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クエリ検索: "モロゴロ"
70件中 1-20の結果を表示しています
  • 杉下 智彦
    国際保健医療
    2006年 21 巻 2 号 111-121
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/10/20
    ジャーナル フリー
    タンザニアにおける開発援助協調については、被援助国の組織改革・強化を通じた主体性、持続性ある新しい援助形態が模索されてきた。特に2000年11月に貧困削減戦略書が世界で3番目に承認・実施されたことからもわかるように、アフリカの途上諸国において最も先鋭的な取り組みが行われており、構造改革を基盤とする組織改編、被援助国政府の指導力と主体性の向上、援助協力体制の構築、国家的優先課題の基づく実施計画、多様な援助様式の一元的標準化、さらには国家予算財政への一元的融資といった新しい援助形態が検討・実施されてきた。同時にタンザニア政府は、長期開発計画として「Tanzania Development Vision 2025」、中期開発計画としてタンザニア開発援助戦略書(Tanzania Assistance Strategy, TAS)および貧困削減戦略書(Poverty Reduction Strategy Paper, PRSP)を策定し、これらの国家開発計画を実効性のあるものとすべく、公共支出レビュー(Public Expenditure Review, PER)及び中期財政収出概算書(Medium-term Expenditure Framework, MTEF)を整備し、開発援助協調を可能にするシステムを構築してきた。保健セクターでは、1994年から推進されてきた保健セクター改革を実現可能にする財政基盤としてセクター・ワイド・アプローチによる援助協調が実施され、政府保健セクター予算会計システムへの共通財源融資によるバスケット・ファンドが導入・運用されている。これにより、地方自治体が主体となって長期的・持続的な地域保健活動を計画・実施することが可能となり、地方分権化とコミュニティ・レベルでの保健活動が可能となっている。
    当論文では、タンザニアの保健セクターにおけるセクター・ワイド・アプローチとその財政基盤であるバスケット・ファンドについて、タンザニアにおける開発援助協調の背景、保健セクター改革の展開、セクター・ワイド・アプローチの適応、バスケット・ファンドの運用を概観し、開発援助協調が抱える諸問題と展望について考察を加えたい。
  • 杉下 智彦
    国際保健医療
    2006年 21 巻 1 号 1-2
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/06/09
    ジャーナル フリー
    Japan Overseas Cooperation Volunteers (JOCV) are really acting as independent pioneers rather than individual volunteers in their mundane lives in developing countries. Their passionate crusades spearhead an innovative betterment of the health and the society. Their natural practices and challenges reflect us how the international health development should be. In this feature section, we will face the gap between the reality and the hope in the genuine experiences of JOCV and will learn how the authors sprouted out their efforts under the mutual friendship.
  • 西垣 智弘
    日本土壌肥料学雑誌
    2017年 87 巻 1 号 84
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
  • *加藤 太
    日本作物学会講演会要旨集
    2009年 228 巻
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/09/27
    会議録・要旨集 フリー
  • ―ウルグル山塊北側斜面の事例―
    山根 裕子, 樋口 浩和
    熱帯農業
    2005年 49 巻 2 号 169-180
    発行日: 2005/06/01
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    東アフリカにおいては山地は比較的降雨に恵まれた農業の潜在生産性の高い地域である.しかし, 人口増加による土地不足のために, 集落や耕地の山麓への拡大が各地でおこってきた.本稿では, タンザニアのウルグル山塊の北側斜面における山麓への移住を検証し, 耕地の分布の変化との関連を考察し, それにともなう農業の変容について論じた.集落や耕地が山麓に展開したのは最近のことで, 山麓の集落のほとんどが30年以内に形成されていた.また, 耕地の山麓への展開も集落の形成時期と相前後していた.山麓や中腹の耕作は, 高地にまだ開拓の余地があるころから, 余剰産物を生産するために疎開林帯の中にモザイク状に始められた.しかし, さらなる人口増加によって, 山麓や中腹を耕す人が徐々に増え, 多くの農家の耕地が高地から山麓に幅広く分布するようになっていったと考えられる.伐開可能な余剰地が急速に減少するなかで, 農業形態は現在のような連続耕作へと移行し, それにともなう地力低下は, 標高差を積極的に使った多様な作付をもたらした.こうした変化は押し出されるように標高を下げた地点における耕作の中で, 否応なく培われた知恵と経験によってなされたのである.現在, 山麓や平原部の畑では, 労働力の雇用に現金が使われる一方で, 化学肥料による施肥はおこなわれない.低地の不安定な降雨条件下では, 施肥による高収量を目指すよりも耕地を分散させて収穫ゼロを回避する方法を農民が選択したと見ることができる.この指向性は, 低地の環境の脆弱性に対する農民の危機回避意識に起因するといってよい.不安定な降雨と劣化した土壌のもと, 食糧の安定確保に対する強い意識が, 粗放な農耕と作付の多様化を生じさせたのである.
