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クエリ検索: "マントル"
11,551件中 1-20の結果を表示しています
  • 島津 康男, 浦部 達夫
    地震 第2輯
    1967年 20 巻 3 号 192-197
    発行日: 1967/10/25
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
    To explain a sharp peak of the surface heat flow distribution at the oceanic ridge, magma ascending accompanied by the mantle convection is considered. When the temperature rises beyond the melting point of basalts, magmas are assumed to be generated. A thermal effect of latent heat is taken into consideration. The magmas thus generated are moving with the convection current, or are ascending either by zone melting or by effusion. Secular variations in the distribution of the surface heat flow and in the position of magma reservoirs are shown for a two-dimensional current with 1000×400km scale. It is not shown that magmas can be generated at the sinking region. A similar calculation is carried out for the non-Newtonian fluid by an approximate method.
  • *仙田 量子, 田中 剛
    日本地球化学会年会要旨集
    2004年 51 巻 2P27
    発行日: 2004年
    公開日: 2007/02/23
    会議録・要旨集 フリー
    マントル
    ゼノリスは,その起源と考えられる上部
    マントル
    や下部地殻あるいは
    マントル
    ウェッジの構造や状態などについての情報を持つ可能性がある.そこで,
    マントルウェッジに沈み込んでいる海洋地殻の影響やマントルウェッジのマントル
    組成についての情報を得ることを目的とし,北九州黒瀬に産する
    マントル
    ゼノリスの主成分元素組成,EPMAによる鉱物組成分析,Sr, Nd全岩同位体組成および白金族元素の定量とOs同位体組成の測定をおこなった.
  • *芳野 極
    日本地球化学会年会要旨集
    2008年 55 巻 1D11 07-11
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/09/06
    会議録・要旨集 フリー
    地球の
    マントル
    内部の水は、岩石の融点を下げたり、岩石を軟化させる効果を持つので、
    マントル
    の進化およびダイナミクスにおいて重要な役割を果たしている可能性がある。多くの研究によって、水は
    マントル
    鉱物中に貯えうることが指摘されてきているが、
    マントル
    に実際どの程度の水が存在しているかは、それらの研究からは分からない。地球電磁気学的観測から得られる
    マントル
    の電気伝導度構造は、
    マントル
    の熱構造や組成に制約を与えることができる。特に電気伝導度は無水鉱物中に少量含まれる水に非常に敏感であると考えられる。つまり、深さの関数として
    マントル
    を構成する鉱物の電気伝導度の知識は、
    マントル
    の水の量を見積もる上で、非常に有効な手段であると考えられる。本講演では、水を含む
    マントル鉱物の高温高圧下その場電気伝導度測定結果に基づきマントル
    の水の量とその役割を考察する。
  • *松影 香子
    日本鉱物科学会年会講演要旨集
    2007年 2007 巻 G1-07
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/09/02
    会議録・要旨集 フリー
    天然の
    マントル
    かんらん岩の記載岩石学、高温高圧相平衡実験、
    マントル
    鉱物の熱弾性パラメータから、
    マントル
    かんらん岩の化学組成変化に伴う地震波速度を計算し、その特徴を調べた。その結果以下のことが明らかになった。上部
    マントル
    の全組成変化を表現するには、最低2つの変数が必要である。海洋
    マントル
    において深さ80km以浅のスピネル安定領域では、パイロライトに対し最大3%程度速い。この海洋
    マントル
    が深部のザクロ石安定領域に沈み込んだ場合、地震波でのパイロライトと海洋
    マントル
    の区別はつかなくなる。大陸
    マントル
    ではOpxに富んだもののみVPが有意(最大2%)に遅くなる。Opxに富んだハルツバーガイトでは深さ300kmでOpxがHP-Cpxに相転移するため、速度の不連続な上昇が起きる。
  • 小林 賢治, 清水 美穂, 宮部 靖子, 木下 貴正, 今泉 寛子
    神経眼科
    2023年 40 巻 2 号 132-136
    発行日: 2023/06/25
    公開日: 2023/07/11
    ジャーナル 認証あり

     

    マントル
    細胞リンパ腫(MCL)の約70%は節外病変を有するが,眼球付属器の発症は稀である.今回,眼瞼に発生したMCLの一例を経験したので報告する.

     66歳,男性.右眼瞼下垂を主訴に近医を受診し,精査目的に当科を紹介された.初診時,右眼瞼腫脹,上斜視,右眼上転制限と,複視がみられた.頭部MRIで両眼瞼に結膜下病変を認め,生検部位から

    マントル
    細胞リンパ腫と診断し,当院血液内科で化学療法を開始した.1か月後に眼瞼腫脹は改善し,複視は消失した.眼病変から見つかるMCLの頻度は稀であるが,眼瞼腫脹や複視が見られた場合,MCLも鑑別の一つとして考慮に入れるべきと考える.

