
    圧迫時と除圧時での比較では、ウレタンのOXY Hbの圧迫と除圧(p=0.02)、deOXY Hbの圧迫と除圧、StO2の圧迫と除圧(p=0.001)、エアーのStO2の圧迫と除圧(p=0.007)に有意差を認めた。ウレタンのTOTAL Hbの圧迫と除圧、エアーのOXY Hbの圧迫と除圧、deOXY Hbの圧迫と除圧、TOTAL Hbの圧迫と除圧では、有意差は認められなかった。圧迫時及び除圧時の
    マットレス
    での比較では、OXY Hb、deOXY Hb、TOTAL Hb、StO2の全てにおいて有意差は認めなかった。
    【考察】
    ウレタンの圧迫後にOXY Hbが14%増加し、deOXY Hbは30%減少、TOTAL Hbは4%増加、StO2は9%増加した。これは組織圧迫による阻血状態とまでは言えないが、除圧時に反応性充血が起こり、血流量が増加していると示唆された。エアーの圧迫後には、StO2以外に有意差はないものの、OXY Hbが9%増加し、deOXY Hbは20%減少、TOTAL Hbは7%増加、StO2は6%増加した。エアーにおいても圧迫により血流が減少し、除圧時には反応性充血が起こることが示唆された。
    マットレス
    での比較では、有意差は無いものの、ウレタンの方がエアーに比べ圧迫後の除圧による変化量が大きく、寝具による差が明らかであった。長期臥床者では、長時間の圧迫による阻血性障害が生じ、姿勢変換(除圧)によるり、血流量増加で再灌流障害が生じ、褥瘡を発生させることが考えられる。
    【理学療法学研究としての意義】
    体圧分散寝具であっても、踵骨部は圧迫により血流は減少し阻血状態に陥りやすい。長時間の圧迫では阻血性障害が生じ、除圧による再灌流障害により褥瘡発生の危険性が示唆された。これらから理学療法士は、可能な限り対象者の姿勢変換や日常生活動作向上、ベッド離床などの活動性の向上に努め、また在宅生活者であればその家族に活動性向上のための介助方法等を指導する必要がある。
  • 久保 温子, 松尾 清美, 村田 知之, 浅見 豊子, 井崎 理美
    理学療法学Supplement
    2008年 2007 巻 1165
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/05/13
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに】
    重症心身障害児(者)にとって褥瘡予防・治療は重要な課題である。一度褥瘡を形成すると治癒には長期間を要し、感染症から生命をも左右することがある。褥瘡発生原因としては栄養状態・局所への圧集中や湿気などがあげられ、褥瘡予防用具として多くの製品が販売されている。多くの中から対象者の条件にあった製品を選択することはリハビリスタッフの使命である。製品選択には圧・通気性などを評価して臨床に応用するのが一般的である。今回、東洋紡のブレスエアー素材を使用したマット「そよかぜ」を試用・評価する機会を得、圧・温湿度計測を行うとともに、取り扱い方法などの情報を得たので症例と併せ報告する。
    【そよかぜとは】
    株式会社東洋紡が開発した新素材ブレスエアーを使用し有限会社ハッピーおがわが、松尾らとの製品開発により現在拡販中の
    マットレス
    である。効用は日本褥瘡学会・リハ工学カンファレンス・国際福祉機器展などでも紹介されてきた。しかし、理学療法士の間ではまだ認知度が低く今回紹介する機会を得たい。
    【計測方法】
    圧力計測にはFSA(タカノ株式会社)MEDIUMサイズを使用。温湿度測定にはデータロガーHL3631(アズワン株式会社)を使用した。
    【結果】
    圧計測結果:通常ウレタンマットにおいては仙骨周辺で圧力が高い領域が見られた。マット比較ではブレスエアーと低反発マットで圧力が広く分散したことが確認できた。
    温湿度測定:骨盤とマット間の測定で、低反発マットは温湿度ともに高くなる傾向(温度プラス4.2度・湿度プラス4.4%)であった。一方、ブレスエアーは温湿度ともにほとんど変化なく(温度マイナス1.4度・湿度.プラス1.3%)良好な環境を示した。
    【症例】
    重症心身障害児(者)施設入所中。63歳。女性。GMFCSレベル5。胃ろう栄養管理。日中は座位保持装置座位もしくはベッド上臥位。2006年より現在まで肩峰部分の褥瘡を繰り返している。ブレスエアーマット(3050中実)を使用することで背臥位、側臥位ともに良好な圧分散が得られ、流涎や発汗による温湿度の問題も軽減した。
    【まとめ】
    今回低反発マット同様、圧を広く分散させることが可能であった。ブレスエアーは、体重などにより厚さ・硬さを選択・組み合わせて使用する。本症例は汗をかきやすく温湿度の点からもブレスエアーが最良の選択であった。またブレスエアーは洗濯が可能であり、流涎や汗によってマットが汚れやすい方にとって非常に清潔管理のしやすい商品である。本症例ではブレスエアーが有効な選択肢となったが、他の症例ではエアーマットをはじめ他のマットで効果を示す場合もある。褥瘡予防マットは素材や機構の異なる多くのものが市販されるようになっているので、理学療法士はそれらの製品について知識を持ち、選択にあたっては圧分散だけでなく温湿度や取り扱い方法の容易さについても検討しなければならない。
  • 太田 直樹, 田中 康之
    関東甲信越ブロック理学療法士学会
    2017年 36 巻
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/04/03
    会議録・要旨集 フリー

    【はじめに】

    褥瘡予防・ガイドライン第4 版では体圧分散

    マットレス
    を使用する場合、4 時間以内の間隔で体位変換を行うことが褥瘡予防に有効とされている。夜間の定期的な体位変換は患者の睡眠を妨げ、日中活動に影響を与えるほか、介助者への負担が大きい。

    今回、スモールチェンジ(SC)機能付きエアー

    マットレス
    の使用により夜間の睡眠状況の改善を得られた症例を経験したので報告する。なお、本報告は当センター倫理委員会の承認を得ている。

    【症例・評価】

    外傷性頸髄損傷(損傷高位C6-7)AIS D、感覚鈍麻あり。起居動作は軽~中等度介助。尾骨骨折の既往があり、変形治癒により著明な骨突出を認めていた。ブレーデンスケール14 点、エアー

    マットレス
    を使用していたが、尾骨部の疼痛のため毎日夜間2 ~3 回ほど目が覚めていた。

    【介入・結果】

    マットレス
    をSC 機能付きエアー
    マットレス
    に変更し、2 週間試用後、感想の聴取及びベッド上の体圧分布を測定した。試用後、尾骨突出部の疼痛が消失し、夜間目が覚める頻度が週に1回程度に改善した。試用の感想として「痛みで起きることがなくなった」「体が動いている感じはしなかった」とあった。また、体圧分布は平均ピーク圧の減少、接触面積の増大及び尾骨周囲の圧分布の変化を認め、皮膚の発赤も認められなかった。

    【考察】

    SC機能付きエアー

    マットレス
    の使用により、夜間の睡眠状況の改善をみとめ日中活動の増加つながることが推察された。また、本症例については、定期的な体位変換を見直すことで、在宅介護者の介護負担軽減に寄与することが考えられた。今後の課題として使用者の体重、拘縮の程度、肺ケアの必要性の有無の観点からSC 機能付きエアー
    マットレス
    の適応を検討する必要があるため、症例を重ねて検証したい。

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