  • 荒木 茂, ムサンニャ B.H., ムサキ J.J., マゴゴ J.P., キマロ D.
    日本土壌肥料学会講演要旨集
    1994年 40 巻
    発行日: 1994/03/20
    公開日: 2017/06/27
    会議録・要旨集 フリー
  • 小崎 隆, 近堂 祐弘
    日本土壌肥料学会講演要旨集
    1994年 40 巻
    発行日: 1994/03/20
    公開日: 2017/06/27
    会議録・要旨集 フリー
  • 杉原 創, 舟川 晋也, Method Kilasara, 小崎 隆
    日本土壌肥料学会講演要旨集
    2011年 57 巻 16-24
    発行日: 2011/08/08
    公開日: 2017/06/24
    会議録・要旨集 フリー
  • Method Kilasara, John Boniface, Peter Mtakwa, Tarimo AKPR, Soh Sugihara, Shinya Funakawa
    日本土壌肥料学会講演要旨集
    2011年 57 巻 16-23
    発行日: 2011/08/08
    公開日: 2017/06/24
    会議録・要旨集 フリー
  • 西垣 智弘, 杉原 創, Method Kilasara, 舟川 晋也
    日本土壌肥料学会講演要旨集
    2011年 57 巻 16-22
    発行日: 2011/08/08
    公開日: 2017/06/24
    会議録・要旨集 フリー
  • 中目 覚
    地学雑誌
    1928年 40 巻 7 号 369-376
    発行日: 1928/07/15
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
  • タンザニアにおける20世紀を通したダンス・バンドの発展
    鶴田 格
    アフリカ研究
    2002年 2002 巻 60 号 53-63
    発行日: 2002/03/31
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    タンザニア本土部で長く人気を保ってきたダンス音楽を演奏する「ジャズ・バンド」は, 地域における長期的な文化動態とつねに密接に関連しながら発展してきた。
    植民地期に都市部に叢生した初期ジャズ・バンドは, 19世紀半ば以来の沿岸スワヒリ文化の内陸への浸透と, その基盤のもとに20世紀初頭に進展したダンス結社 (beni ngoma) の全国的展開を踏まえて, 各都市の住民による社交クラブとして発展したものである。この「ジャズ・クラブ」は, beni ngoma 結社と同様に, 相互扶助的色彩をもつ超民族的な組織として形成され, 都市コミュニティーの内部では集団間のライバル関係の表現手段となるとともに, 外部においては他都市のクラブとのネットワークを形成した。
    独立後の社会主義政権による政治経済機構の一元化は, 党や軍隊などの政府系機関や公社公団に所属する多数の「公営バンド」を生みだした。公営バンドは, 国営ラジオ放送を通して愛国的な歌を流すとともに, 所属機関の宣伝や国家の政治キャンペーンに頻繁に動員され, 1970年代のジャズ・バンドの主流を形成した。こうした歴史的経緯により, 1980年代以降政治経済の自由化が進展し, 商業的な音楽活動の中心が民間部門へと移行した現在でも, 一部の公営バンドは, いまだに従前の国民的な人気バンドとしての地位を保っている。
  • 徳田 進平, 中野 優子
    農学国際協力
    2014年 13 巻 55-68
    発行日: 2014年
    公開日: 2021/04/28
    ジャーナル オープンアクセス