  • 疋田 博之
    石油技術協会誌
    2014年 79 巻 5 号 311-315
    発行日: 2014年
    公開日: 2016/07/15
    ジャーナル フリー
    BOP control has been worked without major trouble before this blowout incident. But finally BOP could not be shut in well even though blind shear ram has been activated when blow out occurred. Blind shear ram failed to close completely and seal the well due to elastic buckling between the upper annular and the upper VBR by pushing drill pipe by upward pressure of hydrocarbon flow. This buckling led to loss of well control. This presentation will explain the lessons and countermeasures learned from analysis of sub sea BOP system and well shut in operations of this incident.
  • *山口 能央, 飯塚 毅, 外西 奈津美, 中井 俊一, ドウビット・ マーティン
    日本地球化学会年会要旨集
    2014年 61 巻 2E04
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/09/12
    会議録・要旨集 フリー
    太古代岩石のHf同位体組成は地球史を通じた
    マントル
    進化に制約を与えうる。今回我々は、バーバートン地域の玄武岩Hf同位体比測定を行い、変成変質の影響評価をした上で、玄武岩試料で揃えた
    マントル
    のHf同位体進化の考察を行った。 当該地域二つの岩体から採取した28試料を分析した結果、εHf(3450Ma)はそれぞれ1.56±0.88, 3.00±0.95となった。これは, バーバートン玄武岩のソース
    マントル
    が35億年以前に既に部分溶融を経験し, 液相濃集元素に枯渇していたことを示す。また、他の太古代玄武岩の同位体組成と併せて,
    マントル
    Hf同位体進化を推定すると, 初期
    マントル
    は約40億年前に分化し, Lu/Hf比が0.296になっていたと解釈できることが分かった。このLu/Hf比は, MORBソース
    マントル
    のLu/Hf範囲内におさまり,太古代初期の
    マントル
    は, 現在の上部
    マントル
    と同程度のLu/Hf分別を経験していた可能性が示唆された。
  • 稲吉 正実, 河野 芳輝
    地震 第2輯
    1971年 24 巻 2 号 139-152
    発行日: 1971/07/31
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
    Equations for unsteady Pekeris-type mantle convection are solved numerically. Medium with variable viscosity is considered and the viscosity is assumed to be expressed by μ=μo·exp (λPT). Horizontal and vertical scales of convective layer are taken as 1190 and 700km, respectively.
    The following four models are examined:
    A1: constant viscosity.
    A2: pressure dependent viscosity (exponentially increasing with depth).
    A3: temperature dependent viscosity (exponentially decreasing with temperature).
    A4: pressure and temperature dependent viscosity.
    It is concluded that a horizontally elongated pattern is unstable and is disrupted into three or more sub-cells, when the viscosity varies exponentially (either decreasing or increasing) with depth. For Model A3, the stream lines are concentrated into uprising region, and therefore, the effective cooling of the mantle is realized. For Model A2 and A4, the effective convective cell is confined into the upper part.
  • *佐竹 渉, 青柳 雄也, 三河内 岳
    日本鉱物科学会年会講演要旨集
    2015年 2015 巻 R5-17
    発行日: 2015年
    公開日: 2020/01/15
    会議録・要旨集 フリー
    シャーゴッタイト中の鉄の価数を、放射光FeマイクロXANES用いて、火星隕石の酸素分圧を相対的に評価した。その結果、Intermediateシャーゴッタイトの
    マントル
    ソースはEnrichedである
    マントル
    ソースとDepletedである
    マントル
    ソースの単純な混合では成因が説明できず、別の種類の
    マントル