    タンザニアのコメの消費量は年々増加傾向にある。人口が増加し、人口一人当たりの可耕地面積が減少する中、コメを増産するには単位面積当たりの収量を高める必要がある。本稿では、タンザニアの主要稲作地域3州で収集された家計データを用いて、同国の稲作における新技術である近代品種、化学肥料、畦畔の設置、均平化、田植えの採用の有無によって、稲作の所得と利潤を比較する記述統計分析を行った。分析の結果、天水低湿地においては畦畔の設置または均平化を実施した農家が、灌漑水田では新技術の導入有無に関わらず全ての農家が正の利潤をあげており、稲作における水の安定供給の重要性が確認された。また、灌漑水田において近代品種、化学肥料が高い効果を発揮することが確認された。本研究から得られる政策的含意として、既存の灌漑施設の改修を含む灌漑面積の拡大、天水低湿地における畦畔及び均平化の促進があげられる。

  • ―ウルグル山塊北側斜面の事例―
    山根 裕子, 樋口 浩和
    熱帯農業
    2006年 50 巻 3 号 163-170
    発行日: 2006/09/01
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    タンザニアの各地の山地では, 過去50年間に人口が急増し, 居住地と耕作地が周辺の平原に拡大した.本稿では, ウルグル山塊北側斜面の事例を取り上げ, 山で暮らす農民にとって平原での耕作がどのような意味を持つのかについて, 耕作地の分布, 作物の栽培, 農家経営などに関する調査結果をもとに考察した.調査の結果, 農民の耕作地は山と平原の両方に分布していたが, 山の耕作地より面積の小さい平原の耕作地に食糧の多くを依存していたことがわかった.平原での耕作には, 交通費, 借地代, トラクター代などに対する現金支出が必要であった.にもかかわらず, 収穫物はほとんどが自家消費され, あまり販売されることはなかった.平原耕作に支出される現金は, 農作物を販売したり, 小規模な商売や, 特別な技能を必要としない仕事をしたりして近くにある都市で得られたものであった.自給用作物の栽培に対する現金の投入は, 自らが生産することで購入することを避け, 結果として食糧を安く得るためであると考えられた.一方, 平原耕作には, 洪水や獣害などさまざまなリスク要因が存在し, 安定した収穫を得るという観点からは, 平原耕作だけには依存できないという実態が明らかになった.収穫の安定性は山の耕作地が担っていると考えられた.山の耕作地の存在と, 現金収入が比較的容易であるという立地が, このような平原耕作を可能にしていると考えられた.
  • 河下 知美, 杉原 創, Shitinidi Mawazo, Massawe Boniface, 田中 治夫
    日本土壌肥料学会講演要旨集
    2019年 65 巻 6-2-9
    発行日: 2019/09/03
    公開日: 2019/11/24
    会議録・要旨集 フリー
  • モロゴロ州ウルグル山地区を事例として
    マサウェ ジョセフ・L
    農林業問題研究
    1993年 29 巻 3 号 117-125
    発行日: 1993/09/25
    公開日: 2011/09/05
    ジャーナル フリー
  • 石井 美保
    民族學研究
    1998年 63 巻 3 号 259-282
    発行日: 1998/12/30
    公開日: 2018/03/27
    ジャーナル フリー
    奴隷貿易によって「新世界」へと離散した黒人たちは奴隷制時代から現代に至るまで, 多くの社会宗教運動を生みだしてきた。なかでも1930年カリブ海地域のジャマイカで誕生したラスタファリ運動は, パン・アフリカニズムの思潮を受け継ぐとともに都市貧困層の連帯を支える文化運動として世界的な発展を遂げている。本稿は, 東アフリカのタンザニアにおけるラスタファリ運動の展開について論ずる。地方出身の出稼ぎ民の流入とともに人口増加と民族混交の進むタンザニア都市において, ラスタファリ運動は若年貧困層を中心に新たな路上文化として発展している。また運動は民族を越えた共同体を形成し, NGO団体として農場建設運動を推進している。さらにこの運動はカリブ海地域や欧米からアフリカに移住してきた離散黒人とタンザニア人の双方によって担われ, 運動の継承と解釈をめぐって相互の交流と差異化が生まれている。本稿はタンザニアにおけるラスタファリ運動の展開を検討することにより, 都市貧困層の社会的実践のもつ多様な可能性を示し, また現代アフリカにおける市井のパン・アフリカニズムの実状と問題を検討する。
  • *江森 健太郎, 北脇 裕士
    宝石学会(日本)講演会要旨
    2015年 37 巻
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/10/19
    会議録・要旨集 フリー
    宝石鉱物は母岩や産出環境といった地質学的な環境情報を保持している。宝石鉱物の構成成分を分析することは、その母結晶の地質環境、産状を特定することに繋がり、原産地鑑別における重要な情報となる。
    宝石鑑別ラボでは通常、元素分析には蛍光X線分析が用いられているが、軽元素の分析や検出限界に問題点があり、状況に応じてさらに高感度な元素分析が必要となる。
     LA-ICP-MS(誘導結合プラズマ質量分析装置)は、軽元素を含む多元素同時分析による高速性とppb∼ppmレベルの分析が可能な高感度性能を持つ質量分析装置である。固体試料の測定にはレーザーアブレーションにより直径数10mm程度の極狭小な範囲を蒸発させる必要があるが、外部起源のBe拡散処理サファイアの鑑別には欠かせない新たな分析手法として宝石分野においても活用されるようになった。
     本研究はLA-ICP-MS分析法の宝石鑑別における応用例の一つとして、宝石コランダム(ブルーサファイア、ルビー)の原産地鑑別の可能性について検討した。また得られた結果への解析法として分析結果を三次元プロットに落とし込むことで産地間の差異がより明白となることが判った。
     LA-ICP-MS装置は、レーザーアブレーション装置としてNEW WAVE UP-213、ICP-MS装置としてAgilent 7500aを使用した。また、データ解析用の 三次元プロットにはgnuplotを用いた。
     分析にはベトナム、カンボジア、タンザニア、マダガスカル、ミャンマー産のルビー、タイ、カンボジア、ナイジェリア、ラオス、中国、タンザニア、ミャンマー、スリランカ、マダガスカル産のブルーサファイア、総計○○個の原産地が明らかな試料を用いた。
    マーブル起源のルビー(ベトナム、ミャンマー、タンザニア(
    モロゴロ
    ))の識別には、Mg-V-Feの三次元プロットが有効であることが判った。また、玄武岩起源のブルーサファイア(カンボジア、タイ、中国、ナイジェリア、タンザニア産)をMg、Fe、Gaの三次元プロットが良い指標となることがわかった。
     LA-ICP-MS法を用いた微量元素測定による産地鑑別は一部データがオーバーラップする部分もあるため常に確実な情報をもたらす訳ではない。詳細な内部特徴の観察や標準的な宝石学的特性等を併用して相互補充的に用いられるものである。また、精度向上のためには確実な産地情報を持つサンプルの収集によるさらなるデータベースの充実が必要不可欠である。
  • 地学雑誌
    1917年 29 巻 9 号 636-637
    発行日: 1917/09/15
    公開日: 2010/12/22
    ジャーナル フリー
  • 佐方 啓介, 佐方 あけみ, マチャンゲ ジュリアス H., 牧田 登之
    日本野生動物医学会誌
    1997年 2 巻 2 号 91-99
    発行日: 1997年
    公開日: 2018/05/05
    ジャーナル フリー
    タンザニア南東部のキロンベロ野生動物管理区で18頭のアフリカスイギュウ(Syncerus caffer caffer)を中心とした草食獣のダニ寄生相を調査した。合計7種32頭の草食獣から7種類のマダニ, Amblyomma eburneum, Amblyomma gemma, Amblyomma tholloni, Hyalomma truncatum, Rhipicephalus compositus, Rhipicephalus evertsi evertsiおよびRhipicephalus simus simusを採取した。捕獲したアフリカスイギジュウのうち成体雌1頭に水心嚢, 心筋や心内外膜の点状出血がみられ, 肉眼所見でダニ媒介性のリケッチア感染, 水心症(Heartwater)と診断された。
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