    ソースの存在が明らかになった。
  • *金嶋 聰
    日本地球化学会年会要旨集
    2008年 55 巻 3D01 06-01
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/09/06
    会議録・要旨集 フリー
    マントル
    の大規模な地震波速度の不均質、長波長のジオイド、プレート沈み込み、の三者の間に密接な関係があることが注目され、
    マントル深部の地震波速度異常は主にマントル
    の熱対流あるいは温度異常を示していると考えられてきた。しかし最近になって、
    マントル
    最深部およそ1000kmに関する限り、大規模な不均質構造には温度異常のみでなく化学組成の異常も大きく関与している可能性が高いと考えらるようになった。つまり深部
    マントル
    の構造にはそこでの熱組成対流の様相が深く関わるため、この対流プロセスを明らかにする必要が改めて認識されるようになってきた。これまで多くの、現実地球に近い状況を再現する熱組成対流モデル計算が行われているが、大規模な化学組成異常構造を長期間
    マントル
    深部に維持しておくメカニズムについては未だ明らかになったとは言い難い。これまでに提示されている最も自然なメカニズムは、地球表層から沈み込んだ海洋地殻岩石の
    マントル
    深部への集積であろう。近年の高温高圧実験技術の進歩により海洋地殻成分(玄武岩)の下部
    マントル
    深部における密度が明らかになりつつあり、CMB付近で地殻成分は周囲の標準的
    マントル
    よりも2%程度は重いようである。このように重い地殻の
    マントル
    深部での振舞いを明らかにすることが問題解明の鍵となる。そのためにはかんらん岩や玄武岩など
    マントルの代表的岩石のマントル
    深部におけるレオロジーを実験と理論により確定し、それに基づいて計算機による対流シミュレーションにおけるレオロジーの取り扱いをより現実的にしていく努力が必須である。さらにそれと並行して何よりも、
    マントル
    深部の対流様式に関する地震学的観測に基づく新しい制約がますます重要となるに違いない。本講演では
    マントル
    深部の化学組成不均質構造に関わる地震学観測と解析についてレビューする。特に、最近
    マントル
    深部の10kmスケールの散乱体の観測により得られつつある、海洋地殻の
    マントル
    深部における振舞いに関する新たな情報について紹介する。
  • *廣瀬 敬, 小澤 春香, 舘野 繁彦
    日本地球化学会年会要旨集
    2008年 55 巻 3D07 06-07
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/09/06
    会議録・要旨集 フリー
    深さ約2900kmに位置するコア-
    マントル
    境界の実態は長い間想像の域を出なかった。しかしながら、
    マントル
    最下部域(D”層)の主要鉱物ャXトペロフスカイト相の発見がブレイクスルーとなり、コア-
    マントル
    境界域の研究は現在飛躍的に進みつつある。コア-
    マントル
    境界は酸化物と金属が接する地球内部最大の化学的境界であり、そこでの元素移動は
    マントル
    やコアの化学組成進化に大きな影響を与えている可能性がある。またもし
    マントル
    の底で融解が起こっているのであれば、そこでの元素分別は大きな化学的不均質を生んでいるはずである。 レーザー加熱式ダイヤモンドアンビルは静水圧下でもっとも高い圧力と温度を発生することができる装置である。より高圧に行くほど高温の発生が困難であるが、コア-
    マントル
    境界に相当する136万気圧と3500-4000ケルビンの高圧高温の発生は十分に可能である。われわれはこのような実験技術を用いて、パイロライト的
    マントル
    とMORB組成につき融解実験を行い、融解温度以上での各鉱物の晶出順序などを
    マントル
    深部に相当する圧力下で決定しつつある。また、下部
    マントル
    鉱物(Mg,Fe)SiO3ペロフスカイト相、(Mg,Fe)Oフェロペリクレースと溶融鉄との間の化学反応実験を行い、コアと
    マントル
    の間のシリコンと酸素の分配を決定しつつある。本講演では、このような超高圧下での元素分配解明を目指した実験を紹介するとともに、最新の実験結果を基に、
    マントル
    最下部やコア最上部に期待される化学的不均質構造について議論する。また、超高圧下での微量元素分配の決定法に関しても議論したい。
  • *角野 浩史, 小林 真大, 清水 綾, Chavrit Deborah, Burgess Ray, 木村 純一, Ballentine Chris
    日本地球化学会年会要旨集
    2012年 59 巻 2B06
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/09/01
    会議録・要旨集 フリー
    沈み込み帯における水の
    マントル
    への輸送過程では、数値計算モデルからは堆積物や変質した海洋地殻中の含水鉱物の他に、含水スラブ
    マントル
    が主要な役割を果たしていると考えられているが、その寄与が島弧火山岩の地球化学的特徴から明らかにされた例はほとんどない。演者らは、三波川変成帯の
    マントル
    ウエッジかんらん岩に、堆積物中の間隙水に由来するハロゲンと希ガスが
    マントル
    ウエッジ深部に沈み込んだ証拠を見出し、その沈み込みが含水スラブ
    マントル
    を介した可能性を指摘した。現在、島弧火山岩のかんらん石斑晶や
    マントル
    捕獲岩中の極微量ハロゲンと希ガスの分析を進め、含水スラブ
    マントル
    が水の沈み込みにどの程度寄与しているか、天然試料の分析から明らかにしようとしているので、その最新の成果を発表する。
  • 新井 万里, 細江 直樹, 長沼 誠, 柏木 和弘, 緒方 晴彦, 林 雄一郎, 下田 将之, 金井 隆典
    Progress of Digestive Endoscopy
    2014年 84 巻 1 号 138-139
    発行日: 2014/06/14
    公開日: 2014/06/21
    ジャーナル フリー
    We report the case of a 74-year-old man with mantle cell lymphoma, who was referred to our hospital for further investigation of multiple gastric submucosal tumors. Esophagogastroduodenoscopy (EGD) showed tonsillar enlargement, submucosal tumors measuring under a few mm in diameter in the esophagus, and submucosal tumors measuring less than 20 mm in diameter in the stomach. Trans-anal single-balloon endoscopy revealed multiple lymphomatous polyposis in the lower ileum, colon and rectum. Immunohistological staining of the gastric biopsy specimen showed positive staining for CD5 and CyclinD1, which was compatible with the diagnosis of mantle cell lymphoma (MCL) . Thus, we encountered a case of MCL with GI involvement, which could be successfully evaluated by EGD and single-balloon enteroscopy.
  • *野村 龍一, 廣瀬 敬, 上杉 健太郎, 大石 泰生, 土`山 明, 三宅 亮
    日本地球化学会年会要旨集
    2013年 60 巻 1D05
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/08/31
    会議録・要旨集 フリー
    マントル物質の融点はマントル
    及びコアの温度構造に重要な制約を与える。本研究では、レーザー加熱式ダイアモンドアンビルセルを用いた高圧高温実験、及び放射光X線3Dトモグラフィー法を用いた実験回収試料中の急冷メルトの直接撮像により、
    マントル
    物質(パイロライト組成)のソリダス温度がコア-
    マントル
    境界圧力条件下で3570±200 Kであることを決定した。地震波観測から下部
    マントル
    は全球的に融けていないため、この温度は現在のコア-
    マントル
    境界温度に上限を与える。また、低いコア-
    マントル境界温度はマントル
    最下部でポストペロフスカイト相が安定であること、及び地球外核の融点を下げるために核の軽元素として水素が必要であることを示唆する。
  • *大谷 栄治
    日本岩石鉱物鉱床学会 学術講演会 講演要旨集
    2003年 2003 巻 G2-06
    発行日: 2003年
    公開日: 2004/12/31
    会議録・要旨集 フリー
    プレート内部では水は様々な含水鉱物として地球深部に運ばれる。運ばれた水は
    マントル
    遷移層に保持される可能性がある。
    マントル
    内部にはプレートの沈み込みに関連した4つの脱水帯と
    マントル
    プルームの上昇にともなう一つに脱水融解域が存在する可能性がある。 プレートの沈み込みに関連した4つの脱水帯として第一は、蛇紋石や角閃石の脱水分解反応によって、島弧の火山活動が引き起こされる最上部
    マントル
    である。第二は
    マントル
    遷移層である。
    マントル
    遷移層に沈み込む水は、含水E相やウオズレアイトに蓄えられる。
    マントル
    遷移層では、プレートの温度条件によっては、E相の脱水分解反応が生じる可能性がある。また、ウオズレアイトが含水量の少ないリングウッダイトに相転移する際にも脱水反応が生じる。第三の脱水帯は下部
    マントル
    最上部である。ここでは、プレート内に存在したスーパー含水B相の脱水分解反応と含水リングウッダイトがペロブスカイトとマグネシオブスタイトに分解する際に脱水反応が起こる。第四は、下部
    マントル
    深部深さ1200∼1400km付近である。ここでは、下部
    マントル
    の含水相D(G)相が脱水分解を起こすことが知られている。 
    マントル
    プルームに関連する脱水帯は、上部
    マントル
    最下部である。ここでは、水を含んだ
    マントル
    プルームは含水のソリダス温度が低下することにより、脱水融解を引き起こす可能性がある。地震波トモグラフィ研究によって地震波の低速異常のあるものは、このような脱水域に対応する可能性がある。 MORB––水系の高圧実験によると、ガーネットからペロブスカイトへの相転移圧力が水の存在下で約1GPa程度低圧に移動し、カンラン岩との密度逆転がなくなり、MORB成分は常に重くなる。その結果、カンラン岩と玄武岩層は分離せず、下部
    マントル
    に沈降する。一方、無水の条件では、玄武岩層は分離して
    マントル遷移層や下部マントル
    最上部に集積する可能性がある。このように、水はプレートの運動に大きな影響を与える。
  • 竹内 均, 千葉 文子
    地震 第2輯
    1971年 24 巻 2 号 162-164
    発行日: 1971/07/31
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
  • *大嶋 ちひろ, 秋澤 紀克, 石川 晃, 石井 輝秋, 小木曽 哲
    日本地球化学会年会要旨集
    2019年 66 巻
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/11/20
    会議録・要旨集 フリー

    地球の体積の約8割を占める

    マントル
    は,物質的・化学的特徴については未解明の部分が多い.
    マントル
    捕獲岩は,特に深部
    マントル
    の情報を我々が直接観察できる唯一の手段である.本研究では,これまでに岩石学的な記載がほとんど進んでいない南太平洋クック諸島に位置するAitutaki・Rarotonga島の
    マントル捕獲岩を用いて深部マントル
    の情報抽出を試みた.試料は主にアルカリ玄武岩中のレールゾライト,ハルツバーガイト,ウェールライト,ガブロから成る.特にレールゾライト中にはざくろ石の分解物が認められ,ここには還元的環境下での形成を示唆する自然鉄が認められた.この岩石学的特徴は,海洋島下深部
    マントル
    の地球化学的特徴の解明を試みる上で非常に重要な要素であると期待される.本研究発表では,47個の
    マントル
    捕獲岩の岩石学的特徴を紹介すると共に,蛍光X線(XRF)を行いた全岩主要元素組成の分析結果を報告する.

  • 坂田 正治, 竹内 均
    地震 第2輯
    1970年 22 巻 4 号 278-287
    発行日: 1970/02/28
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
    In this paper we deal with the stationary convection in a horizontal layer of fluid that has a variable viscosity with depth to explain the convection in the earth's mantle. Five models have been proposed and examined by computation. Each of them has a low viscosity layer in its upper part. It is found that, when the low viscosity layer is thin, (1) The critical Rayleigh-number and the aspect ratio of the convection cell are nearly equal to those when the low viscosity layer is not there, (2) Streamlines are concentrated in the low viscosity layer, but not closed and (3) The horizontal velocity is one sign in the upper low viscosity layer, and the other sign in the lower high viscosity region. These results seem to well confirm the existence of a “jet-stream type” convection in the earth's mantle.
  • *芳川 雅子, 田村 明弘, 荒井 章司, 川本 竜彦, B.D. Payot, D.J. Rivera, E.B. Bariso, M.H.T. Mirabueno, 奥野 充, 小林 哲夫
    日本地球化学会年会要旨集
    2016年 63 巻
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/11/09
    会議録・要旨集 フリー

    沈み込み帯マグマに取り込まれた

    マントル
    捕獲岩は、沈み込んだスラブ由来の
    マントル
    ウェッジでの交代作用を記録している。フィリピンルソン弧の火山フロントに位置するイラヤ火山とピナツボ火山の火山岩には
    マントル
    捕獲岩が観察されている。ピナツボ火山に産する
    マントル
    捕獲岩の構成鉱物の主要元素化学組成・輝石と角閃石の微量元素組成・角閃石のNd-Sr同位体比を得た。その結果、ピナツボ
    マントル
    捕獲岩は沈み込んでいる海洋地殻由来の流体による交代作用を受けている事がわかった。一方、イラヤ
    マントル
    捕獲岩では、海洋地殻由来の流体による交代作用に加えて、堆積物由来のメルトによる交代作用が先行研究から提唱されている。

  • *唐戸 俊一郎
    日本地球化学会年会要旨集
    2021年 68 巻
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/12/15
    会議録・要旨集 フリー

    本講演では地質学、鉱物物理学、地球物理学と地球化学という広い研究分野での水の分布や循環に関連した研究結果をまとめ、

    マントル
    内部での水の大循環が表面にある海水の量や
    マントル
    内部での水の分布をどのように制御しているかについてのモデルを提出する。地質学的な研究で過去の海水準は大きく変化しつつもその平均はほぼ一定であることが示されている。また、地球物理、地球化学的研究で
    マントル
    遷移層にはその上下に比べ多量の水があることが推定されている。地球物理学的な研究によると
    マントルでは全マントル
    規模での対流が起こっているらしい。全
    マントル規模での対流を仮定してマントル
    内での水の分布や海水量の安定性を統一的に説明するモデルを提出する。鍵になるのは
    マントル
    遷移層の上下で起こるらしい部分融解である。この部分融解では大量の水が移動し、
    マントル
    内の水の分布や海水量の変動へ影響を与える。

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